お題

#舞台感想

心を動かされた演劇や舞台についてのレポを募集します! 作品名のハッシュタグと一緒に投稿してください。

急上昇の記事一覧

+2

謎解き音楽会『ムジカーリッシュ!コンサート』へ

【木ノ下歌舞伎】三人吉三廓初買

 2024年9月16日(月・祝)、東京芸術劇場プレイハウスで、木下歌舞伎の『三人吉三廓初買』を鑑賞しました。記録を残します。  なお、東京での公演は、9月15日(日)〜9月29日(日)で、その後、長野、三重、兵庫と続くようです。 ■はじめに(1)木ノ下歌舞伎について  インターネットの公式HPによると、木ノ下歌舞伎は、木ノ下裕一さんが主宰する、歴史的な文脈を踏まえつつ、現代における歌舞伎演目上演の可能性を発信する団体です。2006年より京都を中心に活動を展開しているとあり

レッドカーペットを躍るように歩こうか

【名女優】・・・それは役に入り切れる女優を言う。役に入り込む為、演じる前のプライベートな人格を観る者たちに忘れさせる。役に入り込んでいるその女優本人もプライベートな人格を忘れ去っている。それが【名女優】。 【大女優】・・・それはプライベートな人格を宿したまま役を演じる女優を言う。俗に『何を演じても〇〇という女優は〇〇という女優のままだな』と評されるような女優。役を演じている女優本人もプライベートな自分自身として役を演じている感がある。それが【大女優】。 【目覚めた人】た

ミュージカル 「ファンレター」 観劇レビュー 2024/09/19

公演タイトル:「ファンレター」 劇場:シアタークリエ 企画・製作:東宝 オリジナル・プロデューサー:カン・ビョンウォン 台本・歌詞:ハン・ジェウン 音楽:パク・ヒョンスク 演出:栗山民也 出演:海宝直人、木下晴香、木内健人、斎藤准一郎、常川藍里、畑中竜也、浦井健治、大鷹明良(声の出演) 公演期間:9/9〜9/30(東京)、10/4〜10/6(兵庫) 上演時間:約2時間40分(途中休憩20分を含む) 作品キーワード:韓国ミュージカル、ラブストーリー、文学、ヒューマンドラマ、泣け

【演劇】セチュアンの善人(劇団俳優座)

 2024年9月21日(日)、俳優座劇場で、劇団俳優座の『セチュアンの善人』を観劇しました。記録を残します。 ■はじめに 『セチュアンの善人』は、ベルトルト・ブレヒト(1898~1956)の作品です。私は、これまで「ブレヒト」の名前は聞いていたのですが、作品を観るのは、今回が初めてでした。  また、私は観劇するとき、本で調べることがあります。その中の1つが、春風社から出版されている『エッセンシャル・シアター 西洋演劇史入門』です。今回は、この本からの引用も含むと思いますし、

私は何故こんなにも「RENT」に惹かれるのか?

今年も東急シアターオーブで観てきました〜♪ 私が初めて「RENT」と出会ったのは16歳の頃。お世話になっていたカメラマンさんに 「え?RENT見てないの?」と心底びっくりされたからです。 その方とは文学などのお話をよくしていたので、驚かれたことに私が驚きましたし恥ずかしく思った記憶があります。 なのですぐレンタルをして映画を観てみたのですが・・・当時は何が良いのかさっぱり分からなかったです。 カメラマンさんがあんなに熱く語っていただけに良さがわからなかった自分は「センスが

関西歌劇団第104回定期公演

<カヴァレリア・ルスティカーナ:道化師>   関西歌劇団の第104回定期公演の初日を吹田市民会館メイシアター大ホールで観劇しました。素晴らしかったです! 凄い!凄い!ブラボー!  全編イタリア語を流暢に歌い上げ、声量もさることながら、どの方もこぶしが効いており、迫力ある舞台でした。メイシアター大ホールは、舞台左右に縦書きの日本語字幕が出て、見やすかったです。 カヴァレリア・ルスティカーナ p.マスカーニ作曲   恋愛の修羅場ばかりなのですが、愛するが憎しみに変わる瞬間な

