映画『流れる』(1956)豪華な女優たちで描く花柳界の舞台裏
こんにちわ、唐崎夜雨です。
日曜の夕べは映画のご紹介。今回は昭和31年(1956)の成瀬巳喜男監督作品『流れる』。
原作は幸田 文。幸田文は文豪幸田露伴の娘さん。
幸田文は父露伴の死後、父の思い出を書いて文筆家となりますが、一時期、身分を隠して柳橋の芸者屋に住み込み女中として働きます。
どうしてそうなさったのか存じませんが、小説『流れる』はこのときの実体験から生まれた作品です。
しかしながら昭和30年代はもう芸者の時代ではないようです。銀座のホステスを描いた映画『夜の蝶』