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#舞台感想

心を動かされた演劇や舞台についてのレポを募集します! 作品名のハッシュタグと一緒に投稿してください。

急上昇の記事一覧

観劇「ハリー・ポッターと呪いの子」

昨年末、ACTシアターで舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を観てきました。 ハリー・ポッターシリーズの大ファンなのと、本格的な舞台を見るのはこれが初めてで、私はかなり楽しみにしていました。   ハリー・ポッターの独特な世界観を丁寧に再現した素敵な舞台だったのですが、展開が早くて、私は純粋に楽しめましたが、初心者にはどうなのだろう…?という感想です。 予備知識なし(ハリー・ポッターシリーズの方も相当前に1,2巻を読んだぐらい)の夫に感想を聞くと、 「ちゃんとわかったよ」 とのあ

谷桃子バレエ団『ラ・バヤデール』 感想

 谷桃子バレエ団の新春公演『ラ・バヤデール』を観劇。同団の全幕公演を生で観るのはこれが初となったが、想像を上回るクウォリティに冒頭から涙が止まらず……。深い感動を忘れないように、記録しておこう。 概要 『ラ・バヤデール』は、古代インドを舞台にしたロシアバレエ作品。寺院の舞姫ニキヤと戦士ソロルの死に至るほどの愛が描かれた本作は、谷桃子バレエ団オリジナルの脚色で、より複雑な五角関係となっている。  私は全3公演のうちの初回である、2025年1月18日のマチネを観劇した。 ガ

『弁論』/PSYCHOSIS with Dowser 音像空間劇「JINMENSO -人面疽-」(1/17週のよかったもの)

「毎週noteを書きます」「来週は短くします」と先週お伝えしていましたが、先週より長いです。冷や汗をかいています。 ●こたけ正義感 『弁論』弁護士芸人こたけ正義感さんの60分間スタンダップ・コメディ。12月にやっていたのを1月15日まで無料公開してくださっていた……! 弁護士とはなんぞや、という内容をさまざまな視点からおもしろおかしくわかりやすくお話したかと思えば、後半それがすべて、袴田事件につながっていく……! 冤罪という、対岸の火事だとおもってしまいがちなものを、自分が

感動の種類(「ドードーが落下する」「星の王子さま」「エリオスライジングヒーローズ」感想)

先週書いた「ミセン」の感想が思いのほか読んでいただけていて、やっぱりひとつの作品にしっかり文字数を割いて書くべきなんだよなあとは思うものの、見ている作品数に頭や手が全然追いつかない。見終わったあとにすこし頭の中で寝かせることで、じわじわと理解できる遅効性の面白さもあったりするので。そういうものを記録しておくためのnoteでもある。 舞台は公演期間が短いものも多いから、ここで書いて公開したときには既に見る手段が無くなっている、なんてことばっかりだ。他人が話題にしているのを見かけ

舞台 「昨日の月」 観劇レビュー 2025/01/18

公演タイトル:「昨日の月」 劇場:彩の国さいたま芸術劇場 小ホール 劇団・企画:劇団papercraft 作・演出:海路 出演:名村辰、福田麻由子、高橋健介、井上向日葵、伊藤歌歩、谷藤海咲、村上航、加藤貴子 公演期間:1/16〜1/19(埼玉) 上演時間:約1時間50分(途中休憩なし) 作品キーワード:不条理劇、シリアス、青春、SF 個人満足度:★★★★☆☆☆☆☆☆ 海路さんが作演出を務める「劇団papercraft」の第11回公演を観劇。 「劇団papercraft」は若

(感想)その人の存在感

浅川マキ十五回忌メモリアル舞台『黒い指輪の女』鑑賞。歌の力で「浅川マキ」という存在を感じる舞台。浅川マキと、様々な年代の5人の浅川マキが出会い、その時の感情を交換し、自分の認識を深める。それを追う観客の中にだんだんと、浅川マキ像が立ち上がってくる。 浅川マキについてはほぼ知らない状態で鑑賞したが、無理なくその世界観に招き入れてくれる舞台だった。ピアノ、サックス、パーカッションの生演奏と歌。音楽の力の強さを感じたが、加えてエピソードとしてマキの人となりを知らされているから、歌

