ニジマルカ|崖っぷち作家

エンタメ作家、ときどき大学非常勤講師。新人賞受賞組です。小説を何冊か出しています(マンガにもなっています)。 出版業界や小説、文章のこと、考えたことなどを書いています。くまー。

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    • 小説のちょっとしたコツ

      小説のちょっとしたコツや小技、考え方などの記事をまとめています。「文末の処理」「描写の考え方」「ページ数と内容」ほか。

    • 受賞する小説のつくり方

      小説新人賞を受賞するためのノウハウをまとめました。「売れた作品を調べる方法」「あらすじを分析する」「定番と新規性の関係」ほか

    • 簡単な物語のつくり方

      長編のつくり方をまとめてあります。話を作ったことがない人向けにゆっくりと説明しています。『考えるのは3つだけ』『長編は4回ピンチが訪れる』ほか。

    • 在宅ワーカーの健康ケア

      作家を長く続けるための健康ケア。家で仕事をしている人にも役に立ちます。

    • 小説新人賞の攻略法

      エンタメ小説の新人賞を攻略する方法をまとめました。「新人賞を知ろう」「小説のPDCA」「メンタルで気をつけること」ほか。

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    新人作家が病まないために〜売れたとき・売れなかったとき

    作家になって数年経ちますが、同期作家の中にも、デビュー作以来、新作を出せていない人がいます。 書けなくなってしまう新人作家さんも、どうやらたくさんいるようです。 (人のことは言えません。私もなかなか書けないので) そういうわけで、今回から何回かに分けて、新人作家さん向けに「こう考えると楽になるよ」というコツをご紹介していこうと思います。 今回は「売れたとき・売れなかったとき」です。 デビュー作の苦しさデビュー作の執筆作業というのは本当に苦しいものです。 すべてが初め

      • 人称の基本を知ろう(2)〜小説のちょっとしたコツ

        小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「人称の基本を知ろう(2)」です。 前回の記事はこちら。↓ 前回のおさらい最初におさらいをしておきましょう。 小説は、どこかにあるカメラから書いていくものです。 カメラの位置や性能によって、書き方が違ってきます。 その書き方の違いを「一人称」とか「三人称」と呼んでいます。 ですから「なんとか人称」というのは、要するに「カメラの違い」だということです。 初心者の方は、以下の2つのカメラだけ知っておけばいい

        • 人称の基本を知ろう(1)〜小説のちょっとしたコツ

          小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「人称の基本を知ろう(1)」です。 人称理解の最小限小説を書こうと思ったとき、戸惑うのが人称の問題だと思います。 「そもそも人称ってなに?」 「何人称で書けばいいの?」 「ルールや制限は?」 いろいろ疑問が湧いてくると思いますが、あまり難しく考えると書けなくなります。 ですので、今回から何回かに渡って、「人称についてはこれくらいわかっておけば十分」といったところを解説していきます。 人称とは?人称とはおおざ

          • 書き始めるときの心構え3つ〜小説のちょっとしたコツ

            小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「書き始めるときの心構え」です。 力の入れすぎ小説を書き始めるときは、とても緊張しますよね。 「いよいよ書き始めるぞ!」という高揚感と、「書き終えられるかなあ……」という不安が入り混じって、心がざわつくものです。 ただ、書き始めは最初の一歩ですから、あまり力を入れすぎても上手くいきません。 特に長編の執筆はマラソンのようなものですから、最初から全力を出すと、完走するのが難しくなります。 力が入りすぎていると

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            セリフでやりがちなミス〜小説のちょっとしたコツ

            小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「セリフでやりがちなミス」です。 やりがちなミス小説を書き始めたばかりのころは、いろいろ失敗するものです。 初心者の方がセリフでやりがちなミスには、以下のようなものがあると思います。 誰のセリフかわからない 〜が言った。が続く 冗長、または説明的すぎる それぞれ見ていきましょう。 1.誰のセリフかわからない1つめは発話者がわからない問題です。 ネット小説やライトなエンタメ作品などでよく見かけます。

            心の声の書き方〜小説のちょっとしたコツ

            小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「心の声の書き方」です。 心の声とは心の声とは、話者や視点人物が心の中で考えたり、思ったりしていることです。 内面描写や心情描写と言った方がいいかもしれません。 さまざまな表現の仕方があると思いますが、今回はよく使う3つの方法を見ておきましょう。 大きく直接的か間接的かの2つに分かれ、直接的な方はさらに2つの方法をよく見かけます。 直接的 地の文にそのまま書く カッコで囲う 間接的 〜と思った、〜と

            時系列を触るときに気をつけること〜小説のちょっとしたコツ

            小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「時系列を触るときに気をつけること」です。 時系列とは小説における時系列とは、出来事の時間的な並べ方のことです。 書く順番と言ってもいいですね。 現在の状況が進んでいくのが普通ですが、ご存じのとおり、創作物ではその順番を変えることができます。 途中で過去の出来事を挿入したり、最初に未来の結末を書いたりすることもできるわけです。 時系列を入れ替えることにはメリットもありますが、同時にデメリットもあります。