(感想)誰かが誰かを思う

(以下、筆者Xより転記) 演劇ユニット浪漫好『ミッションハピネス』鑑賞。親友の結婚式を成功するために苦心するウェディングプランナーの話なのだけど、本当に結婚式だった。おめでとうございます! 受付からもう式場で、スタッフも黒スーツで、会場も白い布で飾られている。素敵なウェディングドレスに、思い出の写真を載せたウェディングロード。みんなで仲間を祝おうという気持ちが感じられた。そういうところが浪漫好にはあるなあと改めて思う。 作中には、披露宴の余興として「メモリープレイ」とい

舞台 「バード・バーダー・バーデスト」 観劇レビュー 2024/09/20

公演タイトル:「バード・バーダー・バーデスト」 劇場:すみだパークシアター倉 劇団・企画:南極ゴジラ 脚本・演出:こんにち博士 出演:揺楽瑠香、瀬安勇志、古田絵夢、ユガミノーマル、端栞里、井上耕輔、ボクシン・トガワ、和久井千尋、九條えり花、こんにち博士、ミワチヒロ、藤井憂憂、岡本ゆい、亀島一徳、鱒(演奏)、U乃(演奏)、柴田碧(演奏) 公演期間:9/19〜9/23(東京) 上演時間:約2時間10分(途中休憩なし) 作品キーワード:恐竜、青春群像劇、舞台美術 個人満足度:★★★

2024年再演版のヨーロッパ企画『来てけつかるべき新世界』〜近未来はもうすぐそこまで

今日はヨーロッパ企画の公演『来てけつかるべき新世界』で下北沢 本多劇場へ。 公演の告知がありすぐにチケットを購入してからこの日を待ってました。 昨年10月の第42回公演『切り裂かないけど攫いはするジャック』以来なので、およそ1年ぶり。 今回の『来てけつかるべき新世界』は初演が2016年。 第61回岸田國士戯曲賞も受賞している作品で、僕は劇場では観られず、後日U-Nextで配信されたものを観た。 本作は舞台がディープ大阪の新世界で(あの、じゃりン子チエの舞台です!)全編

『朝日のような夕日をつれて2024』

「これはみなきゃ、いけない気がする。」 ある時期から、SNSにやたら『朝日のような夕日をつれて』に関する投稿が現れるようになった。 心当たりはないが何らかの理由で、AIに「『朝日〜』に興味がありそうな人間」と判断されたのだろう。 始めは特段気に留めていなかったが、情報に触れてくにつれ、この『朝日〜』に関する投稿が、異様な熱を帯びていることに気がつき始めた。 『朝日〜』って何か全然知らないけれど、文字からどうしたって伝わってくる興奮に、「これはみなきゃ、いけない気がする

【ガチャとは】 舞台 「球体の球体」

https://www.umegei.com/kyutai-no-kyutai/ 劇場に入ると「????の作品を展示しております」的な場内アナウンスが流れている。ちゃんと聞き取れないまま、席につく。落ち着いてよく周りを見てみると、何やら舞台に上がって「美術作品」を鑑賞できるらしい。 そう、本作の舞台である「美術館」たる(シアタートラムの)舞台に上がり、そこに展示されている本作のモチーフである「作品」を間近で鑑賞することができるのだ。 天才か展示されているのは、「スフィア

"信じ続ける願いの力"~「ゴースト&レディ」とディズニーシー「ビリーヴ!」~

Bonjour! こんにちは 私、「これをやりたい!やる!」って思ったときにパッと動ける体質みたいで。今それなんです。 今日は午後休を取って17時からディズニーシーに出かけて、帰ってシャワー浴びて、日付超えてます。 体は疲れているけど、とても楽しく充実していて、何より頭が冴えてしまった。。 なので、保存してたゴースト&レディの記事を書こう!いや、今書くんだ!と思い立ってパソコンに向かっています。。笑 東京公演が完売してしまった劇団四季の『ゴースト&レディ』。 この人気ぶ

