クロスメディアン|コト•バをつくる人たち

出版社クロスメディアグループの公式note。 編集者、著者、マーケター、デザイナー、…

クロスメディアン|コト•バをつくる人たち

出版社クロスメディアグループの公式note。 編集者、著者、マーケター、デザイナー、インストラクターなど、専門性の高いメンバーの活動をご紹介します。

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【編集日記】「本当に知りたいことないの?」と聞かれて生まれた企画

こんにちは。編集部の小山です。 私が編集担当した『怪獣人間の手懐け方』が9月15日に発売になりました。 著者は、ホリエモン、ガーシー、見城徹氏など、「怪獣人間」と呼ぶに相応しい大物著者たちを捕まえてベストセラーにしてきた編集者、箕輪厚介さんです。 この本は、特別な才能のない凡人が大きな成果を上げたいならば、「怪獣人間」と呼ぶに相応しい、”すごい人たち”を手懐けることが近道だ、という本です。 怪獣人間は、狂ったように目的を見て、成果を残していく人たちのこと。凡人たちが積

    • 【ビジネス書出版社社長の四方山話】ビジョンと使命感

      ブランディングプロジェクトの一環として、私の特徴についてメンバーで議論をしたようで、その中で「メンタルが強い」というコメントがいくつかありました。 社長、特に創業者は、嫌なことや辛いことがあっても逃げることができないので、メンタルが強い人しかできない役職です。 メンタルが強い人は、気分転換が上手であったり、場数を踏んでいたり、そもそも遺伝であったり、いろいろな要因はありますが、一番は「ビジョン」と「使命感」がメンタルを強くしているのだと私は思っています。 ビジョン

      • 【編集合宿】新しい企画に向けてビジネス書編集部が一堂に集結

        ビジネス書出版社クロスメディア・パブリッシングの編集部が「編集合宿」を実施。初の試みとして、所属するメンバーが貸し会議室に集まり、1日かけて新規の書籍企画を出し合いました。 具体的に行ったのは以下の2つです。 編集者は目の前の書籍編集だけでなく、常に先の企画を仕込んでいかなければなりません。今回の合宿でまとまった時間を確保し、新規の企画を考えることは大変有意義な時間となりました。 チーム長たちは次のように振り返っています。 今回の合宿を通して生まれた数々の企画を一人で

        • 【ビジネス書出版社者社長の四方山話】進化形出版社

          ヤフーニュースに「就職人気100社でトップ3に出版大手」という見出しがありチェックをすると、1位が伊藤忠商事で、2位に講談社、3位に集英社と、トップ3に出版大手の2社がランクインしていました。 ちなみに、7位にKADOKAWA、9位に小学館があり、トップ10には出版社が4社もランクインしていました。 このことについて、「コロナ禍で学生時代を過ごした世代で、スマホなどで漫画や雑誌、エンタテイメントサービスに触れる機会が多いことが人気の背景にありそうだ」と調査をした就職情報サ

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        【編集日記】「本当に知りたいことないの?」と聞かれて生まれた企画

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        • 新刊ができるまで
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        • ビジネス書出版社社長の四方山話
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          【出版ベンチャー】創業20周年に向けて「人が集まる会社」をみんなでつくる

          こんにちは。広報の濱中です。 本年10月、当社は19期を迎えました。半期に一度、事業計画会議という全社員会議を行い、各事業部が半年の振り返りと業績、今後の活動について報告しています。全員の足並みをそろえ、個々人が新たな気持ちで仕事に向き合うターニングポイントになっています。 東京文化会館にて実施して本会議には、関西支社のメンバーも足を運びました。当日の様子を少し振り返りたいと思います。 クロスメディアグループ代表の小早川は、18期を「これからの基盤を築くことができた1年

          【出版ベンチャー】創業20周年に向けて「人が集まる会社」をみんなでつくる

          【編集日記】飲み物選びがビジネスの成果を決める。栄養学に詳しい内科医と作った、健康の常識を覆す一冊

          こんにちは。編集部の高橋です。今回は私が担当し、10月20日に発売された書籍『なぜ、一流は飲み物にこだわるのか?』をご紹介します。 飲み物で手軽にハイパフォーマーになる もともと、この本は、著者の田中越郎先生(東京農業大学名誉教授、医学博士)からの持ち込み企画としてスタートしました。 田中先生は内科医をされていたときに、「健康の基本は栄養である」ことを痛感し、東京農業大学に転じてからずっと栄養学を研究されてきた方です。初めてお会いしたときは、健康や体調管理のために食事や

          【編集日記】飲み物選びがビジネスの成果を決める。栄養学に詳しい内科医と作った、健康の常識を覆す一冊

          【ビジネス書出版社社長の四方山話】日本の四季と自然

          日本が四季と自然を売り文句にインバウンド政策を行うことに対し、ある著名な在日イギリス人が「世界中の多くの国に四季はあるので、それは日本の売りにならない」ということをメディアで発言していました。 それを聞いて、「言われてみればそうだなぁ」と一瞬思ったのですが、訪日外国人観光客へのアンケートでは、それに反して、日本の好きな所として「四季と自然」を上げる人がとても多いという事実があります。 国内外を旅して私が思うに、日本はほぼすべての主要都市が海と山の距離が近く、1泊2日もあれ

          【ビジネス書出版社社長の四方山話】日本の四季と自然

          【人間主義的経営】Vol.11 厳しい社会と指導方法

          元プロ野球選手のイチローさんが、高校野球の指導をしている取材記事が話題となっています。「大人に叱ってもらえない」Z世代が直面する「やさしさという残酷」という内容で、下記が要約です。 この考えは、私も含む多くの指導者には共感を呼んでいるのですが、対象となる若い人はどう感じるのでしょうか。きっと、厳しい指導方法に“やりがい”や“感謝”を感じる人もいれば、“不満”や“不条理”と感じる人もいることでしょう。 実際に私自身は、家庭でのしつけや学校教育、部活動や会社勤めのときに厳しい

