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わたしの中をすきで満たしたい日
時々、私の中を、溢れんばかりの「好き」で満たしたくなるときがあって、タイミングさえ合えば本当に好きなことばかりを詰め込んだ、ご褒美のような一日を過ごす。
「好き」ってさ、
これまでの人生の中で少しずつ積み重ねてきた感覚で、自分だけが分かる特権だと思う。
まず、車の運転が好き。
得意ではないけれど、好き。
まだまだ芯の冷えるような空気に満たされた車内に、お気に入りの音楽を流して「好き」のシャワー
「これしかない」は「これ」以外でも案外起こりうる。
あぁ、これしかない。
この人だけだ。ここがベストだ。
友達でも、パートナーでも、仕事でも、趣味でも、住む所でも、目指しているものでも。
そんなことを思う時はある。
今日はちょっと人によってはなんとも言えない気持ちになったり、そんなことないと憤慨するかもしれないことを書く。
「これ以外考えられない」と思うことはある。
でもこれ以外考えられないと思っていることにも、それ以外の可能性は実はたくさん
モンクレールの服売り場とマレコン通りの潮風 【表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 感想文】
僕は小学生くらいの男の子が、モンクレールのキッズ服売り場で冬物を物色しているのを見て初めて経済的な格差を感じた。
高級な”家庭用品”が並ぶショッピングモールの中、グレーのダウンジャケットに落ち着いた色味のパーカーを着て、ブラウンのチノパンを履いている5歳くらいの男の子を見て、その子の家庭の裕福さを感じた。
僕はそれまで本当に視野の狭い人間だった。
同年代の間でのマウンティングやら、陽キャ、陰
私が「つまらなそう」と思っていた父の仕事
私は昔、父の仕事が不思議だった。
というよりも、正直今思い返すと恥ずかしい限りなのだが、はっきり言って「面白くなさそうな仕事だな」と思っていた。
父は地方公務員で町の役場勤めだった。
役所の仕事をよくもわかってもいない癖に私はなんとなく、その仕事は誰にでもできる簡単なものだと勝手に思い込んでいたのだ。
簡単というか、決められた仕事をこなすような作業ばかりだと想像していた。
私が私としてこの世に