舞台感想 ムーラン・ルージュ・ザ・ミュージカル
ムーラン・ルージュ・ザ・ミュージカルを観てまいりました。
(この記事の最後の方はグランフロントで行われたドリームマルシェについても少し、雑文もあり)
観たいなあ……とずっと思っていたので、梅田芸術劇場で上演されるのは嬉しい~
度肝を抜かれるムーランルージュのセット
客席に入って、その華やかなセットに度肝を抜かれます。
下手に風車、上手に象、舞台上はハート。
撮影OKなので、色々写真を撮ったのですが、あとから「ご自分のお席からお願いします」って言っていて、あらら、最前列まで行って撮っちゃったわ~と反省。案内係が撮影〇のプラカード持ってたら、どこからでも撮れると思っちゃうじゃない。
同じ勘違いしている方多かったですけどね~
でも、とても迫力のある綺麗なセットなので、見る前からテンション上がりますね。
お金かかってるだろうな~
開演5分ほど前からでしょうか、舞台上にキャストが現れます。
すると、撮影不可になります。
徐々に会場はパリのナイトクラブ ムーランルージュへと変貌していくのです。
女性のエロティックな衣装にドキドキします。
乳首を見せた全身タイツのような衣装の男性も、エロ~い。上半身裸はエロくないのに不思議なものですねえ~
退廃的なエロさ、下品さが、たまらなくオシャレ!でワクワクします。
そして、物語が始まります。
ムーランルージュの歌手たちが歌う華やかなナイトクラブのシーン。
そして、クリスチャンと仲間との出会いが描かれ、
サティーン登場!
堂々たるミュージカル女優に変貌したのぞ様が空中から現れます。
ステキ~
ストーリー
サティーンは、ムーランルージュの花形スターです。
サティーンは、貧しい作曲家クリスチャンをパトロンの公爵と間違えて出会ってしまい、二人は愛しあいます。
クリスチャンはボヘミアンの友人達と新しいショーを作り、ムーランルージュで上演しようと考えています。
公爵は、金の力でサティーンもクラブも所有しようと考えます。公爵にとってクラブも人もすべて自分の所有物、自分の思うままにできるものだと考えています。公爵はサティーンをショーの世界から足を洗わせ、愛人として上流階級の生活をさせようとも考えています。
そんな時、公爵はサティーンの裏切りを知ります。公爵がクリスチャンに危害を加えないように、サティーンはクリスチャンに別れを告げるのです。
サティーンは結核に冒され余命わずかでした。
クリスチャンの作る曲を広めたいサティーンは、無理をして舞台に立ちますが……
私の観た日のキャストとその感想
サティーン 望海風斗
クリスチャン 井上芳雄
ハロルド・ジドラー 橋本さとし
ロートレック 上野哲也
デューク(公爵) 伊礼彼方
サンティアゴ 中井智彦
ニニ 藤森蓮華
のぞ様のサティーンは、お色気ムンムンというよりは、コケティッシュでキュート。少女の頃から娼婦として生きてきたから金持ち男を手玉にとることの必要性もわかっているし、相手もするけれど、心の奥底は少女のままというような感じがします。
コミカルな演技は、ちょっと漫画チック。
でも、徐々に命をかけてクリスチャンへの愛を貫く覚悟を決めた女に変貌します。見ていると、切なく苦しくなってきます。
井上さんのクリスチャンは、少年のよう。何事にも真っすぐで無垢な少年が、美しいサティーンに出会って恋に落ちる感じ。
もちろん少年ではなく大人だから、相手の状況も理解できる。でも、サティーンを恋しく思う気持ちを隠しきれず、気持ちが暴走しはじめる。
無垢な少年の心を持った青年が、狂気を纏っていく姿が切ない。
だから、悲劇的な最期は切なくて、苦しくて、涙。
鼻水垂らして、肩震わせていました。
でも、最後は明るく、楽しく終われました。
これが、こういう楽しいミュージカルの良い所。
そして、ジドラー役の橋本さとしさんと公爵役の伊礼彼方さん。
こちらは、酸いも甘いも知る大人の狡さと金持ちの傲慢さが全身からあふれ出ていて、さすがです。
この二人の芝居が、がっしりサティーンとクリスチャンの芝居を支えていて、物語がスムーズに流れていると感じました。
ちなみに、この日のキャストは、松村雄基さんとKさんだったのですが、体調不良で橋本さんと伊礼さんになったのです。
ダブルキャストだから、キャスト変更になっても、本役の芝居が観られる幸せ。松村さんとKさんのファンの方は残念だったと思うけれど、作品は素晴らしい仕上がりだったと思います。
松村さんとKさんの体調が早く良くなりますように。
ノリノリになったり、涙したり、感情の忙しい3時間はあっというまに過ぎてしまいました。
楽しかった~
最後にジドラーが発射するキャノン砲から出てきた銀テープに混じって赤いハートの紙が!
