お題

#編集の仕事

「この仕事がおもしろい!」と感じたエピソードや、他の職種の人にも教えたい、仕事の魅力や面白さを教えてください。

人気の記事一覧

とうとう出版社を退職しました③

はじめてnoteを使ってみて思ったのだけど、このコミュニティには編集者とかライターという人たちが思いの外多いのだね。そして、さすが運営会社のトップが元編集者のせいか、めちゃくちゃ使いやすくて驚いた。書きやすい。ずーっと書いてられる。気がつくと深夜とかになってる(危険)。なのでどんどんテーマからそれて長文になっていく傾向があるので注意していきます。はい。 出版海への航海は凪から大嵐へ というわけで、4人で出版という海へ航海に出たわが会社(ほんとに船みたいな名前だったからお店

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うまい文章じゃなくて、本気の文章を読みたい。【あばれる君の初エッセイ編集後記】

小説や漫画に出てくる魅力を感じてしまうキャラクターっていますよね。挙げればキリなんてないんですが、ぼくが前から好きなのはこのふたりです。 『タンタンの冒険旅行』(エルジェ)のハドック船長 『弟子』(中島敦)の子路 この人たちはちょっと粗削りで騒がしいところもあるけれど、誠実でまっすぐです。打算や、損得勘定みたいなことで動かない。芯があって、自分の信じた行動をやり遂げます。かっこいいと思います。 文章に対しても好みは変わりません。誠実で嘘のない文章が好きです。読者を感動さ

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広報が身につけてよかった10個の編集者視点

広報の仕事をしていると、よく「編集」の仕事が舞い込んでくる。 学生時代からライターを経験し、数えきれないほど記事を書いてきたので、あがってきた原稿を読んで、言葉の誤用に気づいたり、読みやすい表現に言い換えたりすることはそこまで難しいことではない。 そうして、なんとなく編集という仕事を続けてきたのだが、最近わたしのやっていることは、「記事を少し読みやすくする」程度で、「コンテンツの価値をグンと高める」ような編集はできていないのではないかと思い始めた。 そんな時に、人気漫画

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自分の文章に自信がなくて吐きそう

「取材し直してこい」。 必死に書いた取材原稿。 上司からそう言われて突き返された。 突き返された原稿は真っ赤だった。修正の赤文字が多すぎて、「赤いペンキを1缶ぶちまけました」みたいになってた。 私が書いた元の原稿なんて、もう原型をとどめていなかった。 新卒で、必死に就活して入った編集部。 日本を代表する大手Web媒体の編集部に配属されて、すごくうれしかった。でも、そこで待ってたのは華やかな編集者人生なんかじゃなく。 すさまじく泥くさい、執筆の毎日だった。 と。入社

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文章がたいしてうまくないぼくみたいなやつには、写真ほど頼りになるものはない。

このまえ、うれしいことがありました! これはとてもうれしかったです。過去のnoteにも書きましたが、ぼくは幡野広志さんに教えてもらった写真のことをぼくの経験を通して発信していきたいと思っています。 「幡野広志さんのワークショップで教わったことや本に書いてあることを素直に実践してみると、写真がたのしくなりますよ、だってそれ実践してるぼくは写真たのしいですから」ということを伝えていきたいわけです。 だから冒頭で紹介したポストは、ほんとうにうれしい反応でした。わりと夢中でXや

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21歳フリーランスディレクター、10代から磨いてきた即戦力スキルと得意なことを改めて整理してみる

こんにちは!フリーランス3年目の21歳、ももです。 こちらの記事から1年。今でもいいねをいただいていて非常にありがたい限りなのですが、かなりこの1年で生業とするものが変わってきたのでプロフィールを更新します! この記事は、私のお仕事にフォーカスをあてた自己紹介記事です! 改めて今のお仕事内容についてまとめるとともに、今後やってみたいことや将来的にこんなことがしたいんです!という願望なども書いてみました。 ご一緒できそうなことがあれば、ぜひお声がけください! フリーラ

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なぜ締め切りを守れないライターには良い文章を書く人が多いのか?

