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#舞台感想

心を動かされた演劇や舞台についてのレポを募集します! 作品名のハッシュタグと一緒に投稿してください。

人気の記事一覧

舞台感想 宝塚歌劇 宙組特別公演 ル・グラン・エスカリエ

約9か月ぶりに再開された宙組特別公演を観てまいりました。 ショーを観劇してこんなに胸が熱くなり、涙がこぼれるのは初めてかもしれません。 宙組生の懸命のパフォーマンスに胸が熱くなります。 初日の幕が開くのが怖かっただろう。 「恐怖」や「不安」を胸にお稽古したのではないだろうかと想像すると、こんなに素晴らしくパワーにあふれた作品に仕上げてきた彼女たちのプロ意識に脱帽します。 プログラムの写真を見ていても、固い表情をしているように見えて、撮影時の緊張を感じます。 なのに、実際に観

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舞台『ハザカイキ』のすすめ — 三浦大輔による巧みな演出/丸山隆平という、人に寄り添う役者/恒松祐里の制御力 —

劇作家・演出家・映画監督である三浦大輔氏のオリジナル作品の主人公の名前は、すべて“菅原裕一”である。そしてその恋人の名前は“鈴木里美”、友人は“今井伸二”だ。同じ人間だというわけではない。名前が同じ理由は、過去のインタビュー記事によると、「考えるのがめんどくさいから」「それほど意味はない」「似たような駄目な男が登場するので、 統一したら面白いかなと思ってやっているというだけ」だという。 二十何代目か、の菅原裕一が登場するのが、舞台『ハザカイキ』である。 三浦氏の3年ぶりの新

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オルカン運用を始めて、こういう日もある😅 『下がった時こそ、買い付ける』というマイルールを徹底していくだけ😌 長期投資であると言い聞かせながら、コツコツと貯めていく💚 円高と株安の影響は考えられるものの、年単位であれば「右肩上がり」であるので、焦らず上がる時を待つのみ💴

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75分の一筆書きで魅せる世界「滑走屋」

思いもよらぬことはいつも突然、目の前にあらわれる。いいこともそうでないことも。その瞬間が訪れた時どうするか、瞬発力を試されるように。 指折り数えて楽しみにしていたアイスショーの公演2週間前、携帯・スマホに限って撮影OKの号令がかかった。 iPhoneSE第2世代を使って4年目。バッテリーのもちが悪くなって、今年あたり機種変せなあかんかもなぁと思っていたところにこのニュース速報。脳内で「今でしょ!」と叫ぶ声がした。その日の夜から毎夜バックアップをとり、その週末(公演1週間前

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Show must go on - Endless SHOCK - May 2024

 帝国劇場に初めて足を踏み入れたのはレ・ミゼラブルの初演だった。  あの日から、何度足を運んだかわからない帝国劇場。  だが、その中でどうしてもチケットが取れなかった演目がある。  堂本光一が主演する「SHOCK」である。  BlueskyやXに感想を載せようと思ったが、パフォーマンスに対する好印象とは対照的に、脚本や物語の設定、演出等に対し、シビアな感想を持ったため、短文ではどうしても言葉足らずになりミスリーディングになることからnoteに書き起こすことにした。  演目に

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バレエのキャスト変更、代役について思うこと

はじめに2024年の世界バレエフェスティバル・全幕プロ「ラ・バヤデール」は入手困難なプラチナチケットなのですが、ソロル役のキャストがキム・キミンからヴィクター・カイシェタに変更になったからか、チケットがリセールサイトによく出てくるようになりました。 私はキム・キミンもヴィクター・カイシェタもどちらも見たことありますが、2人とも高身長でとても美しいダンサーで、むしろ変なのをアサインせずに代役でトップレベルのカイシェタを連れて来てくれるなんて本当に有難いと思いました。 とは

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ミュージカル『ダブリンの鐘つきカビ人間』(ただの感想)

名作『ダブリンの鐘つきカビ人間』(後藤ひろひと脚本、ウォーリー木下脚色・演出。以下、今回上演版を今作、過去作を含めた作品全体を本作と記す)がミュージカル化されると聞いた時、跳び上がるほど嬉しかったが、反面、不安にもなった。 あの『イカ焼きポンポン』は、『ラブ・ミー・テンダー』は、そして何より『群馬水産高等学校校歌』は…… 「ヘンな人形」は、「妙な笛」は……そして何より「馬」は…… 本作、後藤ひろひと(大王)座長時代の遊気舎で1996年に初演されたものを、2002年「PARC