舞台 「ドードーが落下する」 観劇レビュー 2025/01/12

公演タイトル:「ドードーが落下する」 劇場:KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ 劇団・企画:劇団た組 作・演出:加藤拓也 出演:平原テツ、金子岳憲、秋元龍太朗、今井隆文、鈴木勝大、中山求一郎、秋乃ゆに、安川まり、諫早幸作 公演期間:1/10〜1/19(神奈川)、1/25〜1/26(大阪)、2/8〜2/9(三重)、2/15〜2/16(茨城) 上演時間:約2時間(途中休憩なし) 作品キーワード:青春、マイノリティ、シリアス 個人満足度:★★★★★☆☆☆☆☆ 第67回岸田國士戯曲

谷桃子バレエ団「ラ・バヤデール」初回を見た

全体のクオリティという意味でも、ファンサービスという意味でも大満足だった。以下、覚え書き。1月17日のマチネ。 ・開演前のロビー、グッズを買うべく並んでいたらサシェ&匂い袋のところに日原先生がいらっしゃった。前のお客さんたちがサインをもらったり写真を撮ってもらったりしているのを見ながら、えーいる!どうしよ!と思っていた。自分の番になって、「ずっと応援してます!」などと言ったところ日原先生が優しい笑みで「ありがとうございます」と返してくださり、それに舞い上がってしまってなんか

るひま年末シリーズ「革命燃え・る剣」感想2 役者さん一人一人を語ってみ・る

ストーリー全体の感想は一個前のnoteで書いたので、今回は役者さん一人一人の感想を書きます。 ★spiさん★ 歌うっっっま!!!声かっっこよ!!!!!堂々とした立ち姿に、松平容保としての説得力がある。人を惹きつける人だ。ラストで嘆願書が集まったのも納得。 二部の多彩っぷりにも感服いたしました。A'zがかっこよかわいくて好きです。 ★内藤大希さん★ 可憐すぎて一番最初女性キャストかと思ってました。ごめんなさい。 あれ?水さん以外女性いたっけ???ってかなり混乱しちゃった。以

【イベント】観劇会(劇団四季『アラジン』)

2024年11月30日(土)、2年生と引率教員3名で、汐留の大同生命ミュージカル電通四季劇場「海」にて上演されたミュージカル『アラジン』を鑑賞した。 上演された物語は、あの有名な『千夜一夜物語(Arabian Night)』の1つ、「アラジンと魔法のランプ」である。 物語は、アラジンが魔法のランプをこするとランプの精霊(ジーニー)が出てきて「3つ」の願いを叶えてくれるというものである。 アラビアの艶やかな衣装や異国情緒あふれる舞台に触れた。 役者たちの力強い歌声、激し

ぜろみゅ

こんにちは、わっほいです。 昨日はゼロミュを見に行きました。 皆様はFateシリーズをご存知ですか? 大体はご存知のていで(クソ) ざっくりzeroはメインどころの前日譚みたいなものです。過去編的な。 推しの輝馬さんがいらっしゃるので、そしてFate/Zeroは私も結構好きな作品だったので参りました。もう焦らされたキャスト発表のときから、スケジュール的に輝馬が出るやろと思い、Fateをお好きな友人にどのキャストっぽい?とか伺っていました。その結果やはり出演したうえに好きな

【演劇】リタの教育(ポウジュ公演)を観て

 2025年1月13日(月・祝)、シアター風姿花伝にて鑑賞したポウジュ第1回公演『リタの教育』の記録を残します。(『オレアナ』も同時上演されました。)  『リタの教育』は、イギリスの劇作家、ウィリー・ラッセル(1947〜)の作品です。 ■あらすじ■感想 湯川ひなさんと大石継太さんの二人芝居でした。上演時間は、2時間35分(休憩15分含む)でした。以下、感想です。 (1)他の作品との比較(!?)  リタは「労働者階級」です。イギリスは階級社会と言われますが、舞台上の世界に

礼真琴 日本武道館コンサート『ANTHEM-アンセム-』1月19日(日)マチネ

礼さんの発案なのか竹田先生の発案なのかわからないのだけれど、宝塚を振り返るコーナーの構成最高だったな……。ああいうことされるとどうしたって走馬灯だしエモいんですけど、それでも今まで観てきた卒業コンサートの中で一番好き。 ありちゃん扮する「赤と黒」のジェロニモに導かせるという筋書きがまず小洒落てるし、そこから順に礼さんと、礼さんが演じたお役の扮装をする下級生がデュエットしつつ、最終的に劇場の光と闇を描く「VIOLETOPIA」につながるっちゅー流れが……にくいぜアンセム……!

