唐仁原昌子

〜毎日投稿&毎週日曜に短編小説やショートショートを投稿中〜 人生を漂う30代。歌うこと…

唐仁原昌子

〜毎日投稿&毎週日曜に短編小説やショートショートを投稿中〜 人生を漂う30代。歌うこと話すこと食べることに笑うことがすき。明るい人見知り&元気な根暗。自分の言葉を残していきたくて、noteを広げました。どんな些細な感想もありがたいです!1つのスキが励みになります!

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【自己紹介】改めまして、「私」です

新年、明けましておめでとうございます。 本年もゆるりと、好きなことについて書き散らかして、言葉と仲良くしていこうと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 挨拶もそこそこに…。 ふと気づくと、以前自己紹介と称して書いた記事から9ヶ月が経っていた。9ヶ月も経ったら、紹介できることも変わろうと再度書いてみることにする! 併せて、一年連続投稿の報告記事でも言わせていただいたように、2024年より、自分にとって一番馴染み深くて愛着のある名前で活動していきたいと思う。 こ

    • 【ショートショート】 私たちの「いつも」

       八時過ぎ。いつもの時間。  いつもの電車、いつもの車両。  ホームから改札までの通路、私の少し後から雑踏に紛れて近づいてくるのは、聞き馴染みのある鍵やキーホルダーがチャリチャリと擦れる音。  たまたま、あいつの「いつも」と私の「いつも」が一致しているように見せかけるため、私は今日も細心の注意を払う。  歩く速度は早すぎず遅すぎず、程よいそのペースを掴めたのは、いつのことだっただろう。  コンビニの前を過ぎるあたりで、あいつは私に追いつく。そのまま放っておくと素知らぬ

      • 暑い日が続くのはつらいけど、アイスを美味しく食べられるのは良い! 先日、「教師目線の物語は書かないの?読んでみたい」と友人に問われて、ドキリとした。何をどこまでという線引きが難しくて避けてきたが…確かに、それは私の強みになり得るものだなと思えた。新しい挑戦の入り口かもしれない。

        • 【日記】一喜一憂DAY

          何なの本当に! この時期で、熱中症注意報みたいなのが出るって、どうなってるの! 今日も今日とて、暑さに文句を言いながら過ごす。 …でも蝉は本当に消えたね? 少なくとも私は今日一日、蝉の存在を感じたことはなかった。 蝉ですら空気を読んでいるのに、この気候ったら! 秋が待ち遠しくて耐えられない…。 ここ最近は、日記を書こうもんならこんなふうに、天気や気温への不平不満がまず出てくる。 ある意味、平和な証拠である。 今日も元気でよろしい。 そんな今日は、私には珍しく朝の

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        【自己紹介】改めまして、「私」です

        • 【ショートショート】 私たちの「いつも」

        • 暑い日が続くのはつらいけど、アイスを美味しく食べられるのは良い! 先日、「教師目線の物語は書かないの?読んでみたい」と友人に問われて、ドキリとした。何をどこまでという線引きが難しくて避けてきたが…確かに、それは私の強みになり得るものだなと思えた。新しい挑戦の入り口かもしれない。

        • 【日記】一喜一憂DAY

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        記事

          【日記】九月も後半なのに

          え、夏粘りすぎでは…? まだそんな暑い?もう良くない?秋どこ? そんな気候が続いています、エアコンがまだまだ切れなくてつらい。 エアコン好きじゃ無いけれど、今年はもう無理だと腹をくくってずっと共に過ごした。 これまでの人生の中で、一番エアコンが身近にあった夏だった気すらする。 九月にもなったし、流石にもういいかなと思って窓を開けたら、びっくりするくらいの湿度で蒸し暑かったり、網戸の掃除ができるくらいにゲリラ豪雨が暴れていたりの日々で、結局エアコンのもとにひれ伏している

          【日記】九月も後半なのに

          季節の味を楽しむことができると、幸せの厚みが増すような気がする。そしてそれは、人生の豊かさに直結すると思う。瑞々しい梨をしゃくりと噛むと、口の中に一気に秋が広がる。美味しい…! そういえば、今気づいたのだけど蝉の声が聞こえなくなったような気がする。季節は静かに、着実に流れている。

          季節の味を楽しむことができると、幸せの厚みが増すような気がする。そしてそれは、人生の豊かさに直結すると思う。瑞々しい梨をしゃくりと噛むと、口の中に一気に秋が広がる。美味しい…! そういえば、今気づいたのだけど蝉の声が聞こえなくなったような気がする。季節は静かに、着実に流れている。

          【日記】思考のままに

          今日はいつになく、朝から言葉の多い日だった。 日だった、とまるで一日の終わりのように書きつつ、実はまだ昼前である。 何だかこう、ざわざわするんだよなあ。 いろいろな言葉や設定が渦巻いて、抱えきれなくなったので、吐き出しに近い形だがとりあえず残そうとnoteを開いた。 こういうとき、気ままに書き残せる場所があるのはいいことだな。 記録にもなるし、備忘録にもなるし。エコだ。(エコ?) 昨夜、眠る前の二十三時半頃、ハッとすることがあった。 実は昨日起きたときから、「今日

          【日記】思考のままに

          【エッセイ】命の入れ物

          ふと振り返ると、ここ最近は日記と称した日常記録ばかりで、考えているを文字にすることをしていなかったな。…別に悪いことではないと思うのだけれど! せっかくの連休だし、noteをちゃんと書くのも悪くなかろうよと、寝かせていた記事を掘り起こすところから、今週の仕事は始まった。 これもまた、私の日常。 そんなことを思いつつ、またたいそうなタイトルをつけて、この頃ぼんやり考えていたことをつらつら書いてみたいと思う。 ではいざ。 少し前、紙か何かで薬指の指先を切った。 人差し