          【人間主義的経営】Vol.11 厳しい社会と指導方法

          【ビジネス書出版社社長の四方山話】思考力

          「忙しくて考える時間がない」と言う人がいますが、では、時間があったら考えるのかというと、そうでもないと思います。 「情報がないから考えられない」と言う人がいますが、では、情報があったら考えるかというと、そうでもないと思います。 忙しい中で、情報がない中で考えることで、思考力は磨かれます。 反対に、暇なとき、情報が溢れているときには、考えることを止めて脳を休ませましょう。 忙しいときこそ考える。暇なときこそ考えない。この習性を身につけることが、長くクリエイティブな仕事を

          【ビジネス書出版社社長の四方山話】思考力

          【出版社の社内学習会】思考の解像度を上げるトレーニング

          クロスメディアグループは毎月著者の先生を講師に迎え、全社員参加の学習会を行っています。 今シーズンは「コミュニケーション実践編」。これまでにも注力してきた「コミュニケーション」についての学びを、より積極的にアウトプットしていくことを目的にスタートしました。 第二回目となる今回では、「思考の解像度を上げる」をテーマに実施。リアルとオンラインで65名が意見交換しました。 社内学習会の背景 クロスメディアグループでは、出版事業を持つメディア企業として、「学び」を軸にしたカル

          【出版社の社内学習会】思考の解像度を上げるトレーニング

          【ビジネス書出版社社長の四方山話】短所は長所を消す

          近年、教育において「短所を直すより長所を伸ばす」ということをよく聞きます。 これは、学生や子どもには良い教育方法かもしれませんが、社会人には一部の天才を除いては適当な教育方法ではないと私は思っています。 一般的に社会人として成長していくには、周囲の評価を得ながら生きていきます。そのとき、評価においては、短所が長所を消してしまいます。 例えば、コミュニケーション能力が高くても時間にルーズだと営業マンとしては結果も出ないし評価もされないでしょうし、仕事の能力が高くても体調不良

          【ビジネス書出版社社長の四方山話】短所は長所を消す

          【ビジネス書出版社社長の四方山話】習い事

          習い事は仕事の気分転換になるのですが、厳しい先生につくとストレスになるという人もいたり、頭にきて辞めてしまう人もいます。 私はそもそも予習復習をしない不肖の弟子なので、何事も先生からの厳しい指導が多いのですが、仕事ではベテランの域に入り、経営者という立場になると、厳しく指導してくれる人も少なくなったので、そういう意味では習い事はありがたいですね。 「一芸は道に通ずる」というつもりで始めたことですが、「初心忘るべからず」という意味で役立っています。

          【ビジネス書出版社社長の四方山話】習い事

          【人間主義的経営】Vol.10 終身雇用

          クロスメディアグループは、創業から19期となる現在まで、雇用調整のリストラを行ったことはありません。自己都合で退職をした社員はいますが、会社都合での社員の退職はありません。  会社の業績が悪くなったからといって安易に退職勧奨するようでは、経営者失格だと私は考えていますし、そのぐらいの覚悟をもって採用や経営にあたっています。 ただ、その気持ちはなかなか社員には伝わらないでしょうね。最近は人手不足、人材不足ということもあり簡単に転職ができるので、会社がそこまで思ってくれなくて

          【人間主義的経営】Vol.10 終身雇用

          【ビジネス書出版社社長の四方山話】百聞は一見にしかず

          今ではネットやSNSで海外のトレンドを知ることができ、実際、海外に行ってもすでに知っていることが多いのが実際です。 でも、ネットやSNSの情報収集だけではなく、現地の雰囲気の中で見聞き体験する方が、同じ情報でも格段に密度が濃く、脳の反応が違います。 「百聞は一見にしかず」という言葉は2,000年もの昔の故事成語ですが、今の方が現実味のある言葉ですね。 仮説を立てるのはネットやSNSの情報でいいかもしれませんが、実際に新しいことを行う場合は、現場に足を運び身体で感じることが

          【ビジネス書出版社社長の四方山話】百聞は一見にしかず

          【ビジネス書出版社社長の四方山話】バリエーション

          フランクフルトから電車で1時間の場所にあるハイデルベルクというドイツ人も観光で訪れる歴史ある都市に足を運びました。日本でいうと鎌倉みたいな場所です。 中世の街並みや城、大聖堂、大学など見応えがあったのですが、どうも日本の古い街並みや城、神社、お寺の方が私は心躍ります。なんでしょう。歳をとったからですかね。 海外に比べて日本はあらゆるものにバリエーションが多いためか、便利で見応えのある国だと思います。 あらためて、海外で稼いで日本に住むことで、世界一の豊かさを享受しようと

          【ビジネス書出版社社長の四方山話】バリエーション

          「ゾンビを殺すのは犯罪になるか」無邪気な疑問を通して、法律を学ぶ入門書【新刊ができるまで】

          今回は『おとな六法』を編集した川辺が担当します。 本を企画した背景や思い、ふだんは深く考えていないことを言語化してみようという試みです。果たして、ちゃんと書けているのか、不安ではありますが、少しでも読者の皆様の心にひっかかる言葉が捻り出されていたら、うれしいです。 一般読者がいない法律入門書を、どのように仕立てたら、ベストセラーとなるのか? という絶望からのスタート そもそも法律書というのは、法学を研究している学者さん向けの専門書か、弁護士になるための参考書や問題集以外

          「ゾンビを殺すのは犯罪になるか」無邪気な疑問を通して、法律を学ぶ入門書【新刊ができるまで】