ども。

シンプルに生きたい昭和の女です。

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最近の記事

あの銅鑼を鳴らすのはわたし

数年前の話。 友人のお父様が亡くなられた。 御年100歳であられた。 友人は一人娘だったので喪主をつとめた。 今時の流れに沿って家族葬。 友人の配偶者や成人した子どもたちと共に儀式をこなした。 お坊さんのお経の途中、式場の係りの方が友人のそばに来てささやいた。 「喪主様どうぞ。」 そして前方にいざなった。 友人はコクリと頷いて進み出た。 そして。 おもむろにバチを手に取って。 お坊さんのそばに置いてある銅鑼を ゴアァァ~~ン!! 鳴り響く銅鑼。 いや

    • 映画「Moonlight Club」を観に行ったら推しが出来た

      大阪の梅田から電車でふた駅行ったところにある町「十三」 じゅうさんじゃなくてじゅうそうと読む。 いわゆる夜の町で、私が若い頃は「怖い町」というイメージで 「十三?怖い怖い。行きたくないわぁ」 という感じだった。 今は、若い人たちもウヨウヨと町に溢れている。 時代は変わった。 そこにサンボードシティというビルがある。 見るからに古いんだろうなぁというビル。 その中に飲み屋はもちろん、フィットネス、カラオケ、映画館、ライブハウス、ボーリング場などが入っている。 ええええ

      • 父は笑いながら骨となった…と思う

        17年前、私の父のお葬式で爆笑した話、聞く? 父のお葬式は家族葬でとりおこなわれた。 とてもアットホームないい式場で、通夜の後、私は父と同じ部屋で兄と布団を並べて寝た。 兄と布団を並べて寝るなんて子供の頃以来だなぁなんて思いながらウトウトしていたらお葬式の朝になっていた。 式場から焼き場まで車で10分程の距離。 お葬式が滞りなく終わって、親族はみな用意されたマイクロバスに乗り込んだ。 私は一応皆さんに乗っていただくよう誘導したりして最後に乗り込もうとしていた。 する

        • コロナ顛末記

          うちのダンナは衛生管理能力がゼロ。 低いとかじゃないよ、ゼロだよ。 結婚してから知った。 トイレの後、指先に水をピッとつけてピャッと振る程度が彼にとっての「手を洗った」なのだと。 恋人時代、手を繋いでいた自分を罵倒したくなったものだ。 そんなゼロ男がコロナウィルスを持ち帰った。 どこで感染してても驚かないわと常日頃思ってたから、やっぱりねという感じ。 ダンナの発症から私の発症まで4日のインターバルがあった。 という事は、これは確実にダンナのが感染したって事だわな。

        あの銅鑼を鳴らすのはわたし

          毎日がハロウィンな楽しい我が家、などと言ってる場合ではなかった

          ①出すのは赤ん坊ではなくてそっちだから ワタシが妊娠中に「産まれる~」って叫んだ話、聞く? 臨月の頃、つまりもうお腹がパンパンに大きくなっていた頃。 ワタシ達夫婦は大阪の田舎の古いハイツで暮らしてたんだよね。 ほら、お金ないじゃない?若いから。 家賃の安いところを求めてズルズルと行きついた先が田舎だったのよ、 割と都会で育ったのに。 田舎だからトンボやカエルやカナブン、カブト虫、でっかい蜘蛛・・・なんでもいる感じ。 ハイツつったって、ぶっちゃけアパートに毛が生え

          毎日がハロウィンな楽しい我が家、などと言ってる場合ではなかった

          ダンナの自転車のハンドルがタオルの上に置かれるオブジェになった訳

          ①迷子の仔猫ちゃんじゃなくて脳味噌キャパオーバーのワタシ 2ヶ月ほど前の話なんですが。 休日の朝起きたらスマホに地元警察から何度も電話が入っていた話、聞く? いやぁ、珍しくよく寝たなぁって朝だったんです。 10時頃かな。 歳を重ねると長時間寝る事が難しくなる。 若い頃なんて起きたら昼だったなんて事しょっちゅうあったのに。 寝るって元気な証拠なんですってね。 そんなわけで、その日のワタシは元気だったんだな。 起きてスマホ見たら地元の警察署からの着信が何件も。

          ダンナの自転車のハンドルがタオルの上に置かれるオブジェになった訳