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私の日常-About My Days

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私が書いてきた記事のうち「私の日常」にまつわる記事をまとめています。
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#会話

へその緒は何色?

へその緒は何色?

お腹の中の赤ちゃんとママは「へその緒」で繋がっているが、その色は人類共通で白である。

これはおそらく、出産経験のある方なら「知っている」という人のほうが多そうな話。へその緒は白い。

先日、とある43歳の男性が「イトーさん、私はね、第二子が生まれたとき、妻が病院に間に合わなくて、私の手で赤ちゃんを取り上げたことがあるんですよ」と言っていて、え〜! そんな貴重な経験をされているんですか! それは大

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意味のない会話。

意味のない会話。

喫茶店でPCを一生懸命イジっていた。

終わりの見えない仕事・作業から逃げずに向き合う。筋トレと同じだ。あと5回のスクワットがキツいんだけど、この5回をやり切るかやり切らないかで、達成感が雲泥の差。

筋肉に負荷がかかるように、心にも負荷をかける。この負荷から逃げずにやり切るかどうかで差が出る。逃げない。でも、くそったれ、ぜんぜん終わらん。

「紙パンツがいいのよ〜」

むむむっ!

喫茶店であま

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めちゃくちゃ喋る人とめちゃめちゃ聴く人。

めちゃくちゃ喋る人とめちゃめちゃ聴く人。

これは今日の15時台の話だ。

札幌市内でアポイントを終えた私は、いつものようにとある喫茶店に入った。カウンターテーブルに横並びで椅子が並んでおり、私の右側はひと席あいていて、そのとなりには2人の男性が座っていた。

年齢はみたところ20代前半に見える。

片方は黒髪マッシュで右耳には銀色のピアス。静かそうな佇まいをしている。もう一方の男性は髪の毛を雑にかき上げていて、なんだか起業家のような独特の

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時間よ、止まれ。

時間よ、止まれ。

時間は止まってくれない。
どんどん仕事が押し寄せてくる。

昨日。平日の帰り道、いつものように札幌市内中心部の大通公園を歩いていた。1人で。テクテク。とぼとぼ。

全国各地の大きな公園がそうであるように、大通公園にはベンチがある。

つめれば4人は座れるベンチが等間隔でならんでいる。休日になるとそれらのベンチは全てが人で埋まる。

私が歩いていたのは平日の夕方で、仕事終わりのサラリーマンらが歩いて

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札幌のスタバの店員さんと話したら、心がポカポカしなかった話。

札幌のスタバの店員さんと話したら、心がポカポカしなかった話。

ある寒い雪の日、札幌グランドホテル1階の
スターバックスでPCをパカパカ叩くことにした。

いつものように、やっすいドリップコーヒーをきちんとショートサイズで頼む。2杯目のコーヒーが150円になるワンモアコーヒーの権利が欲しいから。

レジの店員さんは、大学生風の男性だった。

さすがスターバックス。
ニコニコして愛想がいい。

「お願いします」

とだけ答える。ニコニコして。

ふと、その男性店

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何度も会ったことがあるのに、14年間話したことがない人。

何度も会ったことがあるのに、14年間話したことがない人。

私の妹には、いわゆる親友がいる。

名前をツッチー(仮名)という。

彼女は妹の高校の同級生で、妹とは14年来の友だち。全般性不安障害で苦しむ妹の話を聞きに、自宅まで遊びにきてくれる素晴らしい人格者。

◾️妹についての話は昨日の記事を読んでね!

