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#舞台感想

心を動かされた演劇や舞台についてのレポを募集します! 作品名のハッシュタグと一緒に投稿してください。

急上昇の記事一覧

舞台「球体の球体」観劇、今の気持ちを新鮮に保存したい

非常に偏った個人的な感覚で書いていきますので、合わない方は離脱してくださいね。 新原くんの初主演舞台として、本作が発表された時、自分が行けるかどうかは置いといて、めちゃくちゃ嬉しかった。自分のことみたいに。 だって私は「25時、赤坂で」が大好きで大好きで、その世界まるごと愛してやまない重症。 白崎由岐くんが俳優として、お芝居の世界で輝いてほしい、世間に見つかって売れてほしい、役者として夢叶えてほしいって、ドラマはフィクションだけど、ずっと本気でそう思ってる。 それと同時に、

自慢していいんだよ、君の“役”だって(『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2024/9/28マチネ エレファントチーム大千秋楽感想&井上芳雄さんのクリスチャンについて)

大好きな『ムーラン・ルージュ!・ザ・ミュージカル』が終わってしまいました。2年間、ほんっっとうに楽しかった。「終わらせたくない!」ってこの世の終わりみたいな気持ちで通っていたのに、実際終わってみると、当時は想像していなかったほど穏やかな気持ちです。寂しくないと言ったら嘘になるし、脳内上演は今だに継続しているけど、こんなに丁寧に、しかも大好きでこの方が居てくれたからこんなにムーランルージュを好きになってしまったんだと自覚せざるを得ない井上芳雄さんの手によって、ものすごく綺麗に終

シゲクサークルメンバーがnoteでの活動5周年達成!(241002)

シゲクです。 私が運営している「シゲクサークル」のメンバーである、丘澄絵梨奈さんが「noteでの活動5周年」「贈られたスキ11000回」を達成されました!おめでとうございます! note5周年。 note記事・リンク一覧(サイトマップ) 丘澄絵梨奈さん、おめでとうございます! 「シゲクサークル」は、「今日の注目記事」「note公式マガジン」「カテゴリートップ」「note公式Twitter」「2023年トレンド12選」に選出、「有料記事100回販売」「note毎日更新

舞台 「球体の球体」 観劇レビュー 2024/09/28

公演タイトル:「球体の球体」 劇場:シアタートラム 企画・制作:梅田芸術劇場 脚本・演出・美術:池田亮 出演:新原泰佑、小栗基裕、前原瑞樹、相島一之 公演期間:9/14〜9/29(東京) 上演時間:約1時間40分(途中休憩なし) 作品キーワード:芸術、アート、近未来、ホログラム、親子 個人満足度:★★★★☆☆☆☆☆☆ 2023年4月に上演された『ハートランド』で今年(2024年)の第68回岸田國士戯曲賞を受賞した、演劇団体「ゆうめい」を主宰する池田亮さんの新作公演を観劇。

【「正」とは】 NODA MAP 「正三角関係」

俯いて泣くこと勿れ。涙を流している時こそ、空を見上げる。すると、涙は火照った身体を冷やすように流れ伝い、そして大地に帰っていく。 8月に落とされた原爆の日を偲んで、花火は今年も各地で上がった。戦中で、花火師たちが上げたくても上げられなかった花火たちだ。それを見上げて、人々は歓声を上げる。 花火がもう二度と落とされないように。花火が、花火として打ち上げられる世界であるように。 イワンが物理学者であること、数式が多数出てくること、球形等が原子のモチーフであること等々から、か

朗読劇『chill moratorium』を観た話。

ずっと疑問に思ってた事。 『心理学』を学んでいる人間に『ミラーリング※1』を行う人がいる。 『釈迦に説法』ではないだろうか。 朗読劇『chill moratorium』 世界の続きを知るために。 あなたはアナタと成るために。 約130分の猶予期間。 『アナタは今までどれだけ"出逢い”ましたか』 ─── ・ 。☆☽☆゚.──── 私の”日常”にはよくある事。 この作品を観劇前に面白い動画に出会った。 ひとつは、かの有名な宗教団体の霊感商法。 ひとつは、解離性同一性障害

[劇団四季]ジーザスクライストスーパースターin彦根2024周辺のおいしいお店もご紹介!

