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舞台メディスン ネタバレ感想 #田中圭

トラム観劇分、兵庫観劇分、ハプニング&カテコ集、脚本感想のパートごとに分けました。
目次から、各項目に飛べます。



舞台メディスン 感想

私にとっての全てのトラム観劇が終わりました。
トラムで三回観た時点での感想をざっくりと大まかに書き留めておきます。

ラストシーンまで完全ネタバレしているので、これから観劇する方は、ブクマお願いいたします。観劇後に思い出して見に来ていただけると嬉しいです。



舞台はおそらく一年に一度、ジョンが精神病院から出られるか、隔離を継続するのかが試される日。

ジョンはワクワクニコニコした様子で、着替えのスーツを手に部屋に入ってきて、
ここを出られるかもしれないという期待を口にします。

ところが、希望を込めた大切な日なのに、部屋には誰かが散らかしたままのパーティーの残骸。
時間を無駄にしたくないと、大急ぎで片付けるジョン。


最後まで見ると、この特別な日そのものが、
ジョン自身の口から精神病棟に留まりたいと言わせる方向に、誘導するための日なのではないかと感じました。

隔離を続けるかどうかの更新の確認なのか。
制度的に本人の意思で入院していると言わせる必要があるのか?
もしくは出たいとゴネないように、ここにいるのが身のためだと納得させたい?


何も説明が無くても、田中圭さん演じるジョンの仕草や表情。落ち着きのない挙動、無邪気すぎて幼児性のある表情などに胸がザワザワするような違和感を感じます。


※公式に倣って、奈緒ちゃんをメアリー。えり子さんをメアリー2と表記します。


劇の初めの方から、ジョンが入っているのは精神病棟であるというヒントが散りばめられています。

ペンを与えられない話。メアリー2がペンで首や目を刺す仕草。
ペンを与えると危険だという暗示。

薬を飲んだ後、口を開け、ベーッと舌を出して飲んだことを見せ、本当に飲んだか確かめる。
飲んだふりをして貯めておいた安定剤などを、オーバードーズや自殺に使われないために。


そして、メアリーの音声テストで最初に流れる音声。

一度舞台を最後まで見てから二回目を観ると、
音声テストが、ジョンの精神が崩壊するトリガーになった事件の断片だったことがわかります。


産湯の途中で放置され、転落して頭を打った時の記憶。

いじめられた時の記憶。

19歳で、教会で絶叫した時の記憶。


そのほかにも、ジョンが書いた脚本にそって、2人のメアリーがジョンの人生のエピソードを演じていきます。

生まれた時に『死んだ魚みたいに』産声をあげず、しばらく入院していた。そのため退院まで母親に抱いてもらえなかったこと。

親がネグレクト気味であった。
母親が性的にふしだらであることに嫌悪感を持ち、恥じていた。

それなのに、やっとできた初めての友達の気を引くために、ジョンは作り話をしてしまった。
心の中で特別な存在だったセイラとの、ありもしない性的な作り話。しかも、軽蔑していたはずの母親の性的なイメージをなぞって。
その嘘がいじめっ子にバレても、友達は庇ってくれなくて。
セイラの存在を汚した自分への後ろめたさ。初めての友達に裏切られ、みんなの前で致命的に辱められたことは、何重にもジョンの心を壊してしまいます。

そして、19歳の時に教会で絶叫し錯乱した事件をきっかけに、精神病院に入院させられたのです。



どこまでが現実で、どこからが妄想か。
それすらも答えをもらえない物語。

最後に年老いたジョンの声が聞こえたことで、
私は、時系列もわからなくなりました。

このテスト自体が過去の記憶で、年老いたジョンの声が今の現実なのか。
もしくは、年老いたジョンの声が聞こえることで、これからもずっとここに閉じ込められたまま年老いていくジョンの未来を暗示しているのか。


メアリー2が、混乱したジョンに安定剤のような注射を打ったことでも、さらに謎が深まりました。

役者であるメアリー2に、注射を打つ資格があるのか。
このテスト自体が仕組まれたことだから特別に許されているのか。
それとも、妄想だから整合性が取れていない、という暗示なのか。


