『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (5)

『zakuro,その断片 /ver 0.8.0』 (5)

白い部屋  細胞が個々のペースで崩壊してゆく。ねえ、楽しいはなしをしよう。もうすぐ壊れてしまうから。  四方が白い壁だ。天井と壁の境目がよく判らない。彼女は球形のなかにいるのかも知れない。  唇は動かし続けるがそれよりはキータッチの方が思考のスピードに少しは追いつくのだがしかし、もどかしい。もどかしいのはスペースキーを押す空白、を感じ取ってしまった瞬間、から、ミスタイプをして、削除作業をやむなくされる時間。まるで時差の如く不便だ。  あたまが重い。石のように重い。彼女

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【詩】ゆっくりロリス

【詩】ゆっくりロリス

ゆっくりロリス 通り過ぎて振り返った そこでじっと見つめてる 家来がいたこと思い出した ゆっくりロリス 難しいこと考えなかった 今日は3人の子を産む予定の 後戻りはしないと決めた ゆっくりロリスの さらにまたゆっくりな約束 何処かに書いた 書いて忘れた 誰かが食べた 夏も冬も正解で ゆっくりロリス 濡れるのが好きで 私の傘がお気に召した じっと見つめてる 反対側にも目がある 遠い道 ひたすら遠い 私のこれから ゆっくりロリスと 相談することといったら それくらい ー

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ふたつひとつ
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ふたつひとつ

溶け合うように 皮膚が においが 一つになった 魂 ふたつ

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9月余興報告【リレー五行歌*一語一会】
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9月余興報告【リレー五行歌*一語一会】

五行歌の会界隈では、全国大会(紙上歌会)の選歌締め切りが間近に迫っております。 そんな中でも、私たち九州歌会は例会と例会の間の余興を今月も行いました。 自由参加なので忙しい時はパスしても良いし、期間中一度だけ参加なんて人もいます。この気軽さがいいです。 今月は、前の人の歌から一つの言葉を拾って別の歌を作るリレー五行歌でした。(私たちは【一語一会】と呼んでいます。) 先月の1席歌と2席歌を一番はじめの歌に決め、二つのコースで遊びました。 途切れることなく次々と歌が投稿され、

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星の子供たち

星の子供たち

   *  インタープレイの遊戯が終わったあとに立ちあがった少女が潜水病にかかってしまい、ぼくはとても悲しい グラスにウォッカを注いで、熱い氷を入れる たったいまはじまったばかりの喜劇が悲劇でなかったというだけの理由で撃ち殺される 兎のような眼、そして血抜きされるラジオの声 初体験を超えた経験がもしや、きみとだったかも知れないから、とっととそのスカートをたくしあげろ    *  声にかたちがなかったころ、ぼくはよく裏庭に立って三鬼を朗誦した 育ちきれない木々のあいだを縫

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バックパッカー行く国々の秋夕焼

バックパッカー行く国々の秋夕焼

季語:あきゆうやけ( 三秋 ) 現代俳句 秋夕焼は、立秋後の夕焼けのこと バックパッカーの方々、 世界一周など長期の旅をされる方も多いそうです

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飛びたった旅客機の灯も十五夜よ

飛びたった旅客機の灯も十五夜よ

季語:じゅうごや( 仲秋 ) 現代俳句 十五夜は、特に陰暦8月15日の夜のこと 十五夜の月見と、1ヶ月後の十三夜の月見 そろって行うのが古来のならわしだそうです

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詩・散文 「まったくあの犬って奴は」

詩・散文 「まったくあの犬って奴は」

まったくあの犬って奴は まったくあの犬って奴は、 どうして尾っぽなんぞを振りやがる。 まったくあの犬って奴は、 どうして舌などをベロンと垂らすんだ。 見てみろ、あの、犬って奴を。 尾っぽを千切れんばかりに振り回してついて来る。 追い抜いたと思ったら戻ってきて、 と思ったら、私の胴をクルリとなんて回りやがるんだ。 そうして、 どうして、 犬って奴は、 あんなにも人を信じ切った目をしているのか。 そんな目でお前に見上げられていると、 私は、このまま、           

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9/17(金)更新!

「 人気詩・ポエムベスト20( 2021年8月 ) 」 

雑記ブログ
- 無限な無心な無色なシャイニング・ブライトリー http://blog.livedoor.jp/sakowha333/archives/52463548.html

9/17(金)更新! 「 人気詩・ポエムベスト20( 2021年8月 ) 」 雑記ブログ - 無限な無心な無色なシャイニング・ブライトリー http://blog.livedoor.jp/sakowha333/archives/52463548.html

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大学入試小論文模範解答例

大学入試小論文模範解答例

はじめに:この原稿は過去の大学入試小論文試験問題より2題セレクトし、自分自身の解答例を論述したものである。 小論文Ⅰ テーマ:環境問題と科学技術(自然科学系統) 出典:東京都立科学技術大学 前期日程 1996年 参考資料にあるように近代というのは合理主義により自然を対象化することで自然を分析的に見るようになった時代であった。その結果として現代における自然科学や科学技術が発展してきたのである。そしてそれらの発展により、我々、人間の社会生活はより一層豊かなものになってきたのである

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