劇団四季の全国ツアー!どの地域で観るか悩みましたが、いちばんスケジュールの近かった彦根にしました。 車でひこね市文化プラザへ。 観光する暇は無かったですが、 道中に町屋のような通りがあり、楽しそうでした。 到着 駐車場が広くて歩くのが大変でした。 コンビニやスーパーが近くにあるのでそこでコーヒーを買って時間調整してました! いよいよ入館!  初見の感想今回初めての観賞ということで、前情報はあまり入れずにきました。 四季のPVは観てたので、多分シンプルなセットだろう

亡き猫の「らしさ」の追憶

飼い猫が亡くなってから2か月半。 私も夫も「猫の不在」にじわじわダメージを受けつつある。 猫はそこにいるだけで、幸福な空気を生成し、まき散らしていたんだなと 改めて実感する。 「また新たな猫を迎えればいい」という考え方がある。 それ自体は全然悪いことではないと思う。 うちの猫はロシアンブルーだった。 猫種としての傾向はあるかもしれないが、 同じロシアンでも、性格がまったく同じということは当然あり得ない。 だから再びロシアンを飼うとしても、 「同じ」なのに「違う」ことに気

(感想)その人を構成する断片

(以下、筆者Xより転記) Theater I-O『鳥は神に向かって飛ぶ』が、出演者の体調不良のため演目変更となり、『ある男の日記』が上演された。西村優太朗によるリーディング的雰囲気の一人芝居だった。大きめの四角い台の上に、サイズが異なる手帳やノートなどが14冊並べられている。西村はそれを順に手に取り、読んでいく。 最初に読まれた文章は、確か2017年と言われていたと思う。日記らしき文章の一部を読み上げ、また別の日記を手に取り、読み、を繰り返していく。徐々に日記を書いた人物

15通目¦ミュージカル『七色いんこ』感想。

お手紙失礼いたします。 このお手紙では、先日観劇した作品の感想をお話したくて。 今回書かせていただくのは、ミュージカル『七色いんこ』です。 21日夜、28日昼と観劇させていただいて見て感じたことを綴ろうと思います。 いまだに感じたことを自分の中に落とし込めていなくて、非常にあっさりとした感想になってしまいました。 気軽にお読みいただけると嬉しいです。 いちにちめに思ったこと1日目。 『七色いんこ』の原作を知らずに見ていて。 前半はハラハラドキドキワクワクで。

ダウ90000第六回演劇公演『旅館じゃないんだからさ』再演大阪公演千秋楽感想

前置き「ダウ90000道上珠妃さんしか生で見たことない」状態からやっと脱することができた! ※昨春道上さんが出演していた『午前0時のラジオ局』を観劇していたため。 第三回〜第五回の演劇公演は配信で視聴していたが、劇場でダウのお芝居を見るのは初めて。 今回再演される第二回公演については、完全に初見であった。 西日本で公演を打ってくれると、日帰りできるのでありがたい……。 近鉄アート館大阪在住ではないということもあり、近鉄アート館でお芝居を見るのは初めて。 事前に座席表を

“これはサティーンという女性の物語”たらしめる相手役という存在の奇跡(『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』2024/9/26ソワレ 望海サティーン×芳雄クリスチャン ペア千秋楽感想)

『ムーラン・ルージュ!・ザ・ミュージカル!』、始まったばかりの大阪公演も、いよいよ今日が千秋楽。そして2年続いたこのお祭りの大千秋楽ですね。昨年の初演も、今年の再演の東京公演も大阪公演も本当に楽しんで、いまだに実感が湧かないけど、とにかく楽しく終われたら良いな! その前に……ムーランルージュを楽しみ尽くしたい(特に今年は色んなキャストの組合せを観たい)という気持ちとは別で、この2人のサティーンとクリスチャンを追うことに夢中だったと言っても過言ではない。追いかけ続けた、望海風斗