ミュージカル 「ワイルド・グレイ」 観劇レビュー 2025/01/11

公演タイトル:「ワイルド・グレイ」 劇場:新国立劇場 小劇場 企画・製作:ホリプロ 脚本:イ・ジヒョン 音楽:イ・ボムジェ 翻訳:石川樹里 演出・上演台本・訳詞:根本宗子 訳詞:保科由里子 出演:平間壮一、廣瀬友祐、福山康平(観劇回のキャストのみ記載) 公演期間:1/8〜1/26(東京)、2/8(愛知)、2/14〜2/16(大阪)、2/22(群馬) 上演時間:約2時間(途中休憩なし) 作品キーワード:韓国ミュージカル、同性愛、悲劇、芸術家 個人満足度:★★★★★★★☆☆☆

るひま年末シリーズ「革命燃え・る剣」感想 -濁流の中で生きること-

る・ひまわりの年末シリーズ!今年は大阪公演があったので行ってきました。 私の最高の推しである谷戸亮太さんに出会った23年1月のる祭。円盤で過去作は見ていたけど、実際に生でるひま制作の舞台を見るのはそれぶりなのですっごく楽しみでした。 私が見たのは18日の夜公演。仕事の都合もあり一回しか見れないのでしっかり目に焼き付けてきました。とはいえ、一回きりの観劇なので覚え違いもあるかもしれません。その時は優しく教えてください。笑 それでは以下、今回の感想をダラダラと書いていきます。

【演劇】オレアナ(ポウジュ公演)を観て

 2025年1月13日(月・祝)、シアター風姿花伝で、舞台『リタの教育』と『オレアナ』を観劇しました。その内、今回は『オレアナ』の感想などを残します。アメリカの劇作家、デヴィッド・マメットの作品で、とても見応えがありました。(『リタの教育』の感想は、後日可能であれば記載します。) ■あらすじ■何が(私の)心に残ったか(1)作品に流れるテーマ  本作の表面の問題は、セクシャル・ハラスメントです。他方、裏面に流れる問題として、2人の会話が噛み合わないこと(何を目的としているか

バレエ感想「シンデレラ」K-BALLET TOKYO(飯島望未/ジュリアン・マッケイ 2025/1/9)

K-BALLET TOKYO「シンデレラ」1/9ソワレを見に行ってきました🌛✨ 主演はKバレエプリンシパルの飯島望未さんと、現在はバイエルンでプリンシパルとして活躍するジュリアン・マッケイというなんとも見目麗しいコンビでした。 素敵な舞台映像はジュリアンのプロダクションが制作されていますので、ぜひ🥰 シアターオーケストラトーキョーについてまず初めに、シアターオーケストラトーキョーの演奏がとても素敵でした! 私は音楽については詳しく無いのですが、ここのオーケストラの音はいつ

RIDE KAMENS The STAGE

ちっちゃいころの憧れ、仮面ライダーじゃなくてジェイデッカー 先日、嫁さんからRIDE KAMENSの舞台見に行ってほしいと言われ、 今年は食わず嫌いをしないと決めていたので快諾したのが事の発端。 理由聞いたら、「私が見る価値があるか見極めてほしい」とのこと。 私が令和の五人の斥候兵が一人。 チケット予約するんだけど、土日は混みそうという理由でド平日のド昼間を選んで予約。当然出社日なので有給とった。その意気込みは他の何かに向けたほうが絶対にいい。 なんだかんだ言って池袋駅

