Koubo|公募ガイド社@文学フリマ東京38 A-30

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Koubo|公募ガイド社@文学フリマ東京38 A-30

株式会社公募ガイド社の公式アカウントです。 WEBアプリ『Koubo』の運営、雑誌『季刊公募ガイド』を発行している出版社です。 noteでは最新のコンテスト情報・過去雑誌に掲載した創作ハウツー・受賞のコツなどのコンテンツを更新していく予定です。 https://koubo.jp/

マガジン

  • 【悔しさをバネに】落選供養マガジン

    惜しくも受賞を逃した皆さんの作品・ご報告をまとめています。 コンテストに投稿された作品の99%以上は落選します。 落選作品や落選の悲しみを多くのみなさんと共有することで、次回の励みになればうれしいです。

  • 祝!受賞の喜びマガジン

    皆さんのコンテスト受賞の作品・ご報告をまとめています。 受賞おめでとうございます! みんなで受賞のお祝いをして、受賞した人もそうでない人も次回への励みになればうれしいです。

最近の記事

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文学フリマ東京38(2024/5/19開催)に出店します!!

こんにちは。 公募ガイド社 公式noteです。 突然ですが、公募ガイド編集部の強い希望により公募ガイド社として初めて文学フリマに出店をさせていただきます! 実施詳細↓ イベント名:文学フリマ東京38 日時:2024/5/19(日) 12:00〜17:00 (最終入場16:55) 会場:東京流通センター 第一展示場・第二展示場 ブース:A-30 (第一展示場) こういうイベントに出店したことがないので、試行錯誤しながら鋭意準備中です。準備の様子は弊社サイトにアップしていき

    • 【必要なのは名文を書く力ではない】ライターとして活動するために最も重要なこと(2013年12月号特集)

      私的な文章とは違う  ブログやエッセイでは、自分の書きたいことを自由に書くこともできますが、仕事として依頼されて書く商業文では、好きなことを好きなように書くというわけにはいきません。  お店の取材記事などで、敢えてライターの個人的感想を生かす企画もありますが、一般的には個は出さないのが報道文で、私見を交えたり、個人的すぎる表現をしたりするのは避けます。 大げさな表現はNG  ライターが書く商業的な文章(報道文や取材文)では、空疎な美文調や大仰な表現、過度の比喩は避けま

      • 【構成までちゃんと見直してる?】作品のレベルを引き上げる構成推敲法(2013年10月号特集)

        シーン構成の工夫 伊坂幸太郎の『死神の精度』の第3話にあたる「吹雪に死神」の冒頭は、田村幹夫という人物が殺される場面から始まっています。これが「1」。続く「2」では、時間を1日巻き戻し、死神がこの場所に来た経緯を説明しています。  出来事が起きた順に時系列で書けば、一日目に死神が洋館にやってきて、その翌朝、宿泊客の田村幹夫が死んでいた、という順番になります。  それでもいいですが、「2」の部分は、なぜ死神が洋館に来たかという経緯の説明が多く、冒頭に置くには動きがなく重たい

        • 【映像も小説も根本は同じ!】どちらにも共通する「面白さ」の秘訣(2013年10月号特集)

          リアリティーを持たせる 小説でも映画でも、「そんなこと普通は起こらない、ありえない」と評されることほどつらいものはありません。そこで作家は様々な工夫をします。  マコーレー・カルキン主演の映画『ホーム・アローン』は、家族旅行の際、主人公のケビンが置き去りにされることから物語が始まります。  常識的に考えると、そんなことはまず起こりません。そこで映画では、 叱られて屋根裏部屋に追いやられる。 クリスマス休暇でばたばたしている。 総勢15名の家族旅行。 当日、寝坊し、パ

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        • 【悔しさをバネに】落選供養マガジン
          26本
        • 祝!受賞の喜びマガジン
          40本

        記事

          創作に役立つバックナンバー、実は「Koubo」というWEBサイトでたくさん読めちゃうんです…!

          皆さんこんにちは。 公募ガイド社公式noteです。  いつも弊社の投稿に目を通していただきありがとうございます!  最初の更新からはや2ヶ月、皆さんの創作活動のお役に立てるかと思った記事を中心に更新してきましたがいかがでしょうか??  ご存じの方も多いかとは思いますが、弊社で更新しているnote記事の多くは、過去の「公募ガイド」バックナンバーの特集記事を再掲載したものになっています。  ただ、「各特集の一部分」だけを切り出して掲載していますので、単体の記事だけで見ると理解

          創作に役立つバックナンバー、実は「Koubo」というWEBサイトでたくさん読めちゃうんです…!