【観劇感想】Casual Meets Shakespeare 『MACBETH SC』〈コメディ〉

新宿村LIVEにて、Casual Meets Shakespeare 『MACBETH SC』〈コメディ〉を観劇させていただきました。 シリアスとどっちも見てからまとめて感想を書いた方がいいのかな、とも思いましたがひとまずコメディだけを拝見した新鮮な感想を残すつもりで先に書きたいと思います。全体の比較だったりまとめだったりはまたシリアスの観劇後に。 手垢のついた言葉ですが、もう本当に面白かったです。帰り道猛烈に「演劇が大好きだ〜!!!」と叫び回りたいくらいには素敵で楽しく

ロロ 劇と短歌『飽きてから』感想 飽きてから愛おしいものをこそ

少し前に、ロロ 劇と短歌『飽きてから』を観てきた ギリギリだけど配信終わる前に劇を見て思ったことがまとまったので、感想noteにします 以下すべて敬称略 とにかく鈴木ジェロニモが良すぎる メタ的な良さとキャラクターとしての魅力が両方振り切れている そもそもこの『飽きてから』を絶対に観に行こうと思ったきっかけは、鈴木ジェロニモの出演コメントの最後を読んだからだった なんて素敵な言葉だろうと思った 劇場に行ったら、少しは私の体もロロになれるだろうかと思った だから絶対に

ハウステンボス歌劇団「幸せなめぐり逢い」

ハウステンボス歌劇団、チームフラワーさんの「めぐり逢い ~心を繋ぐミュージック~」 芸術を愛するすべての人に観てほしい、そんな作品でした。 「あなたのファンより」 この作品のヒロインであるカトリーヌの元へ、ある時から「あなたのファンより」とだけ書かれた手紙と共に、音楽を学ぶための支援金が届くようになります。この作品はさまざまな形で音楽やバレエという舞台芸術への敬意と、それを支援する人々の熱い情熱について描いています。 芸術を志す人とそれを支援する人、そしてそれを演じる人と

ワタシタチはモノガタリ【観劇】

『ワタシタチはモノガタリ』を観劇するために渋谷のパルコ劇場へ行ってきました。 現実と虚構が交錯する演劇でした。 富子と徳人は文通友達であり「30歳になってどっちも独身だったら結婚しよう」と冗談まじりで約束していたのですが、徳人が30歳を直前に職場の女性と結婚を決めたところから話が展開していきます。 富子が文通内容を脚色してSNSに小説として投稿したところ、バズって、出版、映画化と話が進んでいきます。 果たして小説の結末はどうなるのか?映画監督や映画女優、更には虚構のミ

舞台 「バード・バーダー・バーデスト」 観劇レビュー 2024/09/20

公演タイトル:「バード・バーダー・バーデスト」 劇場:すみだパークシアター倉 劇団・企画:南極ゴジラ 脚本・演出:こんにち博士 出演:揺楽瑠香、瀬安勇志、古田絵夢、ユガミノーマル、端栞里、井上耕輔、ボクシン・トガワ、和久井千尋、九條えり花、こんにち博士、ミワチヒロ、藤井憂憂、岡本ゆい、亀島一徳、鱒(演奏)、U乃(演奏)、柴田碧(演奏) 公演期間:9/19〜9/23(東京) 上演時間:約2時間10分(途中休憩なし) 作品キーワード:恐竜、青春群像劇、舞台美術 個人満足度:★★★