妄想といえば、舞台上に作られたガラス張りの小部屋も、ジョンの頭の中のように感じられました。

記憶の中のセイラやヴァレリーが登場し、メアリー2が突風に襲われたり、閉じ込められたりする部屋。

単に便宜的に空間を仕切られているだけでなく、ジョンの記憶の中でも、仕切られた場所。
部屋で過ごすセイラ、存在を奪われたヴァレリーなどの不確定要素。記憶の隙間を埋める推察や想像の部分。

ジョンにとって不都合な存在であるメアリー2に起こる不思議。妄想的な要素が含まれた場所でもあります。


この病院で出会ったヴァレリーと心を通わせ、無惨にも無理矢理引き裂かれるエピソード。

メアリーが、ヴァレリーの役を演じている途中で、ジョンに心を寄せていくシーンがあります。

何を言ってるの?とジョンが戸惑った様子からも、ジョンが与えた脚本のヴァレリーを逸脱したことがわかります。

予定通りに戻そうとするメアリー2を閉じ込め、ジョンの心に寄り添うメアリー。

過去の苦しみにずっと囚われているジョンに、今を感じるよう、未来に目を向けさせようとしているように思えて、
見ていて胸が熱くなりました。


ジョンの孤独で辛い人生の中で、ヴァレリーとの思い出が、ジョンを支える幸せな記憶であったように、
メアリーと過ごしたこの時間も、ジョンの人生を照らす、幸せな思い出になっていてほしいです。


自分の頭の中が、自分のものであったことがない。

自分が他の人とは違うから。

自分がみんなと全然違っていて嫌われているから。

半狂乱になるジョンが繰り返す、断片のような叫び。
繰り返し、繰り返し、自分を縛る呪縛のように。拭えない呪いのように。
悲壮な叫びが続きます。


最後にジョンは自分の口から、
自分はここにいるべきだと言葉にします。

それこそが、この一日の真の目的であったかのように。


今回は、私にとっては珍しく、かなり早い日程で舞台を見られることになったので、
SNSの感想だけでなく、公式さんやパンフレットの情報までも完全にシャットアウトして、まっさらな気持ちで見てきました。

長ゼリフが売りだとは聞いてなかったはずなのに、圧倒的な熱量とセリフ量に、観ていて打ちのめされました。


以前の舞台の長ゼリフの際に、インプットのことばかり言われるけど、大変なのはアウトプットとそのスピード...と言っていたのを思い出しました。

覚えることのすごさには凡人も想像が付くので、そこを驚きがちですが
あの熱量とスピードでそれをアウトプットしていくことが、俳優としてのテクニックなんでしょうね。


また、地元で何度か舞台を観る機会があるので、どのように進化していくのか、
大きな劇場で観るとどんな感じなのかを
楽しみにしています。

また、舞台音楽を担うだけでなく、
演者として、ナマのタイミングで効果音を入れるドラム奏者の存在が、この舞台を唯一無二のものにしていました。


兵庫公演を観終えて、感じ方が変わったところもありましたので、『全てを観終えて感じたこと』を追記しました。そちらもお読みいただけると嬉しいです。


兵庫公演 感想

兵庫初日

兵庫初日 走り書き
後で追記し、整えます

まず、私が観たのはトラム序盤で、それ以降も変化し続けているというのを聞いていました。

なので私の比較は、トラム序盤と比較してのものです。

私がトラムで観た時は、ジョンはパーティーの片付けの時の挙動や表情に幼児性が強く、違和感を表現していると感じました。

兵庫初日のジョンは、幼児性はあまり感じず、神経質で落ち着きがなく、自信なさげな挙動不審で違和感を表現しているようにも見えました。

ジョンは後半に行くにつれ、迫力と悲壮感を増し、ジョンの感情にこちらも飲み込まれる感じがしました。

メリーは慈愛を増し、ジョンにますます感情を深く寄り添うことで、観ているこちらもより哀しくなりました。メリーの涙が流れるのにつられ、こちらも涙が止まりませんでした。

メリー2は、前回はもっと攻撃的で、ジョンに対して拒絶するような態度に見えました。
今回は、割り切れない何かを抱えているようで、ロブスターを脱いだ時には堪えれないような複雑な感情が溢れていました。


パーティーの片付けシーンは、割とコミカルで可愛い印象を受けていたのですが、その辺りが割とバッサリカットされた印象でした。

私は毎回テープを剥がす上でのアクシデントを楽しみにしている節もあったのですが、予想以上にアクシデントありすぎたのかしら。テープ、風船などの小道具を使っての演出があっさりめでした。


