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共感覚を言葉と絵で伝える

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共感覚で見えるもの、感じるもの。そして、共感覚での苦悩について。ありのままを書いています。
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#エッセイ

共感覚記事ハイライト

共感覚記事ハイライト

共感覚記事が多くなってきたのでわかりやすくまとめました。ここに載せていないものはマガジンより読めます。

共感覚マガジン共感覚の発信をするきっかけになった出来事

【人気記事】ディスレクシアと共感覚による弊害の小説の読みづらさの克服実践

共感覚とディスレクシア議事録

私が伝えたいこと

共感覚と【思考】

共感覚アートについて

共感覚の生きづらさを無くす方法

私の共感覚について

共感覚と

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共感覚アート個展の実現に向けて

共感覚アート個展の実現に向けて

ライブペイントの舞台を終えて、次の目標が何もないのは嫌なので、来年中に個展をやろう!と考え動き始めた。

都内で小さなギャラリーを借りて、土日2日間くらいの小規模なものを行おうと考えている。まずは場所探しということで、インスタで「共感覚アートを受け入れてくれそうな街」とアンケートを取り、1~2位になった地域に絞って探してみている。

やはり都内、値段もそこそこにするところばかりで予算との兼ね合いも

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音に包まれる色は描きやすい【共感覚アートメモ】

音に包まれる色は描きやすい【共感覚アートメモ】

共感覚アートは、感情・人やものへの印象・音楽を色にしてアートとしていくが、描きやすいものと描くのに時間がかかるものがある。

私の共感覚は思い出すと脳に色が浮かぶというものが多く、人やものへの印象は特にそれらの反応を示す。感情は一時的にその色に溺れるような感覚になるが、あくまでもその一瞬、その感情を持ち合わせている時に限る。

その時その時の感情自体を都度再生するというのは共感覚を持っていない人間

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12/3COLORFUL大阪に出演しました

12/3COLORFUL大阪に出演しました

3日に大阪にて、COLORFULというイベントに出演してきた。

密着取材のテレビ局の方にも引き続き来ていただいて、賑やかな1日だった。私は舞台に立ち、ライブペイントを行った。

悔しいことに、何か月かに及んだ嫌がらせのストレスでずいぶんと太ってしまった醜い体を全国に発信してしまうことが気がかりだが、これも生身のドキュメント…ということで生暖かく見守ってほしい。

アートは、メインは音楽をもとに描

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ロ(ろ)と口(くち)の境界線ー共感覚研究協力

ロ(ろ)と口(くち)の境界線ー共感覚研究協力

今回も前回同様、京都大学にて行われた共感覚研究協力について書き留めておく。

研究ではカラーチャートと文字や名前を使い、1文字にどの色が見えているかチャートから選んで書き込んでいくものだった。カラーチャートは大きくずっしりとしていて、赤や青ひとつにも細かな種類のものがあった。

また、色を感じない場合はそのように書くよう言われた。実際に銀色のような透明のようなそんな文字が私もいくつかあった。

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共感覚と「脳」の個性

共感覚と「脳」の個性

少し前の話になるが、京都大学で共感覚研究協力をしに伺った。テレビ局の方も来ていただき、私自身色々と不明だったことの質問も聴くことができた。

共感覚で最も多く記録されているのは私の持つような色と繋がる共感覚だそうだが、ふと疑問に思うことがあった。

「なぜ、そういった共感覚が起こりうるのか。」だ。

初歩的でかつ重要な部分を私はなかなか見つけることができなかったので、質問をすることにした。答えとし

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伝えたいことが、伝わらなくても。

伝えたいことが、伝わらなくても。

共感覚を伝えに行く場に行けば必ず言われる「初めて聴いた」「聴いたことはあるけどよくわからない」の声。大半は前者で、私の説明で初めて聴いたという人がほとんどだ。

私が共感覚についての発信を辞めない理由は、続けることで必要な人に必要な情報が届き、それがオフライン上にも発展していき、親子だけでの理解だけでなく社会全体の理解、そして特に子供に関係するお仕事に従事されている方の理解を深めるためだ。

