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プロの編集者が教える「あなたが創作大賞で落ちた」理由



創作大賞ってのはね。

基本的に、全員、落とされます。



全員です。全員。

全員、落とされます。

noterなら、喉から手が出るほど受賞したい「note創作大賞」。去年の創作大賞の応募件数はなんと3万3,981件でした。そのうち落とされたのは3万3,941件。受賞できたのって、たったの40人ですよ。


3万3,981件の応募があって、落ちたのが3万3,941件。


もう数字を見れば丸わかり。基本的に創作大賞ってのは、全員落ちるもんなんです。


でも私は受賞しました。

創作大賞で、優秀賞を受賞したんです。


だから、狂気的な戦略、計画、勇気、熱意、怨念、覚悟、根性、矜持、闘志。それらを総動員して挑んだんです。


自分が凡人であることを理解していたから。
「今月はこんな本を読みました♡」みたいな誰にも読まれないnoteばっか書いてる凡人だったから。
そんな凡人なのに、化け物みたいな実力を持つ他の応募者と闘わなければいけなかったから。


だから、すべてを賭けて挑んだんです。

だから私は、日本最大級のコンテストであるnote創作大賞の、初代受賞者になれたんです。


受賞作品はこちら。


結果発表ではこんな選評をもらいました。

選評:ダイヤモンド社

「汚部屋からモデルルームのような暮らしに」というビフォーアフターが写真で魅力的に伝わり、つい最後まで一気に読ませる力があった。

「片づけ」という、多くあるテーマの中で「仕事のように管理すればスムーズに断捨離が進むんじゃないか」というWBSとKPIシートで管理する切り口がユニークで面白かったため、優秀作品賞として推した。

この部分をもっと掘り下げ、誰でもマネできるような方法論として知りたいな、と思わせてくれた。


授賞式はね、東京の青山にあるnote本社で行われたんだけどさ。その授賞式ではこんなトロフィーをもらった。

めっっっっちゃきれい。角度によって色が変わるのよ。見てほら。

すんごくかわいい



さて、創作大賞で優秀賞を授与された私のnoteは、書籍化され全国書店に並びました。

自分がよく行く駅前の大きな本屋で、「自分の」書籍が平積みされているのを見た時はガチで感動した。

こういう入口の目立つ場所に置いてあった


出版された私の本はたくさんの方にお手にとっていただき、なんとサインを求められることが激増。

「いやサインなんて、そもそも無いがな」

だって私作家じゃないし、自分のサインなんてなかったんですよね。だから「サインデザイナー」のプロに自分のサインをつくってもらいました。

サインを練習している様子


さて、創作大賞の初代受賞者である私は、普段いったい何の仕事をしているのか?

編集者です。


上場企業が運営する数億PVの大手Web媒体で、編集長を務めました。

10年勤めた後独立。今は自分の会社をやってます。自分の会社ではいろ~んな事業をやってますが、事業の一つとしてこんなお仕事をやっています。

「新人編集者への研修」

です。


毎年4月になると編集部には新人が入ってくるんですね。その新人の教育を担当してるんです。新人にはいろんな教育をします。

取材の仕方とか、ライターの見つけ方とか、連載の進め方とか。そんなことを教えるんですが、一番力を入れて教えていることがこれ。

「新人が書いた原稿に、フィードバックをする」

ことです。


つまり、私は創作大賞の初代受賞者であると同時に、人が書いた原稿にフィードバックをするプロというわけです。

そんなプロが、こないだこんなnoteを書きました。



これね、ちょっと驚くほど話題になった。

noter界隈と、ブロガー界隈でめちゃくちゃ話題になった。


大絶賛の嵐でさ。本当に驚いた。ものすごくうれしかった。感想を送ってくれたみんな。ほんっとおおおおおおおおに、ありがとうね。



▼絶賛の嵐を一部抜粋


皆さん、すてきな感想本当に本当にありがとう!



さて、今回のnoteはね。

これらの「大絶賛レビューの嵐」が巻き上がった前作・「創作大賞の応募作品を、プロの編集者が添削してみた」の続編です。

前作では、

「創作大賞に応募するなら絶対に『ココだけは』直したほうが受賞の確率が爆発的にあがるよ!」

ってことを解説しました。つまり、マイナスになってる箇所をゼロに戻したわけです。

▼前作では、マイナスをゼロに

今回の続編では、この「ゼロからプラス」にするために何をどう書けばいいのかを解説します。



これはどんな人のnoteでもそうなんだけどさ。

ゼロに戻しただけではね、読者に読んでもらうことができないのよ。

読者に読んでもらえないんだから、創作大賞の審査員にだって本気で読んでもらえないよ。本気で読んでもらえなかったら

「あーなんだこの応募作品。つまんねぇな。これはもう落選ってことで」

って思われるでしょ。こんなの、絶対にいやでしょうよ。応募した以上、受賞したいでしょ。


マイナスをゼロに戻しただけでは、創作大賞で受賞なんて絶っっっっっっっっっ対にできません。日本最大級のコンテストですよ。プロの小説家やプロのエッセイストまで参戦してくるコンテストなんですよ。