舞台の広さをどのように兵芸に合わせたセットにするのかと思っていましたが、割と幅いっぱいに使っていました。
奥行きは、前を1メートル弱ぐらい使用せず奥に引っ込んでいたように感じました。兵芸の標準仕様なのか、そこはわかりません。

白井さんを、最後ロビーでお見かけしました。
関西で見覚えのある名店の紙袋を持っておられましたが、関係者の方からの差し入れでしょうか。

カテコは、思ったよりあっさり。
左右へは手を捧げず、上方のみ。
私の視界からは、ほぼみなさんスタオベ。


ゼリー、プリンを食べるとき、笑顔でニコニコしていたけど、踊りは小さめ、リズムを刻む程度(私が観たトラムは、ちょっとステップも踏んでいた)

ゼリーは、途中はキュービクルの横で食べていて、後半は部屋の中で。
お着替えは、キュービクルのドアは全開だけど、キュービクルの中でしていた
前方、下手(シモテ)だと見切れそう。

ジョンの首のところに、ヒモのようなものが出ていて、マイクの線かな?と思いました。
もし、明日は無かったら、ただのヒモだったのかも。笑

兵庫2日目マチネ

兵庫初日は冒頭から少し年齢高めの神経が立ったジョンだと感じたのですが、
今回は可愛さもありつつ、繊細で狂おしく壊れそうなジョン。

これは、見た場所によるのかも知れないけど
私が今まで観た中で過去イチくらいました。

途中から嗚咽を堪えるので精一杯の
神回でした。

ジョンはまた、幼児性を秘めた可愛らしいジョンに戻っていて、それを慈しむようなメアリー。


メアリー2は、リアムの衣装の時からもう泣いていて、メアリー2の葛藤に打ちのめされました。


発作を起こしたジョン(半狂乱で叫び狂うジョン)をスマホに収めるミッションを遂行するときも、より苦しげに見えました。



ラストシーン
モヤのかかった舞台の真ん中に、静かに寄り添うメアリーとジョンは、尊いという言葉がピッタリで。ひとつ上の精神世界にまで辿り着いたように見えました。


メアリーは、元々このミッションに葛藤があり、メアリー2のことが心配、と言っていたのも、こういうことに慣れて平気になってしまっているメアリー2が心配だという気持ちも含まれているように思えました。



半狂乱になるジョンの動きは、大きな舞台スペースを味方につけたように、ますますダイナミックに。

カテコでは、体にくっついているマイクを剥がしてしまったみたいで、深いお辞儀の際にマイクがピロピロとぶら下がって揺れていました。


トラムより大きな舞台や、客席や音響のサイズ感

2日目マチネでは、新しいスケール感を完全に物にし、味方につけたようなダイナミックさを感じました。

兵庫2日目ソワレ

兵庫公演の中で、田中圭さんが一番美しい回でした。
白く透き通り、顔はシャープになり、横顔は儚く消えそうで、口元が少しいつもより青みを帯びていた。
めちゃくちゃ後出しジャンケンなのですが。
もしかして、疲れ切っていたのでは?

田中圭24時間テレビの時に、疲れるほどに白く透き通り、青みを帯びて美しく儚くなる田中圭。とあんなに語り合っていたのに。

もうこの時、極限状態だったんじゃないの?と今思い至って泣いてます。

ゆったりと物悲しく感じた回でした。
見え方、感じ方は私の座る位置にもよります。

今までで前後左右に一番中央の席で、全体を正面から俯瞰で見れる位置でした。



兵庫楽

ジョンの魂の叫びの壮絶さにに飲み込まれた
兵庫楽でした。

本人的に不本意かもしれないのであえてSNSではタグはつけませんでしたが。
万全じゃない体調を、役の苦しさ、悲痛さ、ままならなさに消化するとは、
まさに役者になるために生まれてきた人。

固唾を飲んで見守りつつ始まったけど、

そこを消化して生まれた新たなジョンにスタオベと4回目のカテコを願って拍手をし続けました。


最初にキュービクルに入って少しセリフを言ったときから、2回ぐらい声が裏返り。
おかしいな、と思ってオペラグラスをのぞいてみると、声が枯れているだけでなく、熱もあるのかな?と感じました(ただのオカン的心配です。根拠無し)
舞台で声を酷使しすぎたのか、ホテルの空調が合わなかったのかもしれません。