          【せっかく読んだならアウトプットしよう!】あなたもできる「書評」の書き方

           小説、エッセイ、ドキュメンタリー、ビジネス書に自己啓発本、漫画。読書が大好きなみなさんは、読書後の熱い思いをどうしていますか? 誰かに喋ったり、日記を書いたり、SNSに投稿する人もいるかもしれません。  本についてさまざまな人の考えを知ることができる文章が「書評」です。  本記事では、読書好きの方に書評の魅力をご紹介します。  書評は読むのも書くのも楽しいものです。まずはいろいろな書評を読んでみませんか? そして、自分自身の読後感を分析して「書評」を書いてみましょう! 

          【せっかく読んだならアウトプットしよう!】あなたもできる「書評」の書き方

          夢はやっぱり商業出版へ! 書籍化を確約している文学賞をリストアップ!

          文学賞を受賞して、憧れの商業出版へ! 大手出版社が主催する文学賞では、受賞すると単行本デビューできる可能性が高い! 特に長編の賞ではその可能性が高いが、今回は応募要項の中で書籍化を確約しているもの、またはそれに近い表現をしている文学賞をピックアップした。 ※掲載している情報は過去のものの場合があります。今年度の開催状況は、主催者サイトを随時ご確認ください。 小説現代長編新人賞:エンタメ小説にして文学!エンタメ小説誌の老舗、小説現代が実施する長編新人賞。自作未発表の小説(

          夢はやっぱり商業出版へ! 書籍化を確約している文学賞をリストアップ!

          【GWにこそ小説を書きたい!】事前にプロットを練り上げて休暇中の創作に挑もう!!(2013年8月号特集)

          プロットとは? プロットは、物語の構想、枠組みといった意味の言葉です。ストーリーと同義と言ってもいいですが、少し違います。  ストーリーは「何が、どうして、どうなった」という大まかな筋で、話は時系列で書かれています。  対してプロットは、全体の設計図に近いものです。ですので、現在の話を発端として、本編では過去に戻るといった話の運びも完成品と同じです。伏線をどこで張るかなども書かれていたりしますし、作品の狙いとかジャンル、枚数などについても明示されています。  プロットは

          【GWにこそ小説を書きたい!】事前にプロットを練り上げて休暇中の創作に挑もう!!(2013年8月号特集)

          【文学賞の受賞者年齢はどのくらい?】各賞のデビュー年齢事情をまとめました(2013年5月号特集)

          実年齢は問わない 今回、主要文学賞の過去5年の受賞者の受賞年齢を調査しましたが、昨年はある意味、あたり年で、この5年で最高齢の受賞者を出している賞がかなりありました。  内訳を見ると、文學界新人賞(44歳)、群像新人文学賞(40歳)、すばる文学賞(47歳)、文藝賞(52歳)、小説現代長編新人賞(57歳)、小学館文庫小説賞(60歳)、『このミステリーがすごい!』大賞(54歳)、ばらのまち福山ミステリー文学新人賞(67歳)、日本ホラー小説大賞(56歳)、坊っちゃん文学賞(61歳

          【文学賞の受賞者年齢はどのくらい?】各賞のデビュー年齢事情をまとめました(2013年5月号特集)

          【オリジナリティーの秘訣は過去の名作にあり】「自分だけ」の小説を書く方法(2013年2月号特集)

          視点や時間軸を変える 第一章は名作や既存の作品からストーリーを借用していいという話でしたが、それもそのはず、小説など創作物のオリジナリティーを決定づけるのは、あらすじではなく、その中身です。  だから、ストーリーの骨格や運び自体が同じだったとしても、中身が違っていればいいのです。  しかし、そうは言っても、一から十まで同じ展開では〝変わった感〟が出ませんし、変わっていないのであれば、いったいなんのためのリメイクだったのかと思われてしまいますよね。今回の「小説の実験」(この

          【オリジナリティーの秘訣は過去の名作にあり】「自分だけ」の小説を書く方法(2013年2月号特集)

          【リアリティーを出すためには?】創作のひきだしを広げるためにすべきこと(2012年12月号特集)

