お題

#編集の仕事

「この仕事がおもしろい!」と感じたエピソードや、他の職種の人にも教えたい、仕事の魅力や面白さを教えてください。

人気の記事一覧

エッセイ講座~上級9期・中級8期・初級6期~

今日はエッセイ講座の日だ。 🔶各級概況🔷上級 前回開講した9期は、今日が一発添削の日。 2名の方にお申込いただいた。 🔸スケジュール 🔸テーマ・執筆条件 🔷中級 現在開講している8期は4名が受講中。 今日が最終添削で、新たな修正がなければあとは投稿して修了だ。 🔸スケジュール 🔷初級 中級コースへのデビュー前に練習を積む初級コースは、前回6期が開講。 2名の方にお申込いただいた。 🔸スケジュール 🔸テーマ 2名の受講生が選んだのは、次の2つだ。 ・バレ

「それ、”本気”で言ってんの?AIが言ってんの?」

知り合いとやり取りをしていて、「ん??」と思ったことがある。「ああこれ、AIでかいたのかな?」と。 内容というよりは、箇条書きが駆使されていたり、やけに網羅的だったり、そう思えば思うほど「AIかもな」という気持ちが自分の中で確信に変わっていく。 でも面と向かって「この文章ってAIですか?」と聞くほどでもない。AIであろうがなかろうが、その人の意見と同じであることは変わらないのだから――と考え変えてふと、自分の思っているもやもやにたどり着いた。「でもこれって本当に、この人の

「いい本づくり」ってなんだろう。書籍の「企画」と「タイトル」ができるまで

こんにちは、実用書の編集をしている高橋ピクトと申します。 今日は、担当した新刊にまつわるお話です。 本のことはもちろんですが、その製作過程もご紹介したくて記事を書きます。   今、「よい本づくりって、何だろう」と考えながらつくった本の話です。 正解がない話ではあるのですが、本を出版するだけでは本が売れなくなった時代に、これはとても大事なことです。変わりゆく出版市場において、何を考え、どう行動したのか、もしよろしければお読みください。   まず、ご紹介させてください。こちらの本

エッセイ講座~上級9期・中級8期・初級6期~

今日はエッセイ講座の日。 🔶各級概況🔷上級 お待ちかねの9期、いよいよ本日開講! 🔸概要 何度かお知らせしたように、元日から諸サービスの価格を改定するため、550円で上級を受講できるのは今回が最後。 次回より1,100円(大晦日までに初級、中級含め一度でもサービスをご利用いただいた方は2025年に限り880円)となる。 テーマかつ執筆条件が決められた1000字エッセイをひと月で完成させる。 瞬発力を養いたい方はぜひ! 🔸スケジュール さて、気になるテーマ・執筆条

510.初めての売り込みでボロクソ言われたけれど、直接、編集者に会いたい。会って話したい。【出版論⑩】

出版社さんとの付き合い方⑧   それに、読者は確かに、「有名・無名」によって左右されているが、一番大切なのは、その本を「読みたい」「読んでみたい」と思わせるかどうか?が重要点に思える。   つまり、 「売れるか?」 「売れないか?」 「売るためにはどうするのか?」が大切な部分。 もちろん、売ることは、当たり前のこと。   特に、ビジネス等の本が少ない出版社を数十社調べ続けた。 そして、この3冊を売り込む準備をはじめた...。   👆前号まで   どんな出版社にも必ず「売り込み

「こんな画集の表紙、見たことない!」著者の個性に寄り添った装丁デザインはどのようにできるのか?編集&デザイナー特別インタビュー!

