陽向走太(谷口浩之)

ビデオ映像クリエイター、インターネットコンテンツ製作者。 電子機器メーカーの機械設計者…

陽向走太(谷口浩之)

ビデオ映像クリエイター、インターネットコンテンツ製作者。 電子機器メーカーの機械設計者をへて、数年前から、ビデオ制作を生業の中心にしています。ビデオ撮影編集リーズナブルに請け負います。TwitterにDMください。YouTubeを中心に制作発表したビデオコンテンツ5000本程度

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  • 2024年新作テレビドラマ放浪記

    2024年放送のテレビドラマ評まとめです

  • 2024年新作映画レビュー

    2024年に映画館で観た映画レビューです

  • 2023年新作テレビドラマ放浪記

    2023年のテレビドラマのレビューまとめです。

  • 2023年新作映画レビュー

    2023年1月1日から12月31日に基本、映画館で観た作品のレビューです。ただ、昨今、3ヶ月程度でストリーミングで新作が出てくる時代ですので、そういうものも含めていきたいと考えています。

  • 2022年新作映画レビュー

    2022年に見た新作映画のレビューです。

最近の記事

「アンチヒーロー」裁判とは、勝者が真実という世界である限り、巧みな嘘も戦略になるということ?

なかなか硬質の法廷ドラマになりそうな匂いはする。だが、よくある冤罪をひっくり返すような正義の法廷劇ではなく、ここでは犯罪者を無罪にするという法廷劇が繰り広げられる。 ラストの方で、主役の長谷川博己が、被告の岩田剛典に「人を殺してるんだから」と言っている。つまり、この事件の真実はひっくり返らないが、判決を無罪にすることはできるというのが、このドラマなのだ。最初から殺人犯を助けるって、長谷川の過去には何があるのか、すごく気になるところがこのドラマの見せどころなのだろう。 そん

    • 「君が獣になる前に(第1、2話)」毒ガステロを実行するモデル。金髪のガム女の狙撃劇。意外性の中でのタイムリープ。

      原作は、さの隆のコミック。監督は安里麻里。このあたりの方々のプロフィールはよくわかっていない私だが、初回、2回と見る限り、なかなか刺激的な映像と展開で、これは見なきゃと思わせる作品であった。 まずは、主人公の北山宏光が、幼馴染の玉城ティナの看板を前にして、彼女が大きくなったことを確認するところに、その玉木が現れる。玉城ティナは相変わらず印象的なモデル顔で存在感もある。芝居もできるので、私は好きである。そんな彼女が北山と食事をして、地下道に去っていく。そこから、北山はすぐに家

      • 「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱」花火は上げてみないとわからない、恋愛もしてみないとわからない?

        前作は1年前に放送され、ここで早くもシーズン2。ということは、そこそこの反響があったわけですかね。ドラマ的には、高橋一生が今ひとつ生きることに勢いがつかずにいるドラマなのですが、まあ、こういう空気感がウケる時代でもあるのでしょう。今ひとつ何者かわからない本田翼が住み込んで応援してくれているのに、このやる気のなさも面白いですよね。 で、シーズン1が終わった後で、花火も解禁、それなりに幸せにしていた姿が出てきてから、雑誌でもイケメン姿やニッカボッカを履いた姿がいいなどと言われ露

        • 「季節のない街(第2話)」家族思いで貯金してたら、家族の事を思えと注意される仲野太賀

          第2話は、青年部の仲野太賀主演である。二年後の大河ドラマ主演が決まった仲野だが、考えれば、出番が多くはなったが、誰もが知ってる主役のドラマとか映画がない。もちろん、調べるとわかるが、主役をやったことはあるが、映画大作とかゴールデンのドラマでのそれがないのだ。それが大河の主役というのはかなり稀有な状況で、NHKはどういう主旨で彼を主役にしたのか気になっている私である。それなりに面白くなるとは思うが、この回の様に、結構忙しい主役のドラマになりそうな予感はする。まあ、まだ2年先だか

        「アンチヒーロー」裁判とは、勝者が真実という世界である限り、巧みな嘘も戦略になるということ?

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        • 2024年新作テレビドラマ放浪記
          293本
        • 2024年新作映画レビュー
          11本
        • 2023年新作テレビドラマ放浪記
          614本
        • 2023年新作映画レビュー
          43本
        • 2022年新作映画レビュー
          92本
        • 2022年新作テレビドラマ放浪記
          314本

        記事

          「花咲舞が黙ってない」銀行というところは、今も本当にこんな感じなのだろうか?

