あいこ@小説編集者

フリーランスの小説編集者。 小説の編集歴20年以上。 講談社、白泉社、ハーパーコリンズ…

あいこ@小説編集者

フリーランスの小説編集者。 小説の編集歴20年以上。 講談社、白泉社、ハーパーコリンズ・ジャパンなどで 100冊以上出版。 ジャンルはラノベ、ファンタジー、恋愛、BL、TL小説。 https://aikonovels.hp.peraichi.com

最近の記事

★新企画★アマチュア作家を担当して公開小説作り ~王道外しでプロデビューできるか!?~

秋なので、新しい企画を行いたいと思います。 その名も、 【プロ編集者が担当する、アマチュア作家の公開小説作り】 プロ作家のように、私がアマチュア作家の担当編集をして、 作品を一つ作り上げていきたいと思います。 作家さんは商業デビューをしていない完全なアマチュアの方。 その方と一緒に、あえて「王道ではない作品」を作って、 果たしてプロデビューできるかどうか挑戦する、 という無謀な冒険企画です。 一緒に作品を作ってくれるのは…… 柿崎まつる 様 です! 参考までに、柿崎

    • Youtube第2回目『小説のオリジナリティの出し方』

      Youtube第2回目は、『小説のオリジナリティってどうやって出すの?』 です。 いや~、オリジナリティって難しいですよね。 個性、独自性、などとも言い換えられますが、 自分にはあるのかないのか、この作品にはあるのかないのか……。 「私って個性的なんです」という人が信用できないように(笑)、 「オリジナリティ」も自分じゃ見えていない、 他人からしかよく見えないものかもしれません。 つまり、「客観的視点」が大切になる、ということ。 今回の動画では「オリジナリティ」の出し方

      • ジャンルが変わると長所短所も変わる!?

        「自分の強みと弱みがわかって、これから進む方向性が明確になった」 とご好評をいただいている、「作家性の魅力発掘」サービス。 最近はプロ作家さんからもご依頼いただいているのですが、 先日ご依頼があった方は、一般文芸 → キャラ文芸と ジャンルを転向された方でした。 その方の作品を読み、強みと弱みを明確にし、 それをお伝えすると…… 1つの弱点は自分でもうっすら気づいていたとのこと。 もう1つの弱点は「目から鱗だった」とのこと。 それはなぜかというと、 ジャンルによる特性

        • 10月のKindle本無料キャンペーン!

          8月に発売しましたKindle本『プロ編集者が教える小説の書き方』 ですが、またまた無料キャンペーンを実施します! 10月19日~20日の2日間ですが、0円になりますので、 まだ見ていない方はこの機会にぜひ見てくださいね~。 Kindle unlimitedに加入していない方でも、0円でご購入いただけます。 期間は10月19日(土)17時~10月20日(日)16時になります。 ★おまけ★『プロ作家の体力作り』 告知ページなので言いたいことは終わってしまったのですが、 短

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          YouTubeはじめました

          その名も、『編集者あいこのプロ小説家育成チャンネル』! 第1回目は、 【小説の書き方】すぐプロ作家になっちゃう人と、なれない人のちがい です。 noteの記事で一番人気だったものを、 さらに深堀りして動画にしてみました。 まさか私がyoutubeをやるとはね…。 いや世の中いろいろありますよね~。 今回の記事では、アマチュアの小説講評サービスをしていて、 一番言いたいこと、「これだよこれ!」な部分を 抽出してお届けしています。 いやほんと、これ大事だから。 プロを目指

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          テンポがいい小説と悪い小説

          「小説のテンポ」って気にしたことありますか? 文章の速度感、展開の速さのことですね。 これ、ライトノベルでは大変重要な要素になります。 テンポの悪いエンタメ小説って……なんかちょっと、 違うような気がしませんか? テンポを決めているのは、 まずは展開の速さになります。 次から次へと展開していく物語は、 ジェットコースターに乗っているかのよう、 もしくは速いスポーツカーに乗ってるイメージ。 爽快感のあるテンポが心地いいですね。 一方で、なかなか話が進まない、 展開が遅い

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          シリーズ化する人気作を書きたい人へ

          人気作家になってシリーズものを書きたい! エンタメ小説を書く方が、一度は思うことかもしれません。 ライトノベルやキャラ文芸、BLなど エンタテインメント系の小説の場合、 長く続く人気シリーズを持つことが、 人気作家の一つのバロメーターと言えるかもしれません。 もちろん、シリーズを持たない人気作家もいます。 が、長く作家を続けていると、シリーズを持ったほうが 知名度的にも格的にも有利なように思います。 まず、代表作としてみんなが覚えてくれますね。 たとえその作品を読んだこと

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          またまた本の無料キャンペーン実施します!

