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まさか私が『源氏物語』に挑戦するなんて!! 本職はジュエリーラブな美人(?)女社長の言…

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まさか私が『源氏物語』に挑戦するなんて!! 本職はジュエリーラブな美人(?)女社長の言の葉。愛猫オシリス(アビニャン♂)もたまに登場します☆

マガジン

  • 令和源氏物語 宇治の恋華

    創作満載☆令和の我々に読みやすく共感できる源氏物語を。 宇治の恋物語をおよそ250話ほどで書き下ろします。

  • 紫がたり 令和源氏物語

    青木紫 が語る「令和源氏物語」。創作を盛り込んだ現代語意訳です。 千年前でも現代人でも変わらないのは人の心。 光る君の生涯「桐壺」から「雲隠」まで、449話にて完結です。

  • 画像を使ってくださり感謝いたします

    私の画像をつかってくださった皆様の記事を収録致しました。 ありがとうございます。

  • ジュエリー

    ブランドジュエリー/DER MOND(デル・モンド) Hulchi Belluni(フルーチ・ベルーニ)。ジュエリーについてのコラムなども綴ります。

  • シロクマ文芸部

    シロクマ文芸部での活動記録です☆

最近の記事

  • 固定された記事

紫がたり 令和源氏物語 第一話 桐壺(一)

 桐壺 (一) いづれの御時にか 女御 更衣    あまたさぶらひたまひけるなかに いとやむごとなき際にはあらぬが    すぐれてときめきたまふありけり 世に優れた天子(=帝)が出られると古からの伝説では、瑞兆として鳳凰が現れると伝えられております。そして、天下は天子の徳を映したように平和であるのだそうな。 この帝もそのような御方であったのでしょう。 名を桐壺帝(きりつぼのみかど)と仰せになりました。 それは泰平の平安の御世に華やかな王朝絵巻がくりひろげられた時のお話でご

    • 【有料記事】令和版 誕生日別 和のお守り文様 9月20日<梟>

      令和版 誕生日別 和のお守り文様  令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。 それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。 しかしちょっと考えてみてください。 さまざまにアレンジされながらも、その文化は脈々と受け継がれているのです。 たとえば昔からあった「瓜文様」。瓜科の植物は蔓草が繁茂する様子から繁栄の象徴とされ、手回りの道具や絵にあしらわれてきたのです

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      • 令和源氏物語 宇治の恋華 第二百三十二話

         第二百三十二話 山風(十二) 中宮が宇治の山里に妖しの者があるというお話を持ち出されたのはこういうことであったかよ、と薫は動悸を抑えられません。 先刻はっきりと仰らなかったのはある程度の事情を察していられたからであろう。 きっと浮舟と匂宮のこともご存知で気まずく思召されたに違いない。 薫は浮舟の為にも世に漏れ出るべきではない秘事を今でも苦々しく、尊敬する姉上に知られたのも居心地の悪い気がするのです。 浮舟が生きていたことを嬉しく感じていたものが、もしや匂宮も姫の生存を知

        • 【有料記事】令和版 誕生日別 和のお守り文様 9月19日<葛>

          令和版 誕生日別 和のお守り文様  令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。 それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。 しかしちょっと考えてみてください。 さまざまにアレンジされながらも、その文化は脈々と受け継がれているのです。 たとえば昔からあった「瓜文様」。瓜科の植物は蔓草が繁茂する様子から繁栄の象徴とされ、手回りの道具や絵にあしらわれてきたのです

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        紫がたり 令和源氏物語 第一話 桐壺(一)

        • 【有料記事】令和版 誕生日別 和のお守り文様 9月20日<梟>

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        • 令和源氏物語 宇治の恋華 第二百三十二話

        • 【有料記事】令和版 誕生日別 和のお守り文様 9月19日<葛>

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        • 令和源氏物語 宇治の恋華
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        • 紫がたり 令和源氏物語
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        • 画像を使ってくださり感謝いたします
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        • ジュエリー
          46本
        • シロクマ文芸部
          35本
        • 令和六年 誕生日別 和のお守り文様/10月(有料記事)
          33本

        記事

          『光る君へ』第35話を観て・・・※ネタバレあり

          みなさん、こんにちは。 『令和源氏物語 宇治の恋華 第二百三十二話』は明日9月19日(木)に掲載させていただきます。 本日は『光る君へ』第35話の視聴感想を掲載させていただきます。 タイトルは「中宮の涙」でした。 近頃情緒を育まれた中宮が女として花開く場面ですね。  御岳詣で 道長(柄本さん)は中宮・彰子(見上愛さん)のご懐妊を祈念するために御岳詣でに出かけることにしました。 神がお住まいになる山に詣でて祈願をするという、険しい道のりを命がけで行く荒行のようなものでしょう

          『光る君へ』第35話を観て・・・※ネタバレあり

          サービス記事☆令和版 誕生日別 和のお守り文様 9月18日<分銅繋ぎ文>

          令和版 誕生日別 和のお守り文様  令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。 それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。 しかしちょっと考えてみてください。 さまざまにアレンジされながらも、その文化は脈々と受け継がれているのです。 たとえば昔からあった「瓜文様」。瓜科の植物は蔓草が繁茂する様子から繁栄の象徴とされ、手回りの道具や絵にあしらわれてきたのです

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          日本初上陸!『ピンク キンバリー ダイヤモンド®』記者会見

          みなさん、こんにちは。 次回『令和源氏物語 宇治の恋華 第三百二十二話』は9月19日(木)に掲載させていただきます。 本日は本職のジュエラーのお話です。 弊社取扱いの新ブランド『ピンク キンバリー ダイヤモンド®』のお披露目記者会見の様子を掲載させていただきます。 こちらのブランドはオーストラリアのアーガイル鉱山から産出されたピンクダイヤモンドを使用したジュエリーです。  アーガイル産ピンクダイヤモンドの歴史 1979年、西オーストラリアのイーストキンバリーで蟻塚からピ