初春歌舞伎公演「彦山権現誓助剣」at新国立劇場を観てきた

初春歌舞伎公演「彦山権現誓助剣」を観てきました。 その感想や、国立劇場への想いを書きました。 「彦山権現誓助剣」とは?まず、読めないですよね、このタイトル。 「ひこさんごんげんちかいのすけだち」と読みます。 歌舞伎の演目のタイトルのことを、名題、あるいは外題と言いますが、読みづらい、意味が分かりづらいものが多いです。 それは、文字数と音数に関係しています。 大体文字数は5文字か7文字、音数も五七のリズムがよく使われていて、総数が奇数になるように考えられています。

「壽 初春大歌舞伎」夜の部『大富豪同心』を観て来たんだな

2025年初の歌舞伎座です。 「壽 初春大歌舞伎」夜の部を観てまいりました。 夜の部は下記の通り三幕です。 メインは 「大富豪同心」ですが、その前に長唄と踊りの 「二人椀久」。 中村壱太郎さんが実に美しかったので検索しちゃいました。 素顔から想像できない化粧映えです。 記事のサムネでも演目のポスターを掲げてますが、踊っている姿と顔の方がずっと美しかった。 尾上右近、壱太郎が語る、歌舞伎座『二人椀久』|歌舞伎美人

よき2024年の締めになりました…祝祭音楽劇『天保十二年のシェイクスピア』観劇記録・12/29(昼)

そろそろ去年の振り返りをしなきゃと思いつつ(もう1月も半分以上過ぎてるよ?)…その前に観劇納めの作品について書こうと思います。2024年の観劇納めは『天保十二年のシェイクスピア』でした。 この作品はその昔、蜷川幸雄氏の演出のものを観ました。2005年だったそうですが、そんな前だったのかとびっくり!内容はほとんど覚えていませんでした…。 でもそのおかげで新鮮に観られました(…と良いように解釈してみる)。 実は前回の2020年公演も千秋楽間際に観る予定でしたが、コロナで中止と

レ・ミゼラブル@帝劇

ついに、この日がやってまいりました! ただでさえ人気の演目なのに、帝国劇場ではラストの公演。 チケット争奪戦の予感しかしない! 東宝ナビザーブさま、どうか当てて頂戴!! 祈る気持ちで応募したのが昨年秋… 何とラッキーな事に当選☆ 2階席の一番前という、幸運に恵まれました。 開場は1時間前 はやる気持ちを抑えながら並びました。 女性比率が高いミュージカルですが、レミゼに関しては男性も多く、 劇場にいる人達は、皆さん、本当に目が輝いてました! ミュージカルの魔力でしょうか 頭

演劇の舞台を初めて映像作品として観てみた感想

今年のお正月はパソコン画面で演劇の舞台を観たりもしました。 演劇の舞台を映像で観るのは「資料・記録映像」としてなら何度かあるですがちゃんと何台ものカメラで撮影されて、観やすいようにアングルの切り替えなど編集されている映像作品としての舞台を観るのは今年が初めてでした。 ちなみにその「資料・記録映像」という位置付けだとカメラは一台で、観客席後方から撮られたアングルのみ、音声もそのカメラからしか録音されていないので聞き取りづらい部分もあるなど一般公開は想定していない、関係者・身内

ミュージカル「SIX」来日版観劇感想

 こんにちは、雪乃です。今日は今年の観劇始め!ということでEX Theater Roppongiで「SIX」の来日版を観劇してきました。六本木、行く機会がなさすぎて今日行ってみたら全然分からなかった……。  「SIX」はヘンリー8世の6人の「元」妃たちが現代によみがえってバンドを結成し、「誰が一番ヘンリーに悲惨な目に遭わされたか」を競ってバンドのリードボーカルを決めようとする、ライブ形式のミュージカルです。  1人目の妃であるキャサリン・オブ・アラゴンは、ヘンリー8世が愛

歌舞伎座 初春大歌舞伎 夜の部_「熊谷陣屋」、「二人椀久」、「大富豪同心」【観劇感想】

1月歌舞伎座、初春大歌舞伎の夜の部も観てきました。 一谷嫩軍記 熊谷陣屋中村萬壽の相模、中村雀右衛門の藤の方。弥陀六が中村歌六。 安心する配役。 筋書を読むと、尾上松緑は熊谷直実役のオファーを何度も辞退してきたそうだ。 他の役の経験や、50歳という年齢もあって今回は勤めるのだと。 松緑は声も姿も驚くほど若々しいので、そうかこの人が50歳になるのかと驚く。 熊谷直実をできる人が減っているので、次の世代への継承のためにも、ぜひ踏ん張ってほしいところ。 * 後白河法皇のご

