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本能寺の変1582 見えてきたもの 231227 第1~12話 天正十年六月二日、明智光秀が織田信長を討った。その時、秀吉は備中高松で毛利と対峙、徳川家康は堺から京都へ向かっていた。甲斐の武田は消滅した。日本は戦国時代、世界は大航海時代。時は今。歴史の謎。その原因・動機を究明する。『光秀記』

見えてきたもの 231227 第1~12話

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重要 ◎目次 
→重要 ◎目次小 抜粋区分 第1~20話 第21~40話 第41~ 話 

時代の風潮 

 今から441年前のこと。
 時代が変われば、風潮も変わる。
 当時の風潮が光秀の行動に大きな影響を与えた。

 【参照】◎第1話  第1話 さる程に、不慮の題目出来侯て、

粛清、不意討ち、佐久間信盛の一件。

 【参照】◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。
     ◎第11話 第11話 時代の風潮 粛清 不意討ち 佐久間信盛

邪魔者は、粛清される。

 用が済めば、粛清される。
 役に立たねば、粛清される。
 油断すれば、粛清される。
 隙を見せれば、粛清される。

 【参照】◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。
     ◎第11話 第11話 佐久間信盛の油断

粛清、暗殺、叔父殺し。

 【参照】◎第11話 第11話 信長の人物像 粛清の人 恐ろしい男

謀叛、裏切り、弟殺し。

 【参照】◎第9話 第9話 信長は、猜疑心が強い。織田信勝の一件。
     ◎第11話 第11話 信長の人物像 粛清の人 恐ろしい男

相互不信の時代。

 信長は、心底では、光秀を信用していない。
 光秀も、心底では、信長を信用していない。

人間の本性が剝き出しになる時代。

恐ろしい時代であった。

 【参照】◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。

これが当時の風潮である。

「本能寺の変」

現代の風潮でとらえるべからず!!

 【参照】◎第9話 第9話 信長は、猜疑心が強い。織田信勝の一件。

信長の人物像

信長は、人を見る目に秀でていた。

 織田家は、急激に拡大していた。
 信長は、鋭い人物眼の持ち主だった。

 【参照】◎第10話①  第10話① 佐久間信盛の一件。(切れ者)。

信長は、光秀を抜擢した。

 光秀は、出来る男。

 【参照】◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。切れ者。

信長は、猜疑心が強い。

 【参照】◎第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。
     ◎第9話 第9話 信長は、猜疑心が強い。織田信勝の一件。  

信長は、用心深い。

 【参照】◎第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。

信長は、忍耐強い。

 【参照】◎第12話 第12話 佐久間信盛の一件。朝倉破軍の刻。
 【参照】◎第11話 第11話 信長の性格 執念深い 忍耐強い

信長は、執念深い。

 【参照】◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。石山本願寺。
     ◎第12話 第12話 佐久間信盛の一件。朝倉破軍の刻。
     ◎第11話 第11話 信長の性格 執念深い 忍耐強い

信長は、誇り高い男であった。

 【参照】◎第12話 第12話 佐久間信盛の一件。朝倉破軍の刻。

信長は、報告を重んじた。

信長は、光秀の報告のあり方に満足していた。

 【参照】◎第11話 第11話 光秀の人物像 出来る男 洞察力 報告

信長は、徹底した合理主義者である。

 信長は、無駄を嫌った。

 【参照】◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。

信長は、不意を衝く。

 【参照】◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。
     ◎第11話 第11話 信長の人物像 粛清の人 恐ろしい男

信長は、粛清の人。

 役に立たねば、粛清される。

 【参照】◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。
     ◎第11話 第11話 信長の人物像 粛清の人 恐ろしい男

信長は、恐ろしい男であった。

 【参照】◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。
     ◎第11話 第11話 信長の人物像 粛清の人 恐ろしい男

光秀の人物像

光秀は、出来る男。

 【参照】◎第1話 第1話 さる程に、不慮の題目出来侯て、
     ◎第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。
     ◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。(切れ者)。
     ◎第11話 第11話 光秀の人物像 出来る男 洞察力 報告

光秀は、猜疑心が強い。

 【参照】◎第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。

光秀は、用心深い。

 【参照】◎第1話  第1話 さる程に、不慮の題目出来侯て、
     ◎第6話  第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。