「表紙が3枚……!?」 最初に今回の画集の装丁を言葉だけで聞いたとき、完成形が全く想像出来なかった。   “本の表紙は1枚”という私の固定観念をきれいに壊してくれた、イラストレーター・ともわかさんの作品集『24/7 TOMOWAKA ともわか作品集』。 その驚きの装丁がコチラ。 異なるイラストを載せた紙を表紙・裏表紙に3枚ずつ重ね、その上からクリアカバーを巻き1冊の本に仕上げている。さらに本を開くと、ページの間と終わりに別の本がひょっこりと挟まっている。   いったいどうや

インターネットの夜明け直前、一度だけコンピュータの雑誌を作った話。

21世紀に入って、来年で早くも四半世紀。 そんなことに気づき、驚いた話は前回の投稿の通り。ところであの後、本棚の整理をしていたら、こんな雑誌が出てきました。 この雑誌を作ったのは1993年。辛うじて、まだ20世紀のことでした。 記録的な冷夏と言われた1993年の夏。僕は買ったばかりで使い方もよくわからない、マッキントッシュというコンピュータの取材で、一ヶ月近くアメリカにいました。 行った先は、ボストン、サンフランシスコ、ベイエリア界隈、ロサンゼルスなどなど。そして現地で受

見えない世界

フォロワーさんの記事の感想。 179.  おかのきんや さん。 この note をお勧めする人(私見) ① 星の王子さまが すき。 ② スピリチュアルな 話もすき。 ③ 商業出版して 作家を 目指したい。 編集の仕事を されている方の note。 見えない何かは 感覚的には ある気がするな。 わかる、フォロー数が 多い人 素敵だよね。 作家をキーワードに 名言を 探してみたよ。 「神の 与えたまう試練には、     それなりの 深い 意味がある。 」      by

ブレ軸ライティング論Vol.7 ~視点のスイッチにより文章に奥行きをもたせる~

こんにちは、やらぽんです! 今回は「ブレずに自分軸で生きるためのライティング論」、略して「やらぽん式ブレ軸ライティング論」第7回目の投稿です。 前回は「主張に深みを持たせる3つの型(同格・対比・因果)」についてお話ししましたが、今回は少し視点を変えて、「視点のスイッチング」で文章に奥行きを持たせるテクニックについてお伝えします。 前回の記事がこちら! では、早速ですが本題に入りますね。 「視点のスイッチング」とは、簡単に言えば、書き手(自分)視点と読み手(相手)視点を

生成AI動画より動画編集ソフトのAI機能を駆使するスキルが今後は有望になる?

こんにちは、やらぽんです。 今日でAdoveの割引キャンペーンが終わるので、Adobe Premiere Proという動画編集ソフトの機能を確認してみました。 そんなに長い時間試してみたわけじゃ無く、どんなもんなのかを、専用サイトからデータ収集したといったほうが適切なお試し、でした。 興味のある人は、こちらの公式サイトで確認してくださいね。 たまたま、今日になってサイトを覗き、割引キャンペーンのことを知ったんだけど、Black Fridayセールの最終日が、今日だったの

エディターコース★エッセイ講座~中級8期~

今日はエッセイ講座の日。 🔶各級概況🔷上級(8期) 上級は次回12/1に9期が開講予定。 🔷中級 現在、8期開講中。 🔸スケジュール 🔸テーマ 今回、4名が手を挙げてくださった。 みなさん、どのテーマを選ばれたのだろう。 🔷初級 本来、5期が今月末までだったが、受講生が優秀で飛び級のように修了を決めてしまったので、現在閉講中。 次の6期は1月開講となるはずだったが、予定を早めて12月開講で準備中。 * ではここから公開添削の始まり始まりー。 🔶公開添削

【Zatsu】2位とは

本日は、世の中に一石を投じたい、いま誰かが動かなければこの国は本当にダメになってしまうという危機感に駆られ、ペンを執った次第です。ゆえに、乱文ご容赦願いたい。 さて、みなさんは「2位」についてどのようにお考えでしょうか。 先日の高市v.s.石破の話ではありません。 ましてや、懐かしいスパコン事業仕分けの話でもありません。 ずいぶん前からネット記事でよく見かけるでしょ。『みんなが住みたい街ランキングに異変! 2位はどこどこ、1位は?』みたいなタイトル。 アタクシ、これが