枯れた声を上手く使い分けることで、ジョンの悲壮感とリアリティーへのギアがもう一段上がったように見えました。

今までの舞台で、早く大きく叫んでも滑舌良く聞きやすく、強く通る声だと感じていました。


今回は、掠れをハスキーな囁きに変える瞬間など、強弱をつけ叫びをセーブすることで、あえてメリハリを強調するかのようなトーン。

自分も風邪を引いたときに経験がありますが、途中で急に声が出なくなり、息しかでない、なんてことにならないために、
発声を変えたのだと思います。


掠れて言い直したところも1箇所だけありました。
舞台で言い直したのを聞いたのは初めて。
それもまた感情を抑えきれない様子で、必死に生きているジョンでした。


赤いワンピースを着たジョンが、最初に叫びだすところで、後ろの音響機材で見守る奈緒ちゃんの顔が良すぎて、
私はその顔にさらに号泣スイッチを押されてしまいました。

僕はここから出られると思う?と言う言葉の頼りない響きを聞いた時、いつも涙が止まらなくなるのですが
過去イチ悲しく響いて、もう私の心が無理でした。

最高に魂を揺さぶられました。
お疲れ様でした。


全てを観終えて感じたこと

全体の大枠と感想は最初のトラム感想のところに書きましたが、自分の分の観劇を終えて、感想も変化してきました。

開幕頃より熟成し、進化した舞台。
小さな箱から、大きな箱に変わった変化。

脚本を読んだり、観劇後に友人と話したり、離れた友人とLINEで話したり、感想を読ませてもらったり。

ますます強くなった想いや、新たに感じたこと、
特に好きなシーンについて、残しておきます。


『僕はここから出られると思う?』
このセリフで毎回、私はパブロフの犬のように号泣スイッチが入ってしまいます。

と言うのも、あの赤いワンピースの狂乱シーン。
ジョンがやっぱりここを出られない人なんだと、観客がズドンと実感した瞬間に落とされる、ジョンの祈りのようにも、懇願のようにも聞こえる頼りない響きのセリフ。

ジョン自身もメリーがダメだと思っている気がして確かめたのか。

本当に出られるかな?出たいな?という気持ちで言ったのだとしたら、無理だとわかっている私には、一層悲しく聞こえるのです。

私が個人的にめちゃくちゃくらった兵庫2日目マチネ。この回に、メアリー2を目の前で見て、メアリー2の捉え方がガラッと変わったことも要因です。

私が一番変化を感じたのはメアリー2でした。


メアリー2は、最初に見た時にはヒール役のように思えました。
私の理解が浅かったせいもあると思うのですが、実際、最後のセリフは役者に対して冒涜だと言っていた『良かったわ!』という言葉を、ジョンとメアリーに捨て台詞のような強い口調で投げ捨て、去って行きます。

兵庫でみたメアリー2の最後のセリフは、シンプルに、じゃあ!というような別れ際のセリフでした。

何より、ロブスターに着替えるところから、時にはもうリアムの時から、強いヒール役を演じながらメアリー2は涙を流していました。

私がめちゃくちゃくらった兵庫2日目マチネ。
メアリー2を目の前で見て、見方が変わったことも一つの要因でした。



ジョンの子供時代の暗闇に差す光だったセイラ。閉鎖された精神病棟で、夢見た世界ごと奪われたヴァレリー。
失った存在と自分の傷を反芻して生きてきたジョンにメアリーが脚本ではなく自分の言葉で語り始めるシーン。

メアリーの声とヴァレリーの音声がズレては重なり、そのうち脚本を離れ。ウィッグを脱ぎ捨て、素のメアリーに戻りジョンを解き放とうする。
二度目に観るとそのズレていくセリフの意図など細かい意図がわかり、涙腺崩壊でした。



私はこれでいいの?すり減っていいの?ジョンが可哀想だと思わないの?メアリーは自分自身にも問いかけているようで。

メディスンが必要な痛みや苦しみはジョンだけのものでなく、
メアリーもこの劇で傷つき、日常でも救いを求めている。
恋に落ちたかったメアリーは、恋にも似た形で老人のジョンを救う。
メアリーもまた、ジョンを救うことで、自分も救われたように感じました。