舞台 「ワタシタチはモノガタリ」 観劇レビュー 2024/09/14

公演タイトル:「ワタシタチはモノガタリ」 劇場:PARCO劇場 企画・制作:PARCO PRODUCE 2024 作:横山拓也 演出:小山ゆうな 出演:江口のりこ、松岡茉優、千葉雄大、入野自由、富山えり子、尾方宣久、橋爪未萠里、松尾諭 公演期間:9/8〜9/30(東京)、10/5〜10/6(福岡)、10/11〜10/14(大阪)、10/18〜10/19(新潟) 上演時間:約2時間35分(途中休憩20分を含む) 作品キーワード:ラブコメディ、青春、脚本家、舞台美術、笑える 個人

ミュージカル「上海花影」観劇感想

 こんにちは、雪乃です。今日はMono-Musicaの新作「上海花影」を観てきました。  というわけで感想です。ネタバレを含みますので未見の方はご注意ください。 ◇  香港返還に揺れる時代の上海の裏社会を舞台とし、〈虞美人〉と呼ばれる「何か」の正体に迫りながら、登場人物たちの思い、そして「内」と「外」が絡み合い進んでいくミュージカル。当時の時代背景も深く関わっているので、観た後にも調べながら深く楽しめる作品です。  スリリングで文学的、深遠なるサスペンス。国同士の思惑や

【身体とは】 ⅲZØ新作公演 「HOMEostasis Transistasis」

変わりたい、変われない、変わらない。 年齢を重ねれば重ねるほど、変われない自分に辟易する。 でも、どれだけ年齢を重ねても、変わりたいと思う自分に呆れることもしばしばである。 ブレーキとアクセルを同時に踏んだまま、なんで私は変われないのだと勝手に憤り、挙げ句の果てにへとへとになって眠りにつく。側から見たら、一ミリも進んでいないのに。 それでも人は、外に向けて働きかけずにはいられないのだろうか。全身で、「私はここよ」と言わずには生きていかれないのだろうか。 どんなに傷つこ

劇団四季 ゴーストアンドレディ 感想

(※ネタバレあり)原作未読、前情報ほぼ無しで観たものです。 鑑賞後、漫画も購入しました。 ~魂を揺さぶる、この美しい2時間に触れてほしい~ 実際は休憩込みで2時間50分のようです。 自分には、まさに生で観る映画。という感覚でした。 演劇くささが無いといいますか、曲調やセリフなどが他の四季作品よりもサラッとして染み込んでくる印象です。 ですのでミュージカル苦手な人にもぜひ観てほしい・・・。 そういう枠を超えて人を感化させるエネルギーに満ちた作品だと思うので、 できるだけ多く

「ミネムラさん」は本当にいたのか?~劇壇ガルバ公演 舞台『ミネムラさん』~

元東京サンシャインボーイズの主宰だった三谷幸喜の最新映画『スオミの話をしよう』が全国公開されている2024年9月、新宿の小さな劇場で俳優の山崎一が主宰する劇壇ガルバが、舞台『ミネムラさん』(以下、本作)という、「ミネムラさん」……ではなく「ミネ……ナントカさんのはなし」を上演していた。 本作『ミネムラさん』の主役は峯村リエ(ナイロン100℃)。 とはいえ、彼女が自身を演じるわけではなく、あくまでも物語としての「ミネムラさん」を演じている。 本作では、3人の作家が別々に書い

舞台 「三人吉三廓初買」 観劇レビュー 2024/09/15

公演タイトル:「三人吉三廓初買」 劇場:東京芸術劇場 プレイハウス 劇団・企画:木ノ下歌舞伎 作:河竹黙阿弥 監修・補綴:木ノ下裕一 演出:杉原邦生 出演:田中俊介、須賀健太、坂口涼太郎、藤野涼子、小日向星一、深沢萌華、武谷公雄、高山のえみ、山口航太、武居卓、田中佑弥、緑川史絵、川平慈英、緒川たまき、眞島秀和 公演期間:9/15〜9/29(東京)、10/5〜10/6(長野)、10/13(三重)、10/19〜10/20(兵庫) 上演時間:約5時間20分(途中休憩25分、20分の