なぜ働いていなくても本が読めなかったのか

本を読まなかった編集者が見つけたかすかな希望 遅ればせながら、今年発売されて話題になった三宅香帆さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)を読みました。1978年生まれ(中村俊輔世代)の就職氷河期世代(※就職は氷河期で、社会に出たら「自己責任」で、社会保険料は上がり続け、今度は老後の資金は自分で何とかしろ世代。はい愚痴です)の自分にはぐさぐさ刺さる部分が多かったです。 読書論かと思いきや、働き方を問う本でした。 なぜ日本が長時間労働の国になってしまった

12月にやりたいことあれこれ。

こんにちは、なつめです。 今年のカレンダーも残り1枚となりました。 壁にかけてあるペラペラになったカレンダーに予定を書き出しては、月日の流れの早さに思いを馳せています。 年末だからと気負うことなく。 だけど、良い一年の締めくくりになるように。 いつもどおり毎日を悔いのないよう過ごしていきたいです。 それでは、今月のやりたいことリストアップです。 ◼️やりたいこと ・2024年を振り返る noteの記事として、いろいろなふりかえりをする予定。 今年読んだ本のなかから

とうとう出版社を退職しました③

はじめてnoteを使ってみて思ったのだけど、このコミュニティには編集者とかライターという人たちが思いの外多いのだね。そして、さすが運営会社のトップが元編集者のせいか、めちゃくちゃ使いやすくて驚いた。書きやすい。ずーっと書いてられる。気がつくと深夜とかになってる(危険)。なのでどんどんテーマからそれて長文になっていく傾向があるので注意していきます。はい。 出版海への航海は凪から大嵐へ というわけで、4人で出版という海へ航海に出たわが会社(ほんとに船みたいな名前だったからお店

エディターコース「書く人あれば読む人あり」~ペーパーバック版の制作~

僕がこのnoteで編集に携わった本が11冊となった。 繰り返しお伝えしているように、にぐまっちさんの『転機の旅』がその11冊めにあたる。 11冊を総称して、僭越ながら〈へんいち文庫〉と呼ばせていただいている。 本書は、kindle版(電子版)とペーパーバック版(紙版)の同時刊行だ。 * kindle版は読者がスマホで読むのか、タブレットで読むのか、PCで読むのか、はたまた専用端末で読むのかがさまざまで、文字の大きさやフォントの種類は読者が自由に選べるようになっている。

編集の仕事~新料金発表~

このところ、僕の提供するサービスの値上げの話を何度となくしている。 そのたびに、これまでが安すぎた、値上げしても十分価値がある、などとても嬉しいコメントをいくつもいただいた。 正直、値上げしないことにはもう続けられないから、たとえコメントがすべてネガティブなものであっても値上げはするのだけど、ポジティブなコメントをいただけたことは本当にありがたい。 あとはただもう、そのみなさんの温情に対して仕事でお返しをしていくのみである。 どうか今後とも変わらぬご愛顧をいただければ、こ

審査員の私が、noteコンテストで「あなたを」落とした理由

【9月13日追記】以下のnoteを追加で掲載いたしました。 こちらを先にお読みいただいてから、本noteを読み進めていただけると幸いです。 以下、本文です。 「あなたを落とした理由」 こんなことを伝えるコンテストなんて、前代未聞ですよね。 noteで開催されているどのコンテストを見ても と、書いてあります。 ですが、5月14日から8月5日まで開催されたこちらのコンテスト。 このコンテストでは、「なぜあなたを落としたのか」。その理由を、審査員である私がきちんとお伝

エディターコース★エッセイ講座~上級8期・初級5期~

早くもエッセイ講座の日がやってきた。 🔶各級概況🔷上級(8期) 一発勝負の上級は、公開添削が今日の一度限り。 スケジュール テーマ・執筆条件 🔷中級 1か月お休みで、次回は8期が11月開講予定。 🔷初級(5期) 初級コースは公開添削はないが、裏で順調に進んでいる。 今日は1000字原稿の初めての修正となる。 スケジュール * ではここから公開添削の始まり始まりー。 🔶公開添削🔷上級(8期)