もうそれコンテストじゃなくて戦場でしょうよ。


前回の創作大賞で選ばれたのはたったの40名。3万3,981件の応募作品があって、そのうち3万3,941人が落ちたんです。

だからもう、基本的に全員落ちるんですよ。

創作大賞って。


だからね。あなたが今年、創作大賞に選ばれる可能性は限りなくゼロに近い。そして今、あなたがこのnoteを読んでいる瞬間が「中間発表の後」だったらきっとあなたは中間発表すら通過できてない可能性が高い。


だからこそ、です。

来年こそは絶対に受賞したいでしょうよ。


「やっぱり自分なんて……」ってメソメソ落ち込んでるだけの人はこの私のnote、クリックすら絶対にしてないと思う。今あなたは、むしろ

「やってやんよ!!!!!!!!」

って燃え滾る熱意を内に宿してるでしょうよ。


だからこそです。だからこそ、

なぜ、今回自分は創作大賞で選ばれなかったのか

を徹底的に戦略的に根本から分析する必要があるんです。


だってそうでしょ。

「なぜ落ちたのか」、原因がわからなかったら解決だってできないでしょ。解決できなかったら来年だって「同じ理由」で落とされますよ。

一生、創作大賞で受賞する日が来ないんですよ。そんなの絶対にイヤでしょ。魂を込めて書き上げたその作品、絶対に賞をもらって本にしたいでしょ。だから私のこのnoteをクリックしたんでしょ。


じゃあ「なぜ落ちたのか」は絶対に、徹底的に、理解しておかなきゃいけない。


創作大賞で選ばれない作品にはね、とある共通点があります。

その共通点を、「プロの編集者」である私が。
そして「創作大賞の初代受賞者」である私が。

全力で解説します。


解説をするためには「本当に実際に応募された作品」を、一緒に添削しながらのほうが絶対にわかりやすいよね。

ってことで、実際の応募作品を添削しながら解説していくね。

今回私が添削する応募作品は、前作と同じ!こちらです♡

この作品は、

「育児を頑張りながら会社でリーダーを務める人たち」

の悩みを解決するために書かれたnote。

めっちゃ素敵なnoteだから、ぜひ読んでみてね~♡ 私前回の添削でガチで大絶賛してたでしょ(笑)。



この作品、本当に好きだ。

好きだから、「よかったら、添削をさせてもらえませんか」とご本人に提案をした。だって本気で「この人の文章が好きだ」なんて思わなかったら、そもそも編集者としてその人と一緒にいい文章に仕上げていくなんてこと、できないしね。

本当にこの作品は傑作だよ。特にワーキングマザーで仕事頑張ってる人にはぜひ読んでほしい。


さて!ここから先は有料部分です。

※もちろんですが、今回添削するnoteを書いたご本人からは、「添削内容を有料noteにしてリリースすること」の承諾を頂いてます。そしてもちろん、ご本人にはこの先の有料部分を無料でプレゼントしていますのでご安心を~!


この先の有料部分も、さっそくたくさんのレビューが届いています。

※前作のnoteの感想を8月12日までにツイートしてくれた方には本noteを無料でプレゼントする企画を実施しておりました。なお、この企画はすでに終了しております。ご了承ください。


このほか、感想を一つのnoteにして書いてくださった方もいらっしゃいました!


▼本文より一部抜粋

思いきって購入しました。正直こんなに高額の課金をnoteでしたのは初めてです。ドキドキ。
読み終えた今、課金する勇気を出した自分によくやった!と言いたいし、書いてくださりありがとうございます!!!と藤原さんに全力でお伝えしたいです。
藤原さんが書かれてる内容を頭に入れつつ自分の応募作品を読み直すと、思いあたる節がありすぎて。
おかしいな、応募した時点では全力で取り組んでいたし、何度も読み返していたんだけどな。
今となっては反省のオンパレードです……とほほ。


▼本文より抜粋

自分に足りない部分もたくさん見つけられた。
これに関しては藤原華さんのこちらの有料記事が非常に参考になった。
なかなか創作の裏側を知る機会はないから非常に勉強になった。


▼本文より抜粋

惹きつけられる内容に、読み終わったとき自分はどうなっているのか、想像がつかない。でも相当力付けられることは確かだ。

皆さん、感想ありがとう!!!!!!!!すっっっっっごくうれしい!!!