光秀は、同じ穴の狢(ムジナ)。

 信長と同じタイプの男である。

 【参照】◎第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。

光秀は、気を見るに敏な男。

 【参照】◎第1話  第1話 さる程に、不慮の題目出来侯て、

光秀は、「卑怯至極の表裏者」。

典型的な戦国武将だった。

 【参照】◎第1話 第1話 さる程に、不慮の題目出来侯て、

光秀は、忍耐強く、粘り強い。

 【参照】◎第1話  第1話 さる程に、不慮の題目出来侯て、

そして、実行力があった。

 【参照】◎第1話  第1話 さる程に、不慮の題目出来侯て、

光秀は、策謀の人。

 【参照】◎第1話 第1話 さる程に、不慮の題目出来侯て、

光秀は、洞察力に優れていた。

  【参照】◎第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。

光秀は、信長の性格を知悉していた。

 【参照】◎第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。

光秀は、報告能力に優れていた。

光秀は、信長の心の内をよくわかっていた。

  【参照】◎第11話 第11話 光秀の人物像 出来る男 洞察力 報告

秀吉の人物像

秀吉も、出来る男。
 秀吉は、光秀をマークしていた。

 【参照】◎第11話 第11話  秀吉の人物像 出来る男 同じ穴の狢

秀吉も、同じ穴の狢。
 光秀と、同じである。

 【参照】◎第11話 第11話  秀吉の人物像 出来る男 同じ穴の狢

光秀の年齢

 光秀は、甲斐遠征が出来る年齢だった。
 光秀の年齢は、六十代前半以下。

  【参照】◎第5話 第5話 光秀の年齢 信長の後継者

 光秀は、悩んでいた。
 己の年齢。
 そして、老い。
 光秀は、体力に不安を感じていた。
 そのような年代である。

  【参照】◎第7話 第7話 光秀の年齢 老い 光秀の後継者 十三歳

信長の後継者

 信長の嫡男信忠は、勇猛だった。

  【参照】◎第5話 第5話 信忠は、高遠城を攻めた。

 信忠は、逞しい戦国武将に成長していた。
 後継者として申し分のない人物だった。
 信長は、これに大いに満足していた。
 織田家の前途は、大きく開けていた。

  【参照】◎第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。

光秀の後継者

 だが、しかし、明智は、・・・・・。
 光秀は、高齢。
 嫡男光慶は、まだ13歳。
 若すぎた。

  【参照】◎第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。
      ◎第7話 第7話 十三歳 「続群書類従」『日本史』

信長の志向

信長の「さらなる夢」。

 世界は、大航海時代であった。
 信長の目は、海外を見ていた。
 信長の拡大政策は、止まず。

  【参照】◎第8話 第8話 信長の志向 光秀の志向 志向の相違

光秀の志向

光秀の、「国々は、猶、長閑なる時」。

 これが光秀の志向である。

  【参照】◎第8話 第8話 信長の志向 光秀の志向 志向の相違

光秀の苦悩

老い

光秀は、己の老いを自覚していた。

 光秀は、苦悩していた。
 己の年齢。
 そして、老い。
 体力に不安を感じていた。

 【参照】◎第7話 第7話

嫡男光慶

光慶は、若すぎた。

 光慶は、まだ、13歳。
 あまりにも、若すぎた。 

 【参照】◎第6話 第6話  信長の後継者。光秀の後継者。
     ◎第7話 第7話  13歳。「続群書類従」『日本史』

信長との年齢差

 人間は、生まれた順に老いていく。
 否、死んでいく。
 信長の先に、・・・・・。

「守るべき者」

 光秀は、持てる者。
 守らねばならぬ者たちがいた。
 家があり、家族があり、子供たちがいた。
 国があり、領地があり、多くの家臣たちがいた。

志向の相違

「さらなる夢」と「長閑なる時」。

 すなわち、争乱と安寧。
 光秀は、その分岐点上にいた。
 ならば、明智の取るべき道は、・・・・・。

  【参照】◎第8話 第8話 信長の志向 光秀の志向 志向の相違

妹、妻木氏の死

 光秀には、妹の妻木氏がいた。
 妻木氏は、信長の側近くに仕えていた。
 光秀は、妻木氏失った。
 妻木氏は、信長と光秀を繋ぐパイプ役だった。
 光秀は、大きなダメージを受けた。
 信長との意思疎通に、支障を生じていた。

  【参照】◎第8話 第8話  信長の志向 光秀の志向 志向の相違

粛清の怖れ

信長は、猜疑心が強い。

 【参照】◎第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。

信長は、徹底した合理主義者である。

 無駄を嫌った。
 「役に立つ」のか、「立たぬ」のか。
 その様な目で重臣たちを見ていた。 

 【参照】◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。

信長は、粛清の人。

 役に立たねば、粛清される。

 【参照】◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。
     ◎第11話 第11話 信長の人物像 粛清の人 恐ろしい男

信長は、不意を衝く。

 【参照】◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。
     ◎第11話 第11話 信長の人物像 粛清の人 恐ろしい男

信長は、恐ろしい男であった。

 【参照】◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。
     ◎第11話 第11話 信長の人物像 粛清の人 恐ろしい男

光秀は、出来る男。

 【参照】◎第1話 第1話 さる程に、不慮の題目出来侯て、
     ◎第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。
     ◎第10話① 第10話① 佐久間信盛の一件。(切れ者)。
     ◎第11話 第11話  光秀の人物像 出来る男 洞察力 報告