          先日、発売したKindle本『プロ編集者が教える小説の書き方』 ですが、またまた無料キャンペーンを実施します! 9月22日~23日の2日間ですが、0円になりますので、 まだ見ていない方はこの機会にぜひ見てくださいね~。 Kindle unlimitedに加入していない方でも、0円でご購入いただけます。 期間は9月22日(日)17時~9月23日(月)16時になります。 小説を書いているんだけど、投稿でもなかなか芽が出ない、 WEBに掲載しても読者が増えない、そんな悩みを持っ

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          小説の最適文字数を知ろう

          小説を書く前にネタ出しや、プロットを作ると思いますが、 その時に文字数、どれくらいの枚数になるか考えて執筆していますか? なんとなーく書いてみたら短編になった、 書いてみて気づいたら大長編になっちゃった、 なんてことないですか? それはですね、あまりよくないです。 まぁそれでもうまくいく時もありますが、 基本的に「ネタ」によって最適な文字数、枚数というのは 決まっています。 重厚で壮大なテーマ、ものすごい起伏のストーリーを 2万字程度におさめてしまったらどうですかね?

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          低評価レビューに悩むプロ作家

          「作家性の魅力発掘サービス」というのをやっていて、 最近はプロ作家の方からもご依頼いただいたりしています。 ご依頼はホームページより受け付けています ↓ で、プロ作家の悩みも人それぞれなのですが、 あるプロ作家さんは、「レビューの低評価」に悩んでいました。 「作家性の魅力発掘サービス」というのは、原稿……というか、 今回の場合は商業化した作品がメインですが、 それを5作品読んで、長所はどこなのか、足りない部分は、 そして今後はどこを強化していったらいいのか、 それについ

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          Kindle本と有料記事『プロを目指す小説講座』ご紹介

          1.kindle本『プロ編集者が教える小説の書き方』 Kindle本『プロ編集者が教える小説の書き方』絶賛発売中です! Kindle unlimited(読み放題プラン)にも入っていますので、 ぜひお気軽に読んでみてください。 こちらのkindle本は、スマホでもさらっと読めるように、 大枠で「小説の上達法」を書いています。 どうしたらもっと面白い小説を書けるようになるのか、 新人賞などの選考を突破するにはどうすればいいのか、 その方法をぎゅっと濃縮してお届けしています

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          タイトル&あらすじ講評2 

          kindle本購入&レビュー特典企画、 『タイトル&あらすじ無料で講評しちゃいます!』で ご応募いただいた方の講評ちら見せ第2弾! (※作者様の掲載許可済みです) ◆タイトル 『償いの王太子は傷持ちの烏令嬢に執愛する』 ◆あらすじ 何一つ望んではいけなかったのに。 八歳のとき、好きな人を庇って顔に傷を負った伯爵令嬢マレーヌ。 十年後、全身を黒衣で包む彼女は『烏令嬢』と呼ばれ、家族からも爪弾きにされていた。 王太子フェルナンの妃選びの晩餐会が開かれ、適齢期の貴族令嬢であるマ

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          小説の講評ってどんな感じ?

          HPやココナラで【小説の講評サービス】を行っていますが、 具体的にはどんな感じなの? と思ってる方も多いかもしれませんね。 そこで今回は、サンプルをお見せしたいと思います。 リピーターで講評サービスをお受けたいただいた方に 許可をいただきまして、一部掲載させていただきます。 (個人や作品が特定できないよう省略しています) 講評の一部抜粋は、以前も記事にしましたので、 今回は作者様とのやりとりをメインでお見せします。 講評の一部抜粋記事はこちらから ↓ 講評にあたっては

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          タイトル&あらすじ講評

          kindle本購入&レビュー特典企画、 『タイトル&あらすじ無料で講評しちゃいます!』で ご応募いただいた方の講評をちら見せしちゃいます♪ (先方の許諾済みです) ◆タイトル 『君との10days(きみとのテンデイズ)』 ◆あらすじ(文学賞用ではなく、読者向けあらすじです)  ある出来事に深く傷つき、そして自分を責めていた愛唯(めい)。  絶望の底にあったころ偶然出会った歌の歌声に心を捉えられるが、誰の歌かはわからない。  ある雨の日、愛唯は駅で記憶喪失の美しい外国人男性

          タイトル&あらすじ講評

          生きてるうちにやろう

          夏休みなので、ちょっと小説から離れた小話を。 私の主人は仏像の修復という珍しい仕事をしています。 大体はお寺からの仕事が多いんですが、たまに個人からの 仕事の依頼もあります。 個人で仏像を所有していて、 代々受け継いでいるというご家庭があるんですね。 で、年代物なので壊れてしまったりして、それを修理してほしいという話。 しかしこの個人からの依頼、 多いのが「死ぬ間際に依頼してくる」というもの。 「あー、代々受け継いでいる家宝の仏像が、 壊れてしまったけど、直そうかな、どう

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          先日、発売したKindle本『プロ編集者が教える小説の書き方』 ですが、無料キャンペーンを実施します! 4日間ですが、0円になりますので、ぜひ見てくださいね~。 Kindle unlimitedでない方でも0円でご購入いただけます。 期間は8月13日(火)17時~8月16日(金)16時になります。 お盆期間中に、執筆を頑張っている方、 はたまたご実家で、旅先で、気軽に読める仕様となっております。 ぜひ気軽にダウンロードして読んでくださいね。 先日お伝えしたレビュー企画も

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