シゲクサークルメンバーがスキ12000回達成!(241114)

シゲクです。 私が運営している「シゲクサークル」のメンバーである、つくだとしお|書籍編集者×作家さんが、「贈られたスキ12000回」を達成されました!おめでとうございます!! 【感謝のnote】2024 10月の振り返りと成長記録 つくだとしお|書籍編集者×作家さん、おめでとうございます! 「シゲクサークル」は、「創作大賞2024」「今日の注目記事」「note公式マガジン」「カテゴリートップ」「note公式Twitter」「2023年トレンド12選」に選出、「有料記事

自分の性格に合った著者へのアプローチ方法

私は、初めての著者にアプローチするのに時間がかかります。 一方、すぐに当たりにいける編集者も少なくありません。 個人的には、後者のほうが、仕事ができる人だな〜って考えていますが、そうでもない部分もあります。 前者を「職人気質型」、後者を「行動力型」とし、違いについて考えてみました。 テーマが先か? 人が先か? 実用書の企画を考える場合、大きく分けて2つの流れがあります。 1つは、先にテーマを考えてから、そのテーマにマッチした著者に依頼するケース。 もう1つは、著者を

中身がわからない本だけ売っている書店「梟書茶房」に行ってきた話

本屋さんって面白いんです。 何を今さらという感じですが、小規模の書店や個人書店などが増えて、本屋さんのバリエーションがすごく広がっています。 選書のオリジナリティだけでなく、コンセプトやお店作りから従来の本屋さんの枠を飛び越えているところもあって、本屋さんという存在の可能性がぐんぐん拡張されているように感じます。 それなのに。 思えば、行くのは通勤途中にある大型チェーンばかり。 仕事の新刊チェックとして売り場を眺めるだけで、「本屋さん」という場所にあまり向き合えていなかっ

ぼくが近くで感じていた平野レミさんの魅力を伝えたい【1000字と1枚】

平野レミさんの言葉集『私のまんまで生きてきた。』が11/13に発売となります。レミさんの著作やインタビューから100の言葉と文章を厳選して1冊にするものです。レミさんの魅力が詰まったとってもいい本になりました! こういう本ではイレギュラーですが、思うところがありプルーフをつくりました。プルーフとはゲラを本の形にして、書店員さんに事前に読んでいただくためのものです。 プルーフと一緒に手紙を書いてお送りしました。どういう気持ちでこの本をつくったかお伝えできるかなと思ったので、

広報が身につけてよかった10個の編集者視点

広報の仕事をしていると、よく「編集」の仕事が舞い込んでくる。 学生時代からライターを経験し、数えきれないほど記事を書いてきたので、あがってきた原稿を読んで、言葉の誤用に気づいたり、読みやすい表現に言い換えたりすることはそこまで難しいことではない。 そうして、なんとなく編集という仕事を続けてきたのだが、最近わたしのやっていることは、「記事を少し読みやすくする」程度で、「コンテンツの価値をグンと高める」ような編集はできていないのではないかと思い始めた。 そんな時に、人気漫画

12年前と今年を振り返る「編集者の棚卸し」

今年も、あと数週間。早いものです。 私は、年末には必ず「仕事の棚卸し」をするようにしています。 こんにちは、高橋ピクトです。書籍の編集をしています。 1年どんな仕事をして、どういう成果があったのか。 「良かった点」「課題」「目標」を上げ、次の1年の自分の方向性を決めます。 他人の振り返りなんて見ても面白くないかもしれません。 でも、12年前から振り返ることでちょっとした気づきがありました。ひょっとすると編集者のキャリア(あくまで一例ですが)もわかるかもしれません。よ

