深巳太久

(ふかみたく)申しまっす。小説書いてます。 ファンタジー系が好物で、大体本文中に成分と…

深巳太久

(ふかみたく)申しまっす。小説書いてます。 ファンタジー系が好物で、大体本文中に成分として含まれています。 『およそ2000文字で往く』シリーズはファンタジー成分少な目か無しでやってまっす。 / 小説家になろうプロフ:mypage.syosetu.com/1422386/

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【創作大賞2024-恋愛小説部門-応募作品】『吸血姫 - きゅうけつき -』第一夜

〈あらすじ〉  今年大学生になった晴香は、夜道で吸血鬼と出会ってしまう。襲われそうになったところを狼のマスクを被った男に救われた。お礼を言うとマスクを被った男は勇敢さが霧消し及び腰で消え去ってしまった。数日後、先に襲われた吸血鬼と再会してしまい、あろうことか求婚されてしまう。それは私の属性に関係することだった。無理な求婚に困惑していると、狼マスクの男も求婚戦線に参戦し混戦模様に突入していく。  もうこんな時間……。  スマートフォンの時計は二十二時を示していた。自宅最寄り駅

    • 【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep11 見守る者_前編

       弦月宮では、九郎とシェリルが慌ただしく動き回っていた。  翔琉が先の戦いで負った傷は、左肩と腕を黒く変色させていた。容態が安定せず、気絶と悶絶を繰り返す様がまるで何かの祟りにあっているかのようだった。  変色範囲は緩やかに広がっていてあらゆる薬が効かず、眷属の二人は憔悴しきっていた。  勿論、祟りの反応が無い事は確認済みである。  青白い神気が薄くなり、透明で視認出来ない人の気が割合を増しバランスを大きく崩している。  翔琉の体調は二つの気のバランスの上に成り立っていて

      • 【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep10 無意識という名の意識

        「――おい、大丈夫か?」  肩を揺すられ私は目を覚ました。  どうやら、おみくじを結ぶ木の前で、へたり込んでいたらしい。 「あ、あれ? 私どうして……」 「貧血かな? 急に気を失うから驚いたよ」  肩に手を掛け、セピアの瞳が見つめている。  顔が真っ赤になるのが分かる――慌てるのを必死で抑えながらお礼を言った。 「なんか恥ずかしいところばかりで、ごめんなさい。ありがとうございます」 「いいよ別に、それより歩ける?」  私の中では呼称〈おみくじの君〉に手を貸してもらい

        • 【創作大賞2024-恋愛小説部門-応募作品】『吸血姫 - きゅうけつき -』第四夜

           待ち合わせ時間ピッタリに駆け寄ってくるヒカリは、高校時代からの人間の友人だ。  同じ大学を受けたが専攻学科が違う。彼女は演劇学を専攻し古典演劇を研究するのだと語っていた。元々落ち着いて見える容姿は舞台に立っても映えるだろう。背が高く凛としている。自分の考えを持ち相手の話を聞く余裕もある。  わたしと大違いだ。 「さーて、今日はどうかな」  清楚なワンピースで固めたヒカリは先に立って歩き出した。時刻は十九時十分前、京王井の頭線下北沢駅南口から待ち合わせの飲食店へ向かう。そ

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        【創作大賞2024-恋愛小説部門-応募作品】『吸血姫 - きゅうけつき -』第一夜

        • 【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep11 見守る者_前編

        • 【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep10 無意識という名の意識

        • 【創作大賞2024-恋愛小説部門-応募作品】『吸血姫 - きゅうけつき -』第四夜

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          【創作大賞2024-恋愛小説部門-応募作品】『吸血姫 - きゅうけつき -』第三夜