2024年観劇記録

2025年最初のnoteは、昨年の振り返りです。 2024年の初め、今年こそは舞台を1公演見るごとに感想書くぞ〜と息巻いていたのに、結局ぜんぜん書けませんでした。三日坊主どころの話ではない。 ということで、駆け足ではありますが昨年観た作品を振り返っていきたいと思います(舞台はナマモノ、感想もナマモノだと思っているので、筆がなかなか乗らない。自業自得)。 ☆ ☆ ☆ 1月 大人の麦茶『すいません、どうかしてました』@新宿シアタートップス note、書きました。 2月

歌舞伎座 初春大歌舞伎 昼の部_「寿曽我対面」、「陰陽師(大百足退治/鉄輪)」、「封印切」【観劇感想】

2025年1月、歌舞伎座の昼の部を観てきました。 寿曽我対面筋書によれば、現在の《寿曽我対面》は明治18年の上演に際して河竹黙阿弥がまとめた台本が基になっているという。 歌舞伎の美しさと芸の伝承が詰まった一幕だ。 坂東新悟の、大磯の虎がいい。 太夫職、というセリフ通りの凛とした姿、声の艶。 これまで、この人がこんなにも、大磯の虎にマッチすると考えたことがなかった。今回観て驚いた。 化粧坂の少将は澤村宗之助。控えめながら手堅く、こちらもとてもよい。 坂東新悟と澤村宗之助

公社が2月に見たい演劇

名称未設定の夢『Untitled( )』 1/30~2/2(会場:おぐセンター) 怪談やオカルトが好きなメンバーが集まったユニット。金内健樹(盛夏火)が作・演出を務める作品は、0円から無限円まで値段自由設定制。詳細は不明だが怪談好きによるユニット、チラシからしてなんとなく不穏で楽しみ。 窓の階『ここはどこかの窓のそと2』 2/6~8(会場:テルプシコール) せんがわ劇場演劇コンクール12代目グランプリの関西ベテラン劇団 “階”。公演ごとに劇団名を変えるが、今回は窓の階。20

ホシガリvol.2公演日誌#90「90回だってさ。」【稽古日誌】

もうこの公演日誌も90回を迎えた。 もう90回。早い。うかうかしたら公演も前日になり、気づけば50代になってるなんてことになるかもしれない。 毎日、文章を書くというところから、自分の怠け癖を無くそうという自分の意思と、宣伝の方をちょっと手伝ってくれている友達が毎日やった方がいいというアドバイスから始まりました。 稽古が始まる前から始まり、なんなら、別の舞台の稽古日誌的なことになってるかもしれないという前代未聞な回もあるし、正直、まだ稽古自体が始まっていない時から始めている

ミュージカル『憂国のモリアーティ』op1の感想と想い出

先日このような文章を書きました。 私が愛してやまないミュージカル「憂国のモリアーティ」がサブスク配信開始しました!! めでたい!!!! 主演2人以外のキャストを一新した再演の発表もありました。 さみしい気持ちもありますが、作品が続くのは嬉しいと今は好意的に捉えています。 (もちろん、気持ちは人それぞれなので、悲しい!受け入れられない!!って人もおられるかと思います。あくまで私の気持ちです。) そして、このタイミングで一度自分の中の思い出や感想を整理したいなぁと思って、

【観劇感想】「ライドカメンズ The STAGE」2025.1.11 サンシャイン劇場

2.5舞台?イケメンコンテンツ?いや、それだけじゃない、これは熱い心を忘れない大人のためのヒーローショーだ!!楽しみにしていた舞台!初日に観に行ってきました!!! いやーーーーーー……最高でした。まだ初日なのに、会場との一体感と熱気がすごかったです。この作品はどんどん盛り上がる予感がするよ。 まだ始まったばかりだし、気になった方にも観劇チャンスはある!かも!ということでおすすめ感想レポを書いてみようと思います。 「ライドカメンズ The STAGE」は、2024.5にリリー