球体の球体を速報で語りたい

私は新原くんのことを姫と呼んでいる。 これには理由があって、まず第一に私が大好きな作品の25時赤坂での配役のあさゆきがあまりにも王子と姫だからと言う点。演じてくれた白崎由岐がかわいすぎてその時にどうしても姫と呼びたくなってしまった。 カピバラ王子と姫。 うん、なんてしっくり(異論は認めます) 第二にきいたくんと居る新原くんがあまりにもかわいすぎる点。お世話を焼いてあげて、ツッコミを入れてあげて、フォローしてあげて、なんてできた妻なんだろうという点。あ、さっそく姫じゃなくて妻と

『シュヴァルツ・ゼルドナー』がカッコ良すぎたから共有したい

爆走おとな小学生『シュヴァルツ・ゼルドナー』2024.09.19〜09.22@中目黒キンケロ・シアター ※この文章は日記アプリに書いたものをコピペしたものです。誰かに読ませる前提で書いたものではないので読み辛い箇所があるかと思いますがご容赦ください。 正直なところ、ゼルドナー部隊の面々のビジュアルを見た時、キャラクター性の強さを感じすごく良いと思ったのと同時に不安もあった。キャラクターが強過ぎて、作品に入り込めるかなって。今作はどうだろうと思い観劇したところ、想像以上の内

舞台感想その2 宝塚歌劇 星組公演 記憶にございません Tiara Azul-Destino-

星組公演を観てまいりました。 二度目、三度目の観劇をまとめて、舞台感想その2としてみました。 ちなみに、一度目の感想はこちら 舞台感想 宝塚歌劇 星組公演 「記憶にございません」「Tiara Azul 」  |おとぼけ男爵 (note.com) 二階席からの見え方 一度目は二階B席から 二度目は下手側の二階S席から 三度目はセンターに近い二階S席から 二階席からは全体を観ることができるので、ダンスのフォーメーションなどが美しく見えます。ただ、客席降りの時は、疎外感

幸せのはじまり/絶望のはじまり(20240920_マリオネットホテル観劇)

※ネタバレを含むため、未観劇の方、ネタバレを嫌う人はご遠慮ください 前書き 大好きなTRUMPシリーズ!の最新作!!! さらにダリちゃんの話!!!! となれば観に行くしかない。 染ちゃん参戦の時点でダリの話かな?と期待していて本当にダリだった時の喜びといったら… TRUMPを最初に観劇した時、ダリ卿あまり好きじゃなかったんだけど、グランギニョルからのCOCOONでダリが一番可哀想では?と思うくらいには思い入れが強くなっている。 あ、ソフィはLILIUMでやらかし、マリゴも

ひなたごっこ『みちなる』 の感想。

作・演出/松森モヘー(会場:元映画館) 『みちなる』という演劇の制作過程。作・演出を担当する人物がいなくなってしまったため急遽作品を作らないといけなくなったが脚本は迷走。 日本大学芸術学部在籍中の藤田澪と山本愛友による演劇ユニット。学生劇団の旗揚げだが、旗揚げ公演は演劇界の呪術師松森モヘーが手掛ける。 山本が松森による『せいなる』に参加したことで今回が実現したとのこと。 演劇を描くメタ演劇は松森が得意としている手法であり、今回も得意の作風である。だが、マンネリに陥るどころ

通ってしまいそうを超えている

面白くて通ってしまっています。 今の私は純弥さん暁人さんの芝居が面白くてたまりません。 篠原演芸場で行われている「Team純弥公演」恋川純弥さんを座長に、今月のために集まったメンバーの劇団です。 メンバーの一人、劇団暁の座長、三咲暁人さんもワクワクさせてくれる方。純弥さんと中心になり芝居や舞踊ショーのアイデアを考えているようです。 私はお二人がやりたいことに興味があります。だから、毎日違うお芝居や舞踊ショーにまんまとハマってしまった。初日以来、休演日と1日を抜かして全

