26歳新人記者

大阪の出版社で雑誌の編集をしています。3年目。

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大阪の出版社で雑誌の編集をしています。3年目。

最近の記事

物欲やばいです

金があってもなくても一緒というのが昔からのモットーだったけど、最近は物欲がすごいです。 今、一番欲しいのがパラブーツ 。ここ2週間くらい、毎日公式サイトとかインスタ、YouTubeでパラブーツ 調べてます。買わないのに伊勢丹とか行って、パラブーツ の店の前をうろついてます。 気になってるのがシャンボード、アヴィニョン、コローレイド。色は茶色がいいです。大体10万近くするので、多分買いません。でも、多分というレベルです。1年前なら10万の革靴なんてアホらし、と思ってました。

    • 校正は誰でもできる

      就活では出版社志望のみんなと同じように、小説の編集を目指していた。今思うと、小説の編集ってどんな仕事なのか1つも知らずにエントリーシートを書いてた。 東京の出版社で小説の編集のアルバイトをしてみて、校正の仕事がしたいと思った。ただそれは小説に限ることで、たとえば医療用具のカタログやタウンワークの求人の校正でもよかったわけじゃない。何も知らなかったのだ。 で、僕は今の出版社で校正をやっている。というか、やらないわけにはいかない。編集部は4人だけだから、自分でミスを見つけなけ

      • 朝吹登水子から見たサガン

         最近ずっとサガンを読んでいて、訳者の朝吹登水子のことがもっと知りたいと思った。図書館に行って朝吹登水子のエッセイ「私の巴里、パリジェンヌ」を借りた。  朝吹登水子はかなり長い間フランスにいたらしい。パリでの生活が訳に現れているとのこと。なるほど、サガンの小説を読んでパリを感じられるのはそういうことだったのか。  サガンと会った時のことも、3,4ページ書かれていた。サガンの40歳の頃の写真が大きく載っている。  僕はサガンを読むといつも「この人、現実でもこんな人なのか」

        • 今年も4分の1が終わりました

          明日から新年度が始まりますね。 今年に入って3ヶ月が過ぎ、1年の4分の1が終わったという事実に、驚きはそれほどありません。まあ、3ヶ月ってこれくらいだよなという感覚です。 3月は友人の結婚式や結婚式のための準備があって濃い1ヶ月だったような気がしますが、1月と2月は仕事以外の思い出はほとんどなく、総合するといつも通りの3ヶ月だったという感じです。 あと2ヶ月半くらいで27になります。この前買ったグレン・グールドのレコードのライナー・ノーツにグレン・グールドの経歴がありました

        物欲やばいです

          今日の仕事

          今日は編集会議の日だった。編集会議は1ヶ月に1、2度ある。1ヶ月後締め切りの雑誌の特集をこの会議で決める。 特集を決めるといっても、1から決めるわけじゃない。大抵は編集部長が特集のネタを何個か提案して、その中から決まる。別に僕が企画を持ってきてもいいのだが、なかなか企画を考える暇がない。締め切りに間に合わせるために記事を書くので必死だから。それに部長は「取材の労力がそこまでかからない且つ、読者への情報量もちょうどいい」企画を考える。僕が思いつく企画は多分、その記事で1ヶ月が

          お金欲しいっす

          先週末、中・高の友達の結婚式に出席した。彼は保険の営業マン。26歳で、年収800万くらい稼いでいる。結婚の相手は中学の同級生。5年付き合ってゴールインだ。 結婚式は360万かかったらしい。60人くらいが出席したので、ご祝儀1人3万として、180万。だから200万くらいは彼が負担したことになる。 結婚式は成功だった。神戸の海沿いの教会で開かれ、披露宴にはフレンチのコースが出た。夫婦の思い出がスクリーンに映された。両親には、彼が生まれた時の体重3400グラム?の贈り物がされ、

          お金欲しいっす

          手書きvsキーボード

          昨日は午前中仕事をし、午後は有給を取った。 午前中にやってた仕事は原稿。東大阪のとあるお店を10日前に取材したので、それについて今日から書き始めた。 0から文章を書いていく作業は楽しい。書き出しから考えすぎると進まないので、とりあえず適当に取材の空気感を思い出しながら、思いついたことを書いていく。 最近花粉のせいで体調が悪く、パソコンを長時間見ていると頭が痛くなる。だから今日は裏紙に鉛筆で書いていった。あとでパソコンに打ちこまないといけないので手間だが、手書きだとキーボ

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          サガン「一年ののち」

          久しぶりにサガンが読みたくなった。サガンの小説の時系列を調べると、まだ読んでいないうち1番刊行が古かったのが「一年ののち」だった。僕はどんな作家であれ、若い時に書いた文章の方が面白いと信じている。だからいつも若い時代の本から読むようにしている。 Amazonで送料込みで700円。サガンの小説は「悲しみよ、こんにちは」と「ブラームスはお好き」以外、書店では置かれていない。だから通販に頼るしかない。 今回届いた本は、これまで通販で買った本の中で一番ヤバかった。見た目は普通。よ