SIX席の記録(ミュージカル『SIX』)

ミュージカル『SIX』の日本初演では、来日版と日本版の両公演で、SIX席というチケットが販売された。 各回6枚限定で、定価14,000円の半額以下の6,000円で観られるチケットらしい。 (ミュージカル『RENT』におけるエンジェルシートみたいな感じ) 運よく、一般発売でSIX席を購入できたので、その備忘録。 受け取り方法劇場窓口にて、あらかじめコンビニ等で発券した引換券を渡すと、チケットが受け取れる。 この際、本人確認ができる書類の提示も求められた。 座席位置座席位

シゲクサークルメンバーがスキ17000回達成!(250110)

シゲクです。 私が運営している「シゲクサークル」のメンバーである、丘澄絵梨奈さんが「贈られたスキ17000回」を達成されました!おめでとうございます! note記事・リンク一覧(サイトマップ) 丘澄絵梨奈さん、おめでとうございます! 「シゲクサークル」は、「創作大賞2024」「今日の注目記事」「note公式マガジン」「カテゴリートップ」「note公式Twitter」「2023年トレンド12選」「SmartNews」に選出、「有料記事500回販売」「note毎日更新13

舞台感想 宝塚歌劇 宙組公演 宝塚110年の恋のうた Razzle Dazzle

2025年の宝塚初観劇です。 今回は、宝塚のチケットを「チケトレ」で購入してみたのですが、その顛末はこちら。 チケトレで宝塚のチケットを買ってみた|おとぼけ男爵 宝塚大劇場は工事中なので、食事する場所が減ってしまいました。 でも、こちらのインターネット予約で公演メニューが食べられるみたい。 カフェテリア「フルール」 | 宝塚歌劇公式ホームページ スターバスケットをランチボックスに入れたものも販売していました。 「宝塚110年の恋のうた」は久しぶりの和物ショー。 和物

ウクライナ国立バレエの来日公演「ジゼル」を観て

友人が書いた記事を読んで、このステージは観ておかなければと、次の日の東京→京都行きの新幹線のチケットを買いました。ウクライナ国立バレエのステージを観に行くために。 ちなみに、友人の記事というのはこちら 戦争をしている国の、バレエ団。しかも国立。私はバレエのステージはあまり観たことがなかったのですが、興味がないわけではなく、どこかのタイミングで拝見したいと思っていました。観るべきタイミングはここかもしれない!  と直感で思い、行く決意をしました。 今回の演目の「ジゼル」は

志の輔らくご in PARCO 2024(2024観劇感想その7心に残った舞台⑤)

 年が明けて。  今年も「志の輔らくご in PARCO 2025」が始まりました。  パルコ劇場単独最多出演!  本公演中に400回目を迎える!  だそうです。素晴らしい。  今年の演目はなんでしょうか。  気になるところですが。  こちらは2024年の感想文です。  観劇してから一年経ってしまいましたので記憶が曖昧で。  落語自体、私はたくさん観ているわけではないので。  思い違いなどしていたらすみません。  2025年の志の輔らくごも観劇予定なので、そちらもい

劇団暁公演1/12 前編 芝居の妙

私の大衆演劇がスタートしました。 12日に篠原演芸場の劇団暁の公演を昼夜観てきました。何とか体調も復活。昼夜を観るのはシンドイより楽しかったです。 ずっと待っていた恋川純弥さんがゲスト出演です。11,12,14,15日の4日間は篠原演芸場に登場します。 仕事との兼ね合いで全ては行けません。でも今年初の大衆演劇を純弥さんと劇団暁でスタートさせたかった。観に行けたことが嬉しかったです。 この日は芝居が昼夜替えでした。昼は「め組の纏」夜は「忠治赤城落ち」でした。ともに純弥さ