さて、この先の有料部分を読めば、

「なぜ、自分は創作大賞で選ばれなかったのか」

が明確に、はっきりと、わかると断言します。


選ばれなかった理由がわかれば、来年の創作大賞で戦うだけの「書く実力」を身につけることが絶対にできるよ。絶対にできる。

前回の創作大賞では、

「3万3,981件の応募作品があって、そのうち3万3,941人が落ちた」

って、私さっき言ったじゃない。選ばれたのはたったの40人だ、って言ったじゃない。


つまり、「あなたが」その受賞できた40人の一人になるためには、

「他の3万3,941人をぶちのめす戦闘能力を身につけた、最っっっ強の物書き」

にならなくちゃいけないんです。


そのためには、「なぜ選ばれなかったのか」を徹底的に理解して、その「選ばれなかった理由」をすべてつぶす必要がある。


なぜ、自分は選ばれなかったのか

あのね、その理由がわからないと来年も絶対に落とされますよ。

だって選ばれなかった理由がわかってないってことは、選ばれなかった原因を取り除くことができないってことなんですから。

来年も、そのまた来年も。創作大賞であなたが選ばれる日は永遠に来ないです。


なぜ落とされたのかを分析せずに来年も同じように応募する。

その行動の先に、「創作大賞で輝かしい賞を受賞する」っていう未来は、ないんですよ。

ないんです。そんな未来存在しない。あなたのその行動の先にあるのは

「結局、今年もだめだった」を毎年繰り返す

っていう悲しい末路なんです。

そんな末路、たどりたくないでしょ。


たとえば部屋の中を歩いててさ。何かのモノにつまづいたらそのモノをちゃんとどかすでしょ。だってそのままにしたら、また同じようにそのモノにつまづいて転んじゃうもん。

それと一緒よ。

その「転んだ原因のモノ」をどかさなかったら、当たり前ですけどもう一度転ぶだけですよ。モノをどかさない限り、何度も何度も転びつづけるよ。

つまり「創作大賞で選ばれなかった理由」をつぶさない限り、来年も再来年もそのまた次の年も。受賞者に選ばれる日は絶対に来ないってことです。



だから、ちゃんと「創作大賞で選ばれなかった理由」は知っておく必要があるんです。

それも、「実際に創作大賞で選ばれた初代受賞者」が語る、その理由をね。


この先の有料部分を購読するかどうかは、まず「前作」を読んで判断してね。

▼前作

前作を読んで、「あ、この人が語る『創作大賞で受賞するためにすべきこと』は絶対に本物だ」と確信した人だけ、この先の有料部分に進んでね。


私はね、そう確信してもらえる自信、ありますよ。

だってこの前作は、私の今までの編集者人生12年「すべて」をかけて書いた大傑作ですから。だからこの前作を読んで、「この人なら」と信頼してくれた人だけこの先に進んでね。


今から解説する「あなたが創作大賞で落ちた理由」というこの有料noteは、購読する時期が早ければ早いほど有利です。

創作大賞の応募がスタートしてから購読したのでは遅いですよ。


毎年創作大賞って4月ごろに応募スタートするでしょ。で、締め切りが7月ごろでしょ。つまり創作大賞の応募がスタートして「から」購読したのでは、購読した内容を実践して応募するのに3カ月しか時間をとれないんです。

この有料noteは、もう「創作大賞の応募がスタートする前」に購読した方が圧倒的に有利。圧倒的に、有利です。


たとえば今が10月なら、来年の創作大賞の締め切りである7月までなんと10カ月も執筆に時間をとれるんですよ。あるいは、たとえば今が12月ならなんと8カ月も執筆に時間をとれるんですよ。

応募がスタートした「後」に購読してしまうと、執筆にとれる期間はわずか3か月。

執筆にかける期間が10カ月と3か月。どっちが受賞できるかはもう明白ですよね。だから、購読するのは早ければ早いほど受賞の確率が爆発的に上がると断言します。



レビューでもね、「これ読んでから応募すればよかった」って方がいらっしゃいました。

だから、「中間選考で落とされたけど、来年こそは!!」と意気込んでいる方はもうまさに「今」購読しなければならないんです。



ほかのnoterには本当に悪いがな。

来年の受賞者は、この私だ。

私が絶対に賞をとるからな。

見てろ。覚悟しとけ。

と熱意を通り越して怨念を内に宿したあなただけ、この先に進んでください。

目次はこんな感じ。それでは、どうぞ。






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¥ 5,980

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