えんぴつロケット

いつもあれやこれや考えてます。ピチピチの2001年生まれ。 自分の自分による自分のため…

えんぴつロケット

いつもあれやこれや考えてます。ピチピチの2001年生まれ。 自分の自分による自分のための自己啓発

マガジン

  • 自分語りパブリック

    これまで書いてきた内面の話の中で誤解されたくないものたち。

  • 感想文

    内面のことばっかり書いているので、ちょっと違うやつを

  • しがない内向録

    自分が賢いと思っていた頃のブログとそれに気づいた時のブログ

  • グッときたnote集

    文字通りグッときたnote達

最近の記事

  • 固定された記事

モンクレールの服売り場とマレコン通りの潮風 【表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 感想文】

僕は小学生くらいの男の子が、モンクレールのキッズ服売り場で冬物を物色しているのを見て初めて経済的な格差を感じた。 高級な”家庭用品”が並ぶショッピングモールの中、グレーのダウンジャケットに落ち着いた色味のパーカーを着て、ブラウンのチノパンを履いている5歳くらいの男の子を見て、その子の家庭の裕福さを感じた。 僕はそれまで本当に視野の狭い人間だった。 同年代の間でのマウンティングやら、陽キャ、陰キャみたいなことばかり考えていた。 経済的に困窮していて、社会のなかでのし上が

    • 暇な大学生はnoteを書くべきじゃない

      noteで感情や疑問を文章化してしまうと、何か一区切りできたように思えてしまう。 辛さを解消したり、生きづらさを理解したり、そういうことをやってのけたように思えてしまう。 だからあまり良くないなとおもう。noteにあげる文章は雑魚であればあるほど良い。 まとまりがなく、面白みも展開も何も無い方が良い。オチもないし、伏線回収もない。現状を打破してもいけないし、過去を省みてもいけない。 noteはどれだけ弱小ユーザーでもある程度記事が見られるし、いいねがつく。 サムネにいい

      • 自分のウェブサイトを作った

        自分のウェブサイトを作った。 ずっと作りたいと思っていた。 秘密基地やアトリエ、世田谷ベース的なものにずっと憧れている。 でも実際、都合のいい洞穴も土地もお金もない。 だからインターネット上にそういう場所を作ることにした。 かっちょいい感じにしようと思って意気込んでいたので、文体もかなりカッコつけた感じになってしまっている。直前までアンチヒーローを見ていたせいだ。 最近は書くことこそ全てではなくなっていて、カラオケやジムでの筋トレ、ランニングなんかも日々の疲れを吹き飛

        • 筆記→接地で脱りりの日々

          仕事から帰って、ただ寝るだけの生活をしたくない、と執念深く思う。 それは頂き女子のマニュアルに載っているおじさんの生活からできるだけ遠ざかりたいからかもしれない。もう飽き飽きするが、俺はそういうところに意識を過剰にさせて反応してしまう。 つまらない生活をしている人だと思われたくない。軸が他人にある。 けれど、ちょっと考えてみると、確かにただ寝て起きての生活は避けたいと思う。じゃあ代わりに何をしたいのだろう。 同期と飲んでも、結局は帰った後、1時間近く歩かないと頭をスッ

        • 固定された記事

        モンクレールの服売り場とマレコン通りの潮風 【表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 感想文】

        マガジン

        • 自分語りパブリック
          8本
          ¥300
        • 感想文
          22本
        • しがない内向録
          6本
        • グッときたnote集
          18本

        記事

          愛するには違いすぎるし、憎むには理由がなさすぎる

          ずっとやりたかったけど、自分には合わないと思ってきたことを最近できている。 パーマを当てて、丸メガネをかけている。 前々から買いたかった服を買った。個室ビデオにも行った。 同期はみんないい人で、たまに飲んだりして。幸せだ。 でも、自分が何をしたいのかわからない。わからなくなっている。 ふと研修を受けている会議室を見渡してみると、かなりのパーマ率で、俺は周りの影響を受けているのではないかと思った。 俺は本当に俺のやりたいことをやっているんだろうか。 もうめんどくさい。 キ

          愛するには違いすぎるし、憎むには理由がなさすぎる

          LIGHTHOUSEでの若林さんの「飽きちゃったんですよ」という言葉がやっとピンときた

          LIGHTHOUSEでの若林さんの「飽きちゃったんですよ」という言葉がやっとピンときた

          自分の隣にあるやりたいこと

          最近、引っ越した。 寂れた田舎から都会に、と言い表せそうだけれど言い表わせなさそうな引っ越しだ。これでめでたく初の一人暮らし、自由の身だ。 とはいえ、実際には自由ではない。 隣人にも階下の人にも気を遣う。身体的な制約もお金の制約も社会的な制約もある。 別に大金を使いたいとか、仕事をしたくないとかそういう大層な話ではなくて、ちょっとした不自由さを感じる。 もしバルコニーから飛び降りても全く問題がないのなら、ブワッとジャンプして散歩に出かける。けれど現実には上着を羽織り、戸