締め切りがあるから原稿を書く  締め切りを1ヶ月過ぎた原稿がまだ上がってきていません。  何度も催促して、ようやくライターから「書けたも同然です。今日中には」という連絡がきたのは3日前。さすがに催促の文言も言い訳の引き出しもお互い尽きてきた感があります。  締め切りを設定して、原稿を上げてもらうのは編集者の大事な仕事ですが、これがなかなか悩ましい。  締め切りを破るライターには、良い文章を書く人が多いからです。 (あくまで私の経験上ですが)  真っ先に思い出すのは名コラ

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文章が上手な人は、美しいものを美しいと表現しない

文章力をアップさせるために何をしたらいいかというテーマで、下記の記事を書きました。 結論として、アウトプットとしては「とにかく書いてフィードバックを受けろ」ということを挙げたのですが、「いやいや、それはわかるけどもう少しテクニックを教えてくれよ」という声が聞こえてきました(実際にコメントもらったり、知人から言われたりしたわけでもないので、幻聴の可能性もあります)。 実際にテクニックとしてはいろいろありまして、そういう声があるなら(幻聴の可能性もあります)、少しずつ紹介して

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文章力をアップさせるためのインプットとアウトプットの方法

普段から文章を書く仕事ではない人から、「自分は絶対にいい文章を書けない」「文章を書く仕事は無理」と言われることがあります。が、こう言われたら僕は必ず「文章力は才能ではなく努力なので、誰でもいい文章を書くことはできる」と伝えるようにしています。 もちろん、小説家として食べていくには才能が必要だと思いますが、そうではない大部分の人にとっていい文章を書くには才能は必要ありません。正しく努力することで文章力はアップします。 文章力をアップさせるには、いろいろな方法があります。しか

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さらっと書けそうなのに奥が深い! 「はじめに」の役割とは?

多くの書籍の冒頭に「はじめに」があります。 ここは書籍の中でもかなり重要なパートで、次の3つの要素を過不足なく含んでいる必要があります。 「はじめに」は、この3つを簡潔に伝えつつ、読者の「それ知りたい!」「続きを読みたい!」といった欲望、本編への期待感をぐぐぐーーーっと上げるという、めちゃくちゃ重要な役割があります。 ジェットコースターは、最初上へ、上へと、ぐぐーーーっと上がっていきますよね。 位置エネルギーを高めれば高めるほど、勢いよくスピーディーに滑りおりることが

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出版社が著者の魅力や強みをどうやって見ているか言語化してみた

こんにちは。339PLANNINGの今野正輝です。 PRでも出版でもコンテンツの企画を作る仕事をしていると「どういう基準で企画を考えているの?」とご質問をいただくことがあります。 今回は、改めて過去に出版した本を例にどういう基準で著者や企画の軸を考えているのか紹介していきます。 ストーリーが見えるか本もイベントもコンテンツの核はストーリーです。 著者さんに声を掛けるときも「SNSや発信からストーリーが見えるか」を確認します。 例えば、2022年に出版した「おしごとカ

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本の装丁にやたら箔を押したがる編集者が「箔押し印刷」への愛を語る話

あえて言いましょう。 箔押しは、正義!! まあ、まずは見てくださいよ、この新刊 クリームソーダや猫の目が緑に光って、めちゃくちゃかわいくないですか? この本は、発売になったばかりの文庫『夕闇通り商店街 純喫茶またたび』(栗栖ひよ子さん)。 箔押しが使われることで、装丁のデザイン性の高さとおしゃれさが際立っています。この「夕闇通り商店街」シリーズは、文庫にもかかわらずカバーに箔押しを使っていて、既刊を並べると怪しく美しくきらめいて、めちゃくちゃ素敵なのです。 ていうか、

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貿易実務検定B級対策💖 ・貿易取引では、国際貨物物品運送法がまず適用される。 それが、適用されないときには商法の規定が適用される🔖 「国際海上物品運送法第20条(商法の運用等)」 ・本船の堪航能力および運送品の取扱いにおける商業過失については、船会社は免責とならない🚢

