明治文学作家のような綺麗な文章(文語体)を書くために必要な3つの条件


自己紹介
曽祖父が直木賞作家と作家家系ゆえ、親戚にもひと昔前編集局長を長年つとめられた方など文学好きが多くございますが、どうも現代の編集者は売れること(読み手が主)で文学を語らうようです。これは1200年もの遡り、長い目で日本文学をみるならば、特異な時代と申すことができましょう。


こんばんはtagaです。
皆さまは文体が綺麗な作家と聞いてどなたを思い浮かべますか?村上春樹さんでしょうか?一人称単数が発売されて話題になりましたよね笑

私は普段明治〜昭和文学を中心に読んでいるので、綺麗な文体と聞いて尾崎紅葉・幸田露伴・泉鏡花・宮沢賢治・樋口一葉・坪内逍遥を思い浮かべます。

さて、これらの作家・文豪のような綺麗な文章が成立する条件はなんでしょうか?
早速覗いてみましょう!

3つの条件

文章を書かれる上で綺麗に仕上げるには大きく3つ、
条件がございます!

①綺麗な単語

参考になる作家

ex)宮沢賢治

宮沢賢治を例に挙げさせていただきましたが、
宮沢賢治も実は綺麗な単語をinputに励んでおりまして、大正時代の化学本論という本を愛用されていたそうです。自分が好きなジャンルの本や小説から目に留まったものをメモ帳にまとめる方法をオススメいたします!

②助詞・助動詞等、語法や活用

こちらも文語体の作品を流れるような文章に仕上げるためには必須な条件となります。

参考になる作家は泉鏡花、と言いたいところですが、泉鏡花はアレンジが効いているので最初からものにすると、せいぜい完成しても永井荷風のような文体仕上がりとなります…。(文語体の仕上がりを目指すには今ひとつです)

語法の基礎をしっかり押さえるために、まずは坪内逍遥(基礎)の文章を学び、そこから泉鏡花(簡略化的アレンジ)の文体を学ぶのをオススメいたします!(泉鏡花の文章な坪内逍遥のような教科書的語法を、独自に簡略化されてます)

③イメージ

ビジネスライティングとは異なり小説の文章を書く際は、イメージ→文章という流れを踏みます。

宮沢賢治の文章も、泉鏡花のような文章もイメージがなければ仕上がることは難解です。
イメージの部分は1番説明が難しいですが、1番センスが分かれます。(人生経験の深さ・哲学的思考・発想)生み出し方は様々ですが、これに関しては実践あるのみです!実践とinputを繰り返していく中で、センスが確実に磨かれていきます!

まとめ

以上のように綺麗な文章を書く上では単語・語法・イメージが大切となってきます。
逆にこの3つをおさえれば短文であればどなたでも明治時代の文豪のような文章を書くことが可能です。

文語体ということで、ライティングスキルはかなり応用編となっておりますが、少しでも大まかなイメージが掴んでいただけたのであれぼ幸いです🙇‍♂️

質問やご不明な点がございましたら、コメント欄にお待ちしております!


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