エンタメ小説

サークルの進捗です。

サークルの進捗です。

「オリジナル小説の感想を書き合うサークル」に2名の参加を頂き、発足して約1ヵ月になりました。 サークル紹介の記事へのスキ、応援励みになります(o^^o) 内容をサークルのみに開示しているので、何やってるの?と気になる方に向けて活動内容を紹介します。 まあ名前の通りのことしかしてないんですが、予想を越える充実ぶりです。 7月中は10日間ずつ感想を受け付ける期間にし、まずmugi さんが作品を出されました。 500字の短編2篇と創作メモ1篇でしたが、どれも読み手を刺激するもので

43
【大きな嘘ほど人は信じる】     99%の日本人が騙されているって知ってますか?

【大きな嘘ほど人は信じる】     99%の日本人が騙されているって知ってますか?

第一章~サバイバルゲーム 説明編~  1話 【パラレルワールドへの入り口】 【大衆は小さな嘘より大きな嘘にだまされやすい。なぜなら、彼らは小さな嘘はじぶんでもつくが、大きな嘘は怖くてつけないからだ。】      By アドルフ・ヒトラー この世の中は嘘まみれ、ご都合主義の政治家、騙され続ける国民…    真実を決して伝えない 新聞やテレビ等のマスメディア、洗脳される国民…世界の99%の富を吸い尽くす1%の支配者達 その支配者達によってつくられたヒエラルキーによって、日本

1
小説『Olympus on Mars』連載第27回(最終回)

小説『Olympus on Mars』連載第27回(最終回)

76    地底世界    癒しの神殿  ショックリーとザニーが癒しの神殿に戻ると、頭に包帯を巻いたライトフットが屈託のない子供のような無邪気な笑顔でふたりを迎えた。 「よっ、おふたりさん」  ザニーは眉を曇らせて、 「何それ? 何を言いたいの?」  とライトフットを睨みつけた。ライトフットは悪びれる様子もなく、 「いや、あいかわらずお熱いなあって」  とにやにや笑った。  ショックリーは治療をしてくれたアメリア・イアハートに、助けてくれてありがとうと礼を言ってから、へら

小説『Olympus on Mars』連載第26回

小説『Olympus on Mars』連載第26回

75    カーターとハリスの話  ショックリーもザニーも混乱していた。というのも、カーターとハリスはふたりの真正面で話しているのに、声は背後から聞こえてくるからだ。そこが部屋の中だったら反響のせいかもしれないと考えられたが、高台にある見晴らしの良い庭園で、ラジオもラウドスピーカーの類もどこにも見当たらなかった。しかし、気にしていたのではふたりの話に集中できない。謎は謎のまま、ふたりの話をきくことにした。  なお、ふたりはばらばらに話し、内容も前後して、理解しづらいものだ

2
〈無根拠な救い〉という、エンタメ的陥穽

〈無根拠な救い〉という、エンタメ的陥穽

書評:朝井リョウ『何者』(新潮文庫) 本書を読んで、何かに「気づかされる」人は少なくない。しかし、本気で「考えさせられる」人は、ほとんどいない。 たとえば、本書のレビュアーたちのうち一体どれだけが、自分のレビューが、本作中に描かれた「ツイート」と「どこかで似てしまうかもしれない」と怖れてみただろうか。「単なる自己顕示」以上のレビューを書こうと明確に意識したレビュアーが、一体どれだけいたことか。 本書に書かれたことを「我がこと」として考えることもなく、漫然と本作の感想を書い

1
君なら〈この世界〉を肯定するか否定するか?

君なら〈この世界〉を肯定するか否定するか?

書評:昆布山葵『同じクラスに何かの主人公がいる』(KADOKAWA) 「同じクラスに何かの主人公がいる」。明らかに「主人公」キャラだ。それに比べれば、僕はどう見ても「モブキャラ」である。一一そう自覚している「語り手」が主人公の「メタ・フィクション」だ。 その特異な世界を、語り手は、本書の読者とほぼ同じ視点に立って、激しくツッコミを入れながらも、その物語の作中人物として、この物語の世界に深く巻き込まれていく。当初は、その物語世界から一歩退いたモブキャラの位置を堅持して、無難

3
小説『Olympus on Mars』連載第25回

小説『Olympus on Mars』連載第25回

73    地底世界(承前) 「ありがとうございました」どっちがカーターでどっちがハリスかわからなかったが、ショックリーは二人の目を見つめて、感謝の言葉を述べた。  二人はテネアのアポロン像のようなアルカイク・スマイルでそれに応えた。言葉は何もなかった。 「皆様お疲れでしょう」タルス・タルカスがショックリーたちに言った。「食事を用意いたします。どうぞこちらに」  タルス・タルカスに案内されて、ショックリーたちはオアシスのさらに奥へと進んだ。パルテノンやエレクテイオンに似た

3
Cadd9 #6 「すべての人間の代理として」

Cadd9 #6 「すべての人間の代理として」

次に樹に会ったのは、学校の帰り道だった。 一週間のうち、水曜日は直にとって最も気が重い日だった。近隣の中学校の部活動が休みになるため、同級生の兄姉やその友人たちが普段より早く学校を終え、そのうちの数人が取り巻きを連れて帰宅途中の道をうろついているのだ。直は彼らのいい笑いものになっていた。 彼らは日常的に教師に手をあげ、学校の窓を破壊したり、他校の生徒たちとの喧嘩をくりかえしたりしているようだったが、直のような非弱な小学生を相手に本気になって暴力を振るったり、何かを強要する

21
カンガルーポーの絆 9回連載 4/9

カンガルーポーの絆 9回連載 4/9

 四章 パースの熱闘  オーストラリアに永住するというラグリット・ヤハルト氏と会うために、アデレード経由でパースに飛ぶこととなった。ドクター・マーカーもパースで合流し、面談に立ち会うと言う。  昼前にシドニーを発って二時間ほどすると銀翼の下にアデレードの街並みが見えてきた。高速道路が街並みの中を真っ直ぐに走り碁盤の目のように街区が造られて、赤い屋根の家々が濃い深緑の林の中に混在している。緑と赤の色彩が目に飛び込んでくると、カンガルーポーの配色だと思う。さらに壁の白い色がまざ

1
小説『Olympus on Mars』連載第24回

小説『Olympus on Mars』連載第24回

72        登山七日目(承前)  どん! ショックリーは背中から何かの上に落ちた。出っ張った岩棚だろうか? 骨まで響いたが、生きているだけましだった。体はぽーんと跳ねて、それから、ぎゅん!、と横方向に引っ張られた。このまままた落下するのかと思ったら、どういうわけか、水平に回転(スピン)しだした。仰向けなのでなすがまま、ゆりかごの中の赤ん坊のように両手を上げ、くるくる、くるくると回転した。そのうち遠心力が働いて、外側に向かって強い力で投げ出された。壁のようなものにぶつ

2