やっぱり愛がテーマの作品よね。
グランフロント大阪で、ドリーム マルシェ2024
ちなみに、この日はグランフロント大阪で、ドリーム マルシェ2024が行われていたので、観劇前に立ち寄ってみました。
アップサイクル衣裳チャームが欲しかったのだけど、なんと初日で完売したので、もうありませんでした。
転売に怒る気持ち
Xのタイムラインを見ていたら初日に定価の五倍の4万円以上をつけてメルカリに出品がされていたようです。
でも、後からみたら消えていたので、不正の申告がされたのでしょうか?
こういう転売目的の購入を断固許さず、転売目的で購入した人が「損」するシステムを作るべきだと本当に思います。
AIの能力も格段に上がっていますし、定価以上の出品をシャットアウトするシステムを作るべきですよねえ。
でもメルカリは便利
元々、フリーマーケットっていらなくなった中古品を安価でお譲りする世界だと思うんですよね。私も不要になった物を色々出品しているので便利なシステムだと思います。
着物なんかは本当に定価の五十分の一くらいの価格で売るのだけれど、購入者に良い品だったと喜んで頂くと、こういうシステムがあるのは良いと思います。
私が死んだらゴミになってしまうものを誰かが喜んで着てくださっているのだと思うことで納得できますものね。
ちなみに、着物買い取りサービスってよくコマーシャルしているところで買い取りをお願いした方に聞くと、一枚1000円くらいだったらしいです。
それでも、買い取ってくれないものも多かったとか。
多分買い取り例で紹介されている高額な買い取り価格は、相当状態の良い作家物なのでしょうね。
でも、対応は信頼できるようです。
手間ですけれど、メルカリに出すとそれよりは高く売れます。
それでも、着物を誂えてお嫁に持たせてくれた母には言えません。
「なんて、もったいないことするの!」って怒り狂うかも……
でもね、もう着ることないのよ。娘も孫もいないから行き先がない。
一部は、洋服にリサイクルして着ているけれど、リサイクル費用もなかなかの高額だから、洋服にして絶対に着たおすぞ!と思えるような柄でなければリサイクルできないしね。
「ベルサイユのばら」衣装デザイン大判ハンカチ
話がそれてしまいました。
で、チャームがなかったので、
購入したのが「ベルサイユのばら」衣装デザイン大判ハンカチ。
かなり大きいので、バンダナのようにも使えるし、バッグの持ち手に巻いても良さそうです。
デザインもかわいいです。
私は行かなかったけれど、レストランにはタイアップメニューなどがあって、先着でステッカーがもらえるようです。
初日には大行列だったらしい、カフェラボも普通に入れる感じでした。
組のラテアートが楽しめたり、スタンドコースター付のドリンクが楽しめるようです。
顔はめパネルなんかもあって、ちょっと立ち寄ってみるのは楽しいと思います。
ドリームマルシェとムーランルージュを楽しんだ一日でした。
幸せ~
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