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内面のことばっかり書いているので、ちょっと違うやつを
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記事一覧

【感想『夜明けのすべて』】夜明け前の暗さをこの身で知る

とても良かった。 見ている最中も映画館を出てからもとても充実した気持ちで心が一杯になった…

不適切にもほどがあるものたち!

『不適切にもほどがある!』って意識が高い人からすると全然ダメなコンプラ批判に見えるけど、…

Oasisは僕のオアシス

最近僕はoasisにハマっている。昔からミスチルやB'z、米米クラブなどあまり世代でないミュージ…

【いちばんすきな花・感想】いちばん好きな四枚の花びらについて

『いちばんすきな花』11話を見た。 今回は「勝手に何かをあげる」シーンがよく目に止まった…

【映画Barbie感想】バービーランドという思考実験

この前、映画「Barbie」を見てきた。公開前から話題だったのはあの悪質なコラ画像だけではなく…

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足りてはいないんだが、情熱はある

このタイミングでナナメの夕暮れの文庫版をなくしたことに気がついた。どこを探してもない。カ…

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庵野監督と俺の適切な距離感を探ってみる

シン仮面ライダーは好きだが、やっぱり歪だ。 庵野さんはハッピーエンドを描こうとするとぎこちない。 観客の観たいものを描こうとするが、その描き方は分からない。変な演出で緑川兄妹のバッドエンドを描くよりも、仲直りして平和に暮らす姿を描くほうが見てる人にとっては良いんだろうなという想像はできるが、その過程をどう描くべきかはよくわからない。なぜなら庵野さんの本性は「Air/まごころを、君に」だからだ。 庵野さんは関係性を健全に構築する姿を描けない。 だからミサトさんは破で「行

消費される仮面ライダー 【仮面ライダーギーツ第16話まで見ての感想】

ギーツがおもしろい。ちゃんと見た仮面ライダーはオーズまでで、それ以降はほぼ見ていないので…

元いた場所に戻るタフさと現実 『ワイルドキャット』感想文

『ワイルドキャット』というAmazonプライムビデオオリジナルのドキュメンタリーを見た。 この…

シャングリラみたいにワイナイナ

人間は計算機じゃないので、1+1みたいな簡単な計算でもずいぶん回り道をして答えに辿り着く…

僕らは皆、マルチバースに生きている 『ドクター・ストレンジ MOM』感想文

課題のレポートをやらずに、noteを書いている。それが唯一の道なのだろうか。only wayなのだろ…

気遣うふたり マリッジストーリー感想文

『マリッジ・ストーリー』を見た。 失恋モノ、離婚モノの映画は大好物だ。『500日のサマー』…

この先のことを、ちょっと思い出しただけ

クリープハイプの『ナイトオンザプラネット』を聞く度に『ちょっと思い出しただけ』のことをち…

夕暮れは明日に繋がっている

遅ればせながら文庫版の『ナナメの夕暮れ』を買った。 なぜ単行本を持っているのに文庫本になった『ナナメの夕暮れ』を買ったのかと考えると、まだ何かの答えを求めていたからなんだろうなと思った。独特の感性で切り取られる世界にも、人生への純粋な感想にも、変化の姿にも興味はなく、また若林正恭という人が何か役に立つことを語っているのならばそれを読ませろという一種の欲望を抱えていたからだった。 しかしその思惑は間違っていた。 夕暮れとはなんだったのだろうか。何がいつ始まり何がいつ終わっ