なぜ

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【共感覚と自己理解】音で色を観ながら、違いを感じる

【共感覚と自己理解】音で色を観ながら、違いを感じる

アートのように描く私の文章は突然書けなくなる。感覚的文章なのだ。

というのが、noteの更新を休んでいた言い訳。また少しずつ書いていこう。

とあるコンペに参加し、共感覚アーティストとしてテーマに沿った絵をこの間から20枚ほど描いている。人の印象とは違い、随分と描きやすく感じる。

そこで感じた興味深い、ある「違い」を記録しておこうと思う。

「愛」をテーマに5枚の絵を描いてほしいと依頼されたと

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怖がることは何もない。もう、一通り経験したのだ。

怖がることは何もない。もう、一通り経験したのだ。

共感覚の絵を何カ月もかけ、やっと手元に送ることができた。まだ送れていない人も今週中には送れるだろう。人の印象で共感覚アートを描くということの大変さを知った私は、受注再開の見通しは立てない。待たせる間の心苦しさは、余計に絵を描けなくさせた。

その代わり自分の感情を描いたアートを多く描いて、今年中に一度くらいは展示会に出展したいなあ。いいところがあるといいけれど。

グループ展ではなく個展もやってみ

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特性を武器に生きる

特性を武器に生きる

人の悲しみが自分の悲しみのように、人の痛みが自分の痛みのように感じることがある。この現象にわざわざ名前を付ける必要はないと私は感じているが、名前をつけて安心する人がいるならつければいいと思う。

心痛む事件があると、まるで自分が体験したかのように心身が痛む。癒してあげたくても私には何もできなくて、弔うことしかできないこともまた不甲斐ないと感じる。

こういった感じ方には何か、落としどころがあるのだ

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あなたはあなたの幸せのために

あなたはあなたの幸せのために

これを読んでいる人は人にばかり気を取られず、自分のことを見つめる時間を作っているだろうか。

自分を見つめる時間。自問自答の時間だけでなく、好きだと感じることをしている時間もそうだ。自分で自分を幸せにさせている時は、自分を見つめる時間の中では最も重要に感じる。

共感覚を深く知り、伝えていこうと動きはじめてから私の中の「共感覚」という特性をじっくりと見つめていくこととなった。

自分の中の出来事な

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世界を、ごくごくと飲み込め。

世界を、ごくごくと飲み込め。

先月から、表現や演劇にかんするレッスンに行きいろいろなことを学ばせていただいている。とても楽しく感じ、新たに知識がつくことがわくわくする。

私は今まで自己表現にスポットをあて自身の発信を続けてきたが、それにさらに磨きをかけるためにありのままの自分の状態が輝いていないといけないということ。

それが表現者としてのスタートラインだということがわかった。

演劇の世界はとても奥が深い。以前にも書いたか

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「描けない期間」を通して知る共感覚ー共感覚アートー

「描けない期間」を通して知る共感覚ー共感覚アートー

週末から引き続き晴天だったので、今日は絵を描いている。先程3枚描けたから栄養チャージのつもりで文章を書き始めた。

なかなか描けないと嘆いていた共感覚アートを、やっと進められそうだったため土曜日から取り掛かっていたのだが、デジタルにある下書きと呼吸が上手く合わさらず、本当にこの色なのか?という疑いが晴れず、土曜日は描くことが出来なかった。

それでも描こうとしたら久しぶりで絵の具のストックが足らず

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都内開催トークショーのお知らせ

都内開催トークショーのお知らせ

東京都文京区にあるサンクチュアリ出版様で、トークショーを開催することが決定しました。

専門家ではないが、「共感覚を言葉で伝えるアーティスト」として共感覚当事者からの視点や、自分の伝えたい想い、自分自身が行って自分を受け入れることができたワークなどを通し自分らしさを受け止め、共感覚だけに限らずすべての人が生きづらさを少しでも軽減できる思考になれるトークセッションを行います。

生きづらさを感じずに

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