文章に「わかりやすさ」をどこまで求めるべきか

美しい文章と「わかりやすさ」は両立しない?  編集者という職業柄、「わかりやすく」という方向で文章の修正をお願いすることが多いのですが、はたしてそれは良いことなのか、たまにわからなくなることがあります。  わかりやすく、読みやすく、あっという間に読めた。でも読後に何も残っていないようなことが多くなっていないだろうか。  そんなことを考えたのは、スポーツライターの藤島大さんのコラムを読んで、久々に人に薦めまくったから。  8月発売の『Number』1103号の95ページに掲

うまい文章じゃなくて、本気の文章を読みたい。【あばれる君の初エッセイ編集後記】

小説や漫画に出てくる魅力を感じてしまうキャラクターっていますよね。挙げればキリなんてないんですが、ぼくが前から好きなのはこのふたりです。 『タンタンの冒険旅行』(エルジェ)のハドック船長 『弟子』(中島敦)の子路 この人たちはちょっと粗削りで騒がしいところもあるけれど、誠実でまっすぐです。打算や、損得勘定みたいなことで動かない。芯があって、自分の信じた行動をやり遂げます。かっこいいと思います。 文章に対しても好みは変わりません。誠実で嘘のない文章が好きです。読者を感動さ

今日は朝から動画編集に取り組むことに決めて立ちっぱなしの一日になった!

こんにちは、やらぽんです。 今日は、朝から立ちっぱなしでした。 いや、今日だけじゃなく、このところずっと立ちっぱなし。 記憶にある方もおられるだろうけど、先月の11月11日(月)から、スタンディング形式でパソコン作業をすることに決めて、今も継続中なんですよ。 11月11日は、ポッキーの日だというけど、私にとってはこの1111というぞろ目の日を、立ちん坊の日、すなわちスタンディングデスク記念日に制定したのです。勝手にだけど・・・・・・🤣 そうなんです、あの日から、もう27

【Biz Eye】過去の成功事例を探す。

劇団四季のコマーシャルを見ていて、気づきました。 「絶対に公演を失敗させない戦略」。 過去の名作や海外で人気のあった ミュージカルだけを上演することです。 もちろん、優れた集団ですから、 新しい作品にも挑戦しているでしょうが、 コマーシャルで見る限りでは、ほとんどありません。 集客に実績のある作品だけを上演していれば、 100%ではないにしても、 成功することは間違いありません。 これは、ビジネスにも活用できそうです。

本の一生をたどる〜本が生まれてから絶版になるまで〜

今回は、本がこの世に生まれてから書店という晴れの舞台へ旅立ち、返品されて倉庫に戻り、市場に出回らなくなるまでをたどってみます。 出版の中でも、「本の流通」にまつわる話。 私が知っていることと調べてわかったことをミックスして、なるべくわかりやすくお伝えできればと思っています。 読んでいただくと、「出版業界は自転車操業」といわれるゆえんも少し見えてくると思いますので、興味がある方はぜひお付き合いください。 「本」の流れと「お金」の流れ皆さんは、印刷所で本が刷り上がってから

【売れるマーケ】ご当地もので、注目度アップ!

「モノポリー」というボードゲームをご存知ですか? 双六や人生ゲームのようなもので、 破産したら負け、というルールです。 このゲームに、「ご当地版」が出ています。 「こだわり秋田版」「コテコテ大阪版」 それぞれ地元の企業や観光スポットが登場して、 より思い入れが強くなるよう、構成されています。 従来からあるものを、その土地に合わせてアレンジし、 「ご当地版」とすれば、さらに売れ出すのです。 この手法を使ったものに、 「映画・ゲゲゲの鬼太郎」があります。 全国を6つ