¥100

【まほステ感想】1.5部への期待高まる、音楽祭。

年が明けてしまいましたが… 2024年12月、舞台魔法使いの約束オーケストラ音楽祭、観てきましたー!!! 今作を一言で表すと「1.5部前の集大成」だと思います。 エチュードシリーズPart2を経て、更に進化したまほステの力に圧倒されました! 前作で気になった音響も、今回は絶対に文句言わせない!という気合を感じるくらい改善されて、お陰で細かいお芝居や音に集中する事ができました。 時系列で味わって見えるもの 祝祭シリーズとエチュードシリーズを、公開順では無く、物語の時系列順

性的に過激な井上ひさしの劇作品を現代でどのように受け止めるべきか考えた天保十二年のシェイクスピア感想

2年前、 推しが井上ひさし作「日本人のへそ」に出演したので見に行った。 が、本当にどうしようもない内容だった。 ……だったのだが、 その年に観た舞台で一番「良かった」というのが、 不思議だが、正直な感想だった。 そういうわけで、 今年大きな興行として井上ひさし作の「天保十二年のシェイクスピア」を日生劇場でやるときいて興味を持った。 運良く申し込んだチケットが当たったので観てきた。 結論を先に言うと、う〜ん……というのが正直な感想だった。 なので最高!と感じた方は読まずに引き

【観劇レポ】これはホープフルエンド ミュージカル「next to normal」

観劇レポ、本日はミュージカル「next to normal」兵庫公演初日の感想です。 本当は去年、東京公演を遠征して観ようかと思っていたのですが、残念ながら希望日にチケットが当たらず…素直に地元関西公演で。 6人のキャストで紡がれる、とある家族の物語。結論、とっても良かったです。 久々の感覚僕はほぼ毎月ミュージカルを観ていますが、なんか、こういう感覚は久しぶりやなぁと感じることができたのが今作。 今作は有名作品なのですが、僕は今回が初見。キャラクターの名前だけインプッ

「わかるよ」という安心 (ミュージカル「ミセン」感想)

大阪新歌舞伎座で、ミュージカル「ミセン」初日公演を見てきた。個人的に、2025年の観劇初めになる。元になったコミックやドラマについては知らず、ほぼなんの情報もない状態でこの舞台に触れることになった。 タイトルの意味やあらすじはいろんなところに書いてあるのでわざわざわたしが書くことでもないが、韓国で囲碁のプロ棋士を諦めた主人公が、学歴も社会経験もない中コネで商社のインターンとなり、本採用目指して奮闘する中でのさまざまな出来事を描いている。ミセンは囲碁用語。 囲碁というフィルタ

雪組『FORMOSA!!(フォルモサ)』-空想世界の歩き方-作・演出/熊倉飛鳥@KAAT千秋楽

諦めていたフォルモサ、ご縁があって観にこられて本当によかったありがたかった……シーレで熊倉飛鳥先生にお手紙を書いたオタクなんだけどやっぱり熊倉作品好きだなあと……ほんで男役にIラインのお洋服たくさん着せてくれるとこ𝓛𝓸𝓿𝓮…… 咲城けいさんのメリヤンダノー良すぎ...艶やかで強いさんちゃんいいね...と思ってたらメ、メガネもあるんですね!?と...メガネ担当って「この子にメガネかけたい」っていう演出家の強い意思を感じるよね...メガネ抜擢...(二次元のオタクが絶対好きなビ

浅草歌舞伎の思い出

体調不良から復帰の仕事は疲れました。でも仲間が大好きなので心は元気になりました。皆のおしゃべりを聞くのが好きです。賑やかな職場で救われています。たくさん笑いました。 週末の観劇に備えて体調を整えることに専念しています。いろいろ観たいけど我慢。今日はやっと姪にお年玉を渡すことができました。 受験生の彼女の顔付きが変わっていてびっくり。とても緊張感ある凛々しい表情でした。別れ際にハグをしました。私から頑張れとは言えず。。そうしたら「頑張ってくるね」と。 彼女の生まれた時を思

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【まや】高揚

お風呂に入りながら歌を口ずさんでいたんです。 その中で『だんご3兄弟』を歌っていた時に ふと、思ったことがありました。 なぜ一番上が長男なのだろう?いや、理屈は分かるんですよ。 年齢順に上から長男、次男、三男ってね。 でも、ここで思い出して欲しいのは “だんごの作り方”。 だんごって、串に刺すときに尖っている方(上)から刺しますよね? そうなると、一番最初に刺したものは 最終的に一番下になるはずなんですよね。 そうなるとすれば、一番下が長男なのではないのでしょうか? ま

