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ビジネス書出版社社長の四方山話

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クロスメディアグループの代表による四方山話です。毎週更新しています。
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記事一覧

【ビジネス書出版社社長の四方山話】読書量

世界の一流は「休日」に何をしているのか』の著者である越川慎司さんが、『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』の中で、トップ5%社員は年間平均48.2冊の本を読んでいると言っています。これはおよそ週1冊のペースです。 私も自社の本を含めたらこれ以上は読んでいて、本の購入にいたってはこの倍は買っていると思います。 能動的に仕事をする人がビジネスマンで、受動的に仕事をする人がサラリーマンで、ビジネスマンとサラリーマンの比率は80:20と私は思っています。 ビジネス書はビジ

【ビジネス書出版社社長の四方山話】蔦屋重三郎

来年の大河ドラマは『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~』です。 主人公の蔦屋重三郎は、江戸時代の出版業者・文化人で、多くの浮世絵や文学を支援し文化の発展に寄与した人物です。 書店最大手の「TSUTAYA」の名称の基となった、知る人ぞ知る歴史的人物でもあります。 この大河ドラマの影響で本を読む人が増え、出版業界が盛り上がることを切望しています。 ▼公式HP ▼「クロスメディアン」公式サイト ▼採用情報 クロスメディアグループでは、共に働く仲間

【ビジネス書出版社長の四方山話】車中にて

1人旅の楽しみの1つに、電車や車、飛行機での読書や執筆が挙げられます。 そして、車中での読書や執筆は捗ります。 その理由は何だろうと考えてみました。 1つは、車中では自由に動き回ることができないため、意識を外部に向ける機会が減り、自然と集中力が高まりやすくなるから。 2つ目は、電車などの揺れや走行音には一定のリズムがあり、それが読書や執筆のリズムを促進するから。 3つ目は、駅など目的地に着くまでの限られた時間内で読書や仕事を切り良く終えたいという気持ちが生まれ、集中力が

【ビジネス書出版社社長の四方山話】信長の手紙 

週末、永青文庫に足を運び、「信長の手紙―珠玉の60通大公開―」を観覧してきました。 手紙の数と文面を見て、世間一般のイメージと異なる、織田信長の心配りや細やかさを知ることができます。 信長は、報連相を頻繁に行う部下を褒め、重要な役職に就けているとともに、自分も部下への報連相や叱咤激励を手紙を通じて細かく行なっていたことがわかります。 私も毎日、たくさんのスタッフから日報をもらいますが、すべてに返信ができているわけではありません。常に現場に出て、みんなとコミュニケーシ

【ビジネス書出版社社長の四方山話】年相応

週末、年一行事の登山に行ってきました。 今回は北アルプスの常念岳(標高2,847m)です。 以前、山と渓谷社の社長から「一人で山に登る経営者は多い」という話を聞きました。 その話の意味は何となくわかりますが、私は仲間とワイワイ登山する方が合っています。 とはいえ、登山は長時間に渡り、一人で黙々と登ることも多いので、その時間はいろいろと内省することになります。 登山をしながら次のことに気づきました。 ・歳を重ねると、経験があるので油断しがちになり、事故になりやすい。 ・歳

【ビジネス書出版社社長の四方山話】祭り

週末、下北沢の八幡祭りで高校の友人たちと神輿を担ぎました。 秋祭りなのですが、気候も気持ちも熱く、やっと夏を感じることができました。 日本は伝統的な祭りや地域ごとの祭りが、四季折々、全国各地で行われ、世界でも一番祭りが多い国ではないかと思っています。 若い頃は、祭りの人混みが嫌だったのですが、今は人混みのど真ん中にいるのを愉しんでいるので、この心境の変化は何なのか、自分について自分が知りたいことです。 ▼公式HP ▼「クロスメディアン」公式サイト ▼採用情報 クロ

【ビジネス書出版社長の四方山話】京阪神

京阪神 12年振りに京都、大阪、神戸の三都市を回る出張に行きました。 京阪神は、近隣なのに異なる文化・歴史があり、年齢を重ねる度にその良さがわかってきます。 大阪の会社や吉本の芸人など、関西で育った人が東京に本拠地を移すことが増えていますが、その逆で、出版社やメディアの会社や人は関西に少ないので、会社ごとはムリとしても、私は関西に居を移して活動してもおもしろいのではないかと思っています。 週末は趣味の史跡巡りがたくさんでき、仕事以外でも楽しそうです。 関西支社への転