          馬齢も重ねれば強み 十代でデビューした作家の処女作は、自宅と学校、アルバイト先とその周辺が舞台で、ほんの少しの体験を想像力で広げて書いていたりします。そうした実例を目の当たりにすると、実体験などなくても想像力があれば小説は書けるという意見にも頷けます。  しかし、その手の小説はどうしたって世界が狭くなりますし、知りもしない世界を想像力だけで書けばいつかはボロが出ます。リアルでもない。  大人なら会社員の一日を書くのは容易ですが、高校生が書いたら薄っぺらなものになりそうです

          【リアリティーを出すためには?】創作のひきだしを広げるためにすべきこと(2012年12月号特集)

          【「組み合わせ」がキーワード】斬新とリアリティーの両立を意識しよう(2012年11月号特集)

          組み合わせの妙 「興味がわく。好奇心がかきたてられる」ものには、必ずどこかに「新しさ」があります。  たとえば、今年の本屋大賞にランクインした小説を見ると、三浦しをんの『舟を編む』は辞書編纂の編集者が『大渡海』という辞書を完成させるまでの話。三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖』は鎌倉の古本屋の店主、栞子さんが古本を巡る謎を鮮やかに解いていくミステリー。  辞書も古書店もそれ自体は驚くようなものではありませんが、こうした設定の小説はありそうでなかったものです。  もちろん

          【「組み合わせ」がキーワード】斬新とリアリティーの両立を意識しよう(2012年11月号特集)

          【どんな物語にも「テンプレ」がある】すべての物語に通じる「単純構造」とは(2012年10月号特集)

          基本の型を押さえよう 物語には様々なパターンがありますが、話の内容ではなく、設定や展開、構造で分類したものが次ページです。  本誌4月号の特集「ストーリーメイクの鉄則」のインタビューで柏田道夫先生が挙げてくれたように、ストーリーには、 「サクセスストーリー」 「巻き込まれ型」 「空間限定型」 「相棒もの」 「旅もの」 があります。 また、次ページでは、物語がどんな構造をしているかによって、 「入れ子構造」 「二つの視点」 「群像劇」 の3つに分けてみまし

          【どんな物語にも「テンプレ」がある】すべての物語に通じる「単純構造」とは(2012年10月号特集)

          【小説で「億」を稼ぐには?】賞金・印税・原稿料の気になるハナシ

           文学賞の受賞作は、主催者の媒体に掲載されたり、単行本化されたりする。  その際の原稿料や印税は? 応募要項を見ると賞金については明記されているが、原稿料や印税については記載がないほうが多い。  そこで、印税や原稿料は賞金に含まれるのかどうかを調べてみた。 億を稼ぎたいのなら印税契約 季刊公募ガイド春号の取材で松岡圭祐さんとお会いしたとき、「小説家になって億を稼ぎたいのなら、印税契約をしてくれる文学賞に応募しなければならない」と話されていた。 賞金はそのときだけのものだが

          【小説で「億」を稼ぐには?】賞金・印税・原稿料の気になるハナシ

          【小説にも「フェアプレイ」の精神がある?】ミステリでは視点の○○を意識しよう(2012年9月号特集)

          フェアプレイは視点の統一から 東川篤哉の『密室の鍵貸します』の中に、こんな一節があります。  形式について作者が作中で補足するというのも変ですし、《神の視点》はミステリーだけの用語ではありませんから誤りと言っていいと思いますが、これはデビュー作、つまりアマチュア時代に書かれたものですから、視点についてあれこれ悩んだ揚げ句、そのことについてつい書いてしまったというところでしょうか。  ただ、そう思ってしまうのも無理もないほど、ミステリーの世界では視点についてうるさく言われ

          【小説にも「フェアプレイ」の精神がある?】ミステリでは視点の○○を意識しよう(2012年9月号特集)

          【登場人物に何を語らせる?】小説におけるセリフの機能3選(2012年7月号特集)

          セリフの役割 フライタークの『劇作法』によれば、セリフの機能は以下の三つだと、柏田道夫著『シナリオの書き方』の中に書かれています。 事実を知らせる。 人物の心理、感情を表す。 ストーリーを展開させる。  1の事実というのは、作品の設定や人物の外見といった情報です。それらを地の文で説明する代わりにセリフに書いて、それとなく伝えます。  《二宮は髭面だった。暑苦しい顔をしていた。》と説明されるよりセリフで書いたほうが物語に入っていけ、自然に人物のことが分かってきます。

          【登場人物に何を語らせる?】小説におけるセリフの機能3選(2012年7月号特集)