          と、タイトルを書いてみたが、私は今でも銀行というところが好きではない。だいたい、ほとんど預金に利子がつかないのに、機械にやらせて手数料などというものを取る。それも、べらぼうな額。だいたい、いつから機械に手が生えたんだよ!そんなところから花咲舞に怒って欲しいところが本音だったりもする。 しかし、「悪女」でもそうだったが、日本テレビは、ドラマの二代目に今田美桜を使うのは、なかなかセンスが良い。こういうふうに、真っ当に怒る女をやらせたら、若手女優の中では彼女の右に出るものはいない

          「花咲舞が黙ってない」銀行というところは、今も本当にこんな感じなのだろうか?

          「PICU 小児集中治療室 スペシャル2024」小児救急の物語は、今回も命の大切さを教えてくれた。

          2年ぶりのスペシャル。やはり、今回も多くのことを考えさせられるドラマになっていた。そして主人公の吉沢亮の成長した姿がしっかりと見られたことが嬉しかった。で、今回も最後には乳幼児の死で幕引き。そう、木村文乃がいうように、皆が患者に対し真剣に向かう中で、救われない命があることを明確に伝え、だからこそ、命というものの大切さを訴える感じ。ある意味、残酷だが、すごくパワーを感じるドラマだと私は思っている。そして、最後に、今は亡き、大竹しのぶの母親が吉沢に向かって「先に死ぬなよ」というシ

          「PICU 小児集中治療室 スペシャル2024」小児救急の物語は、今回も命の大切さを教えてくれた。

          「イップス」先に犯人わかってる事件もの。そう考えると。もう少し複雑な感じにして欲しいかな?

          脚本は「となりのナースエイド」から連投のオークラ。私的にはもうひとつ物足りない脚本を提示する人だと思ってるが、このオリジナル作品もそんな匂いがした。 まず、主演を篠原涼子にして連ドラを作るのがなかなかリスキーな感じ。昨年の「ハイエナ」を見る限りは、演技に昔の勢いがないというか、昔と同じような演技を歳をとった状態でやるのは違和感がある。そして、動き的にもどうしても年齢を感じさせるわけで、なんか年相応の新しい演技に目覚めない限り、ちょっと見ていて辛い。まあ、今回は、前回ように妖

          「イップス」先に犯人わかってる事件もの。そう考えると。もう少し複雑な感じにして欲しいかな?

          「舟を編む 〜私、辞書つくります〜(第9話)」舟への積み残しを許せない心。言葉に対し言葉で伝えなければいけない心

          前回の池田エライザが、辞書の中にあるべきものがないことに気づいたところからの今回。それを皆に説明するシーンは省いて、編集部の皆が、「自分が悪い」と謝罪したり、池田に感謝をするところから。自分たちの仕事にミスがあったことに対し、素直に自分のいたらなかったことを反省し、チームとしてのミスであるという空気感にすることは重要で、こんな謙虚な仕事現場って本当にあるの?と思うところが私にはあるし、こういうチームでのものつくりなら最高だなと思ったりもした。そう、これが今の時代のチームでの仕

          「舟を編む 〜私、辞書つくります〜(第9話)」舟への積み残しを許せない心。言葉に対し言葉で伝えなければいけない心

          「GTOリバイバル」1時間半の中に盛り込みすぎたが、26年前と時代が変わったことは描けたかな?

          まず、前作というか、テレビシリーズが放送されたのが26年前だとは、まあ、皆さん歳をとったというか、変わらないというか、そういう時間を忘れる感じのスペシャルではあった。反町隆史、この前までうだつの上がらない病理医師をやっていたが、そこからあまりテイストに勢いはついていない感じで、感情的な激しさも弱くなった感じはする。それだけに、親しみやすくなった感があったが、そんな年齢よりももっと学園を荒らしてほしかった気もする。 そして、考えれば26年前はまだ20世紀であり、そこには携帯電

          「GTOリバイバル」1時間半の中に盛り込みすぎたが、26年前と時代が変わったことは描けたかな?

          「アリバイ崩し承りますスペシャル」浜辺美波の可愛さを十分に堪能できるのでシーズン2お願いします!

          このドラマが連ドラとして放送されていたのが4年前。浜辺美波19歳の時である。あれから4年経って、おなじヒロインとして帰ってきた彼女は可愛さそのままに、表情は豊かになり、大人の雰囲気を見せるところも少し凛々しくなった感じで、確かな成長を見せていた。というか、もうこのスペシャル、彼女のファンであれば、完全保存版というくらいに可愛さにやられてしまった。今の彼女はベリーショートの髪にしてるので、このドラマが撮られたのは、朝ドラ「らんまん」の撮影が終わったすぐ後くらいだろうか? そし

          「アリバイ崩し承りますスペシャル」浜辺美波の可愛さを十分に堪能できるのでシーズン2お願いします!