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セオリーは変化する。編集者が考える「書籍のタイトル」

最近、担当書籍のタイトルを考えることが多く、頭をひねっていたところです。こんにちは、書籍編集者の高橋ピクトと申します。 タイトルを考えるのは、得意ではありませんが、好きです。 著者と読者のかけ橋となる、編集者ならではの仕事だと思うからです。 今回は書籍タイトルの傾向や、最近の変化、タイトルの決め方などをお話していきます。 書籍タイトルの傾向 書籍のタイトルには、時代やその時々によって、傾向があります。 たとえば、少し前はページ数の多い鈍器本ブームがあり、「独学大全」「ス

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誰もまだ見たことのない面白いものを作れ!1(600文字)

45年鳥山明さんと付き合いのあった鳥嶋和彦さんがFMで語っていました。 まぁまぁだね 鳥嶋さんはあまり人をホメません。 彼が『悪くないね』と言えば、その仕事は成功なんだとか。 それは一緒に作る次が最高の作品になると常に思っているから。 厳しい理由は、誰よりもその才能を評価し、信じているから。 厳しさの裏 鳥嶋さんが担当編集をしていた時は、マンガ家を常に気にしていました。 一日一回は電話を掛け、月に一度は会いに行く。 何気ない会話を交わす事で、マンガが万全な状

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鳥山明の幻のヒット作(600文字)

鳥山明さんの編集者といえばマシリトでおなじみ鳥嶋和彦さんですが。 3つ年上の編集者 鳥山さんのデビュー前からドラゴンボールの2回目の天下一舞踏会まで。 マシリトさんは交代する事なく鳥山さんの担当をしていました。 担当13年目に副編集長への昇進が決まりました。 その頃、サイヤ人からフリーザ編あたりまでの構想はできていた事もあり。 マシリトさんは担当交代をすんなりと受け入れました。 フリーザ終了あたり 1991年頃、ジャンプでの人気はピークに達していました。 そ

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エディターコース★エッセイ講座~上級Ⅵ期・初中級Ⅵ期・初心者Ⅰ期~

エッセイ講座の日がやってきた。 🔶各級概況🔷上級(Ⅵ期) 超スピーディーな上級は、公開添削が今日の一度限り。 🔸スケジュール テーマ・執筆条件 このあと公開添削の場で触れるが、この執筆条件が難しかったようだ。 🔷初中級(Ⅵ期) 今日は、前回指摘した1000字原稿の第2回目の修正となる。 🔸スケジュール 🔷初心者(Ⅰ期) 初中級コースへのデビュー前に練習を積む初心者コースも順調。 こちらは個別添削なので、スケジュールをお知らせするにとどめる。 🔸スケジュー

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編集作業は「捨てる」が8割

文章を編集するときは、客観的な視点に立ち、まっさらな気持ちで読む必要があります。 そうしないと、文章のうまくいっていないところ、余計な部分、足りない部分が見えてこないからです。 そのため、編集者という第三者の視点から見てもらうのが有益なわけですが、文章を書く機会がこれだけ増えたいま、自分の文章を自分で編集する機会も多いですよね。 その際は、どうすればよいのでしょうか。 具体的な対策は、「内なる編集者を育てよう」というnoteにも書きましたが、書いてから時間を置くことが

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仕事が一瞬で終わる「ブロックしてバーン」を広めたい

「ブロックしてバーン」とは何か?うちの社内では「ブロックしてバーンしたら?」という言葉がよく出ます。 「ずっと原稿に向き合っていてなかなか形にならない……」 「どうにも原稿のラストがうまく決まらない……」 そうやって社員がモヤモヤしているとき、僕は「じゃあ2時間ブロックしてバーンってやったら?」と言います。 「ブロックして」というのは時間をブロックすることです。「それだけをやる時間」「それだけを考える時間」を決めて、ブロックしてしまうのです。そうやって仕事を閉じ込めて、

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エディターコース「書く人あれば読む人あり」~変化する日本語~

このエディターコース特典記事「書く人あれば読む人あり」では、ここしばらく〈みんなで作文〉〈なぞかけ〉とイベントが続いた。 参加者の様子を見ればそれはそれは楽しそうに取り組まれていて、弾けるエネルギーに圧倒されもした。 また企画してほしいとの声も多く、本当にありがたい。 その一方で、同じエディターコースのメンバーでも、イベントごとが苦手な方や特典記事を読むことを楽しみにしてくださっている方もいる。 となるとイベントだけでなく、以前にもあげていたような用字用法の話や出版の決まり

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