メアリーに捧げる詩を読み終わったジョンの深い深いお辞儀。
圭くんが演じ終えて深いお辞儀をするように。
ジョンも自分の傷の繰り返しではなく、新しい物語をメアリーに捧げて、満足気にお辞儀をしたように見えました。

正解のない、見る人に委ねられた物語だけあって、メインビジュアルのグラデーションカラーのように、観る度に違うニュアンスでみえるメディスン。ナマの舞台は本当に贅沢なものだと噛み締めました。




ハプニング集&カテコレポ

トラム

◆2024.5.11マチネ

ハプニングは、ジョンが床に貼られたガムテープを剥がすところ。

丸めたガムテープをゴミ箱に捨てる時に手のあっちにくっつき、こっちにくっつき苦労していて。最後にエイ!っと強めに振ると、どこかに行ってしまうガムテープ。
頭にくっついていました。笑

ジョンのちょっと幼児性のある動きと相まって、めちゃくちゃ可愛かったです。

カテコ3回目でスタオベ
出て行くドアから覗く笑顔が嬉しそう。



◆2024.5.11 ソワレ

この時のハプニングも、ガムテープの粘着力が強くて、ジョンのサンダルがガムテープに持って行かれていました。
誰か!粘着力の弱いガムテープ買って来てあげて〜!笑

もうひとつは、風船を割るところ。
潰しても潰しても割れずに、最後は足で踏んで割っていました。
風船の空気も、パンパンに入れてあげたい。笑
でも可愛いので、このままでもいいかな。笑

カテコ3回
スタオベ無し。ほぼほぼ最後列だったので、私が立ってもつられて立ってくださる方がいると思えなくて、断念。
心から良いと思っていたし、私にとっては限られた遠征のうちの貴重な1回なので、
スタオベで感動を伝えられなかったことが、とても心残り。

情熱と、人生を賭けた俳優という仕事に日々励んでいる田中圭さんに、目の前で賞賛と尊敬を贈ることができるなんて、こんなに幸せなチャンスは他にないと思っています。

もちろん映画やドラマの感想をファンメでお伝えしたり、SNSや noteに書いてはいますが、目の前で、演じたてのホヤホヤの熱い感動の思いを贈れるなんて。

私にとって、感謝をスタオベで伝えるに値しない回なんて一度も出会ったことがありません。
スタオベしたかったなぁ。と、ちょっとだけしょんぼり。


◆2024.5.12 マチネ

カテコ3回目でスタオベ。
初回は前方で、自分の目でスタオベを見ることはできなかったけど、
今回は最後列から満場のスタオベを見ることができて圧巻。
圭くんもオールスタンディングを見ると嬉しそうにしてくれるし、その顔をみるとまた泣いてしまいます。
ドアから捌けるとき、ガラス窓からひょこっと戻って覗くような仕草で両手お手振り。

兵庫

◆2024.6.15 ソワレ

カテコの途中でマイクを剥がしてしまう現場をみました。田中圭に戻ったら、体にくっついてるものを早く剥がしてしまいたいんだね。可愛い

マチネもやっぱりマイクは自分で早々に外してしまったんだろうな。

大きく両手を振り上げ、身体を捻って演者紹介の身振り。
これはこの回だったと思うけど、メモする前に立て続けに観て、早くも記憶が混乱。他の回と混じっているかも。

ふせったーが調子が悪くてログインできないので
ふせったーに書くようなことですみませんが

私が観た回の中で、最初の仮着替えの脱ぎっぷりが一番思い切りの良い回でした


◆兵庫楽

トラムでは、アナウンスが終わっても諦めずに拍手をしていたら戻ってきてくれたと聞いていたので、なんとしても楽日は諦めずに拍手したいと思っていました。

予想外のことに心をさらに打たれた回となり
みなさんも同じように、明かりがつきアナウンスが終わっても、鳴り止まない拍手が続きました。

4回目のカテコに出てくれて、胸がいっぱいで、カテコでまた号泣しました。
消える前にはドアの中から、2回目のお手振り。めちゃ可愛かったです。

最初のフライングお着替えのシーンでは
トラムで少しズボンを下げるだけだったのが
兵庫公演で見た時は、だんだんズボンの下げ方が大きくなっていき
兵庫楽では、下まで行ききっていました。