          サガン「一年ののち」

          UNITED TOKYOでスーツ買ってみた

          高校の友人の結婚式が来週あるので、スーツを買うことにした。今着ているスーツがボロボロになったというわけではないが、3年も着たし、ずっと就活生のままというのもアレだったので、色々理由を付けて買うことに決めた。 就活のスーツは「スーツ・セレクト」で買った。だから今回はスーツ・セレクト、青山、はるやま系で買うのは嫌だった。何か1つ、変化が欲しかった。 外国製のスーツに憧れがある。イタリア、イギリス、アメリカ製のスーツを着てみたかった。でもググってみるとどれも数十万はする。「イタ

          UNITED TOKYOでスーツ買ってみた

          「Perfect Days」観ました

          関西で映画を観るなら大体梅田ですが、この映画はなんとなく人が少ないこじんまりとした映画館で観るべきだと思ったので、電車で1時間かけて神戸のシネリーブルまで行ってきました。梅田のシネリーブルよりも建物が豪快で、客層も落ち着いていてこっちの方が好きです。ブルーベリーのスコーンを480円で買いました。三宮駅の地下街で鰹丼を食べたばかりで腹はパンパンだったけど、こういうのは思い出づくりだ!と言い聞かせて買いました。 映画の内容は大体予想通りだったけれど、音楽がこれほど多く使われると

          「Perfect Days」観ました

          気楽に書きたいよ

          「コラムを書いてみないか」と編集長に言われた。雑誌の1ページを使って、僕が書きたいことをなんでも書いていいというのだ。 それを言われてから2週間くらい経ったが、いまだに1ページ分すら書けていない。「気楽にやればいい」ということだが、僕は気楽にとか自由にとか言われると、本当に考え込んでしまう。 ★ いつも大体1冊の雑誌のうち5〜10ページを担当する。最初はそんなに書けるのかなあと思っていたが、ヤってみると意外とできる。できるというより、「ヤらないわけにはいかないから、ヤる」

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          万延元年のフットボールの余韻

          この本を東京駅横の丸善で買ったのが1月末で、読み終えたのが一昨日だから、3週間くらいかかったことになる。 良い小説だった。間違いなく読んで良かった。「百年の孤独」の読後感に似ていると思ったのは僕だけか。 今はカポーティの小説を読んでいるのだけど、これを読んでいる間も常に「万延元年」、いや大江健三郎の顔が頭にある。「万延元年」読後の後遺症として、次に読んだ本に対し「本ってこんなにスラスラ読んでいいんですか?」と思ってしまう。カポーティの小説も良いはずなのに、「万延元年」と比べ

          万延元年のフットボールの余韻

          たまには無駄遣い

          昨日、仕事終わりに梅田のジュンク堂に行き、「イラストレーター 安西水丸」を買った。 買うと決めていたわけではなかった。本屋で手に取り、「よさそう」と思ったら買う。そうでなければ、ネットで中古で買う。何しろ2800円くらいするんだから。 僕はいつからか、仕事に関係ないものを買わないようになっていた。無駄遣いに厳しくなった。小説や雑誌は良い。いい文章を読むことは、自分の文章にとってプラスになるから。 レコードや映画鑑賞もまあいい。この2つを自制すると、僕はとても生きづらい。

          たまには無駄遣い

          何もない日は疲れます

          久しぶりの3連休である。 僕の会社は2週間に一度、土曜日が仕事だ。それの代休はない。だから1月の成人の日も土曜日が仕事で、ただの2連休だった。年末は7日間休みがあったが、逆にこれくらいの大型連休は別の話である。したがって、お盆とか正月とかゴールデンウィーク以外の純粋な3連休というのが、とても久しぶりに感じられる。月曜日には仕事に行ってしまいそうだ。 ここ3ヶ月くらいで、平日と土日の境目が薄まってきているように感じる。多分、仕事に対する考えが少し変わったのだ。よくいえば仕事が

          何もない日は疲れます

          村上RADIOへのリクエスト通る

          1月末の村上RADIOは、柴田元幸さんとの公開録音の会だった。 僕はこれの一般参加枠に応募して外れた。ラジオを聴いてみると村上春樹と応募者との絡みはなく、なんだ、それなら別に外れてもよかったと思いつつ、やはりそこに居合わせたかったと思う。 応募するときに曲のリクエストを書く欄があった。この回のテーマは英語のポップソング。それを柴田元幸さんと一緒に和訳していこうという回だった。 毎日音楽を聴いているのに、1曲を選ぶとなると困るもんだ。僕は数分考えて、突然、ギルバート・オサリ

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          大江健三郎を読むと体調悪くなるんだが

          昨日の晩、高熱が出た。仕事帰りの電車の中で徐々に体がだるくなり、家に着いた頃には「あ、これ熱の前のやつだ」と分かった。 風呂に入ると、42℃のお湯がぬるま湯に感じた。 風呂を上がってベッドに入ったのが20時半。電気を消すもまったく寝付けない。モコモコの上着を2枚重ね着し、腹にカイロを貼り、ゴツめの毛布を3枚被っても寒気が止まらない。歯がガチガチ鳴る。あー、やっぱりこうなったか。それから1時間おきに起き、起きるたびに体が熱くなっていく。22時くらいだったろうか? 体が熱すぎて

          大江健三郎を読むと体調悪くなるんだが