            空行の使い方〜小説のちょっとしたコツ

            小説のちょっとしたコツや小技をご紹介するシリーズ。 今回は「空行の使い方」です。 空行とは空行とは文字通り何も書いていない行のことです。 1行アキと言った方がいいかもしれませんね。 この記事もそうなのですが、ネット小説などでも1行アキはよく見られます。 「みんながやっているから自分もやっておこう」でもいいのですが、この際、基本の使い方を知っておくのもいいと思います。 従来的な使い方はこうでしょう。 場面を変えるとき 視点を変えるとき またネット小説では セ

            「こんなにたくさん本があるのに自分が書く意味ある?」と思ってしまったら

            本屋に行くと無数に本があるので、げんなりしていたことがあります。 「こんなにたくさんの本があるのに、自分が書く意味ってあるんだろうか?」 「私の本なんていらないんじゃない?」 作家志望者だったころは、よくそんな風に考えて落ち込んでいたものです。 今回は、そんな風に思ってしまった人向けのちょっとした考え方のご紹介です。 悩み始める時期誰しも、小説を書き始めたころは意欲に満ちあふれています。 そういうときは、書く意味など考えません。 「書くのが楽しい!」 「次はどんな

            何のために創作するか考えてみよう

            みなさんは何のために小説を書いていますか? 苦労して創作する理由は何でしょう? いろいろな理由があると思いますが、年初ですし、改めて確認してみるのも悪くないと思います。 今回は「何のために創作するか」という話です。 理由を考えてみよう肩の力を抜いて、なぜ自分が小説を書いているのか、その理由を考えてみましょう。 最初は思い浮かんだ理由を片っ端から書いていくといいです。 理由には、たとえばこんなものがあるでしょう。↓ 小説が好きだから 誰かを楽しませたいから 褒

            あなたの作品が受け入れられない本当の理由

            崖っぷち作家のニジマルカです。 作品を公開してもまったく反応がなかったり、ぜんぜん売れなかったりするとがっかりしますよね。 作品が受け入れられないのには根本的な理由があります。 何度か同じようなことを書いていますが、これに引っかかっている人が多い印象なので繰り返し書いておきます。 そういうわけで、今回は「作品が受け入れられない本当の理由」です。 好きなものがずれているみなさんはどんな作品を書いていますか? ジャンルも長さもさまざまでしょうが、共通するのはこうではな

            小説こそロジックを通そう

            崖っぷち作家のニジマルカです。 これは担当さんにもたまに言われることですが、小説は作りものだからこそ、しっかりとロジック(論理)を通さなければなりません。 今回は「小説こそロジックを通そう」という話です。 ロジックとはなにかおわかりのとおり、小説は作りものです。 存在しない登場人物が、作りものの体験をするのを文章にしたものが小説です。 つまり、小説はぜんぶ嘘なのですね。 ところで、ロジックとは何でしょうか? ロジックの正体を知るには、嘘をつくときのことを考えると

            目立つ作品を書こう

            崖っぷち作家のニジマルカです。 小説を書き始めたころは変な作品を書いていた人も、経験を積んで勉強すると、控えめな作品を書くようになるものです。 それも悪くはないですが、もし読者の目を引きたいなら、もっと無茶をすることをおすすめします。 今回は「目立つ作品を書こう」という話です。 目立つ作品を書く勇気「小説を書こう」などと思う人は、やはり何かを表現したい人でしょう。 表現したものを、できるだけ多くの人に読んでもらいたいはずです。 それなのに、どうしていつまでも、いわ

            自分の創作能力を把握しよう

            崖っぷち作家のニジマルカです。 自分の能力をある程度客観的に把握しておくことは、とても重要だと思います。 新年ですので、この機会に自分の能力の棚卸しをしてみましょう。 今回は「自分の創作能力を把握しよう」という話です。 創作に必要な3つの力何度か同じ話をしていますが、なにか作品をつくるには、以下の3つの能力が必要です。 アイデア力 ロジック力 表現力 それぞれを小説で言うと、こうなりますね。 アイデア力 = 設定やアイデアを発想する力 ロジック力 = スト

            新人賞のゲスい選び方

            崖っぷち作家のニジマルカです。 「今年は新人賞に出そう!」と決めている人もいますよね。 ごく普通にどこに出すかを決めてもいいのですが、少し立ち止まって、新人賞選びから考えてみるのもいいと思います。 そういうわけで今回は「新人賞のゲスい選び方」です。 ごく普通の選び方どこの新人賞に出すかを決めるとき、一番オーソドックスなのは、 自分が好きな作品を出している出版社の新人賞を選ぶ ことでしょう。 これは理屈にも合っています。 あなたが好きな作品を出しているということ

            「今年こそ小説を書くぞ!」と思っている人向けの話

            崖っぷち作家のニジマルカです。 新年を迎え、「今年こそ小説を書くぞ!」と決意している人も多いと思います。 すぐに小説を書ける人もいるでしょうが、私が初めて小説を書いたときはかなり苦労しました。 そういうわけで、今回は、初めて小説を書く際の注意点をご紹介します。 注意するところ最初に、初めて小説を書く人のゴールを示しておきます。 それは 小説を完成させること です。 それ以上のゴールはありません。 とにかく最初は完成させることだけを目標にしましょう。 「面白