【ビジネス書出版社社長の四方山話】居眠り

本や映画、演劇、スポーツ観戦など、“面白いのに眠ってしまうのはなぜか”と考えたのですが、それは結局“他人事”だからなんだと思います。 それでいうと、会議で居眠りする人の気持ちも、わかってはいけないけど、わかります。 創作も会議も、面白さとともに“自分事”と思ってもらえるような工夫が必要ですね。 ▼公式HP ▼「クロスメディアン」公式サイト ▼採用情報 クロスメディアグループでは、共に働く仲間を募集しています。詳しくは当社の採用サイトをご覧ください。

Vol.19 クロスメディア・アカデミー

クロスメディアグループには、クロスメディア・アカデミー(CMA)という新卒、新人向けの研修があります。セールス、マーケティング、編集、ライティング、AI活用、会計、マネジメントの責任者が講師の社内勉強会です。 各テーマ1時間半の講義を行い、課題図書を2冊渡してレポートを提出してもらい、チェックをして各人にフィードバックします。 今は既存の若手スタッフ向けにゆったりしたペースで研修を進めていますが、今後入社するメンバーには、2〜3ヶ月の集中講義を行い、基礎と応用知識を身に付

【ビジネス書出版社社長の四方山話】絶食

先週は、月曜日にご飯を食べる暇もなく仕事をしていたら、それ以降、食べるのがどうでもよくなり、結局、金曜日までの5日間、特に食事を取らず、お酒も飲まず、甘いものも食べず過ごしてしまいました。 そのためか、頭が冴え、1日15時間集中して仕事をこなすことができましたし、キックボクシングとZEROGYMに毎日通い、4キロ痩せて、体調がすこぶる良いです。 このことを本で調べると、ケトン体の増加や消化の負担軽減、アドレナリンなどのホルモンの変化、メンタルなクリアネスなどが原因のようで

【ビジネス書出版社社長の四方山話】暑気払い

暑気払いと称してお酒を飲む機会が多い最近ですが、暑気払いは宴会のことだけを指すのではなく、冷たいものを食べたり、プールや海水浴に行ったりして暑さを和らげることも暑気払いと言うようです。 暑さによる疲労を解消するために暑気払いをしているはずが、連日の宴会で疲れることがないよう、腹八分目、酒八分目としたいところです。 が、なかなかそれが難しいんですよね。ぶつぶつぶつ…… ▼公式HP ▼「クロスメディアン」公式サイト ▼採用情報 クロスメディアグループでは、共に働く仲間を

【ビジネス書出版社社長の四方山話】進化形出版社

ヤフーニュースに「就職人気100社でトップ3に出版大手」という見出しがありチェックをすると、1位が伊藤忠商事で、2位に講談社、3位に集英社と、トップ3に出版大手の2社がランクインしていました。 ちなみに、7位にKADOKAWA、9位に小学館があり、トップ10には出版社が4社もランクインしていました。 このことについて、「コロナ禍で学生時代を過ごした世代で、スマホなどで漫画や雑誌、エンタテイメントサービスに触れる機会が多いことが人気の背景にありそうだ」と調査をした就職情報サ

【ビジネス書出版社社長の四方山話】社会

旅行や出張で地方に行くと、日本社会の問題と可能性を目にすることができます。 完全な社会はないので、その中でどう折り合いをつけて生きていくかが、社会の一員として充実した人生を送るためには必要なことです。 これは社会だけではなく、会社やも同じですね。 ふと思ったことです。ぶつぶつぶつ…… ▼公式HP ▼「クロスメディアン」公式サイト ▼採用情報 クロスメディアグループでは、共に働く仲間を募集しています。詳しくは当社の採用サイトをご覧ください。

【ビジネス書出版社社長の四方山話 】最強脳

週末に『最強脳』という本を読みました。ベストセラーの『スマホ脳』をいたスウェーデンの精神科医が著者です。 結論から言うと、「運動で脳を鍛えよう」という内容で、ZEROGYMの「運動で脳疲労を取る」という根拠と同じように思いました。 運動にもいろいろありますが、著者は「1週間に30分の有酸素運動を3回以上行うこと」を推奨しています。 私は自分の脳は強いと思っているのですが、この本を読んで、その理屈を理解できました。 脳を強くすることが、仕事や人生のあらゆる問題を解決する