玉鬘 えな

つれづれなるままに里居のほどに書き集めたる。 歴史創作、史跡めぐりなど。 奈良~鎌倉が…

玉鬘 えな

つれづれなるままに里居のほどに書き集めたる。 歴史創作、史跡めぐりなど。 奈良~鎌倉が主戦場。紀貫之、藤原隆家、藤原定頼、藤原定家、源実朝、平家推し。海の底の民。 寺社仏閣、博物館、美術館、あと美味しいもの。 百人一首と妖怪と粉ものを愛す者。 座右の銘は「人間万事塞翁が馬」

最近の記事

大河ドラマ「光る君へ」感想 (26)

 いろんな意味で大波乱の二十六回……スタートは日食と大地震から(長徳四年)  とりあえず、以下、ざっくり感想。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *めちゃくちゃになってしまった邸を片付けるまひろたち。  震災発生時、身をていしてまひろをかばったという宣孝。女遊びだけでなくその武勇伝もドラマにしてやれよ、とちょっと思ったり……(^^;  だけど困難にあっても明るく自分を慈しんでくれる宣孝に、まひろの心も解されていっている様子も見受けられた(ような気がし

    • 大河ドラマ「光る君へ」感想 (25)

       さあ今週もはりきって感想(文句?)を書くぞ~  後述しますが、SNSで流れてきた脚本家さんのインタビューを読んでしまいまして。  ガイドブックなどは読まない派でやってきましたが、なんでしょうね、どういう考えでストーリーをすすめてるのかほんとに疑問だったので怖いものみたさ(?)で読んでみたんですわ。(notお嬢様言葉)  …………うん、相容れないなぁと再認識しました (^^;  では以下、感想。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *越前和紙の工房見

      • 大河ドラマ「光る君へ」感想 (24)

         noteまとめを忘れていることに気づく日曜。  本放送、もう今日じゃん!💦 『光る君へ』、最後までちゃんと見届けますし、プラスアルファの発生イベントも楽しみまくるつもりだけど、とにかくちょっと内容的に疲れてきてるのがツラい……。  X 旧Twitterでも呟いたけど、さわさんが亡くなったのに「めぐりあひて」歌がまだ詠まれてないのが今一番の不安ポイント。  あれはマジ、恋歌じゃないところがいいんですよ!!!!!  恋歌だったらフツウにありがちじゃないですか。そうじゃないん

        • 大河ドラマ「光る君へ」感想 (23)

           今回のサムネイルは兵庫県立考古博物館の日宋貿易を再現した展示。  唐語と和語で交易について会話してる音声も流れててなかなか本格的なのです。  さて、光る君へ。  越前編、基本的にずっとファンタジー時空なのでツッコミが止まらないよ……!  まあたしかに、よほどの大都市でもないと地方での暮らしなど、とくに資料に残りにくいし、そのうえさらに受領の身内の都生まれの姫の身の回りの話となると、「帰りたや~」って泣いてたイメージしかわかない。実際、紫式部はそっちよりだっただろうし。

        大河ドラマ「光る君へ」感想 (26)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (22)

           最近見かけた、某ネットニュースの見出し。 『「光る君へ」松下洸平“周明”はポスト直秀か?深まる謎』  なんかこれ、大河ドラマとしてそもそもの趣旨が違くね? と思ってしまったえなさんです。  以下、前回分の感想~~~ ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *越前編、ついにスタート!(やっとか)  例年の大河ドラマにくらべ、わりとスローテンポにストーリーが進んでいる気がしますね。  平安時代の貴族女性が主人公だからか? 源氏物語、いつから執筆開始する

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (22)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (21)

           枕草子誕生秘話、的な回。  ドラマとしてはここで一区切りでしょうか。  次回からはラブファンタジーin越前らしいので。  以下、手短に感想文。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *前回のラストからつづき。  定子さま、衝撃の出家事件!  この時代、出家は俗社会からの離脱……つまり“社会的な死”を意味する。一条天皇の嘆きもしかり、もう朝廷の后妃ではいられないということ。。  にしても、中宮さまの大立ち回りにはやはり違和感がぬぐえない。  片削ぎの

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (21)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (20)

           ついにきてしまいました……長徳の変中、屈指の大事件。  二条北宮の大索(おおあなぐり)!  伊周ら、中関白家が失脚し、道長が躍進していく、まさにターニングポイント。  政変劇にはつき物の陰謀や噂にまみれていますが、史実として確かなことは、伊周と隆家が花山院と闘乱騒ぎを起こしたことと、道長側はそれを最大限に利用した、ということ。 (ただでさえ立場悪いのに女院宅にもぐり込んで呪詛を仕掛るなんてことは、まあ、ないでしょうね……というか、なぜ女院を? という気もするし) (でも、ご

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (20)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (19)

