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#テレビドラマ感想文

今ハマっている、過去に大好きだった、再放送で見て当時を思い出した、など、印象に残っているテレビドラマについて、noteに投稿してみませんか?

急上昇の記事一覧

虎に翼 第20話

直言(岡部たかし)は贈賄容疑で拘留、家宅捜索に来たという検察官・日和田(堀部圭亮)ら。直言の妻である、はる(石田ゆり子)娘の寅子(伊藤沙莉)に対して怒鳴りつける。おお、戦前の官吏……というか、戦後でも昭和の役人は高圧的だった覚えがあります、かなり。 優三(仲野太賀)が帰宅してくれて助かった。法に則った捜査である以上は拒めないが、土足はやめてくれと落ち着いて話せる。これは大きいなあと思った。家宅捜索だから部屋をめちゃくちゃにされるだろうが、土足かそうでないかで、その後の精神的

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虎に翼 第19話

花岡(岩田剛典)のケガが命に関わるものでなくてよかった。 トラコ(伊藤沙莉)が心から反省していて、謝ろうとしていてよかった。 トラコと女子部の皆への憎まれ口を叩く花岡に 「愚か者ぉっ!!」とビンタする轟の 「思ってもないことをのたまうな」 「ここには俺しかいない。虚勢を張ってどうする」 友人としての言葉。 轟は美徳を追求する男で、その美徳が男だけのものでないことに気づき認められる人間であることに胸打たれる。 前回感想文( 第18話 )で薄々は感じていたが、花岡の男尊女

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虎に翼 第18話

男子&女子学生のハイキング。 感心したのが、轟(戸塚純貴)だ。梅子さん(平岩紙)の三男・光三郎くん(石塚陸翔)と玉ちゃん(羽瀬川なぎ)の荷物を真っ先に持った。 「男の役目を果たすまで!」 自分が属する性の役割に固執しすぎだとは思うが、己の使命を全うすることをまず第一とする快男児であろう。 そして、彼は玉ちゃんを女中として低く見ていない。他の人よりも多く荷物を持つ女性だから手助けしたのだ。 ************ 他の女性たちの前や、自分とふたりきりの時にはとても優しい花

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虎に翼 第17話

梅子さん(平岩紙)の夫、大庭氏(飯田基祐)。 すごい。すごすぎる。よくもこんなに、上手に女性を怒らせることができるなあと感心して観ていた。 妻の容姿をジョークのネタにする、容姿は未婚の女性にとって何よりも大切、はて?と異を唱えれば 「そうだね、勿論違う。君たちとは」「君たちのように容姿端麗で優秀な女性たちとは」 いやいやいやいや……そこじゃない。という以上に、他の女性を見下して踏みつける仲間に、勝手に引っぱりこまれる不愉快さ。くっそうと拳を握りしめるがしかし、大庭氏が妻の

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虎に翼 第16話

トラコ(伊藤沙莉)明律大学法科女子部卒業おめでとう! 伊藤沙莉の呑み演技が上手なので、ビール飲みたくなった。 我が子を抱いて「お父さんが好きか~?」赤ん坊「ぎゃぁあああん」「わかるよ~」と、相変わらずの直道(上川周作)と花江ちゃん(森田望智)夫婦が別居してすぐに子を授かったの、なんというか……わかりやすくて…… そして、優三さん(仲野太賀)は今年も司法試験に受からなかった。彼が司法試験に受かったら、私はお赤飯炊いてしまうかもしれん。 ************ 本科に移っ

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ドラマ「ブルーモーメント」を見て語りたい3つのこと

次女「あれ?先生(医者)やめたの?」 次女「ヘリコプターが赤いよ!」 コード・ブルーをよく見ていた次女4歳が混乱してました。 というわけで今回は、このドラマの3つのいいところ と見るうえでの注意点について話していきます。 ドラマ「ブルーモーメント」を見るうえでの注意点小さい子供には早いかもしれません。 我が家の4歳の次女も少し怖がる場面がありました。 災害の場面は怖い イケメンが好き 興味がある(「天気の図鑑」も見ている) という彼女の頭の中の多数決で結局

