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僕の好きなみんなのnote

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僕の好きなみなさんのnoteを集めました
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自担が結婚した。寂しさは遅効性だった。

自担が結婚した。寂しさは遅効性だった。

2024年3月3日の日曜日、私の永遠のアイドル、NEWSの加藤シゲアキさんが結婚を発表した。

昨日、別界隈のライブへ行き、興奮冷めやらぬ状態ですっかり夜更かしをしてしまったせいか、今日は朝から少し体調が悪かった。

ベッドでウダウダ言いながら「私は!絶対に!朝マックへ行く!!」という決意を餌にすることでなんとか重い身体を起こすような、少し鬱屈とした朝だった。

私がその発表を知ったのは、お昼過ぎ

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「頼る」ってどういうことか

「頼る」ってどういうことか

今年は仕事も恋人も失ったのに
悲壮感もやがて去って
肉まんが食べたい!とか、考えられるようになっている
シチューとかコロッケとか作って食べて喜んだり

お風呂に入って温まったぐらいで幸せだと感じられるような健やかさを取り戻した
何か解決したわけではないけど、私にしては上出来だと言ってやりたい

辛いことがあって
自分ではどうしょうもなくなったとき、心を預かってもらう
それを自分の意志で迎えに行く

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リトルマーメイドの配役が嫌だった

リトルマーメイドの配役が嫌だった

このnoteは自分への戒めとして書く。
恥ずかしいけれどありのまま。忘れてしまわないように。

リトルマーメイドの配役が嫌だった。
「これは差別とかじゃなくてさ」を前置きにしてたらたら自論述べていたけれど、要約すると「実写化するなら原作に忠実にしてほしい」というものだった。

ハリー・ベイリーがディズニー作品のプリンセスになるのが嫌なのではない。
彼女は歌が上手いし、可愛い。彼女が主役をやる作品が

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わたしの中をすきで満たしたい日

わたしの中をすきで満たしたい日

時々、私の中を、溢れんばかりの「好き」で満たしたくなるときがあって、タイミングさえ合えば本当に好きなことばかりを詰め込んだ、ご褒美のような一日を過ごす。

「好き」ってさ、
これまでの人生の中で少しずつ積み重ねてきた感覚で、自分だけが分かる特権だと思う。

まず、車の運転が好き。
得意ではないけれど、好き。
まだまだ芯の冷えるような空気に満たされた車内に、お気に入りの音楽を流して「好き」のシャワー

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「これしかない」は「これ」以外でも案外起こりうる。

「これしかない」は「これ」以外でも案外起こりうる。

あぁ、これしかない。
この人だけだ。ここがベストだ。

友達でも、パートナーでも、仕事でも、趣味でも、住む所でも、目指しているものでも。
そんなことを思う時はある。

今日はちょっと人によってはなんとも言えない気持ちになったり、そんなことないと憤慨するかもしれないことを書く。

「これ以外考えられない」と思うことはある。
でもこれ以外考えられないと思っていることにも、それ以外の可能性は実はたくさん

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好きな人のスキを知ること is 尊い

好きな人のスキを知ること is 尊い

好きな人のスキなものを一生懸命知ろうとしている自分の姿に、我ながら「尊(とおと)〜〜〜!!!」と思う。

好きな人のスキを自分も好きになろうとする人間の性質、尊くないか。

たとえば、めちゃくちゃバイブスの合う人と知り合いになり、その人の好きな作家を知るとする。名前だけは知っていて、あえて自分からは手に取ることがなかった作家だ。後日、本屋に立ち寄った際にふと「そういやあの子はあの作家が好きっていっ

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片恋と友情

片恋と友情

「過去に好きになった人、絶対に付き合いたくない人か、絶対にわたしのことを好きにならないような人だから、総じて好きじゃないと昔の日記に殴り書きしてあった」と1年前の自分がTwitterに書いていた。どうでもいい話だけれど、それを日記に書き、Twitterに書き、今度はnoteにも書くという。それほどには、自分の中で引きずってるテーマなのかもしれない。

誰かとお付き合いすることを恋愛経験と呼ぶのなら

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僕らは皆、マルチバースに生きている 『ドクター・ストレンジ MOM』感想文

僕らは皆、マルチバースに生きている 『ドクター・ストレンジ MOM』感想文

課題のレポートをやらずに、noteを書いている。それが唯一の道なのだろうか。only wayなのだろうか。Are You happy?