ミュージカル Catch me if you can への重めの気持ちと観劇記録 〜2幕編〜

激長1幕感想を書き上げ早速2幕に入っていこうかな〜!毎公演、休憩時間は記憶を呼び起こしてツイートとかメモに残しておくのに必死だったな〜それもまたいい思い出!になってる😌動かないと毎回おしりの痛さでウガ〜ってなってたんだけどね()わたしのおしり事情はどうでもいいです。 でももう半分終わっちゃった😭って毎回寂しくなってたんだよなーーーー🥲一生終わらないでほしい。本当にキャッチミーが大好きです…。またやってね(まだ言う) 全部大好きなんだけど岩本さん出てこないシーンの感想少なめに

(感想)手と声が重なり合って

(以下、筆者Xより転記) Chiroru Market presents『手と声で語るおはなし公演』鑑賞。芥川龍之介『白』を、スクリーン映像と朗読と手話、宮沢賢治『土神と狐』を、手話を交えた演劇で表現。ゆったりとした語りに何度か登場する手話はなんとなくわかってくる。声と手が自然に重なり合うように工夫されているのだろうと感じた。 『白』は友達の犬の危機を見過ごしてしまったことから、白だった体色が黒になってしまった犬の、その後の償いの話。誰かを助けていく犬「白」の活躍の場面が

『球体の球体』           芝居したい高校生による観劇記

先日、21日ソワレ公演で舞台「球体の球体」を見に行きました! 一人でU25価格の席を予約していってきました。 それにしても私は普段今しか使えない割引を使いたいがために、高校生以下の料金で取り扱いのある作品を中心としてみているので舞台作品に対しての出費としては過去最高でした( ´∀` ) ざっくりかなりざっくり言うと、壮大ないのちの物語・・・ですかね ざっくり過ぎて誰かに怒られちゃいそうですが、 発想が、天才的・・・ いやぁ、よかったぁ・・・。 ポスタービジュアルの良さに

熱血と怪奇を薄れさせた舞台!? と思いきや…… 劇団四季『ゴースト&レディ』

 劇団四季のミュージカル『ゴースト&レディ』を観劇しました。藤田和日郎の伝奇漫画『黒博物館 ゴーストアンドレディ』を原作としつつも、巧みな取捨選択によって新たな味わいを生み出したこの作品について、主に原作ファンの視点から感じた点を中心に触れたいと思います。  19世紀のロンドン、ドルリー・レーン劇場に長く住み着いている幽霊・グレイの前に現れた一人の令嬢。フローと名乗る彼女は、生前、決闘代理人だったというグレイに、自分を殺してほしいと願います。  看護の道を志しながらも、家族

ミュージカル「ムーランルージュ」を観劇した

私の第一趣味は観劇。 その中でもミュージカルが一番好き。 なのだけれど、コロナ禍を経て急激に値上がりの傾向にある。 そりゃまあ、いろんなものが値上がりしてるんでね。 納得はしてるんだけど。 客席は満杯。 うわー、この人たちみんな金持ちだねぇ、と思ってしまった。 平日料金で17500円、諸手数料入れると17830円だった。 1200円ほどのランチが半月食べられる。 むー。 そんな考え方は虚しい。 ランチでは得られないものを得るために来ているのだ! などと言えるのはやは

私は何故こんなにも「RENT」に惹かれるのか?

今年も東急シアターオーブで観てきました〜♪ 私が初めて「RENT」と出会ったのは16歳の頃。お世話になっていたカメラマンさんに 「え?RENT見てないの?」と心底びっくりされたからです。 その方とは文学などのお話をよくしていたので、驚かれたことに私が驚きましたし恥ずかしく思った記憶があります。 なのですぐレンタルをして映画を観てみたのですが・・・当時は何が良いのかさっぱり分からなかったです。 カメラマンさんがあんなに熱く語っていただけに良さがわからなかった自分は「センスが

【正直感想】Endless SHOCK

⚠️タイトルの作品について肯定的でない話をしています。 作品が好きな方、ファンの方、批判的な意見を目にしたくない方は、ブラウザバックをお願いします⚠️ 特に深い知識も教養も無い一般人が、漠然と感じたことをダラダラと書いているだけのものです。 経験値が低いので、話が浅い。 帝劇と並んでラストイヤーのSHOCK。今年の5月末に観劇することができました。 当時思ったことを覚え書きです。 セリフについて 歌について 脚本について 出捌けについて 好きだったところ 感想