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虎に翼 第3週

学校に通っていた時は、花江ちゃんは寅子の親友だった。でもこの家に嫁いできてからは、花江ちゃんは「兄嫁」という名前で、「猪爪家」に属し、料理も猪爪家の味を求められて、自分の味つけすらできない。「私」がなくなっていくつらさ、そしてそれが誰にも理解されない孤独、これはキツい。 はりついた笑顔で、姑に言われるままに料理に砂糖を入れ続けていた花江ちゃん、やっと弱音と本音を言えてよかった。そしてそれをそのまま受け止めてくれる夫がいてよかった。それも「母さんの味付けは丸亀の味だから」と、

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ドラマ感想|スナック女子にハイボールを

 月曜深夜に放送されているこのドラマが、かなり面白いです。スナックに行ったことがない私でも、まるでその空間にいるような不思議なドラマ。どこの職場にでもありそうな話(愚痴や小さなトラブル等)を上手く30分でまとめているドラマ。  連続した感じはなく、1つの話をみて違和感なく楽しめる展開。これから途中から参入でも楽しく見始められると思います。なんといってもママ役の山口紗耶加さんがはまり役です。  うらぶれた感じというか、ほどよくやさぐれた感じが出色。こなれたママは、お客さんの

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「光る君へ」第16回 「華の影」 栄華と疫病が人の本性を炙り出すまで

はじめに  栄枯盛衰…栄えることと滅びることは常に紙一重です。栄華の中にこそ、滅びの種は潜むもの、「華の影」というサブタイトルはそうした世の理(ことわり)を表していますね。  そう言えば、前回のサブタイトル「おごれる者たち」、「おごれる者」と来れば「久しからず」と頭に浮かびますよね?中学時代に「平家物語」の冒頭部分の一節を暗誦させられ、今なお記憶している方も多いでしょう(笑)  この一節を象徴する「盛者必衰」(じょうしゃひっすい)…栄えるのも必ず滅びるという仏教語、中関白家

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虎に翼 第15話

私には傘や荷物を持たせるお付はいない、おにぎりを施す余裕はない、留学させてくれる家族もいない、休み時間に水泳したり歌歌ったりなんてできない……と法科女子部の仲間たちに言っていた、よね(土居志央梨)は実は、皆の苦しみをわかり、認めていた。 「この人は家事や育児をしながら学んでいる、この人は国を離れて言葉の壁もある、この人は常に周囲に行動を見張られて自由もなく、いろんなものに縛られて生きてる。そいつは誰よりも熱心に授業を聞いているのに、月のものが重くて授業を休まないといけない」

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京都・石清水八幡宮周辺を歩く早春旅「五輪塔・航海記念塔」

大河ドラマ"光る君へ"第16話『華の影』観ました 多くの視聴者が期待していた枕草子の有名なエピソード『香炉峰の雪』がついに出てきましたね。ただあまりに唐突すぎてあっけないものになっていました。定子と清少納言、二人の関係をもっと深堀りしてから簾を撥げて雪を看て欲しかったのですが、主人公は紫式部なので仕方ありません。 疫病流行のシーン。これまで活躍していた陰陽師安倍晴明や祈祷師たちの出番はほとんどありませんでした。これはおそらく何らかの配慮だと思われます。コロナ禍が収束しても

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無用の介は凄い✧♡

 子どもの頃、ちらと見たことある気がする時代劇が再放送されている。  最近、殊更、時代劇にハマっている黒帯(旦那)が、録画して観始めた。  初めはメールチェックしながら背中で聞いていたが、今まで時代劇で観ていたのと全く違う感じがするので、私も観る!といって、夜に一緒に観始めた。  いい。とてもいい。  私が人生初めて、この時代劇は何か違う!と思ったのは「木枯らし紋次郎」だ。いつもようじ(とっても長い)を咥えてて、「あっしにはかかわりのないことでござんす」と言って去っていく。

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世代で″くくる″考え方を改めて考え直してみたくなったドラマ『ソロ活女子のススメ2 』第4話

ドラマ『ソロ活女子のススメ2 』。台湾編、まさかの3話連続でした。"ソロ海外旅行"、現地の人々とのふれ合いも素敵で景色も素晴らしく、これは毎シーズン恒例にしてもいいかも?ですね。 第4話のタイトルは「せんべろにジェネレーションの壁はなし」。 恵の働く会社でも新入社員が入ってきて、いわゆる「Z世代」と呼ばれる若者の指導に苦戦している模様…。 「やることたくさんで昨日も徹夜しちゃったよ」と言う先輩・石岡に対して「昼間に効率的に仕事しないからじゃないですか?」とクールにいい放