この映画ではOnly wayとかAre you happy?といったセリフが数回出てくる。今のユニバースで、今の生き方で俺は幸せか、あなたは幸せか。他の可能性があったのではないか。それがこの映画のテーマ部分だろう。

特にワンダは616のユニバース以外では全員が

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学年1位の女の子が「勉強なんてやめてしまえ!」と言われて

学年1位の女の子が「勉強なんてやめてしまえ!」と言われて

気づいたら、30歳になっていた。

子どもの頃想像していた「30歳」はもっとはるかに大人で、しっかりしていて、強いイメージだったけれど、今も私はあの頃と同じように日々悩み、もがき、時に悲しみ、笑いながら生きている。

この年齢になると、結婚・出産をする友人が増える。
FacebookやInatagramの幸せな「ご報告」は、私がまさに想像していた大人の姿の1つで、自分の人生を次のステージに進めてい

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モンクレールの服売り場とマレコン通りの潮風 【表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 感想文】

モンクレールの服売り場とマレコン通りの潮風 【表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 感想文】

僕は小学生くらいの男の子が、モンクレールのキッズ服売り場で冬物を物色しているのを見て初めて経済的な格差を感じた。

高級な”家庭用品”が並ぶショッピングモールの中、グレーのダウンジャケットに落ち着いた色味のパーカーを着て、ブラウンのチノパンを履いている5歳くらいの男の子を見て、その子の家庭の裕福さを感じた。

僕はそれまで本当に視野の狭い人間だった。

同年代の間でのマウンティングやら、陽キャ、陰

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地獄でなぜ悪い

地獄でなぜ悪い

以前、友人が不意に、
「“指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます”、ってあるじゃん。あれ私ずっと、ハリセンボン飲ます、だと思っていたんだよね」
と言い始めたことがあった。
その場にいた友人たちは、そのカミングアウトに、へぇそうなんだ、と特段面白みのなさそうな雰囲気で、適当な相槌を打っていた。しかし私は、心拍数が急に上がるのを感じていた。

なぜならそれまで私はその部分を、何の疑問も持たず、「針千本伸

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石ころ

石ころ

 私は河原に転がる石ころだ。誰もがそう思うだろう。いや、誰も気にもとめないだろう。地学好きのタレントが出演する街を散策する番組で幸運にも目に止まらない限り、私が何者であるかなんて誰も気づかない。だから、ここに来て10年になるが、平穏な毎日を過ごしている。

 最初はこの星を調査に来た。地質、大気、生物、もし知能の高い生命体があればその実態。そして、ここには人間という生物が、有機物を主体として形成さ

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死にたかった私の話

死にたかった私の話

何もかも隠さずに言うと飛び降り自殺をしました。生きてるんでこれも自殺とは言えませんが、本気で死のうと思って実家のベランダから真っ逆さまに飛び降りました。

怖くなかったといえば嘘になる。
怖かった。怖くて怖くて、イヤホンからレミオロメンの3月9日を大音量で流して誤魔化していた。
卒業、したかったのかな。
何から卒業したかったんだろうな。
私は何かを卒業できたのだろうか。
でも歌詞の通りになんかいか

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私が「つまらなそう」と思っていた父の仕事

私が「つまらなそう」と思っていた父の仕事

私は昔、父の仕事が不思議だった。
というよりも、正直今思い返すと恥ずかしい限りなのだが、はっきり言って「面白くなさそうな仕事だな」と思っていた。

父は地方公務員で町の役場勤めだった。
役所の仕事をよくもわかってもいない癖に私はなんとなく、その仕事は誰にでもできる簡単なものだと勝手に思い込んでいたのだ。
簡単というか、決められた仕事をこなすような作業ばかりだと想像していた。

私が私としてこの世に

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