嫉妬しない編集者になりたかったけど、あきらめました

ジェラシーが、なくなってくれません。 ※ 仕事には成績がつきものです。 受注件数とか、顧客満足度とか、ライン作業のスピードとか。 定量化しやすい仕事やそうでない仕事がありますが、基本的にどんな仕事も成績が出され、それに応じて評価がされます。お給料や昇進に関わることもあるでしょう。 一般的に成績がわかりやすいのは営業職でしょうか。販売件数や、受注金額。自分の努力でどれだけの売上を会社にもたらしたのか可視化されやすい職能です。 そして、成績がわかりやすいのは編集者も同様。

紙の雑誌編集から離れて、もう10年くらい経つけれど……。

今宵、本の深みへ。編プロのケーハクです。 私は、今でこそ書籍の編集とライティングを中心に仕事をしていますが、かつて編プロの仕事の中心(レギュラー)といえば、雑誌でした。 コンビニからマガジンラックが撤去されてすでに久しいですが、出版業界で働く私でさえ、最近は雑誌を手に取ることがほぼなくなってしまったので、一般の人からしたら「まだ売ってるの?」みたいな感覚なんだろうと思います。 なぜ、ふとこんなことに思いを馳せているのかというと、ウェブ記事もSNSも、それから現在の生業に

エディターコース「書く人あれば読む人あり」~〈みんなで作文 第2弾〉結果発表!~

みんなで作文〈みんなで作文〉とはメンバーシップ・エディターコースの名物イベント。 名物といっても過去に一度やったことがあるだけだけど、十分に名物といえるだけのインパクトをそなえている。 参加メンバーが順に文を後ろに足して長い作品を作るという単純なお遊び。 児童文学になるのか青春群像小説になるのか、はたまたホラーになるのかは参加メンバー次第。 冒頭の3文だけは僕が仕込み、参加メンバーがその後ろに足していく。 前回は参加7名で、21日間のうちに48回足され、5063字の小

【メディア解剖連載 Vol.8】ITmedia ビジネスオンライン 副編集長 秋山未里さん

現在、BtoB企業向けに広報部門立ち上げコンサルティングを行うリープフロッグ代表 松田純子とPRコンサルタント/SPRing代表 高橋ちさが主催し、ライターとして企業広報の3名(橋尾日登美さん、前田弥生さん、堤はるなさん、野内遥さん)、宣伝担当として広報コンサルタント村田知左さん、(株)きなり 奥野絵里奈さんに参加いただき【メディア解剖連載】を行っています。 ※本連載の趣旨は、第1回記事の冒頭をご覧ください。 毎回、松田と高橋が専門とするBtoB分野のメディアの方をお招き

約800件を審査してわかった、みんながプレスリリースで損しがちなポイント

どうも。PR TIMES主催のプレスリリースアワード1次審査で、約800件の審査を終えたばかりの@sakucchiです。まだ目がしぱしぱしています。 一生分を見たんじゃないかってくらい、多くのプレスリリースを読ませていただきましたが、「うわぁ、ここもったいないなあ」と感じたものもかなり多かった印象です。そのポイントについて簡単にご紹介しますので、今後の参考にしていただければ幸いです。 1. タイトルで読ませようとしていないプレスリリースの大事な届け手としてメディアの記者・

朝の電車に気になる女性がいるのですが

最近、仲のいい友人が1人暮らしをした。理由は「マッチングアプリとかで実家暮らしだと印象が悪い」からだという。 女を家に連れ込みたいだけだろうと思ったが、もちろんそんなことは言わなかった。 初対面の女性に「27歳にもなって実家暮らしというのは、怪しいか」と聞いたことがある。 初対面の女性は「たしかに、なにか問題があるんじゃないかという気もする」と言った。それもあるのだろうが、結局は一人暮らしの男の家に行って寝たいだけじゃないか? と思った。言わなかったけど。 ★★★ 僕は