レッドカーペットを躍るように歩こうか

【名女優】・・・それは役に入り切れる女優を言う。役に入り込む為、演じる前のプライベートな人格を観る者たちに忘れさせる。役に入り込んでいるその女優本人もプライベートな人格を忘れ去っている。それが【名女優】。 【大女優】・・・それはプライベートな人格を宿したまま役を演じる女優を言う。俗に『何を演じても〇〇という女優は〇〇という女優のままだな』と評されるような女優。役を演じている女優本人もプライベートな自分自身として役を演じている感がある。それが【大女優】。 【目覚めた人】た

舞台「終わらない歌を少女はうたう~エターナルメロディー~2024」感想

アクタリウムのちぃちゃんこと岩﨑千明さんが寺林早紀役で出演されたStudio-K'z×アリスインプロジェクトの舞台「終わらない歌を少女はうたう~エターナルメロディー~2024」を観劇しました。 この作品、2017年に上演された「終わらない歌を少女はうたう」のリブート=再演作品とのことで、私は9月22日のよる公演を観ました。 私の感想や考察などを書きたいと思います。 あらすじ このあらすじからもわかるように、3つの異なる物語が繋がり、収束していきます。 感想と考察 注意

関西歌劇団第104回定期公演

<カヴァレリア・ルスティカーナ:道化師>   関西歌劇団の第104回定期公演の初日を吹田市民会館メイシアター大ホールで観劇しました。素晴らしかったです! 凄い!凄い!ブラボー!  全編イタリア語を流暢に歌い上げ、声量もさることながら、どの方もこぶしが効いており、迫力ある舞台でした。メイシアター大ホールは、舞台左右に縦書きの日本語字幕が出て、見やすかったです。 カヴァレリア・ルスティカーナ p.マスカーニ作曲   恋愛の修羅場ばかりなのですが、愛するが憎しみに変わる瞬間な

Team純弥 千穐楽!

9/29千穐楽おめでとうございます。 Team純弥の皆様のお陰で楽しい9月を過ごすことができました。有難うございます。 休演日を除いて私が劇場に行かなかったのは2日間でした。ほとんど仕事帰りに夜だけでしたが、こんなに行くとは想定外で自分でもびっくりしています。 16年前に同じ熱量で猿之助さん勘三郎さんを観ました。その時と同じ体力があることに驚く(笑)体調が心配でしたが、好きなことをしていると疲れないことが改めて判明しました。 座長の純弥さんを芯にしてチームワークがどん

¥100

うみねこ初心者、うみステを見る

めちゃくちゃよかった…… ※すべてにおいてネタバレがあります。 はじめにうみねこ初心者の人 私。 某動画サイトでうみねこOP手書きパロを親の顔より見た世代。 うみねこ好きの友人に誘ってもらい、今回うみステをマチソワった。めちゃくちゃ面白かった。 過去に碑文の謎をRTで回ってきたうみねこ聖地巡礼画像でなんとなく解いた(?)ことにより友人からツイ廃の魔女の称号をいただいた。 うみねこ初心者のうみねこ習熟度 マンガ エピ1のみ読破(あまりにも話が難しくてその先にすすめな

千穐楽の思い出

Team純弥公演が千秋楽でした。

花組「エンジェリックライ」「Jubilee」初日

 ありがたいことに初日を観劇することができたので、所感を残しておく。まだ役名を覚えきれていないので、芸名でご容赦ください。 ※物語の核心に関わるネタバレは避けていますが、事前情報一切なしで観劇したい方はお気を付けください。 芝居:エンジェリックライ 面白くなかったらどうしようと身構えていた(映像で見た「元禄バロックロック」が合わず、途中でやめてしまった)が、飽きることなく最後まで見ることができた。 登場人物同士でウソをつきあう、という筋書きだが、主人公のアザゼルが人間界に堕

