【読書】私的読書全集 3

読書をすれば、知性超越、筋肉隆々、色情成就、なんてことになる。そうして、多方面への才能を開花させ、文筆すればドストエフスキー、音楽すればビートルズ、絵画すればダリ、ボクシングすればアリ、足らぬものはなし。毎日が健常トリップである。嗚呼、素晴らしい日々だ。私の足元からは、生命のエネルギーが止めどなく流れ、草花が命の芽吹きをあげる。さらに、一本の楠木が出でる。それは、むくむくと巨大化し、葉を余りある程

もっとみる

芥川龍之介『片恋』の感想+芥川の作品の性質についての私見

芥川龍之介ってやたらと難解で、意味を読み取るのが難しいんですよね。

なので全集を買ったはいいものの、何となく読む気力が湧かず、数か月くらい距離を置いていたのですが…

この度久々に芥川の作品を読んでみようかなぁと思い立ったので、『片恋』という作品を読んでみました。

そして読んでみた感想ですが、

やっぱりじっくり読むと芥川の作品はめちゃくちゃ沁みる…!

そう感じましたね。

芥川の小説って1

もっとみる

センチメンタルジャーニー読書「河童」(芥川龍之介)

「中古典のすすめ」(斎藤美奈子)に刺激されて,センチメンタルジャーニー読書を再開しました.
まずは,芥川龍之介の「河童」を読んでみました.

これを始めてよんだのは,高校3年生の時ですから,50年以上前になります.
文化祭で,河童研究を発表しました.
しかし,今回読み直してみるとほとんど忘れていました.

上高地にある穴から地下の河童の世界に転がり落ちて,そこで過ごした男が語るお話です.
そこには

もっとみる

引合

あなたは芥川龍之介に似ている、先生はそう言った。

羅生門や地獄変、蜘蛛の糸、河童。この活字嫌いに母が与えた課題図書は芥川だった。

読書を嫌う私が片端から読破した唯一の文豪。その名前を挙げた先生。恐れ多く、とても驚いた。

読む程に実体が薄れる人間。彼の繊細さは趣味趣向とは異なり、根本から造りが違うようだった。

ヒトに近い何か、別の視界を持った人。

先生は私に何を感じたのか、それはどういった

もっとみる
良い夢が見られそうです。ありがとうございます。
8

名言:文章の中にある言葉は 辞書の中にある時よりも 美しさを加えていなければならぬ。

💎言葉の流れが、素晴らしい感覚を紡ぎ出す💎
心に届くのは、単語の意味を足し算じゃなくて、文章の流れとして伝わってくる感覚があるから^^

使っている言葉は同じでも、どんな文脈で語られるのか、誰が語るのかで言葉の意味は変わってくるの。

音楽も、メロディーになって、ハーモニーになって初めて、人の心を大きく動かせる。

文章の中にある言葉は
辞書の中にある時よりも
美しさを加えていなければならぬ。

もっとみる
わぁ!めっちゃ嬉しいっ^^ありがとうございますー!!!
4

欲望まみれる蜘蛛の糸ゲーム「カンダタ!」の企画書

芥川龍之介はよく「仏教説話」から創作のヒントを得ていたという。

ある日の事でございます。御釈迦様おしゃかさまは極楽の蓮池はすいけのふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。

という有名な一節で始まる「蜘蛛の糸」もそう。

そんな「蜘蛛の糸」にインスパイアされた「芥川インスパイア系」企画。笑

参加者は重さ50キロのリュックを背負い一本のロープを登る。

そのリュックの中には「コイ

もっとみる
ありがとうございます!だいすきです!
4

今週の夢中/05

今週は頭痛がひどく、ずっとベッドの中でした。
数か月前に比べると、状況に応じて外出する人たちが増え、私は自分がFOMOに悩まされつつあることを自覚しました。

安全な自宅にいて、絵を描いている彼の横でケーキ(少し前までは非合法でなければ手に入らなかったケーキミックス!)を焼いたりする週末を、あまり幸せだとは思えなくなりました。

これは、「コロナと共生する」という意味では進化した現象なのかもしれま

もっとみる
兄貴、恩に着る
5

『白』芥川龍之介 「芥川初心者にオススメ」と、ハードル低く

このnoteは、本の内容をまだその本を読んでない人に対してカッコよく語っている設定で書いています。なのでこの文章のままあなたも、お友達、後輩、恋人に語れます。 ぜひ文学をダシにしてカッコよく生きてください。

『白』芥川龍之介

【芥川龍之介を語る上でのポイント】

①『芥川』と呼ぶ

②芥川賞と直木賞の違いを語る

③完璧な文章だと賞賛する

の3点です。

①に関して、どの分野でも通の人は名称

もっとみる
ありがとうございます!明日良いことが起きます!
31

『桃太郎』芥川龍之介 「暇つぶしに最適」と、片手間に

このnoteは、本の内容をまだその本を読んでない人に対してカッコよく語っている設定で書いています。なのでこの文章のままあなたも、お友達、後輩、恋人に語れます。 ぜひ文学をダシにしてカッコよく生きてください。

『桃太郎』芥川龍之介

【芥川龍之介を語る上でのポイント】

①『芥川』と呼ぶ

②芥川賞と直木賞の違いを語る

③完璧な文章だと賞賛する

の3点です。

①に関して、どの分野でも通の人は

もっとみる
ありがとうございます!今日は大吉です🎎🍓
19

『芥川龍之介全集3』(ちくま文庫)の感想

短編の鬼。文学の天才芥川。西洋的小説の手法と東洋の古典に材をとった端正な様式美をもって、文学を体現している。代表作の「藪の中」「羅生門」「鼻」「蜘蛛の糸」などはその代表となる。また「天才(芸術家)」をテーマとした作品である「地獄変」「枯野抄」は芸術を追求した芥川自身の深い自己省察も感じさせる作品群である(「西方の人」のキリストもそこに含めてよいのだろうか)。
 個人的な芥川の読みどころとしては、晩

もっとみる
本当にありがとうございます<(_ _)>
2