光秀は、猜疑心が強い。

 【参照】◎第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。

光秀は、用心深い。

  【参照】◎第1話  第1話 さる程に、不慮の題目出来侯て、
      ◎第6話  第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。

光秀は、同じ穴の狢。

 信長と同じタイプの男である。

  【参照】◎第6話  第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。

光秀は、洞察力に優れていた。

  【参照】◎第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。

光秀は、信長の性格を知悉していた。

  【参照】◎第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。

光秀は、粛清を怖れていた。

 光秀は、激動する戦国乱世を生き抜いてきた男。
 だからこそ、わかるのである。
 光秀には、悪条件が揃いすぎていた。
 「遠からず」、その時は来る。 
 光秀は、粛清を怖れていた。

  【参照】◎第10話① 第10話①  佐久間信盛の一件。粛清の怖れ。
      ◎第11話 第11話 光秀の苦悩 粛清の怖れ 

明智の将来

なるほど、「持てる者」には成った。

 志賀一郡、拝領。
 丹波一国、拝領。

だが、光秀は、不安だった。

明智の前途には、暗雲が垂れ込めていた。

 ならば、如何に、・・・・・。

 【参照】第6話 第6話 信忠は、わずか一日で高遠城を攻略した。
 【参照】◎第9話 第9話 光秀の苦悩 不安 将来 持てる者

光秀の決断


信長の油断

 信長は、猜疑心が強く、用心深い。
 つけ入る「隙」のない男であった。
 なれど、完全無欠にあらず。 
 稀にではあるが、「隙」を見せることがあった。

光秀は、信長の「隙」を窺っていた。

 光秀は、出来る男。
 信長の「隙」を窺っていた。

「武田効果」

 信長は、絶大な自信をもっていた。
 「武田効果」
 天下統一は、目前にあった。
 だが、この成功体験が裏目に出る。

「人間五十年」

 敦盛の一節。
 これが信長の生き様であった。
 信長は、己の人生と重ね合わせた。
 信長は、「五十年」を強く意識していた。
 信長は、この年、四十九歳。
 となれば、尚更である。

  【参照】◎第2話  第2話
      ◎第4話  第4話

「信長のさらなる夢」

 信長は、目的意識の強い人物だった。
 揺ぎ無い自信。
 「天下布武」は、間もなく終わる。
 ならば、その次、・・・・・。
 信長には、「さらなる夢」があった。
 このことが、これに、さらに、拍車をかけた。

  【参照】◎第2話  第2話

「焦り」

 順風満帆。
 全てが、順調に進行していた。
 だが、却って、そのことが、・・・・・。

 信長は、先を急ぎすぎた。
 「五十」までに、「天下布武」を、成し遂げねばならぬ、・・・・・。

 それが、「焦り」となった。

そこに、「隙」が生まれた。

 これ、すなわち、「油断」。
 信長、一生の不覚。
 信長は、冷静さを失っていた。

光秀は、信長の上洛情報を入手した。

 光秀は、機を見るに敏な男。
 信長の上洛情報をいち早くキャッチした。
 なれど、すぐには、動かず。

光秀は、「誘い」をかけた。

 光秀は、信長を欺いた。
 「誘い」
 光秀は、軍勢の一部を中国へ向けて出発させた。

信長、上洛。

 宿所は、本能寺。
 警固は、手薄。
 
 信忠、在洛。
 宿所は、妙覚寺。
 警固、同。

 他、洛中に分宿。

好機到来。

 これぞ、天祐。
 又となき好機。

光秀は、これを見逃さなかった。

この日、この時、このタイミングを待っていた。

 光秀は、「卑怯至極の表裏者」。
 典型的な戦国武将だった。

 光秀は、用心深い。
 秘して、語らず。
 最後の最後まで、心底を明かさなかった。
 斯くして、秘事は、露見せず。

 光秀は、忍耐強く、粘り強い。
 そして、実行力があった。
 この日、この時、このタイミングを待っていた。 

 光秀は、先発していた軍勢を、途中から引き戻した。

  【参照】◎第1話  第1話

不意討ち。

 光秀は、そこを衝いた。
 「謀叛」
 不意討ちである。

  【参照】◎第2話  第2話

漸く、夜も明け方に罷りなり侯。

 明智の軍勢が本能寺を取り囲んだ。
 「是非に及ばず」
 本能寺は、修羅場と化した。

 本能寺、炎上。
 夢幻の如く也。
 享年、49。

  【参照】◎第1話 第1話
      ◎第2話 第2話
      ◎第3話 第3話
      ◎第4話 第4話



 ⇒ 次へつづく  


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目次 が更新されました。

これで、全体像がよくわかる!!

毎日更新!!

原因・動機の究明は、この一歩から!!


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重要 ◎目次 が更新されました。

本能寺の変

原因・動機は、この中にあり!!

ご注目下さい!!


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