宝塚歌劇 雪組「ベルサイユのばら」

久しぶりに友の会チケットが当たり、いってまいりました。 最近ほんまに当たらないんです。 全外れがデフォルトになりすぎて、当たったらめっちゃ嬉しい。 しかも!!今回当たったのはS席4列11番!! 娘の運動会が終わってダッシュでタクシーに乗り込み、無事劇場に到着しました(必死) 久々のベルばら、そして雪組トップスター彩風咲奈の退団公演。 感想の前に私のヅカファンとしての変遷をご説明させていただきますと、 最初にハマったのは小学校時代に見た星組の初代「王家に捧ぐ歌」。 宙組の

【感想】いきなり本読み!に行ったときのこと

九月のことは九月のうちに。 ちょっと前のことだけど、記録がてら残しておこうと思う。 最近のSNSには、おすすめ機能なるものがあって、そこではときどき見も知らなかった興味深い情報と出会える。 ある日そこに表示されたものの中に、こんなイベントがあった。 「いきなり本読み!in EX THEATER ROPPONGI」 あ、高橋文哉さんだ。 へえ、内容はタイトルそのまま、お客さんを入れた会場で、いきなり本読みをすると。ちょっと面白そうだし、他の出演メンバーも豪華だ。 気が

観続けること

結局、通ってしまったTeam純弥公演。 今月は座長の純弥さんの45週年公演と重なり、そのお稽古などで休演日が普段より若干多かったものの、もともと予定があったり体調不安で行かなかった2日間以外は全て行ってしまいました。 とはいえ、昼夜どちらかがほとんどなので全公演を観たわけではありません。仕事帰りがほとんどでした。 「明日も観たい」 こんなにも思ったのは猿之助さん以来です。 たぶんお芝居と舞踊ショー、全てが日替わりということが大きいかも。毎日違う芝居を観ることができる

¥100
+2

謎解き音楽会『ムジカーリッシュ!コンサート』へ

【木ノ下歌舞伎】三人吉三廓初買

 2024年9月16日(月・祝)、東京芸術劇場プレイハウスで、木下歌舞伎の『三人吉三廓初買』を鑑賞しました。記録を残します。  なお、東京での公演は、9月15日(日)〜9月29日(日)で、その後、長野、三重、兵庫と続くようです。 ■はじめに(1)木ノ下歌舞伎について  インターネットの公式HPによると、木ノ下歌舞伎は、木ノ下裕一さんが主宰する、歴史的な文脈を踏まえつつ、現代における歌舞伎演目上演の可能性を発信する団体です。2006年より京都を中心に活動を展開しているとあり

続・映像系美大卒がRENT見たらマークがインドに行かないか心配になった話

書こう、書こうと思っていたらあっという間に大千秋楽。 その後も風邪を盛大にひきちらかしたりして間が空いてしまいましたが、これの続きです。 ▼前回はこちら 相変わらず作品そのもののレポートというよりかは、作品(というかマーク)を見て思ったことの忘備録なのであしからず。 大学で皆が言ってた「就職=『魂を売る』」という表現の元ネタを知る。私の通っていた大学の映像系学科では卒業後の進路に「就職を考えている」と言うと「それは<魂を売る>ってことだね」という言葉が先輩や教授から返っ

【観劇】九月歌舞伎公演『夏祭浪花鑑』

@新国立劇場 中劇場 昨年10月の閉場以来、建て替えはおろか取り壊しすら始まらない国立劇場。 建て替え計画は進まなくても、会場を変えて国立劇場主催公演というのは細々行われています。 今回は新国立劇場で夏祭浪花鑑。 中劇場で歌舞伎、小劇場で文楽で同じ演目が楽しめますよとの触れ込みに惹かれて行ってまいりました。 せっかく複数の伝統芸能の公演をやってるんですから、こういう同じタイトルとか同じテーマで違うジャンルを見比べられる企画っていうのはどんどんやっていただきたいですね。