          「約束 ~16年目の真実~」16年前の冤罪の真相を探りにきた刑事が、新たな殺人事件にほくそ笑む

           中村アン主演のオリジナルサスペンスドラマ。中村アンという人は、こういう不思議な刑事が似合う人だ。この間「ONE DAY」でも謎の女役が似合っていた。ただ、もう一つ派手はあるが、前に出る感じが少ないという感じ。その中村の主演ドラマ。彼女自身の成長につながるのではないかと思ったりした初回であった、 クレジットに流れた主題歌が気になった。なかなか刹那い歌声。歌のタイトルは「batterfly effect」。昨今、NHKの「映像の世紀」のサブタイトルにも使われているが、蝶の羽ば

          「約束 ~16年目の真実~」16年前の冤罪の真相を探りにきた刑事が、新たな殺人事件にほくそ笑む

          「Re:リベンジ-欲望の果てに-」赤楚衛二主演の血と権力と医療の希望を描く物語?

          病院を舞台にした権力争いのオリジナルドラマと言っていいだろう。赤楚衛二の連ドラ主演は初めて。初回のドラマの重だるい雰囲気は、このドラマが成功すれば、赤楚の役者としての地位も上がっていくような感じにも見える。 初回は、赤楚の父親で舞台になる天堂記念病院の理事長(光石研)が倒れるところから。光石は婿養子でこの病院にやって来たことから、周囲にはよく思われてはいない。そう言っても、彼にはこの病院に心臓血管外科を作り、多くの子どもを救いたいという思いがあった。それを継続させるために赤

          「Re:リベンジ-欲望の果てに-」赤楚衛二主演の血と権力と医療の希望を描く物語?

          「くるり~誰が私と恋をした?~」記憶を失くした自分を見つける物語。面白い。

          生見愛瑠が遂に主役。それがなかなか面白い設定。記憶喪失で、ある意味、人生リセットする話ということだろう。記憶喪失と言っても、確かに生活にこまるくらい記憶を失う話はあまりない。多分、頭の打ちどころというのもあるのだろうが、なかなか珍しいのは、記憶を失くしても会社は雇ったままでいてくれるというところ。ここでは、皆の仕事を任せらている派遣社員がクビをきられ、正社員はどんなことがあってもそう簡単にはクビにならないということが象徴的に示されるが、本当にこの辺はよくわからない話である。確

          「くるり~誰が私と恋をした?~」記憶を失くした自分を見つける物語。面白い。

          「Destiny」初回の展開からどういう司法ドラマになるのかが見えてこない

          石原さとみ、3年前の「恋はDeep」以来の連ドラである。結婚して子供を産んで、今37歳。この年齢を知って少し驚いたが、時は動いてるということだ。とはいえ、最初に検事として出てきた石原は美しいというより、若く可愛い。そして、回想というか、まだウブな大学生の役を演じる彼女に違和感がないのは、ある意味特異な女優さんである。それなりに楽しみだが、初回を見る限り、「何だ?」というかドラマをどう持っていきたいのかわからない点が多く。1時間見た限りは、このドラマ石原にボーッとするためのドラ

          「Destiny」初回の展開からどういう司法ドラマになるのかが見えてこない

          「95」確かにあの年に、いろんな歯車が噛み合わなくなっていったような気はするが・・。

          原作は早見和馬真の小説。脚本、喜安浩平。監督、城定秀夫。舞台は1995年、私も忘れもしない阪神淡路大震災があり、地下鉄サリン事件があった年。その時に、チームを組んで何かをやろうとする若者たちの話。何かその仲間たちの空気感は、学生運動のそれの臭いもあるが、それほど、社会を変えてやろうという感じでもなく、何か楽しいことやろうぜっていう感じなのだろうが、この時代にそんな強い主張を持った若者の群れがあったかいなか? そんな仲間に入らないかと誘われる高橋海人。その彼が大人になった役を

          「95」確かにあの年に、いろんな歯車が噛み合わなくなっていったような気はするが・・。

          「366日」広瀬アリスx眞栄田郷敦という見た目濃い役者をそれより濃く描くことができるか?

          今年に入り、月9の迷走は永野芽郁の起用で止められるかと思いきや、私が思いもしない世界に飛んでいってしまった感じで、何がやりたいのかさえよくわからない状態になっている、というか、CXの作り手がもうこの枠にこだわってないということもあるのだろう。どう足掻いても大ヒットということにはなりにくいでしょうしね。そして、多分、月曜から恋愛ドラマみたいなのを見る気分の人が少ないとも考えられる。そう、その時間にあったドラマというものも消えつつ今に、ここでどう踏ん張ろうと考えているかは興味深い

          「366日」広瀬アリスx眞栄田郷敦という見た目濃い役者をそれより濃く描くことができるか?