¥100

舞台『12人の淋しい親たち』配信視聴

今年の5月中旬頃に配信レンタルをやっていた『12人の淋しい親たち』 富田麻帆さんが出演していらっしゃったので視聴 その時にぐわ~~~っと書いていた感想、もとい心の叫び声が残っており、読み返したら生々しくておもろ~笑となったので投げておく ひとまず当時のものを弄らずぺっと貼ってしまうので、体裁とかは勘弁 感想というか、かなり「独白」という雰囲気になっている ------------------------- 主導権を握ろうとしているデカい声が凄く苦手で、だから結構見てい

【観劇記録】NODA・MAP「正三角関係」~最後に思わず涙~

すごいものをみた!という第一印象! もともと地方出身なのですが、 電車で気軽に「博多座」へ 行ける場所に引っ越してからというもの、 観劇が好きになりました。 博多座は外からみたら一見大きく見えるのですが、非常にコンパクトなつくりで、 3階席からでも十分役者の表情が見える。 (細かいところは双眼鏡で) なのでけっこう気軽に、 自分が気になる人(推し!笑)が出ていたら 見に行き出し、それから生ものの演技にどはまり。 今まで見てきたものも、 何れ感想としてnoteに残せたらなと

5通目¦舞台『邪魚隊』、劇団ドラマティカ『魔女とお菓子の家』感想。

お手紙失礼いたします。 このお手紙では、以前観劇した2作品の感想をお話したくて。 今回書かせていただくのは、舞台『邪魚隊』、劇団「ドラマティカ」ACT4『魔女とお菓子の家』です。 感じたことを、というより、観客として楽しんだ記録です。 舞台『邪魚隊』舞台『邪魚隊』に行ってきました。 純粋にわくわくしながら楽しんじゃいました。 劇場に行って、舞台を見るのは本当に久しぶりで。とっても楽しかったです。 内容や演出もエンタメ色が強く、映像をふんだんに使っていたり、わかり

舞台感想 ミュージカル 七色インコ

七海ひろきさんが七色インコを演じるミュージカル「七色インコ」を観てまいりました。 手塚治虫原作の作品です。 手塚作品、色々見たり読んだりしています。 「リボンの騎士」とか「ジャングル大帝」とか「鉄腕アトム」は子供の頃にアニメで見ていました。 「ブラックジャック」とか「火の鳥」はもう少し成長してから、読んだり、映画を観たりした記憶があります。 しかし、「七色インコ」は存じ上げませんでした。 こりゃ、読まなくては…… ということで、e-bookで購入しました。 7巻までありま

今夜はblastに躍る

9月13日(金) 朝から偏頭痛の予兆 かかりつけ医で痛み止めを処方してもらい、夜の公演までに落ち着いて欲しいと願う 午前中にも関わらず、数時間で車内は灼熱 帰るまでに軽く熱中症 帰宅後 痛み止めを飲むも、ピークに達してダウン 最悪 1日潰れた 夕方 ようやく効き目が出てひと安心 陽が沈んでも余韻が熱い 今日は初ブラスト 何度か、公演のCMは見たことがあるけどタイミング合わず、今回はたまたま地元テレビ局の告知で知り、チケット購入に間に合った リピーターも多いみ

舞台「あれから」2024

”前川優希”という俳優を推し始めて数年、はじめて彼の演技を見ていられないと心の底から思った。 こんなにも直視することが苦しくて仕方が無いのに、ヒデの辿る道から目を逸らすことも出来なかった。 それはきっと確かにあの場に「三輪秀仁」という男の人生が存在していたからだと思う。 さて、今から舞台「あれから」の感想を書かせてもらうのだけれど、少しだけ自分語りをさせてもらってもいいだろうか。興味のない方は回れ右してね。 本来はきっと書かなくてもいいのかもしれないけれど、どうしてもここを