BLUE SPARK SHOW 行ってきました!(基本鍵本輝褒めてるだけwww)

おはようございます! BLUE SPARK SHOW行ったのでレポ。 ネタばれ見たくない方はここで閉じてくださいね! 私は仕事で21日しか行けなかったのでこの日の昼・夜と観劇しました。 私とブルースパーク(本当にどうでもいい余談) このSHOWは昨年行われたALTAR BOYZの「スパークチーム」のメンバーで行われたアルターボーイズのようでアルターボーイズではない作品でございます。 あれはなんというカテゴリーなんですかね? ざっくり説明するとダンスと歌とちょっと劇がある、

舞台感想 ムーラン・ルージュ・ザ・ミュージカル

ムーラン・ルージュ・ザ・ミュージカルを観てまいりました。 (この記事の最後の方はグランフロントで行われたドリームマルシェについても少し、雑文もあり) 観たいなあ……とずっと思っていたので、梅田芸術劇場で上演されるのは嬉しい~ 度肝を抜かれるムーランルージュのセット 客席に入って、その華やかなセットに度肝を抜かれます。 下手に風車、上手に象、舞台上はハート。 撮影OKなので、色々写真を撮ったのですが、あとから「ご自分のお席からお願いします」って言っていて、あらら、最前列ま

降臨SOUL 〜風燐火斬〜 観賞記

昨年11月から12月にかけて、ここ、 六行会ホールにて上演された、 舞台 降臨SOUL(2024年9月25日~29日全9公演) 公式によれば毎公演完売となり、戦国武将を現代の女子高生たちが降臨させて、各地に出没するという「死武者」との闘いと人間模様を描いた群像劇だが、その大千秋楽終演後には、今回の続編の告知がなされて、小生もその場でグーグルのスケジュール表に初日と千秋楽の予定は書きこんだくらいに、また観賞したいという思いにかられた作品だった。主演を務めた反田葉月さん、舞

(感想)誰かが誰かを思う

(以下、筆者Xより転記) 演劇ユニット浪漫好『ミッションハピネス』鑑賞。親友の結婚式を成功するために苦心するウェディングプランナーの話なのだけど、本当に結婚式だった。おめでとうございます! 受付からもう式場で、スタッフも黒スーツで、会場も白い布で飾られている。素敵なウェディングドレスに、思い出の写真を載せたウェディングロード。みんなで仲間を祝おうという気持ちが感じられた。そういうところが浪漫好にはあるなあと改めて思う。 作中には、披露宴の余興として「メモリープレイ」とい

舞台ぼっち・ざ・ろっくが最高だったって言ってんの

突然ですが、先日大千穐楽を迎えて大盛況の後に幕を閉じた2.5次元舞台「ぼっち・ざ・ろっく」をご存じでしょうか? オタクなら1度は聞いたことがある本作品だと思いますが、 ほんーーーーーとに最高舞台だったので、アニメはもちろんのこと舞台や音楽に少しでも興味がある人はぜひ見てほしい。絶対に後悔しません。 約束します。配信チケットが絶賛販売中なので少しでも心当たりのあるかたは以下URLを踏んで幸せになりにいきましょう。 追記:10月下旬にpart1の映像、part2の映像⊕全景

RENT

Without youを観て半年くらいだろうか。先日RENTの公演があるとの事で、観てきた。 初めて訪れる会場は、オープンして少し経ったSkyシアターMBS。ネットで寒い寒い、と情報を得ていたので、夏用のジャケット片手に。座席の配置は千鳥になっていて観やすい、との事だったので、1F後方ではなく2F注釈付最前列にした。  音響や照明が近いが、ステージが全体的に観やすく、前の手摺りの高さも丁度良かったので、余りストレスを感じずに観ることができた。推しの公演でなかったからかもし

【演劇】セチュアンの善人(劇団俳優座)

