唐仁原昌子

〜毎日投稿&毎週日曜に短編小説やショートショートを投稿中〜 人生を漂う30代。歌うこと…

唐仁原昌子

〜毎日投稿&毎週日曜に短編小説やショートショートを投稿中〜 人生を漂う30代。歌うこと話すこと食べることに笑うことがすき。明るい人見知り&元気な根暗。自分の言葉を残していきたくて、noteを広げました。どんな些細な感想もありがたいです!1つのスキが励みになります!

最近の記事

  • 固定された記事

【自己紹介】改めまして、「私」です

新年、明けましておめでとうございます。 本年もゆるりと、好きなことについて書き散らかして、言葉と仲良くしていこうと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 挨拶もそこそこに…。 ふと気づくと、以前自己紹介と称して書いた記事から9ヶ月が経っていた。9ヶ月も経ったら、紹介できることも変わろうと再度書いてみることにする! 併せて、一年連続投稿の報告記事でも言わせていただいたように、2024年より、自分にとって一番馴染み深くて愛着のある名前で活動していきたいと思う。 こ

    • 【日記】気づけばもう金曜日

      飲んでいる風邪薬の影響か、どうにもこうにも一日中眠い。 集中力も持たないし、なかなか困ったもんである。 そうでなくても、集中力がない人間なのに! こういうときは、「無理をするなと言うことやな!」と、自分に都合の良いように解釈してしまう。 それができるのが、大人の良いところ。 自分の人生の匙加減を、自分で決められるの本当にありがたい。 いつもよりゆっくりと、しようと思っていたことに着手する。 その昔は、本当に「休むこと」が下手だった。 体調不良で休むときですら、何だか

      • エアコンをつけないと暑くてやりきれないのに、エアコンをつけると喉が負けるという厄介なジレンマに、この夏はずっと苦しんでいる。本当に、一刻も早く扇風機くらいで生き抜けるくらいの気候になってほしい。 と、ぶつくさ言いつつ、甘くて美味しいつぶつぶを食べる。季節の味が荒れた喉に心地よい。

        • 【エッセイ】気に入っている鈴の話

          書いてみたいと思う題材をみつけて、掘り下げつつ書き進めている。 ただ、思い入れが強い分、どうしてもとっ散らかってしまってなかなか形にならないので、自分の中の箸休めがてら別な小話をしてみようと思う。 タイトルそのまま、「気に入っている鈴」についてだ。 私には、かなり気に入ってずっと身近に置いている鈴がある。 小ぶりで、三つが一つの丸カンに繋がれ、キーホルダーになっているものだ。 その昔この三つには、桃色と黄色と黄緑色の三色の塗装がされていた。 上の画像を参考にしてい

        • 固定された記事

        【自己紹介】改めまして、「私」です

        • 【日記】気づけばもう金曜日

        • エアコンをつけないと暑くてやりきれないのに、エアコンをつけると喉が負けるという厄介なジレンマに、この夏はずっと苦しんでいる。本当に、一刻も早く扇風機くらいで生き抜けるくらいの気候になってほしい。 と、ぶつくさ言いつつ、甘くて美味しいつぶつぶを食べる。季節の味が荒れた喉に心地よい。

        • 【エッセイ】気に入っている鈴の話

        マガジン

        • ●ショートショート●
          98本
        • ●ドラマ・映画感想●
          21本
        • ●教壇から見えた世界●
          15本
        • ●考えること●
          33本
        • ●私について●
          21本

        記事

          夏の名残を詰め合わせたような音

          夏の日差しに焼かれるアスファルトの上を、日傘に隠れながら行く。 ふと気がつくと、夕方の公園に子どもたちの姿がちらほら見える。そのことに気がつくことで、「真夏」が少し過ぎ去ったことを知る。 雨のように降る蝉の合唱を浴びながら、少しだけ近づいた秋を待ち遠しく思う、帰り道の音。 初めての試み、「音」を使った更新を試験的に!

          夏の名残を詰め合わせたような音

          夏の名残を詰め合わせたような音

          【日記】すーぐ風邪を引くんだから

          ほんと、嫌になっちゃう。 気を抜くと、あっという間に体調を崩すんだもの。 それくらいお盆を楽しみにしていて、楽しむために気を張って過ごしていたのだ。 ということにしたい。 変なところで繊細なんだから、私ってやつは! そんなわけで、元気だけれど軽い夏風邪に囚われながら、また新しい月曜日が始まった。 無理なくぼちぼち作業をしながら、お盆の間に見逃していたドラマをつまみ食いする。 先週はオリンピックの影響もあって、放送されなかったドラマもあるから、追いつきやすくて助かる。

          【日記】すーぐ風邪を引くんだから

          【ショートショート】 雨宿り三人衆

          ──ある日の暮方の事である。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。  広い門の下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々丹塗の剥はげた、大きな円柱に、蟋蟀が一匹とまっている。羅生門が、朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠や揉烏帽子が、もう二三人はありそうなものである。それが、この男のほかには誰もいない。── 「俺、今なら羅生門に出てくる下人の気持ちがわかる気がする」  急に自習になった国語の授業中、気だるそうにぱらぱらと現代文の教科書をめく

          【ショートショート】 雨宿り三人衆

          【日記】頑張る姿は胸を打つ

          いやあ、今日は甲子園がものすごく面白かった! 気まぐれに観はじめた試合だったのだけれど、なかなかの劇的な展開で思わず最後まで観た。 もう、手に汗を握ってしまった。 早稲田実業と大社高校の試合だった。 かたや都会の強豪私立高校、かたや地方の公立高校。 各高校の背景や選手の詳細は知らないけれど、漫画かと思うほどのよくできたカード。 延長戦にもつれ込んで、サヨナラで終わるところまであまりによくできたストーリーだった。 ゲームが面白すぎて、選手たちのプレイに感動して、昼前に