舞台「ボクの穴、彼の穴。」を観てきたんだな

舞台「ボクの穴、彼の穴。」を観てまいりました。 本当に久しぶりの表参道でした。ワタクシ、30年以上前に今回の劇場・スパイラル近くに勤務していたんです。 その後も何度か訪れておりましたが、ここ数年はとんと表参道に来る機会も減り…。特にスパイラル付近はいつ?と思ったら、ここ1年以内に来てました。おい! まあ、そんな事はともかく舞台です。 ワタクシが観たのは ボクチーム (井之脇海×上川周作)でした。 先ずは 井之脇海さん。 ワタクシにとっては、映画『トウキョウソナ

16年前の9月

私は16年前に猿之助さんの歌舞伎に出合いました。 8月の自主公演「亀治郎の会」でした。 母の影響で小学生の頃から時代劇をTVでよく観ていました。人生の初観劇は千葉真一さんが主催していたJACです。 中学高校時代は演劇部に所属。女子校だったので男役もしたし、裏方も好きだったので演出みたいなこともしました。 当時は小劇団ブーム。三宅裕司さんのラジオが好きで、スーパーエキセントリックシアターをよく観に行っていました。平行して劇団四季も時々観ていました。 学生時代で観劇熱は

おわら恋唄「恋川純弥芸能生活45周年特別公演」

9月11日12日、北区にある北とぴあ つつじホールで行われた「恋川純弥芸能生活45周年特別公演」に行ってきました。 8月で45才になった純弥さんは芸能生活も45周年です。 2日間3公演の公演を全て観てきました。 お芝居と舞踊ショーの二本立て。普段の大衆演劇の小屋ではなくホールです。広い舞台を使った純弥さん演出のお芝居と舞踊は新鮮で心憎いものばかりでした。 特にお芝居「おわら恋唄」を楽しみにしていました。 この公演のために脚本家の坪田塁さんが書き下ろした作品です。最近

¥100

【衝撃】舞台に土をまく 春の祭典 千秋楽感想レポ

#舞台感想 #春の祭典 #千秋楽 劇団四季や舞台は大好きでよく見に行くのですが、 ダンスだけの表現は全然通ってこなかった私。 元々声優から演技に興味が出たので、 身体表現という今まで触れてこなかったジャンルに興味深々、、、! わくわくしながら観劇することに。 ほぼ前知識なく、乙女たちが死ぬまで踊るお祭りを見るとだけネットでさらっと読んでました。 休憩中、ざわざわとしだす観客たち。 30分も休憩かなんか長いな~~ すごくトイレに立つ人多いな~~とのんきに思っていたら んん

舞台観劇感想『ミュージカル新テニスの王子様The Fourth Stage』大阪公演編

どうも、東京公演遠征でも台風に見舞われホームの大阪公演でも台風に翻弄されたテニモンです。(なんとか観劇できました) 遠征を断念された方、大迂回して来られた方達も沢山いらっしゃったみたいで……皆さんお疲れ様でした😭 大阪千秋楽を無事に迎えた今、日々薄れゆく記憶と感想の雑ログを残しておこうと思います。  長々書いてたら1万字を超えてしまった。  今回のテニミュはUー17W杯準決勝 作中世界ランク1位のドイツ戦です。 私は手塚、平等院、ビスマルクのファンなので「推し選手達の試合

舞台『A Numberー数』『What If If Only―もしも もしせめて』

舞台『A Numberー数』(2002年初演。以下、『Number』)、『What If If Only―もしも もしせめて』(2021年初演。以下、『What』)のキャリル・チャーチル作品(広田敦郎訳)が2本立てで上演されたのは、演出を務めるジョナサン・マンビィ曰く、『この2本はテーマが共通しているんです』。 『What』(約20分)、『Number』(約60分)の順で上演された芝居を観ながら私は、「共通したテーマ」とは「人生」ではないかと思った。 2作は、舞台中央に置か