           今回のトプ画は大好きな月岡芳年の“月百姿”から、花山院。  ドラマでも、本郷花山院が再び登場されましたね〜  んでは以下、感想。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *道長、のっけからの関白しません宣言。 「我欲なし! 帝の善政をお支えします!」  ってな感じのキラキラクリーン(誰おま)な道長にトートツにいちゃもんつけてウザ絡みしにいく伊周(そして返り討ちにあうのが伊周クオリティ)  ドラマではさすがにちょっと盛ってる感じでしたが、当時の道長vs伊

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (19)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (18)

           ここまで見守ってきた大河ドラマ「光る君へ」ですが。 (しかしあらためて見返すとこのタイトル、ちょっと意味わからんな(^^;))  藤原道隆こと、中関白家のターンになってから各所で批判というか、不満の声が増えてきたように感じますね。  やはり枕草子はじめ中関白家の人気の高さがうかがえるな、と。  かくいう私も中関白家推しですので、主役サイドの道長をクリーンに&まひろを賢く美しく(?)描くために 他を落とすやり方にはいまだ馴染めず。  せめてストーリーがおもしろければ良い

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (18)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (17)

           GWは曜日感覚がなくなってしまう〜ということで、気がつけば今日は日曜日!  大河ドラマ、ここからは不穏と不安しかないので粛々と見守りたいと思います。。 (先週分と今週分のトプ画は連休初日の4/27に行ってきた春日大社。藤が見頃で美しかった。また別で記事にまとめたい)  以下、前回感想。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *今作の主人公まひろ、つつましく暮らしるけど意外と頑丈(笑)  疫病からけろりと立ち直っていた!  道長は疫病はびこる悲田院の

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (17)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (16)

           推し、完全体で登場。  オープニングでキャスティングも載りましたね!  などと期待に胸を膨らませながら視聴した回……  最初から最後までテンション高く視聴しました(いろんな意味で)  以下、感想。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *疫病の猛威が忍び寄る不穏な平安京……  という衝撃のラストから一転、なぜかまひろ&さわの揉め事からスタート  えっ、死体ごろごろ転がってるの見てましたよね? スルーしちゃうの??(;^_^)  うーんん……このド

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (16)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (15)

           今週のトプ画は熊野那智、飛瀧神社の厠の看板。  かわいすぎません????  では以下、さくっと感想。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *お、主上……主上がご成人あそばされた~~~!!! (月夜に白いお召し物で定子さまのおそば、笛を吹く麗しいお姿に目がくらむ下人の私(@_@))  いと清げなり。 *道隆は実姉であり定子の姑でもある詮子を内裏から追い出し、詮子はイライラ……  兼家といい、何故このドラマの人たちはわざわざ火種をあおるようなやり方&言

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (15)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (14)

           十四回感想も、私が職場で連載させてもらってる『今週の大河感想』コーナーを転載~~ (正直ちょこっとトーンダウンしてますよね……)  職場では“今週の小ネタ”欄がやはり好評みたいで、いろいろとドラマでわからなかった点を質問されたりするようにもなりました。  草の根布教活動(笑) ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *三年ぶりのみちまひエンカウントからスタートした今回。 (あかんやん、あれから四年もたってるのにみっちー未練だらっだらやん!(-_-;))

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (14)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (13)

           今週(先週)もばたばたしていたため、今回だけ特別(なんの特別やねん)に、私が職場で連載させてもらってる『今週の大河感想』コーナーを転載いたします(^^)  マジで毎週、毎週、こんな個人的趣味に近いものを連載させてくれる職場には感謝しかない……(ほんと、最初は「正気か?!」と思いました笑) “今週の小ネタ”欄では毎回の用語や説話の解説なんかも書いてるので、わりと好評みたいで、全50回まで続ける予定です(笑)  では、以下。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (13)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (12)

           ひいひい。  三月が去っていく~~  ということで、今回はゆっくりまとめる時間がなく……  見ながら書きなぐったおたけび感想だけ、ちょちょいとアップします。あとあと余裕ができたら修正するかも(^^; ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *まひろと、雲隠れの君(おそらく)こと、さわさんの出会い。  まさかほんとに異母姉妹にするんかと思ったらさすがに違った!笑  そして為時に見守られながら安らかに旅立っていくなつめ。  それをみてまひろの心にも変化が

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (12)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (11)

           賛否両論…………だった気がする今回の大河ドラマ。  北の方か妾か、とか。  まひろと道長の恋愛観とか。  前者は説もいろいろあるし、後者は好みもいろいろあるのでなんとも言えない気もするし。うーん。  とりあえず、以下感想。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *哀愁ただよう為時家。  けどまぁ、「自業自得」とは言わないけど「そりゃそうやろ」とはなりますね(^_^;) *そしてお久しぶりF4のみなさん!  なんと公任、父・頼忠のもとに駆け込んできた

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (11)