間違い探しになる間違いを探す

こんにちは、中日新聞校閲記者の稲垣あやかです。 これまでにも何度か触れていますが、「記事を書かない新聞記者」である私たち校閲記者の「書く仕事」。その代表的なものが、毎月第3金曜付朝刊の教育面に掲載しているコラム「校閲記者のほぉ~ワード」です。 3年以上前(!)に書いたこちらの記事で、コラム完成までの大まかな流れを紹介していますが、今読み返してみると大事な工程の説明が足りていない気がします。 なので今回は、ほぉ~ワード執筆に欠かせない、大事な〝「間違い探し」探し〟の工程に

本の装丁をキラキラさせたがる編集者が「ホロPP」で特別カバーを作っちゃった話

あえて言いましょう。 キラキラは正義! 子供のころ夢中になったキラカード、永遠の輝きであるダイヤモンド、百年戦えるMSこと百式、今もなお価格が上がり続ける金・プラチナ……。 僕を魅了する物は、いつだってキラキラしていました。 古より王侯貴族が金銀財宝を追い求めていたように、キラキラする物に惹かれるのは人類の習性といえるでしょう。 キラキラする物は美しく、その輝きを見ているだけで心を奪われます。物質としての所有欲も沸き立ちます。 だったらさあ。 本もキラキラさせちゃえば

日本保守党 飯山陽を「排除」する論理

まあ、選挙といえば、「排除」が付きもので。 10月8日に、日本保守党は衆院選での候補者名簿を発表しましたが、その中に、先の東京15区補選で、候補として戦った飯山陽さんの名前がなかった。 それについて、飯山さんは、YouTube動画で「恨み節」を述べました。 自分を候補から外すに際して、何の相談も連絡もなかった、と。 自分が選挙中、百田尚樹代表に意見を申し上げたのが、お怒りを買ったのだろうか、と。 たとえば、選挙中に、百田代表がマイクを使って歌を歌うのをやめてほしい、

#47 編集記者を退職、仕事内容と気づきを振り返ってみた

先日、1年半勤めた会社を退職しました〜〜! 介護士からBtoBメディアの編集部に転職するという訳分からない&ハイリスクだらけの私を受け入れてくれた、とてもありがたい会社。 退職のきっかけは色々ありますが、この1年半でやったことと気づけたことを振り返る回にしようと思います。 この1年半で身についたこと編集はおろか、ビジネスにおいても「?」だった私。日々飛び交う「ジョイン」「フィックス」「アサイン」に、ハァ?となっていたし、名刺もろくに交換したことがなかったので震えながら仕事

プロの編集者が教える「あなたが創作大賞で落ちた」理由

創作大賞ってのはね。 基本的に、全員、落とされます。 全員です。全員。 全員、落とされます。 noterなら、喉から手が出るほど受賞したい「note創作大賞」。去年の創作大賞の応募件数はなんと3万3,981件でした。そのうち落とされたのは3万3,941件。受賞できたのって、たったの40人ですよ。 3万3,981件の応募があって、落ちたのが3万3,941件。 もう数字を見れば丸わかり。基本的に創作大賞ってのは、全員落ちるもんなんです。 でも私は受賞しました。 創

¥5,980

出版社で書籍編集をしていた私が、なぜ電子書籍レーベルを立ち上げるのか?

私は今、夫の仕事の都合で海外(シンガポール)に住んでいます。5年くらいを想定していた海外生活も、もうすぐ10年になります。 そんな私ですが、海外に住みながら日本で合同会社を立ち上げ、電子書籍レーベル「かくたすBOOKS」を立ち上げようとしています(来年創刊予定)。 出版業界の現状、私自身の「海外在住」という事情を鑑みたうえで、最適だと思えるチャレンジが「電子書籍レーベルの立ち上げ」だったのです。 「海外に住んでいるのに、なぜわざわざ?」 「なぜ電子書籍なの?」 「個人の

地方出身雑誌オタクが東京のクリエイティブシーンで大活躍できているのはなぜ?