宮オム第七弾『愚れノ群れ』を観劇して

『愚れた先のズレた世界』 『俺らは正しく間違ってきた』 赤澤さん演じる潤輝が言うこの台詞がこの舞台を的確に表現している。 普段あまりこういうのは書かないし初めてのnoteだけど、舞台から3ヶ月ほど経って改めてBDを見たことで誰かに感想を聞いほしくて居ても立っても居られなくなった。なので正確にいうと観劇ではなく視聴かもしれない。 この舞台は一つの「國崎會」という疑似家族と二つの親子、そして三組の幼馴染が登場する。 メインは橘親子と孝雄、潤輝、ヤスの幼馴染だが他の國崎會の構

『破門フェデリコ~くたばれ十字軍~』PARCO PRODUCE2024

2024年8月29日(木)19時 @PARCO劇場 ¥12,000 蔵さん主演の舞台に、凛ちゃんと穂先くんが出る!というので勇んでチケットを取った。ずいぶん早い時期に某特別先行抽選予約申し込んで、当選して発券したらめっちゃ後ろの方の席だった。しょぼーん。こんなんなら普通のパルステ先行で取った方が良かったんじゃ・・・。パルステ先行ではいつも良席だったからちょいショックだった。まあしょうがない。チケットは運だからなあ。 『君子無朋』で中国の皇帝を演ったのが3年前。周囲に理解さ

コンテンポラリーダンスは現代アートなのか?

本日9月14日観に行ってきました。 以前にコンテンポラリーダンスに触れたことはありますが、ここまでハッキリとコンテンポラリーと銘打った演目を観たのははじめてでした。 プレトークでコンテンポラリーダンスは難解といった印象があるのか敬遠されがち、と言ったニュアンスの話をされていました。なるほど素人としてはやはりバレエと言えば華やかな古典を想像してしまいます。幸運というか、今まで触れたコンテンポラリーダンスが比較的分かりやすくて楽しい舞台だったこともあって、敬遠されがちというのが意

ここが好きだよ、劇団四季『ゴースト&レディ』①

初回観劇からかなり間が空いてしまいましたが、感想を残しておきたいと思います。 まずは敢えて、この作品の構成や好きなポイントのみに絞って触れます。また、私は初観劇時は原作未読でしたので(2回目の観劇までに読みました!劇場で紙の本も買いました♡)、原作との差異には深く言及しません。キャストさんごとの感想などは改めて別記事にしようと思います。 ※ネタバレしてます!ネタバレなしの記事はこちら↓ ゴースト&レディ、もう本当に私のための作品か?????というぐらいブッ刺さりでした。

日向は面白い絶対面白いたぶん

本日9月18日は大森靖子さんのお誕生日です!おめでとうございます! ちなみによく読み方を間違えてファンの方に怒られていますが、おおもり"せいこ"さんです。 多分けいおん!の作詞家である大森祥子さんと混同してる説 ちなみに明日9月19日に「本人不在の生誕祭」をやるそうです。 今回はそんな大森靖子さんのことが好きな魔法使い・日向りりさんのお話です。 1.恋人としては無理の感想9月6日~8日に舞台「恋人としては無理」にゆだりん役として出演された日向りりさん。私は初日である9月6

(感想)こうして舞台はつくられる

(以下、筆者Xより転記) 『公開ケイコ!』鑑賞。台本ができているところから(台本はネット上にて公開されていて観客も読んで来られる)、読み合わせ→稽古→調整→本番までを観客を入れて行ってしまう公演。という企画がもう興味深く、実際に観てもとても面白かった。 演出家と俳優にとっては稽古でありつつ本番になるわけで、観客の目がある場所で素を見せることにもなる。これは、普段の芝居作りでもいかに気を抜いていないか、ということの証明になるのだと思う。 観客は成果物しか観られないから、そ

【感想】劇団四季『アラジン』を見てきた

今まで興味はありつつ、「なんか独自のルールとか厳しかったらどうしよう…」「チケット代金が結構高い…」「感受性の特別豊かな人が見に行くもの…」という印象から敬遠していた演劇を見に行ってきました! 独自ルールは特になし 結論、独自ルールはそんなにないです。そもそも予約時点で座席がほぼ埋まっていて、選択肢がなかったので私は今回一番端っこの席を予約しました。終わったあとに気づいたのですが、通路側の席の人はなるべくギリギリに座席につくのがマナーらしいのですが、開始30分前くらいの早