          日本初上陸!『ピンク キンバリー ダイヤモンド®』記者会見

          【有料記事】令和版 誕生日別 和のお守り文様 9月17日<初雁>

          令和版 誕生日別 和のお守り文様  令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。 それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。 しかしちょっと考えてみてください。 さまざまにアレンジされながらも、その文化は脈々と受け継がれているのです。 たとえば昔からあった「瓜文様」。瓜科の植物は蔓草が繁茂する様子から繁栄の象徴とされ、手回りの道具や絵にあしらわれてきたのです

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          通り雨 【シロクマ文芸部】

          みなさん、こんにちは。 次回『令和源氏物語 宇治の恋華 第二百三十二話』は9月19日(木)に掲載させていただきます。 今週もやってまいりましたシロクマ文芸部です。先週は仕事が忙しくお休みさせていただきました。 今週のお題は「懐かしい」から始まる創作です。 小牧部長、よろしくお願い致します❗️ 『通り雨』 懐かしいそのうしろ姿は、どんな人ごみに紛れても私には特別なものだった。 少し右肩を下げて体を揺すりながら歩く癖が前よりもひどくなっていると思ったら、その手の先には小さ

          通り雨 【シロクマ文芸部】

          【有料記事】令和版 誕生日別 和のお守り文様 9月16日<竹取文様>

          令和版 誕生日別 和のお守り文様  令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。 それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。 しかしちょっと考えてみてください。 さまざまにアレンジされながらも、その文化は脈々と受け継がれているのです。 たとえば昔からあった「瓜文様」。瓜科の植物は蔓草が繁茂する様子から繁栄の象徴とされ、手回りの道具や絵にあしらわれてきたのです

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          令和源氏物語 宇治の恋華 第二百三十一話

           第二百三十一話 山風(十一) 何とも重い荷を引き受けたものである、と小宰相は深い溜息をつきましたが、姫君が生きておられることを知れば薫君を自責の念から解放できるに違いないと己を叱咤するのです。 しかしながら訳知り顔で遠慮なく君の心に踏み込むことは憚られるので、あくまで慎重に切り出さねば、と気を張っております。 ほどなくして薫がやはり来られたのを複雑な面持ちで迎える小宰相の君なのでした。 「小宰相、久しぶりだね。こんな趣深い宵にはあなたと話がしたくなるよ」 「薫さま、そう

          令和源氏物語 宇治の恋華 第二百三十一話

          【有料記事】令和版 誕生日別 和のお守り文様 9月15日<月兎文>

          令和版 誕生日別 和のお守り文様  令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。 それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。 しかしちょっと考えてみてください。 さまざまにアレンジされながらも、その文化は脈々と受け継がれているのです。 たとえば昔からあった「瓜文様」。瓜科の植物は蔓草が繁茂する様子から繁栄の象徴とされ、手回りの道具や絵にあしらわれてきたのです

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          令和源氏物語 宇治の恋華 第二百三十話

           第二百三十話 山風(十) 浮舟の一周忌が恙なく執り行われ、そろそろ己の心にもけじめをつけるべき、と薫は自身を律するのですが、儚く終わった縁をしみじみと嘆かずにはいられません。 明石の中宮は横川の僧都の話に出てきた女人がやはり薫君の愛された人ではないかと心に掛かるもので、どうにかそのことを伝えたいと考えておられました。 そんな矢先にその姫君の一周忌も済んだと聞いて、何気なく薫君を御前に召したのです。 春の息吹が大気に満ちた弥生のしめやかで静かな宵でした。 薫は明るい色

          令和源氏物語 宇治の恋華 第二百三十話

          【有料記事】令和版 誕生日別 和のお守り文様 9月14日<女郎花>

          令和版 誕生日別 和のお守り文様  令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。 それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。 しかしちょっと考えてみてください。 さまざまにアレンジされながらも、その文化は脈々と受け継がれているのです。 たとえば昔からあった「瓜文様」。瓜科の植物は蔓草が繁茂する様子から繁栄の象徴とされ、手回りの道具や絵にあしらわれてきたのです

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          令和源氏物語 宇治の恋華 第二百二十九話

           第二百二十九話 山風(九) 薫は浮舟の一周忌の支度を進めながら、はや一年も経とうとしているのかと時の流れを非情に思うのです。 新たな恋に身をやつす匂宮を横目に見るたびにいつまでたっても前に進めないでいる己が女々しくて、宇治川を見るたびに浮舟の姿がないかと目を走らせる自身が情けなく感じられるのです。 さて、悄然とする夫を優しく見守る妻というのも大変な役目でありましょう。 女二の宮はいつでもその存在を誇示しないよう努めて三条邸で静かに暮らしておられました。 薫君から大切

          令和源氏物語 宇治の恋華 第二百二十九話

          【有料記事】令和版 誕生日別 和のお守り文様 9月13日<十三里>

          令和版 誕生日別 和のお守り文様  令和の日本では西洋の文化が定着し、日本人特有の寛容さから異文化の祝い事なども生活の一部となり、それが当たり前のこととなっております。 それゆえに我が国特有の文化や文様が思い返されることが少なくなりました。 しかしちょっと考えてみてください。 さまざまにアレンジされながらも、その文化は脈々と受け継がれているのです。 たとえば昔からあった「瓜文様」。瓜科の植物は蔓草が繁茂する様子から繁栄の象徴とされ、手回りの道具や絵にあしらわれてきたのです

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          【有料記事】令和版 誕生日別 和のお守り文様 9月13日<十三里>

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