ツッチーは高校時代から私の実家によく遊びにきていた。今から14年も前のことになる。当時、妹がツッチーを家に呼び、ああでもないこうでもないと、何か話をし

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白い恋人と赤信号とBTS。

白い恋人と赤信号とBTS。

私の妻は、狂信的なBTSオタクである。
メンバー7人全員が好きでいわゆる箱推し。

ただ、もちろん最も好きなメンバーもいるらしい。それが誰かといえば「V(キム・テヒョン)」である。

妻がなんかよくわからない写真集を買っては、目をハートにして写真をパシャパシャ撮っている様子を、私はいつもニヤニヤ眺めている。

◾️妻をBTSの沼にぶち落とすエピソード

BTSには韓国ソウル出身のメンバーがおらず、

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バー通いの理想と現実。

バー通いの理想と現実。

この記事を書いているいま現在、
私は夜の札幌市内のバーにいる。ひとりで。

「いつかは1人でバーに行って、誰に話しかけられることもなく、お酒を一杯二杯、味わいたい」

大学生のときに持っていたうすら寒い願望を、32歳になったいま叶えてみても、特に達成感はない。なぜならもクソもない。達成感なんてない。

カウンター席に座ると、
大学生風の女性店員さんが話しかけてくれる。

そう、いくらバーにいるとい

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ガラス張りの居酒屋。

ガラス張りの居酒屋。

札幌市内の中心部を歩いていると、ときたまガラス張りの居酒屋がある。店内で食事と会話を楽しむ人たちが、外からでも見えるような、そんな店。

そんなお店はどこにだって、おそらくある。
地方都市札幌にだって、何店舗もある。

1人でテクテク歩いていて、ガラス張りの居酒屋を見つけると「お? お店にはお客さんは入ってるかな? みんなどんな会話を繰り広げてるのかな?」なんて思ったりするのは、私だけではないでし

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推しは聖徳太子。

推しは聖徳太子。

札幌市内のカフェで作業をしていると、
女性2人のこんな会話が聞こえてきた。

「あたし思うんですけど、聖徳太子って平安時代のみんなの『推し』だったと思うんですよね」

むむむ!

隣の席でスーツを着こなし、パソコンをパチパチしながら、1人で優雅にコーヒーを飲む私だったが、この発言にはさすがに作業の指をピタッ!っと止めざるを得ない。

これに対する私からのツッコミは2つ!

私は「あなたたちの会話な

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夢で流れていた美しいクラシックが誰の何の曲なのか調べる。

夢で流れていた美しいクラシックが誰の何の曲なのか調べる。

名曲は歳を取らない。

それはいつ、誰が聴いても新しく聴こえ、時空を超えて新たな人を魅了していく…らしい。

いつだったか忘れたけど、夢の中でクラシックの曲がかかっていた日があった。ゆったりしたピアノの美しい旋律。どこかで聴いたことがあるんだけど、誰の何という曲なのか判然としない。目が覚めてから「あれは何て曲なんだろう?」と思うと同時に、

「夢の中で、名前もわからないクラシックがかかってるなんて

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占い師への相談の8割は、不倫相談ですってよ。

占い師への相談の8割は、不倫相談ですってよ。

先日、喫茶店で作業していたところ、40代の女性2人の軽妙なトークが耳に飛び込んできた。前にもこんなことがあった。喫茶店で誰かの興味深い会話が聞こえてきて、作業を中断する経験。

▶ファミレスで聞こえてきた女子大生の会話

「またまた申し訳ない」と思いつつも、私の耳のパラボラは「ウィーン」と音を立てながら完全にそっちをむいちゃっているので話を聞いていると、どうやらその女性2人は職場が一緒のようだ。

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ポニーテールの彼女に「今日気合い入ってるね」と指摘してくる彼氏とは別れなさい。

ポニーテールの彼女に「今日気合い入ってるね」と指摘してくる彼氏とは別れなさい。

人と会話をしていると、それがどんな状況であれ、気遣いのないひと言を言われてテンションが下がることがままある。

その状況に臨む自分と、相手とのテンションや意識の乖離。これが垣間見えた時、百年の知己でも、百年の恋でも一気に冷める瞬間がきっとある。

この記事で何が言いたいかといえば、
「気遣いを忘れてはならない」である。

意識の乖離が垣間見えて、一気に冷める瞬間の具体例を3つ書こうと思う。

[1

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カエルの学校は川の中?

カエルの学校は川の中?

ファミレスにいると、女性が「あひゃあひゃ」と笑う声が聞こえてきた。特徴的な笑い声だ。すんごく楽しそうに笑ってる。ずいぶんと楽しそうに笑ってる。

だから、そ〜っと視線を向けてみた。すると、女子大生と思しき女性2人が、なにやら楽しそうに会話をしていた。

「友だちと喋って楽しそうなのはいいなぁ」と私は思いながら、「申し訳ない」と心で謝罪して、その会話の続きに耳をそば立ててみた。だって、ファミレスでヒ

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