舞台「正三角形」を観てきたんだな

舞台「正三角形」を観てまいりました。 *若干ネタバレ入ります 今回は 松本潤さん、 長澤まさみさん、 永山瑛太さんというもはや説明不要の3人が出演。 もともとプラチナチケットとなっているNODA MAPのチケットは ダイアモンドかエルメスのバーキンかと言うぐらい取りづらくなり。 いや、ダイアモンドやバーキンは別の意味で買えないけれど。 ワタクシも東京公演はボロ負けで、やっと手にする事ができた次第。それでも取れただけ素晴らしい。 美味しいかき氷も食べられたし。か

観劇レポ十三代目市川團十郎襲名披露巡業かぶきDOU其の76アフタートーク

いつもかぶきDOUを御愛顧いただきありがとうございます✨ 前々回の番組でもご紹介しましたが十三代目市川團十郎襲名披露巡業公演が行われています。 福岡では9/14(土)J:COM北九州芸術劇場大ホールで開催されました。 午前11時と午後3時の2回公演で行われ、私は午後3時の公演を観劇しました。今回は観劇レポートをお届けいたします! 祝幕 襲名披露公演でまず私たちが楽しめるのは祝幕のデザインですね💕                              飾られていたのは

二度あることは三度あるし、四度ある

おはよう☀こんにちはこんばんは🌕 今年2度目のnote更新です。またまた期間があいてしまいました… 今日は、1月29日(月)に観劇した朗読劇「ラヴ・レターズ」について書きます。出演はもちろん、岡本圭人くんです。相手役は圭人がとってもとってもお世話になっている若村麻由美さんです。(実は共演3回目!) 人生初めての経験 俳優だけでなく、アーティストや芸人、声優など様々なキャストと組み合わせで上演されており、今回は2024年の新春版として、岡本圭人が出演することになりました。

ミュージカル『憂国のモリアーティ』の話。

⁂はじめに⁂ いまだに、足を踏み入れた『きっかけ』が分からない。 "日比谷"の本作発足のニュースがあった時は、薄らぼんやりと見た記憶はあるけれど、本作の決定的な観劇には至らなかった。 原案の『シャーロック・ホームズ』シリーズに特別力を入れて読了しているわけでもなかった。コロナ禍の最中ではあったけれど、ただOp.3が大阪で公演があると聞いて、気が付けばふらっとチケット取ってふらっと劇場に足を運んでいた。 楽しかった。 2.5次元でも、こんなハイレベルな舞台があるんだなと

ハッピーエンド最高☆ ~ PRETTY WOMAN The Musical ~

ブロードウェイ。 海外に行く予定が無いので、縁も無いと思っていました。 んが、向こうから日本にやって来てくれた上に、知っているストーリー。 これは字幕表示で字幕が追えなかったとしてもイケる! 思い切ってブロードウェイを感じようとポチっとして、新国立劇場へいそいそと出掛けて来ました。 恐らくネタバレも何もなので、シュっと書きます! これからご覧になる方、御安心ください。 舞台の両サイドに字幕があります♪ (安村さん?とか聞こえない) ものすごーーーく、ざっくりし

2024.8 舞台感想 ナイロン100℃「江戸時代の思い出」

ナイロン100℃ 「江戸時代の思い出」 @兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール とりとめない覚え書き。 なので私がどれだけナイロン100℃や(その時代に出てきた)小劇場演劇が好きかとか、細かい説明は省きます。 観劇も、ナイロン100℃も、大変久しぶりでした。 ナイロン100℃の49th session「江戸時代の思い出」は、完全ナンセンスコメディ。 伏線回収なし!(笑)  とにかくKERAさん流の「気持ち悪さ」「コミュニケーションのすれ違い」などなどがぶっこまれてい