【正直感想】Endless SHOCK
⚠️タイトルの作品について肯定的でない話をしています。
作品が好きな方、ファンの方、批判的な意見を目にしたくない方は、ブラウザバックをお願いします⚠️
特に深い知識も教養も無い一般人が、漠然と感じたことをダラダラと書いているだけのものです。
経験値が低いので、話が浅い。
帝劇と並んでラストイヤーのSHOCK。今年の5月末に観劇することができました。
当時思ったことを覚え書きです。
セリフについて
歌について
脚本について
出捌けについて
好きだったところ
感想
1.セリフについて
正直なところ、あまりにも演技すぎました。
舞台ですから、ドラマ等の映像でのお芝居よりも大きく、大袈裟にしなければ伝わらないことは理解しています。しかし、舞台で求められるのは「大袈裟なナチュラル感」であると思うのです。
そこでただ大きく"演技"をしてしまうと、悪い例えをすれば、学芸会などを見ているときのように「演技しているなぁ」という感覚にさせられてしまうのです。
ここはもう好みの問題とも言えるでしょうが、私個人としては、演技すぎる演技は見ていて現実に引き戻される気がしてしまいます。
(この点、もしかしたらウォンカの方が合っていたのかも……チケットが取れず観られませんでしたが……)
2.歌について
単刀直入に、好みではありませんでした。
どうしても発声が浅めというか……歌詞も一部聞き取りずらかったのが残念でした。恐らく得意なんだろう音域と、苦手そうな音域が分かりやすいなという印象。
個人的には、佐藤勝利さんの歌をちゃんと聴いたのが初めてだったのですが「上手いな~」と感じました。
ただ、あれだけ踊りながらもブレないという点では素晴らしかったです。
3.脚本について
元々ストーリーのなかったショーに、光一さんがストーリーを付けてミュージカルにしたと聞きました。
ストーリーとしてはあまり刺さっていません。粗削りな印象。
一番思ったことは、あの関係性で"ライバル"と呼ぶのはかなり残酷なのでは?
ライバルといえば競争相手でしょうが、それにしてはコウイチが圧倒的存在すぎて……カンパニーでの立場も、リカのことも、ストーリー上での実力も、あの状態をライバルとして"競い合い"だと捉えるのはショウリからしたらあまりにも苦しいのでは……コウイチは"競い合い"だと思っていたなら、あまりに一方的で、お互い苦しいことになるだろうと思います。(だからこそあの展開に納得感がある……?)
長年見ている方々の投稿によると、誰のライバル役かによって結構関係性や性格などが違うのでし
ょうか?
個人的には、コウイチには殆ど感情移入できず、ショウリの苦しさがダイレクトに伝わってきたのですが、これは観る側の経験や、これまでの人生によるのかもしれませんね。
4.出捌けについて
少々見えすぎていた気がします……下手の端の方の席だったので、角度によるのかなとは思いますが、袖への見通しがとても良かったです。
極たまにスタンバイが見えてしまっていたので、客席から見えない位置を全員が把握しておいてほしい……
衝立があった方が……と思ったりもしましたが、素人考えなのでそうとも言えないのかもしれません。
5.好きだったところ
圧倒的にダンスです。さすがとしか言えません。
キレやメリハリもさることながら、群舞の揃い方も素晴らしく、観ていて感動しました。
アイドル事務所という環境で育まれた本業アイドルの方々の圧倒的な群舞でした。
Jrの方に明るくないので分からなかったのですが、バレエがお得意な方がいらっしゃいましたか?ジャンプが綺麗で印象的な方がいました。
何度も書きますが、歌もダンスも集団でのパフォーマンスが本当に素晴らしかったです。
6.感想
この作品、良くも悪くも主演が光一さんでなければならないんだなと感じました。あまり良くない意味で、光一(コウイチ)さんというスーパースター、そしてライバル役や周りを固めるスターの皆様有りきの作品。
でも、だからこそ光一さんのファンの方なら、必ず一度は観ておきたい作品だと思います。それは観劇前後で変わらず思ったことです。
個人的に刺さらなかったという話で、観たことは後悔していないどころか、観られて良かったと思います。
有名な階段落ちやフライングは、生で見てみて映像では絶対に感じられない迫力、そして緊迫感でした。
そして、やはり光一さんのスター性は圧倒的です。激情の演技は、思わず肩が震えました。本物のスターによるスター役ですから、それは圧倒的な存在になる訳です。
それから、こんなにも激しい作品を、24年間、2000回以上も座長として続けていらしたこと、そのものが素晴らしいことなのだと思います。
これからも、お身体に気をつけて、スターとして輝き続けていてほしいと思います。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?