          【エッセイ】命の入れ物

          【ショートショート】 俺たちの「いつも」

           八時過ぎ。いつもの時間。  いつもの電車、いつもの車両。  ホームから改札までの通路、俺の少し前を行くいつもの制服。  たまたま、あいつの「いつも」と俺の「いつも」が一致しているだけで、それ以上でも以下でもない。  改札を出てすぐにある、コンビニの前を過ぎるあたりで俺はあいつに追いつく。そのまま追い越そうとする俺に、あいつは気がついて声をかけてくる。 「あ、鈴浦おはよ」 「…おう、おはよ」  別に呼び止められたわけでも、特別な用事があるわけでもないけれど、そのまま

          【ショートショート】 俺たちの「いつも」

          気温はまだまだ夏が居座っているけれど、食べ物界隈にはすっかり秋が訪れていて嬉しくなる。タリーズのお芋のやつ、びっくりするくらいお芋だったな。ちょっと甘かったけど美味しかった! 今日は少しだけいろいろ考えることをやめてみて、のんびり過ごすことを心がけた一日でした。世の中は連休だー!

          気温はまだまだ夏が居座っているけれど、食べ物界隈にはすっかり秋が訪れていて嬉しくなる。タリーズのお芋のやつ、びっくりするくらいお芋だったな。ちょっと甘かったけど美味しかった! 今日は少しだけいろいろ考えることをやめてみて、のんびり過ごすことを心がけた一日でした。世の中は連休だー!

          【日記】どこまでもひた書くのみ

          夏は夏なりに、個人的にはいろいろ忙しくしていたつもりなのだけど、秋も秋で諸々のすべきことや、できればいいなと思うことがある。 あれこれ思うことはあれど、毎日とりあえず、いろんな機会の扉に向かって少しでも響く弾を撃ち込むために、できることをして弾の威力を上げる。 それが目下の仕事であるとしている私は、相変わらず紙やキーボードに向かう日々を生きているわけだ。 当たり前だけど、賞レースが絡むと、その創作活動には多少なり縛りが生じる。 例えば、求められるテーマであることと、未

          【日記】どこまでもひた書くのみ

          【日記】街中で高校生とすれ違うとか

          買い物のついでに、近所の百円均一のお店に行く。時刻は夕方、ちょうど下校の時間と被ったくらいだろうか。 高校生たちが、わらわらといた。 その会話を、聞こうとしなくても聞こえてくるほどの、声のボリュームで話しをするのが、彼らの特性の一つである。 もはや、そこから可愛くて、にこにこしてしまうのを懸命に堪える。 その昔は、その騒がしさに振り回されたものだけれど、喉元過ぎれば何とやら、である。 自分が求めているものを、うろうろ探しながらちょっとだけ様子を伺うと、文化祭に必要な

          【日記】街中で高校生とすれ違うとか

          【日記】今日はインプットDAYとする

          ここ数日、どうにも気分がパッとしない日を過ごしていて、その理由を手繰りつつ過ごす。 ということで、言葉にしきれないような気持ちは、一旦横に置いてみる。 できないときは、やらないというのも一策。 そのため、アウトプットを潔く諦め、インプットに時間を使うことにした。 不定期だけど、たまにこう言うことがある。 見逃していたドラマを観たり、YouTubeで音楽を聴いたり、久しぶりに少しだけゲームをしたり。 一体どこに、自分のテンションを持ち直す「きっかけスイッチ」があるのか

          【日記】今日はインプットDAYとする

          嬉しい!嬉しい!!かぼちゃ党の私、大歓喜!!過去にお土産で頂いて気に入ってから、どうしてもまた食べたいなという話をしたら、心優しい大好きな友人が贈ってくれた!感嘆符めちゃくちゃ付けてしまうくらいには嬉しい!!!! 箱を開けては、ニヤけて眺める。美味しいは正義!明日からまた頑張る!

          嬉しい!嬉しい!!かぼちゃ党の私、大歓喜!!過去にお土産で頂いて気に入ってから、どうしてもまた食べたいなという話をしたら、心優しい大好きな友人が贈ってくれた!感嘆符めちゃくちゃ付けてしまうくらいには嬉しい!!!! 箱を開けては、ニヤけて眺める。美味しいは正義!明日からまた頑張る!

          【日記】そしてまた来た月曜日

          夕方頃、外にいるときに雲の様子を気にすることが増えた気がする。 油断をすると、日々なかなかの高頻度で、突然ものすごい勢いの土砂降りに遭うからだ。 屋根のあるところにずっといられるなら、別に問題はない。 そうではなく、ここから帰らねばならないとか、どこかに行かねばならないとかというときに困るのだ。 折りたたみ傘も、基本的にいつも持ち歩くようにはしているけれど、ゲリラ豪雨の中に飛び込む場合はあまりに心許ない。 ゴロゴロと鳴りだす雲の上を気にしつつ、ただただ目的地に急ぐ。

          【日記】そしてまた来た月曜日

          【ショートショート】 欲しいものは未来

           夕暮れでオレンジ色に染まったホーム。  蒸し暑い、夏の終わりの空気。  放課後に少し残って今日提出締め切りだった課題をしていたおかげで、一番混んでいる下校のタイミングは過ぎている。  そのため、いつもよりホームの上は人が少ない。いつもごった返している駅を利用しているから、まるで知らない場所のような気がしてくる。  そんなホームの片隅にあるベンチで、ぼーっと電車を待っていたら、不意に甘い香りがして、同じクラスの菊池さんが現れた。 「やっほー」 「あ、菊池さん」 「今帰

          【ショートショート】 欲しいものは未来