          自分の隣にあるやりたいこと

          困惑!社会規範探求記

          ここ最近書いていることはここに書いてあることから始まっている。本当はもっとまとまった形にしたかったけど、あまりうまくまとめられなかったので困惑をそのままに公開してみる。 最近、僕はこれまでの自分の価値観を解体している。 僕の価値観の中心にあるもの、それは社会的なステータスだ。僕はさまざまなことを社会的なステータスを中心に考えてしまう。 その悪癖はその人が何人兄弟かといったことにまで及ぶ。 どういうことかというと、僕はその人が例えば三人兄弟だとしたら、出生率の向上に寄与して

          困惑!社会規範探求記

          リテラシー探求記

          最近関心のある「Quiet Quitting」をYouTubeで調べ、動画を見ていたのだけれど、本題とは関係なくインターネットでの情報収集はストーリーと演出にかなり煽動されると感じた。 上の動画はアメリカ的な上手いYouTuberの動画で、下は日本でもよくあるコント的な動画だ。 これらの動画のヤバさは、ともに演出が上手いということだ。 一つは語り、編集のテンポ、素材の使い方など、色々な面で視聴者を釘付けにし、動画の内容がより視聴者に刺さるように作られている。 もう一つは

          リテラシー探求記

          若林さんのエッセイが極まりすぎている。引用して色々書くことができないのが辛い

          若林さんのエッセイが極まりすぎている。引用して色々書くことができないのが辛い

          【感想『夜明けのすべて』】夜明け前の暗さをこの身で知る

          とても良かった。 見ている最中も映画館を出てからもとても充実した気持ちで心が一杯になった。 優しくて、でも重くない。見守っているけど、寄り添ってはいない。 それはこの映画がケアを自然なこととして描いたからこそだと思う。 山添はドキュメンタリーのインタビューで職場でお菓子を配る様子に不満を抱いていたと告白する。勝手に想像すると、その頃、彼は「ぬるいことやってるな」とか思っていたんだろう。 彼はそういう人だった。おそらく大企業で働いていただろう山添は、能力主義やエリート主義、

          【感想『夜明けのすべて』】夜明け前の暗さをこの身で知る

          「「自分で自分の機嫌を取ろう」とはいうけれども、そのような耳障りのいいフレーズが、そもそも「機嫌」が悪くなる原因である社会構造を批判したり、改変したりする意欲を削ぐように目を背ける要因になっていないだろうか。」 https://ohtabookstand.com/2023/10/selfcare01/

          「「自分で自分の機嫌を取ろう」とはいうけれども、そのような耳障りのいいフレーズが、そもそも「機嫌」が悪くなる原因である社会構造を批判したり、改変したりする意欲を削ぐように目を背ける要因になっていないだろうか。」 https://ohtabookstand.com/2023/10/selfcare01/

          仕方なく戦う論

          有料
          150

          不適切にもほどがあるものたち!

          『不適切にもほどがある!』って意識が高い人からすると全然ダメなコンプラ批判に見えるけど、世間では大抵の人があれくらいの感覚なんだろうなと思う。で、その「コンプラ!?はあ!?」みたいな人たちに寄り添い、その人たちを共感させ、一緒にアップデートしていこうぜって呼びかける試みがこのドラマなのかなと思う。 『哀れなるものたち』においてのベラと『不適切にもほどがある!』の小川先生は物語の構造上、同じような役目を担っている。彼女と彼はその時代の常識や社会規範に全く塗れていないからこそ可

          不適切にもほどがあるものたち!

          ここまで書いてきたものとこれから書くもの

          この記事が2024年初めての記事です。書き初めです。遅いです。 2023年はさまざまなことを見て考えた一年でした。その中でも特に文章、広い意味で言えば表現に関しては色々と考えました。 それはあちこちオードリーのオンラインライブから受けた衝撃やLIGHTHOUSEなどの少しドキュメンタリー的な作品の影響でもあり、北野映画や芸術、特に美術に触れたことによるものでもありました。 僕は基本的に自分の考えや日記的なものを文章にしてこのnoteに投稿しています。なので、ここではそう

          ここまで書いてきたものとこれから書くもの

          【いちばんすきな花・感想】いちばん好きな四枚の花びらについて

          『いちばんすきな花』11話を見た。 今回は「勝手に何かをあげる」シーンがよく目に止まった。 冒頭から、紅葉のために椿は風呂を入れ、ゆくえはシーツを洗う。このみは赤田を連れてくるし、楓は純恋を連れてくる。紅葉のバイト先の調子に乗った大学生二人組も謝罪のプレゼントを持ってきた。セクハラされる夜々を嘘の用事で助け出す同僚(相良大貴という名前らしい)まで描き出される。 (言われてもいないのに)勝手に何かを(して)あげる行為は喜ばれることもあれば、うざがられることもある。そしてそ

          【いちばんすきな花・感想】いちばん好きな四枚の花びらについて