「その着せ替え人形は恋をする(第3話)」コスプレ衣装がしっかり出来て、様々なことが回転し出す。
3回目。後半は、永瀬莉子が初めてコスプレイベントに出て、そこに野村康太がついていく話。こういうイベントは多く開かれているのだろうが、こんなにフリーのカメラ小僧みたいなものがきていて大丈夫なのかと思ってしまう。そして、許諾を得られなくても、みんなネットに出して自分の悦に浸りたいのだろうから、色々危ないですよね。
そして、その演出をするのが、コスプレイヤーの衣装を作れる人でもあるわけですよ。まあ、自分で作ってしまう猛者も多いのだろうが、ここにいる野村のように女の子のために衣装作ってあげられるなど夢のような話ですよね。だいたい、野村、人形の衣装しか作ったことないのによくできるよね。そこんところは漫画の世界なのだろうね。野村をこの世界のスターにしたいわけですよね。
そして、人形の顔を描いているとはいえ、永瀬のメイクまで手伝うとはすごい男子である。まあ、ある意味、ジェンダーフリーな男子は増えているのだろうが、女子とこういうコミュニケーションの中でこれができる普通の男子は格好いいと思ったりする。
そして、こういうドラマの場合、その完成品がすごく重要なのだが、この初作品はなかなかクール。永瀬が上手く着こなしているし、アマチュア感がないのがすごい。というか、ある意味リアルではないのかもしれない。つまり、抜けたところがないのが面白みに欠けるというところ。
そして、イベントにやってきた男たちに声をかけられ写真を撮られる永瀬。そういうのをみていて、嫉妬心がない野村はまだ彼女に恋はしていないのか?とはいえ、好きという気持ちがないと、ここまでのものは作れないよねとは思う。
つまり、この回で、永瀬と野村はお互いの夢を叶えるためのいいパートナーにはなったということなのだろう。そして、そこからどのような発展があるのか?というのがここからの見どころなわけね。
前回の野村が永瀬を採寸するシーンで、永瀬の水着が露出が少ないものでコミックと違うと、ネットでファンの声が響いていたが、まあ、原作ファンはそう思うだろうし、確かに永瀬のファンにしても、しらけた感はあるのだろうね。放送してるの深夜だしね。そう、こういうのは、スタッフの誰かの一言でそうなってしまうことがある。今、映像を作るときに、やたらコンプライアンスを気にするとか、個人情報を気にするみたいな輩は作品をつまらなくしてるのは確かですよね。そして、自分の世界で押しきれない監督も多いだろうし、テレビは特にグレーゾーンに突っ込む勇気はないから、こういう事象は仕方ないと思う私です。
でもさ、永瀬が制服のシャツをいつも下で結んで腹が露出してるファッションは好きですよ、私。このラインで走り続けてほしいよね。