オケアレンジの仮面のエチュード(まほステオーケストラ音楽祭)

アレンジが大変素晴らしく、当方もFFさんも他の方でも「ディズニーみがある」とのお声を見かけた西の仮面のエチュード。 その理由を勝手に考えてみます。 仮面のエチュードの原曲については、現状聞く手段がなく、個人の記憶で不確かな主観が多分に含まれることをご了承ください。また、間違っている可能性があります。話半分に見ていただけると幸いです。 また、書いている人は音楽に精通しているわけではございません。ご了承ください。 今回は、大きく分けて3つの理由に分けて考えていきます。

【演劇】世阿弥のキス(柿喰う客)

 2025年1月5日(日)、千葉県千葉市にある青葉の森公園芸術文化ホールで、柿喰う客の『世阿弥のキス』を鑑賞しました。記録を残します。 ■鑑賞したきっかけ 柿喰う客は、中屋敷法仁(1984〜)が代表を務める劇団です。私は、以前から、公演を観てみたいと思っていた劇団なのですが、前回見かけた時は、チケットが完売。今回、初めて観ることが出来ました。  しかも、今回の『世阿弥のキス』は古典芸能・能楽と現代演劇のコラボです。時々、能を観ることもある私は、「題名からして面白そうだ。」「

バレエ感想「石川県復興支援バレエ公演 ロミオ&ジュリエット」株式会社L’ART GROUP

はじめに元Kバレエプリンシパルの髙橋裕哉さん率いる株式会社L’ART GROUP主催の「石川県復興支援バレエ公演 ロミオ&ジュリエット」公演に行ってきました! 今回の公演は2024年1月1日に石川県能登地方で発生した能登半島地震を芸術を通して復興支援するというチャリティー公演で、なんと収益は全額石川県に寄付という驚きの企画です。ちなみに石川県庁も後援についています。 私は人生で一度見てみたかったオランダ国立バレエ団プリンシパルのマイア・マッカテリの回を購入しましたが、本当

舞台感想 マチュー・ガニオ スペシャル・ガラ ニューイヤーコンサート

あけましておめでとうございます。 2025年初投稿は、舞台感想! 初観劇は、バレエでございます。 昔は熊川哲也さんとか、シルヴィ・ギエムさんとか、パリオペラ座バレエとかを観に行っていたのですが、最近はあまり見ていません。 このところ、年に一度くらいかな? 昨年は、 舞台感想 NDT1 ネザーランド・ダンス・シアター プレミアム・ジャパン・ツアー2024|おとぼけ男爵 一昨年は、 舞台感想 スターダンサーズ・バレエ団公演 バレエ・ドラゴンクエスト|おとぼけ男爵 なので、

#テニミュ4th 初めて見に行ったよ〜 #全国比嘉戦 〜

テニミュ4thシーズン、やっと初めて見に行きました!3rdまでのテニミュが好きな人が4thを批判しているのをよく見かけていたので(コラ!)、自分に合うかどうかずーっと気になっていてついに見に行けたので嬉しいですᡣ(^⩊^)𐭩 どうでもいい私のテニミュ歴 ニコニコ動画の空耳ミュージカルでテニミュに出会う 初めて現地に見に行ったのは2ndシーズン 3rdや新テニミュも観劇経験有(多ステはそこまでしてない) 4thの観劇は初めて 公演感想 3rdまでのテニミュより、脚

シンデレラ(東京文化会館)

上演時間2時間35分、休憩25分。 Kバレエカンパニー制作のシンデレラのバレエ公演です。 Kバレエカンパニーの公演を見るのは、『マーメイド』に続き2作目です。 バレエに関してはまったくの素人ですが、こちらのカンパニーの舞台はとにかく舞台面が美しく、装置と衣装に一貫した美学があるところが特徴だと思います。特に、最後の最後、赤い緞帳が左右から降りてきて閉まっていく瞬間のカタルシスを感じさせる演出に非常にこだわっているなと感じます。 物語はオーソドックスで、原作童話に比べて優し