          「いらっしゃいませー、お好きな席にどうぞ」  わたしは水の入ったコップをトレーに乗せ颯爽とお客さんのテーブルに向かった。  ここはわたしの通う大学の最寄り駅からほど近い中規模クラスのカフェだ。居抜きでビルごと買い取った夫婦が、三階建てビルの一階を昭和感満載の純喫茶から小ぎれいなカフェに改装し、常連しか入店出来そうも無かった結界を解放した。  駅から五分程度離れているがご近所の常連、学生から主婦、会社員と客層も幅広い。カウンター八席、テーブル席は二人掛け四人掛け合わせて四十

          【創作大賞2024-恋愛小説部門-応募作品】『吸血姫 - きゅうけつき -』第三夜

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep9 神祓い_後編

           焔護りの主の護る神社は、中規模ながら、良質な神気に護られた、三百年近く近隣の人々の信仰と尊敬を集めている神社だった。  神剣を後方に構えると、刀身がオレンジ色に輝きだした。 「焔護りの主様、宮を穢された仇は必ず取りましょう。山ごと祓い清めます故、ご容赦ください」  シュッっと短い息を吐き、下段から跳ね上げるように振り上げる、暁の弧を描く軌跡は、山の麓から血で穢れた焔護りの主ごと切り裂いた。  ズバァーーーーーン  地響きと共に山全体が暁の光で覆われ、妖気も獣も霧も

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep9 神祓い_後編

          【創作大賞2024-恋愛小説部門-応募作品】『吸血姫 - きゅうけつき -』第二夜

          「獣……貴様、亜種か! 薄汚い紛い物め。まとめて消し去ってくれる」  背中も血で染まっているから弾丸は貫通したのだろうか? 全くダメージを感じさせない狼さんが笑っている。おかしくて仕方がないのか腹を抱えていた。これにはマスクマンも飲まれたのか呆然と立ったままだ。  一頻り笑って満足したのか自然体で向き合う身体から段違いの闘気が揺れている。 「進化、と言ってほしいね。おれに銀の弾丸は無効だ。お前は狩られる側になったのさ」  狼さんの体がぶれた。マスクマンの呻く声が聞こえ、そ

          【創作大賞2024-恋愛小説部門-応募作品】『吸血姫 - きゅうけつき -』第二夜

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep8 神祓い_前編

           拝殿を目指して歩いていく。眷属や使いの気配は全く感じない。  ここまで何も感じない神社なんて考えられなかった。今のところ〈誰もいない〉こと以外は異常なし。回りの木なんか見ながら、拝殿でお賽銭を投げようと目を向けた瞬間、身体がビクッとする。  見られている。  平静を装いつつ賽銭を放り投げ、祈りの手順をこなし、おみくじコーナーへ向かう。  ――まだ見ているな、どこからだろう。  瘴気が微かに漂い出している奥の本殿かそれとも別の場所か、察知しきれていない分こちらが不利

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep8 神祓い_前編

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep7 潜入_後編

           梅の花が終わる頃、ルーエから連絡が入った。  弦月宮――西側。  正門から八百メートル、西へ二百メートルの所にログハウスがある。  リビングとダイニングとロフトがありそんなに大きくない作りだが、リビングに大型のウインドウが三つ浮かんで占領している。  真ん中のウインドウに、ルーエの愛らしい顔が映し出され、左のウインドウに今回の件で収集された情報が表示されている。右はゲームの途中だった。 「それってマジな話?」  顕現してから千五百年、尊敬と敬愛を集める一級神に対し、

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep7 潜入_後編

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep6 潜入_前編

           梅の花が終わる頃、ルーエから連絡が入った。  弦月宮――西側。  正門から八百メートル、西へ二百メートルの所にログハウスがある。  リビングとダイニングとロフトがありそんなに大きくない作りだが、リビングに大型のウインドウが三つ浮かんで占領している。  真ん中のウインドウに、ルーエの愛らしい顔が映し出され、左のウインドウに今回の件で収集された情報が表示されている。右はゲームの途中だった。 「それってマジな話?」  顕現してから千五百年、尊敬と敬愛を集める一級神に対し、