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虎に翼 第14話

よね(土居志央梨)に、なんと声をかけたらいいのか……と、トラコ(伊藤沙莉)が頭の中でシミュレーションする。想定問答を繰り返すたびに、よねとトラコの顔が少しずつ接近しているのに笑う。 昨日のなんとも言葉にし難いラストからのこれ……軽くしてもらうつもりはなかったが、フフッと笑って気持ちが軽くなった。 ************* 一日も大学も仕事も休まず、というよねの言葉に、 「お月のものがきた時はどうしてるの?」というトラコの問い。 ヒロインの月経が重いという描写に続き、月の

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キャスティングがハマると気持ち良い件

日本では基本1月、4月、7月、10月に新しいドラマが始まります。 どのドラマを観るかは事前情報である程度決められますが、どのドラマを継続視聴するかは初回にかかっていると言っても良い。それだけ初回は重要。そしてキャストも大事。キャストがハマってるともうそれだけでかなりのアドバンテージ有りです。(書きたいことが後から後から増えてって長文になっちゃいました) ・虎と翼 ご存知NHKの朝ドラ、主演は伊藤沙莉ちゃん。沙莉ちゃんといえばつい『女王の教室』を思い出す。あの頃から見た目も

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虎に翼 第13話

度重なる侮辱、よね(土居志央梨)に対する暴力についに激昂したトラコ(伊藤沙莉)の前に立ちはだかり、その爪を顔面に受ける優三(仲野太賀)。不良男子学生を守ったのではない、トラコを守ったのだ。衆目のなかで暴力を振るったら取り返しがつかない、それならばいっそと…!!ゆ、優三さーん! その捨て身も、よねが不良男子学生の金的を蹴り上げたので無駄になってしまったが。暴力のリスクを彼女は十分知っている。第10話、DV夫に妻を「殴らせればよかった。私たちが証人になれる。暴行罪の現行犯で逮捕

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ドラマ日記『花咲舞が黙ってない』(第2話)&『東京タワー』(初回)

メガバンク東京第一銀行を舞台に、銀行の古い体質や不条理に黙ってられない花咲舞(今田美桜さん)が、毎回支店や本部で巻き起こる事件や不祥事を、スッキリズバッと見事に解決していく痛快銀行エンターテイメント『花咲舞が黙ってない』の第2話。 芝崎次長(飯尾和樹さん)が受けた“たそがれ研修”は中年行員に「自立して生きろ」と引導を渡す研修。昨年は暴れた受講者・畑仲(三宅弘城さん)がいた。そんな中、赤坂支店でコーヒーチェーン白石珈琲の出店情報が流出! オマールカフェCEO・雲井英一郎(浜

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『光る君へ』第十六話『華の影』のネタバレを含む感想

いつもの『光る君へ』感想記事ですが、今回は文句をたくさん書いてしまったので、申し訳ないのですが閲覧にはご注意下さい ドラマ内エピソードを箇条書きにした後に 麗しい絵巻作家さんの作品のご紹介 そして文句の多い感想、という構成になっております ドラマ内エピソード箇条書きコーナー 一、石山寺からの帰り途、さわさんは傷心のあまりにまひろを拒絶してしまう 「私なんか生きているかいもない、どうでもいい人なのです!」 さわさんの言うことの事情が、まひろには分からない 珍しく市女笠を被っ

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天国から地獄~恋愛フラグからの父逮捕…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第4週「屈み女に反り男?」。 「屈み女に反り男」とは「女は少しうつむき加減にしている姿が良く、男は少し胸を張った反り加減の姿が良いということ」の意味(ことわざ辞典から引用)。 寅子たちが明律大学法学部に進学した月曜日。どんな試練が待ち受けているかと思いきや、バンカ

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虎に翼 第12話

ナレーション担当・尾野真千子が『カーネーション』の小原糸子として画面内にいてほしい。そんな回であった。 新聞記者を舌打ちしながら睨みつける糸子、よね(土居志央梨)に暴力を振るった男子学生に「ゴラァ!!」とトラコ(伊藤沙莉)と共に怒声を上げる糸子。東京お茶の水に、岸和田の女傑が殴り込みだ。……と想像してしまうほどに、腹立たしい。いやしかし、他にも言及したい場面は多いのだ、ちょっと落ち着け自分。 ************** 花江ちゃん(森田望智)がなぜ自分は女中同然だと卑屈に

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