こんにちは、かくしごとインターンの早稲田大学4年・中村結です! 今回は私の個人的な希望で、どうしても話を聞いてみたい方にインタビューをさせていただきました。 その人物とは……今もかくしごとの様々なZ世代向けプロジェクトに関わっているかくしごとインターン卒業生・守屋あゆ佳さん! 何度かご一緒させていただいたことがありますが、常に幅広いジャンルの最新トレンドを知っていて、頭の中が整理されていて、分かりやすい言葉で歳の離れたクリエイターやクライアントたちに説明できて……本当にすご

編集者として燃え尽きた思い出

編集者として、はじめて燃え尽きた本があります。 それは、須賀しのぶさんの『夏空白花』という小説。 今日も熱戦が繰り広げられている夏の高校野球ですが、戦時中は中止となり、甲子園の鉄傘も大砲の材料として供出されてしまいました。 そうして8月15日に終戦を迎えた次の日。 一人の男が朝日新聞社に乗り込んできたのです。 「これからの未来を担う若者のために。この国に夢を取り戻すために。すべてを失った今こそ、「高校野球大会」を復活させようではないか」 その言葉から始まった高校野球復活プ

ライターを社員で募集! AIに負けない本物のスキルが身につく場所

――出版社ではライターに外注することが多いと思いますが、なぜ社内に部署をつくったのでしょうか。 単純に文章を書く人が必要なのであれば、たくさんのフリーライターがいます。それでもチームとして組織するのには、いくつかの理由があります。 まず、コンテンツの質を高めるためです。私たちが制作するのは、主にビジネス書のライティングやウェブ記事制作など、クライアント企業の情報発信のためのコンテンツです。わかりづらい文章や誤解を招く表現をしてしまえば、クライアントに貢献できません。私たち

文房具メーカーに就職したかった編集者が担当した、念願の「万年筆小説」

新卒で出版社に入って、はや十数年。 本を編集したり届けたりしていますが、じつは出版社に入るつもりはありませんでした。 就活時に目指していたのは、文房具業界。 そうです。シャープペンや消しゴムやクリップなど、文房具にまつわる仕事をしたかったのです。 ※ どうして文房具だったのか。 それはもちろん「文房具」が大好きだったからです。時に上品で、時にスタイリッシュで、時にかわいくて。 コンパクトなのに機能的だったりもして、遊び心のある「モノ」に惹かれたところがありました。

本好きのあたりまえは世間のあたりまえじゃない

先日、この投稿にいいねをたくさん頂きました。 これはX用に盛った話ではなく、まったくの実話です。 普段本を読まない人と話していた時に、「文庫ってなんなんですか?」と聞かれて、答えに窮してしまいました。 「えーと、大きさが小さくて価格も安くなった本ですかね…?」 とふんわりした返事しかできなかったんですが、この出来事は自分の中で印象に残っています。 ポイントは二つあって。 ①自分の中に「文庫」という言葉は誰もが知っているはずだという過信があったこと ②自分自身も「文庫」の定

反省するとヤバくなる

わたしは人間のいろんな心理を考察してるが、未だに理屈がわからないものがある。そのひとつは「反省するとヤバくなる」。もっと正確に表現すると、反省するといっそうヤバくなる。 これはなぜだろう。反省って、自分の行いが良くないことだったと認め、次からはその良くない行為をしないと誓うことじゃないですか。普通に考えたら、状況は改善されるはずで、次からはその行いをしなくなる。そのはずなのに、逆を行く。

¥200

テンポがいい小説と悪い小説

「小説のテンポ」って気にしたことありますか? 文章の速度感、展開の速さのことですね。 これ、ライトノベルでは大変重要な要素になります。 テンポの悪いエンタメ小説って……なんかちょっと、 違うような気がしませんか? テンポを決めているのは、 まずは展開の速さになります。 次から次へと展開していく物語は、 ジェットコースターに乗っているかのよう、 もしくは速いスポーツカーに乗ってるイメージ。 爽快感のあるテンポが心地いいですね。 一方で、なかなか話が進まない、 展開が遅い