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep6 潜入_前編

          6/18は大雨予想な関東 日帰り取材旅行でとある神社に出向く予定が 実は「来るな!」と拒否られているのか? 大雨予報で、当日は神の試練に挑むことになりそうだ 交通手段予約した時は曇りだったのに

          6/18は大雨予想な関東 日帰り取材旅行でとある神社に出向く予定が 実は「来るな!」と拒否られているのか? 大雨予報で、当日は神の試練に挑むことになりそうだ 交通手段予約した時は曇りだったのに

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep5 揺れる

           戦いから一週間――羽衣は上がらない。  人の状態で受けた大怪我は瀕死レベルに達していたが、単衣の力なら一日で治す程度だった。 「もう一週間…………怪我だってとっくに治っている筈なのに」  シェリルは寝所の方を見つめていた。  寝所から北西へ百メートル、蒼く澄んだ空の下、大きな檜の一枚板で出来たテーブルと、樫で作られた椅子が三脚あって、シェリルは九郎と向き合って座っていた。  九朗は独り言のように語り出した。 「いつもなら、回生明けまで二百年位だろう? 今回は強制回生の

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep5 揺れる

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep4 家

           フワリと地上に着地した身体から、青白い燐光が消えていく。  神剣を頭上に掲げ、無造作に束帯野郎に向け振り下ろした。  剣に込められた青白い燐光が半円を描き、金属音を轟かせ、束帯野郎ごと結界を裂いた。  世界が左右にズレていく。  このまま結界ごと破壊すると、仮想空間が裂けて人世界に多大な影響が出るだろうが、そんな事はどーでも良かった。  前のめりになりながら最後の一撃を与えるべく跳躍する。 「近いうちにまた会おう――」  少し笑っているような声だけ残し、束帯野郎の気

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep4 家

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep3 二つ名

           予備動作無しで、剣を頭上に振りぬく。  一か所だけ灰褐色の空に向かって、青白い光を叩きつけるように走らせた。  灰褐色の箇所が光を嫌うように反射させると、上空には、平安貴族のような束帯を纏った禿頭の大男が一人浮かんでいた。 「目覚めてしまったか」そうつぶやき、地獄の鬼もこんな顔だろうと思われる形相に、薄ら笑いを浮かべながら禿頭を撫ぜている。 「勝手に起こしといてそれはないだろう、責任は取ってもらうぞ」 「〈冥府の姫〉よ、束の間の人まねは、さぞ楽しかったでしょう。ほら

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep3 二つ名

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep2 人生の終焉

           右肩を殴られたような感触と、同時に足がもつれて倒れ込む。 「いってぇえ」  右手がうまく使えず、顔から転倒してしまった。  全力で走ってからの転倒だから、酸素の供給がままならない。  仰向けに無様に転がった状態で、熱く疼く右肩に左手を当てて、ぎょっとした。 「血、が、吹きで、てる」  首を右に傾ける勇気はない、生暖かい液体が指の間から絶え間なく溢れてくる。 「意味、が、分からない」  激痛が脳髄を直撃し、苦痛で顔が歪む。  どうしても左手についた何かを目視したく

          【創作大賞2024-応募作品】『アブソリュート サンクチュアリー』〈Sleeping Beauty -眠り姫- 編〉Ep2 人生の終焉

          絵がうまく書けないので、AI様にイメージの矜持をお願いしたら 「はいよ、これが見たかったんだろう」とドヤ顔で表示された画像群に 「貴様!オーダー聞いてないだろう!」とキレた あれだけ細かく言ったのに、都合の悪い所はスルーかいな 因みに、三日月って言ったのに、満月ちゃうんじゃい!

          絵がうまく書けないので、AI様にイメージの矜持をお願いしたら 「はいよ、これが見たかったんだろう」とドヤ顔で表示された画像群に 「貴様!オーダー聞いてないだろう!」とキレた あれだけ細かく言ったのに、都合の悪い所はスルーかいな 因みに、三日月って言ったのに、満月ちゃうんじゃい!