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ABCお笑いグランプリ感想 #42

7月7日に行われた 【第45回ABCお笑いグランプリ2024】ご覧になりましたか? 私は用事があり後日、録画で見ましたが面白かったです。 私が観て思った事を書きます。 【ABC漫才 落語新人コンクール】がはじまり。 2012年から現在の【ABCお笑い新人グランプリ】の名称に。 私が見ていた【ABC〜】は漫才の新人コンクールかと思うくらいチャンピオンが落語家ではなく漫才師でした。 今回、出場した芸人は、コントやピン芸人など色々なジャンルから出場されています。 ダウ90

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エンタメ性と批評性の両立は可能か 「モダン・ミリー」

 先日、「モダン・ミリー」の初日を観劇してきた。2020年の中止を経て、2022年再演、今年は再々演になる。私は、原作映画も前回の上演も未見だが、前情報として「ブロードウェイでは上演が中止されている」ということが分かっていた。「中止」というより、「禁止」と言った方が分かりやすいかもしれない。そうなっている理由は2つ考えられる。 ①劇中に中国人差別と思われる表現があること ②主人公の第一の目標が結婚であること  この2つの問題をどのようにクリアし、再演が許可されたのかという

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Welcome BACK to the Moulin Rouge!(『ムーラン・ルージュ!・ザ・ミュージカル』2024再演 各チーム・ペアの初日感想)

ただいま! あの夏の熱狂が蘇る…というか私タイムスリップしてるのかな?初日はそんな感覚が強かった。キャストボード撮影のために並んだり、帝国劇場の内装と外装を撮影しまくり、余裕を持って着席してプレショーを観劇し、そして開演。何もかもが懐かしいなという気持ちで埋め尽くされそうになりつつも、2024年の新しい、日本ならではの『ムーラン・ルージュ!・ザ・ミュージカル』でした。 どうして私この作品がこんなにも好きなのだろうと昨年突き詰めて考えたつもりだったけど、“豪華絢爛”の裏側に

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舞台メディスン ネタバレ感想 #田中圭

最初に観た感想と解釈、進化し続けるメディスンを見終えて感じたこと。 兵庫での神回と壮絶回。 ハプニング&カテコ集、脚本感想などパートごとに分けました。 目次から、各項目に飛べます。 舞台メディスン 感想と解釈舞台はおそらく一年に一度、ジョンが精神病院から出られるか、隔離を継続するのかが試される日。 登場した瞬間から、ジョンの仕草や表情、落ち着きのない挙動。無邪気すぎて幼児性のある表情などに純粋さと危うさが垣間見えて、胸がザワザワするような違和感を感じました。 ジョンはワ

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舞台化の難しさ

6月某日、池袋の東京芸術劇場にて、舞台化されたコナンを観に行ってきました。 あ、今『名探偵コナン』を思い浮かべた方。 ハイ、残念。 こちらのコナンですよ。  昭和世代の私としては、毎週夢中で観ていた懐かしのアニメなんですが。 再放送される度に繰り返し見て、ついには奮発してVHSビデオを買い集める程、好きでした。 あぁ…あの頃は、思いもしなかったんです。 ビデオのテープは、そのうち伸びたりキズがついてヘロヘロになり、寿命が来ることなんて。 ディスクなんて新たな文明の利器が

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伊藤ふみやに、正邪のカリスマに、京山陽春に、ありがとう

 カリスマdeステージ ~おかえり!カリスマハウス~ 全14公演お疲れさまでした!前回に引き続き、本当に素晴らしい舞台でした。本公演に関わったすべての方に感謝を。  タイトルの時点で察していただいているとは思いますが、こちらは伊藤ふみや兼京山陽春のオタクによるふみや中心全通レポという名の感想となります。当たり前のようにネタバレ盛りだくさんです。本当にふみやの話ばっかりしています。100%自分の記憶で書いているので、若干の記憶違いとかはご容赦ください。あとめっちゃ長い。一気読み

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ミュージカル 「ラフへスト〜残されたもの」 観劇レビュー 2024/07/27