 2024年9月21日(日)、俳優座劇場で、劇団俳優座の『セチュアンの善人』を観劇しました。記録を残します。 ■はじめに 『セチュアンの善人』は、ベルトルト・ブレヒト(1898~1956)の作品です。私は、これまで「ブレヒト」の名前は聞いていたのですが、作品を観るのは、今回が初めてでした。  また、私は観劇するとき、本で調べることがあります。その中の1つが、春風社から出版されている『エッセンシャル・シアター 西洋演劇史入門』です。今回は、この本からの引用も含むと思いますし、

ぼざろオタクが"LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」PARTⅡ 秀華祭"をオンラインで観ながら入力したダイレクト感想(ネタバレ大有り)(ネガティブ無し)

まえがきこの記事は"ぼっち・ざ・ろっく!"を原作単行本1巻発売日に購入した程度の熱中をしている"ぼっち・ざ・ろっく"ファンの西瓜(すいか)(20代男性・独身)が、遅ればせながら"LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」PARTⅡ 秀華祭"の千秋楽夕方公演のディレイ配信(のアーカイブ)を観ながら思ったことをまっすぐに書きなぐる記事である。 PARTⅠの感想はこっちに(去年8月公演)。 アーカイブいつまで残ってるかわかりませんが皆も観て下さい。 本編を観ながら書き込んで

ダウ90000 第6回演劇公演『旅館じゃないんだからさ』(感想)

ダウ90000 第6回演劇公演『旅館じゃないんだからさ』を観てきました! 2021年の再演、個人的には初見でした。 (大阪来てくれてありがとうございます!) 近鉄アート館という場所もめっちゃ良かったです。 客席は舞台の3方向を取り囲むように3ブロックあって、自分はCブロックでした。 舞台の構造にびっくり&席が近くてびっくりという二重の驚きが。 万が一、これから観に行くという方がこれを読んでいましたら、時間に余裕を持った「早劇場」をお勧めします。 近鉄百貨店のウィング

#222-1【劇評・賛】劇団四季『キャッツ』……猫と人間への限りない愛(前編)

今日もお読みくださってありがとうございます! 今日は、先日静岡へ観に行ってきた劇団四季『キャッツ』について書きます。記事番号「222(にゃんにゃんにゃん)」に合わせたくて少し寝かせました。 実は『キャッツ』は初見。「四季の会」会員のくせに。 くらたは首都圏住まいなので、次の広島に行ってしまったら路銀が厳しい。しかし静岡にしたって新幹線。そこまでして行くべきか、何年か後に首都圏に戻ってくるのを待つか……。 悩みましたが、結果、行って良かった! 感じたのは、猫と人間への限りな

#222-2【劇評・賛】劇団四季『キャッツ』……猫と人間への限りない愛(後編)

今日もお読みくださってありがとうございます! 昨日の続きです。 この日の静岡は大変暑くて、39度あったそうです。 何それ体温にしても高熱じゃん! 毎度お馴染み「とんでもないパフォーマンス」 まず特筆すべきは、劇団四季のとんでもないパフォーマンスです。毎回書いている気もするが、だってそうなんだもん。 こちとら、このとんでもないパフォーマンスにぶん殴られに静岡まで行っているんだから仕方ない。 歌もいくつもの音色があって、ハーモニーには裏声ハモらせ・地声ハモらせがあり、ソロに

東京芸術劇場Presents 木ノ下歌舞伎「三人吉三廓初買」を観てきたんだな

東京芸術劇場Presents 木ノ下歌舞伎「三人吉三廓初買」を観てまいりました。 休憩2回含んでの5時間20分! 本筋の松竹歌舞伎でも「三人吉三」は今でも上演されているけれど、 135分 第一部だけで、休憩含んで約2時間半 オリジナル版の約5時間半は、もはやこの木ノ下歌舞伎でしか観られない らしい。 正確には約4時間半(休憩25+20分あり)。体力的、記憶力的、別の見方をすると商売的(1日1回公演)にもなかなか大変な興行です。 木ノ下歌舞伎を初めて観たので