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たまには執筆環境を変えてみよう

今年最初の記事は軽めのものから始めようと思います。

最近、喫茶店で原稿を書いているのですが、作業がかなり捗って驚いています。

外で書くのもいいですね。

そういうわけで今回は、たまには執筆環境を変えてみようという話です。



3つの利点

いつもは家で引きこもって書いていますが、外に出て書いてみたところ、いろいろ良い点があることに気づきました。

以下などはすぐに気がつく利点ですね。

  1. 拘束力:他のことができない

  2. 集中力:適度な環境ノイズ

  3. 採算性:元を取りたい


見れば分かると思いますが、それぞれ簡単に説明していきましょう。


1.拘束力

1つ目は拘束力が働く点です。

当然ですが、家にいれば原稿作業以外のこともできます。

行き詰まったら昼寝してもいいですし、ときには動画を見たり、たまった家事を片付けることもできるでしょう。

ですが、その自由さはメリットであると同時にデメリットでもあるわけですね。


何かの作業をするなら、ある程度、拘束力が働いた方が進めやすいのは確かなことです。

自分の意志で「何時までは原稿をする」とルールを定めることも出来ますが、それよりも、外的な要因で自分を拘束した方が手軽で効果も高いでしょう。


その点、喫茶店などに来てしまえば、ほぼ原稿作業しか出来ません。

お店に来てまで動画を見たりはしないものです。

また、人の目もあるので、あまりにサボることにも躊躇してしまいます。

他人の目があることは、緩やかな監視にもなるようです。


ネットに接続できない店ならなお良いかもしれませんね。

類語辞典などはスマホで調べればいいですし、ある程度、不自由さを自分に強いた方が作業が進むのは間違いないと思います。


2.集中力

2つ目は集中力が高まる点です。

私は部屋を綺麗にするのが好きなのですが、以前から、綺麗な部屋での作業はやや退屈で、かえって作業が進まないような気がしていました。


外で作業してみると、ちょっとした話し声の他にも、人が動く音といった環境音が常にあるため退屈しません。

また、顔を上げれば、いろんな人の顔が見え、外の景色も見ることが出来るため、多彩な視覚的刺激も手軽に得られます。


綺麗な部屋では、いつも同じ音、同じ景色しか見えないため、刺激が少なすぎ、かえって集中力が続かない気がしますね。

音や景色といった常に変化する環境ノイズが、創作などの創造的作業には良い影響を及ぼすのではないかと思います。


以前何かの本で読みましたが、少し散らかった部屋の方が創造性が高まるという実験結果があるそうです。
(この本だった気がします↓)


おそらく適度なカオスは創造性に良い影響があるのでしょう。

そういう意味では、私の部屋は物が極端に少なく、視覚ノイズがないため、創造性が狭まっているのかもしれません。


また、少しざわついていた方が集中力が高まるという話は有名です。

集中力を高めるために環境ノイズを流してくれるアプリやサイトもありますね。
(試すならこの辺りが手軽だと思います↓)


適度な環境ノイズと、邪魔にならない程度の他人とのインタラクションが、ちょうど良い刺激となって集中力を高め、創造性にも良い影響を与えそうです。


3.採算性

3つ目は元を取りたいと思う経済的な圧力です。

喫茶店にいても時間で課金はされませんが、やはりコーヒー一杯で何時間も粘ることはできません。

結果として飲み物や食べ物を頼むことになるでしょう。


すると、やはり、「その分の元は取りたい」「作業を進ませないと損をする」といった思いが生じ、作業効率も自然に上がります。

これもちょっとしたストレスを自分に与えることで、作業を活性化させる一つの例でしょう。


タダではない環境を利用することで、自分に適度なストレスを与えることができます。

毎日喫茶店で千円使うと、1ヶ月に3万円です。

そう考えれば、多少は元を取りたいと考えるのも不思議ではないですね。


お金をたくさん持っていて月3万円だとストレスにならない方は、もっと高い店に行けばいいでしょう。
(一流ホテルのラウンジとか)

そういった店ならまた別の刺激もあるでしょうし、さらに作業が捗るかもしれませんね。


ちょっとした余談

余談ですが、外で書こうと思って、携帯できるテキスト入力端末を買いました。

ご存じポメラです。

ポメラDM250(とサイズ比較のAirPods)


同期の作家仲間が「毎日喫茶店に行ってポメラで書いている」というので真似してみました笑。

最新機種は10万字以上保存できるそうなので、長編1冊をまるまる書けます。

一度、初稿をぜんぶポメラで書いてみるのもいいですね。


今回のまとめ

「たまには執筆環境を変えてみよう」でした。

  1. 外で書くことのメリット3つ

    1. 拘束力

    2. 集中力

    3. 採算性

  2. 拘束力
    自由度を減らし、執筆作業以外できなくする

  3. 集中力
    適度な環境ノイズがあることで集中力が高まり、創造性が増す可能性がある

  4. 採算性
    滞在中はお金が掛かるので、元を取ろうという圧力が加わる

  5. 自分に適度なストレスを掛けることで、作業効率が高まる


最近は家で書くと退屈なので、外に出る機会が増えました。

引きこもり生活だったので、一石二鳥です。

家での執筆作業が進まないなら、一度外で書いてみると気分も変わっていいですよ。

今年もお互い執筆がんばりましょう!

それではまたくまー。


(2024.1.22追記)

おー!

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