公演タイトル:「ラフへスト〜残されたもの」 劇場:東京芸術劇場 シアターイースト 企画・制作:エイベックス・ライブ・クリエイティブ×coSept 作:キム・ハンソル 演出:稲葉賀恵 日本語上演台本:オノマリコ 音楽監督:落合崇史 出演:ソニン、古屋敬多、相葉裕樹、山口乃々華 公演期間:7/18〜7/28(東京) 上演時間:約1時間55分(途中休憩なし) 作品キーワード:韓国ミュージカル、ラブストーリー、時系列交錯、泣ける、成長物語 個人満足度:★★★★★★★☆☆☆ エイベッ

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舞台『ヒストリーボーイズ』を観劇

7月21日、池袋の劇場「あうるすぽっと」にて、舞台「ヒストリーボーイズ」を見てきました。 英国ローレンス・オリヴィエ賞やトニー賞を受賞した作品です。 物語は… 作:アラン・ベネット 翻訳:常田景子 演出:松森望宏 2,024年7月20日(土)~28日(日)あうるすぽっと 新木宏典 アーウィン 片岡千之助 デイキン 小西成弥 ポズナー 定本楓馬 スクリップス 國島直希 ラッジ 白又 敦 ティムズ 納谷 健 アクタール 前嶋 曜 ロックウッド 小田龍哉 クラウザー 長谷川初

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【演劇】『三人でシェイクスピア』(劇団鳥獣戯画)

 2024年7月23日(火)、池袋のシアターグリーンにて、劇団鳥獣戯画の『三人でシェイクスピア』を観ました。感想などを記載します。 ■『三人でシェイクスピア』とは シェイクスピア(1564〜1616)は、イギリスの劇作家・詩人・俳優です。説にもよると思いますが、執筆した戯曲数は37本と言われています。  その37本の戯曲を、三人の俳優が90分の芝居に凝縮して紹介するのが、『三人でシェイクスピア』です。元々は海外で創作されたお芝居です。  日本でも三人の俳優で上演されていま

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舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」にたどりつくまでの話し

こんにちは。MAKIです。 本日は、記事のタイトルにもあるように、私がハリーポッターと呪いの子を見にいくまでの私の話しを書きました。 こちらが舞台の感想です。 感想と言っても、アクセスパフォーマンスの話がメインになってしまい、舞台を見ての個人的な感想をあまり書けていませんでした。 そんなこともあって、別記事になってしまいましたが、今回は感想も混ぜながら書いています。 上の記事もあるので、順番がぐちゃぐちゃしていますが、この記事も上の記事と合わせて読んでいただけると嬉

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【観劇記録】舞台『モンスター・コールズ』初日公演 PARCO劇場

2023年11月にPARCO劇場に『月とシネマ』を観に行った際、ロビーのラックにあった『モンスター・コールズ』のチラシが目に留まった。 仮チラシだったが、青い木のイラストがどこかおどろおどろしく、“モンスターは真夜中すぎにやってくる”というコピーも興味が湧いた。ハートフルな話やポップな話よりもダークな作品のほうが好みなのと、出演者に名女優の銀粉蝶氏が名を連ねていたことで、「これは初日に観よう」とその場で心に決めた。 舞台『モンスター・コールズ』は、イギリスの作家パトリック・

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私の座る席・観る所

座る場所によって違う観え方があり、それぞれの良さがある。 あなたはコンサートや舞台、ライブなどを観劇する時に座る席についてどんなことを感じていますか? 私は座席がわかるまでの間『前方席だったらいいなぁ〜』『できたら真ん中で最高の舞台を浴びたい!』などチケットが届くまでの間ドキドキしながら座席、すなわち『私に与えられし観劇ポジション』について思いを馳せています。 前方がもちろん嬉しいのですが、今まで観劇して来た中で前方席でなくてもとても届くものが多かった体験や、後ろの席か

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舞台 「流れんな」 観劇レビュー 2024/07/13

公演タイトル:「流れんな」 劇場:下北沢ザ・スズナリ 劇団・企画:iaku 作・演出:横山拓也 出演:異儀田夏葉、今村裕次郎、近藤フク、松尾敢太郎、宮地綾 公演期間:7/11〜7/21(東京)、7/25〜7/29(大阪)、8/3〜8/4(愛知)、9/6〜9/8(広島) 上演時間:約1時間40分(途中休憩なし) 作品キーワード:田舎、ヒューマンドラマ、家族、テクノロジー、泣ける 個人満足度:★★★★☆☆☆☆☆☆ 今年(2024年)には『モモンバのくくり罠』(2023年12月)

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