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満月を捕らえもせずに蜘蛛の巣よ

街が持つしずかな意志よソーダ水

しあわせは今があることでした虹

文語派も口語派もきくふうりんよ

口語俳句 俳句の目標の探究 〜全11項目のまとめ〜

西瓜割り日暮れる浜のかたすみで

革靴のつやあたらしく梅雨明けか

白靴よあゆむじぶんのかげのうえ

ひらくたび音降りだして梅雨の傘

しあわせなひとは目立たず掛け簾

さいごにはかげを深めて濃紫陽花

挿し生けるひとそのものよ花菖蒲

さびしさはとおのいてゆく遠雷よ

くさぶえよながめそだった夕山河

口語俳句 俳句の目標の探究 〜『平明深遠の詩』について〜

背およぎにプールの光さわぎだす

口語俳句 俳句の目標の探究 〜『表現の新と万象の真』について〜

ハンモックゆっくり沈みこむ空よ

みなこころ落ち着けるのが大夕焼

いっぴきよときがとまった金魚鉢