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【日記】文章を書くのに向いている人。10年書き続けて思うこと。
日常的に文章を書くようになって丸十年経っていたことに、ついさっき気がついた。
いやー、長いですね。っていうか、まじで早いですね。十年だよ。十年? ついこのあいだ書きはじめたばっかり、みたいな気持ちでいたのにさ。二十一歳の大学生だった私が三十一歳になり、ブログを書き、エッセイを書き、ライターになり、小説家になった。ここまで続けてこられてほんとうにうれしい。いや、ありがたいことです。
さ
【日記】「がんばれないコンプレックス」を克服するために必要だったこと
わたしはかつて、「がんばれない若者」だった。
自分でも、自覚していた。おそらく、自分がいちばん、自覚していた。「がんばれない」ことはもはや、コンプレックスの一つだと言ってもよかった。
がんばりたくないわけでは、決してなかった。むしろ、目の前のこと、たとえば部活や勉強や仕事に打ち込んでいる同世代の子たちを見ては、羨ましくなった。どうして自分には、”あれ“がないんだろう。のめりこめるもの、夢
泉鏡花のような流麗な文体をものにするために
自己紹介
曽祖父が直木賞作家と作家家系ゆえ、親戚にもひと昔前編集局長を長年つとめられた方など文学好きが多くございますが、どうも現代の編集者は売れること(読み手が主)で文学を語らうようです。これは1200年もの遡り、長い目で日本文学をみるならば、特異な時代と申すことができましょう。
こんな特異な時代で私は、純文学というものに読むのも書くのもはまってしまいましたので、twitterなどの活動を始めた
明治文学作家のような綺麗な文章(文語体)を書くために必要な3つの条件
自己紹介
曽祖父が直木賞作家と作家家系ゆえ、親戚にもひと昔前編集局長を長年つとめられた方など文学好きが多くございますが、どうも現代の編集者は売れること(読み手が主)で文学を語らうようです。これは1200年もの遡り、長い目で日本文学をみるならば、特異な時代と申すことができましょう。
こんばんはtagaです。
皆さまは文体が綺麗な作家と聞いてどなたを思い浮かべますか?村上春樹さんでしょうか?一人称単
セルフで見つける! 作家としての個性と方向性 Vol.2
前回の続きです。
目指す目標をはっきりさせ、
自分の現在地、悩みを明確にしました。
この後は、自分の強みや長所を見つけ、
弱点や足りないところを探し出します。
自分自身を、そして自分の作品を客観的に
見る必要が出てきますが、もちろん、
他の人から意見や感想を聞いていくと、
さらに正確に自分の立ち位置というものがわかってきます。
アマチュアの方の小説の講評をしていて
思ったのは、みなさん、なん
セルフで見つける! 作家としての個性と方向性 vol.1
「作家性の魅力発掘」サービスというものを
行っていますが、自分で見つけることはできないのか?
いや、できますよ。
自分を内観して、自分自身の作品を客観的に
見る訓練をしていけば、おのずと個性や方向性は見えてきます。
今回は、自分自身で、つまりセルフで作家性を
発掘していくやり方をお伝えしたいと思います。
まずは、【目的をはっきりさせる】。
何のために小説を書いていますか?
将来、どうなりたい
【本を読んで書き続けるしかない】仕事をしながら小説を書き続けるために必要なこと(2014年1月号特集)
※本記事は2014年1月号に掲載した赤川次郎先生のインタビュー記事を再掲載したものです。
とにかく書くことが楽しかった――中学生の頃から小説を書き始め、高校3年間で原稿用紙3000枚を書かれたとか。
兄が買ってきた『シャーロック・ホームズの冒険』を読んで、これなら書けるかもしれないと真似て書いたのが始まりです。ただ、原稿用紙は高いし、400字しか書けない。そこでレポート用紙に、今だと自分で
講談社「小説現代長編新人賞」 要点まとめ
参考にさせていただいた記事
要点1963年より始まった小説現代新人賞を、2005年にリニューアルし、2006年より開始された、歴史の長い賞。エンタメ系の賞で、ノンジャンル。長編を募集する新人賞。小説現代新人賞の受賞枠は過去回最大時で3あり(受賞2+奨励賞1)、応募数に対して、デビューの可能性の期待値が高い。
五木寛之、朝井まかて、塩田武士らを発掘している。
2018年に読者層の若返りを図ってリ
第10回W選考委員版「小説でもどうぞ」 千早茜さんインタビュー
第10回W選考委員版「小説でもどうぞ」の募集がスタート!
ゲスト選考委員は直木賞作家で、新刊『グリフィスの傷』が話題の千早茜さんです。また、季刊公募ガイド夏号(2024/7/9発売)では、千早茜さんのインタビューを掲載しますが、ここではこのインタビューの別バージョンをお送りします。応募前にぜひとも熟読ください。作家志望者必読の内容になっています。
テーマを象徴するモノが見つからないと書けない―
【インプットもアウトプットも大量に】本気で作家を目指す人に必要な行動とは(2012年12月号特集)
※本記事は2012年12月号に掲載した山本甲士先生のインタビュー記事です。
文学賞の選評は宝の山――作家を志したのはいつでしょうか。
また、それにはどんなきっかけがあったのでしょうか。
地方公務員として仕事を始めて三年目ぐらい(91年頃)に、仕事兼用でワープロを購入したことが直接のきっかけでした。
せっかくワープロがあるので、趣味で読んでいたミステリーを自分も書いてみようかなという、割と
【偉人留学伝】2流国家ロシアを、1流のおそロシアに仕上げた、ピョートル大帝の1年半の留学とは!?
そこの野心家の君、留学に行こう。
装備品は、フットワークと好奇心だけでいい。
こんにちは、語学の裏設定のゆうです。今日は、皇帝という身分を隠し、平民に変装してまでも外国の先進技術を学びに行った、ロシアの皇帝「ピョートル大帝」の紹介をします。
留学のカガミとは、まさに彼のことです。
現役の皇帝が国を空けて留学に行ってしまう大胆不敵さ。日本に例えたら、天皇陛下がある日突然姿をくらましてしまう並の