          【日記】頑張る姿は胸を打つ

          【日記】今年のお盆

          お盆休みということで、帰省だ何だと少し自宅を離れてみる。 朝と呼べる時間にきちんと起きて、しっかりお米の朝ごはんを食べるところから始まり、普段こんなに人と話すことはないなと思うくらい、いろんな人とたくさん話す。 ついこの前まで、本当に言葉そのままに「一日中、誰かと話すような日々」を送っていたのに、今やもうその時間を懐かしむまでになった。 こうして、人生は流れていくのだなと、いちいちしみじみしてしまう。 いつか、こんなことを思う「今日」も、懐かしく思い出す日が来るのだろ

          【日記】今年のお盆

          【エッセイ】結局は自分のため

          暑さに頭を抱えながら生きる、夏の日々。 明日から台風が来るとのことで、やむを得ず太陽に焼かれながら買い物に出る。 できるだけ日陰を移動して、できるだけ早く用事を済ませて、できるだけ早く帰還する。 それを全うすることに集中して、行動をする。 すっかり暑さに弱くなっている自覚があるので、大袈裟でも何でもなく、ひたすら自分の命を守るために必死である。 そういうときに限って、起こるのよね。 幾度となく遭遇してきた、私あるあるの「徳積みイベント」。 買い物を終えて、自転車の

          【エッセイ】結局は自分のため

          土地の匂いが自分に合う感覚を満喫する。ここには私を脅かすものが、ほぼないという安心に浸る。空は広く嫌な音の少ない空間で、ひたすら「夏」に集中する。多方面に広げすぎたアンテナをゆっくり吟味して少し畳み、丁寧に磨き直すような時間。 私はこの空間と、そこに生きる人たちを心底愛している。

          土地の匂いが自分に合う感覚を満喫する。ここには私を脅かすものが、ほぼないという安心に浸る。空は広く嫌な音の少ない空間で、ひたすら「夏」に集中する。多方面に広げすぎたアンテナをゆっくり吟味して少し畳み、丁寧に磨き直すような時間。 私はこの空間と、そこに生きる人たちを心底愛している。

          【日記】星の降る夏の夜に

          何かのタイミングで、国立天文台か何かのニュースを見てから、ずっと楽しみにしていた。 ペルセウス座流星群のこと。 私は、さほど詳しいわけではないが星を眺めることが好きだ。 星座を把握することに一時期ハマっていたし、プラネタリウムも全力で見入る。 iPhoneには星座表のアプリを入れていて、時折明るい一等星を見つけては「あれはどの星だろう」なんて見ることを楽しんでいる。 そんな私が、図らずも良い時期に、光害の少ない良い場所に訪れる予定があった。 うまくいけば、流星群をしっか

          【日記】星の降る夏の夜に

          眩しい日の光の下で、緑いっぱいの空間に身を置く。滝が落ちて砕ける様子を眺めながら、降るような蝉の声と、波打つ風に擦れる木の葉の音に、静かに耳を傾ける。じわじわ額ににじむ汗を拭きつつ、全身で「夏」を浴びる。 普段生きている場所よりずっと過ごしやすくて、ずっと生きやすい気が、する。

          眩しい日の光の下で、緑いっぱいの空間に身を置く。滝が落ちて砕ける様子を眺めながら、降るような蝉の声と、波打つ風に擦れる木の葉の音に、静かに耳を傾ける。じわじわ額ににじむ汗を拭きつつ、全身で「夏」を浴びる。 普段生きている場所よりずっと過ごしやすくて、ずっと生きやすい気が、する。

          【ショートショート】 私たちに翼はなくても

           太陽が窓ガラス越しに、ジリジリと机上を焼く窓辺から、ひたすらに暑そうな外をぼんやり眺める。  暑すぎると、蝉の声もしなくなるんだななんて、どうでもいいことを考える。 「駅まで歩くのだるいなあ」  まるで自分が呟いたのかと思うくらい、ぴったりのタイミングで隣にいた田辺が言う。  それ、わかる。  だよねー暑いしなー。  他愛のない、そして深い意味もないやり取り。  そのまま、ふうと小さなため息をついて、田辺は気だるそうに頬杖を崩し、暑さに溶けたような姿勢になる。  

          【ショートショート】 私たちに翼はなくても

          【感想】ONE OK ROCKのDelusion:Allを聴いて

          ここ最近で、一番衝撃を受けた一曲になった。 今の日本の中で、それなりの影響力を持つ存在が、ここまで赤裸々に「世の中に物申す」ような曲があっただろうか。 これまでにも述べているのだが、私は英語がからきしダメである。 単語も何もかもフィーリングでしか拾えない、中学三年生レベルの知識しかないのだが、そんな私の耳に残った単語が「democracy」だった。 いつも通り、作業用に適当なプレイリストを探していた際、そういえば少し前にワンオクの新譜出てたっけと思い出した。 特に何

          【感想】ONE OK ROCKのDelusion:Allを聴いて

          冷たいコーヒーゼリーとアイスクリームをご褒美にして、駆け抜ける金曜日。甘いものはいつだって心に優しい。 最近改めて思ったのだけど、こういう画像だけの投稿のとき、食べ物の登場率がめちゃくちゃ高いなあ…?こういうところで、隠しきれない食いしん坊がバレるわけです。ああ美味しいは正義!

          冷たいコーヒーゼリーとアイスクリームをご褒美にして、駆け抜ける金曜日。甘いものはいつだって心に優しい。 最近改めて思ったのだけど、こういう画像だけの投稿のとき、食べ物の登場率がめちゃくちゃ高いなあ…?こういうところで、隠しきれない食いしん坊がバレるわけです。ああ美味しいは正義!