ハプニングは、ゼリーを食べるスプーンを受け取りそこねて落としたこと。
ペッペッとズボンで拭いて使っていました。
小学生男子のように。笑

それを見て、え?使うの?と驚いたような奈緒ちゃんのリアクションも可愛かった

風船は、中々割れず、中々割れないことを楽しんでいるかのよう。もっと割れなくても良いと思ってるかのような様子でした。
それも楽日のお祭りっぽくて良かったです。

上手く剥がせたガムテープは、ゴミ箱に捨てるところで服にひっつき、勢いよく捨てた時に、追加でゴミ箱に放り込んだのはゴミ箱の枠ですよね?
それ、捨てるところと違う〜!と終わってから友達と笑いました。


皆様に感謝

いつも、noteにスキ♡❤️をたくさんいただき、ありがとうございます。(感涙)
いつのまにか、3000スキを超えていました。
大感謝!嬉しいです!書くモチベです。
いつも長文をお読みいただいて、めちゃくちゃ感謝しています。
憧れのトラム観劇でのレビューで、記念の3000スキをいただけたのも、とても嬉しいです。
いつも読んでいただいている皆様に、改めて日頃の感謝を込めて🥹🙏🏻


トレーラー

心に留めて置きたかったシーンの断片のようなトレーラー。蘇る感動


メディスン脚本を読んで(編集中)


最初は、日本語訳が出れば買いたいなぁとのんびり思っていて、原作を読むつもりはなかったのですが、イギリス在住のお友達とLINEで脚本の話をしていて、英語での表記で見たいという気持ちがムクムクと湧き上がり。
興味を引かれて夜中に早速Amazonで取り寄せました。



当初は本の形で手元に起きたくて、取り寄せたのですが、なかなか届かず、Kindleで購入しました。結果それが良かったです。
スマホで翻訳がしやすいので。
Kindleの翻訳機能よりも、iPhoneの翻訳機能の方が、私にはわかりやすかったです。

それにしても、自動翻訳では舞台を観ていてこそ頭にシーンを思い浮かべることができますが
カタコトすぎて、やっぱりイメージするのは困難。日本語の脚本が出ればいいのにと思いますが、実現は難しいんでしょうね。


前後のキャスト表記なども含めて、わずか69ページなので、文字を追うだけならサクッと1時間足らずで読めます。
でも、深く味わい、目を閉じでこのシーンを思い浮かべたりしながら、二度、三度と読むとあっという間に時間が経ちますね。

ラスト部分、私が友人と話していて一番衝撃的だったジョンが狂いゆくシーンは、脚本だと完全に常軌を逸した異常性を感じました。
白井さん版では、ジョンの正気と狂気の狭間。狂い切った部分と、狂いきれない狂おしさのさじ加減に、観ていてより入り込める切なさを感じました。


(続く)

覚え書き 何度か出てくるsourのそれぞれのニュアンス

Mid-haka


作品への感想はここまで

ここから先はただジョンが可愛い可愛いというファンの戯言なので、作品感想を読みたい方はUターンでお願いします。


ジョンの愛でどころ



あとはもうただシンプルに、回を重ねるごとにジョンの可愛らしい仕草が愛おしくて。

脚本を胸にギュッと抱きしめるところ。

オレンジゼリー、orマンゴープリンを小動物のように口先でちびちびと食べる口元。

その時、ちょっとノリノリに首や膝でリズムを取りながらクリッとした目で興味深く見つめている回もあれば。
少し夢心地で無心に食べ、ボーっと見つめている日もありました。




田中圭ポイント


風船の四苦八苦はファンサ。

ガムテープ芸もファンサ。


最初に着替えかけて止めるところ。
トラム序盤に見た時は、ちょっとズボンをさげかけて止める、という感じでした。

兵庫では、パンツの下の太ももが見えるところまで下がっていたのでビックリ。

兵庫楽で床まで下げ切ったのは、完全にファンサ。
舞台のボルテージが上がると、ズボンは下がるバロメーター(知らんけど)

ふせったーと、ふせったー合言葉

メディスン感想←合言葉

ふせったーの内容はこれです。

脚本との違い(ネタバレ)マジメな話はnoteに書きますが、タナカー的重要ポイントを。
脚本ではジョンのお着替えともぐもぐタイムは右手ブースのカーテンの中で行われます。




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