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エッセイ・散文・評論 Essay

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#現代詩

幽玄への賛歌 Ode to Eternal Inanimation

嗚呼 大和の神々や
くだされ くだされ 嗚呼
「かしこし」「かしこし」「ゆゆし」
O crow- and goblin-gods of Yamato,
This oath I prithee to bind!
Dark-Dark-and-Pallid-White

この獣(アニマル)の泥濘の道に轍を刻んで
車輪を失い、はまり込んだ牛車のために;
For the sake of this ox-c

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師走り 瞑想短歌

霧氷
むひょう

牧師走す
ぼくしはす

蠟布(ろうぎ)の救え
ろうぎのすくえ

香ばしい
こうばしい

明り絶えば
あかりとなえば

香いくら?
こういくら?

霊車
れいしゃ

人形が売る商店のガラスの窓を通して

この偽りのない真理を、貴方が知っていますか?
もし商店のガラスの窓を通して
見える 鮮やかな洋服を着る
薔薇の神秘なこころを
持つ 少女の人形たちが 人の手によって
まるで兵隊の様に一列で
並べられたのなら
こも世のすべての少年たち 坊や 十二十三
になった頃に、その失った薔薇の香りを
探すために 草むらの中にしゃがんで
探すだろう 朝から晩まで
そして、ついに
夕焼けが来たりべし時や

見えない

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口語短歌 堀り香 spoken tanka scent disinterred

All things that were born ill of this earth, sickly due to flowery perfume.

この地上から生まれたすべての、花の香りのために病んでいるもの。

Needs must all then seek deeper things;

必要となるのは、より深いものを求めなければならぬ;

even so beneath roots,

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the yellow-faced king 再哀詩

if could but love and vine in adjudicating band,

in hollow faced east unprophecized, hallow noted to sing,

the netherworlds cloudy eyed and mud tongued judgemental king,

though yet his sentence und

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air, lamentation エア 哀歌 和訳

at the beginning the eternal unfeathered She was lonely, thus she created human that are fiction from black earth.
全ての始まりには永久の羽を持ったない
彼女は寂しいだった、故に人間を作った
黒い土から生み出したフィクション

the wounded and moribound son

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ZUNさんの「タイニーシャングリラ」へ (東方獣王園ネタバレ)

ZUNさんの「タイニーシャングリラ」へ (東方獣王園ネタバレ)

どうやら今の時世になっても
弼馬溫はまった
太上老君の真鍮の煉丹炉
の三味真火に焼いている
五行娯楽山の水簾洞で
不老不死の辰砂を
靑蓮花の天の池から救いたいそうだ
願えば、猿子猿孫と共に
その赤砂の真珠を持って
楽しい西へ行き
懐かしい東へ戻ろう
『美』猴王になって
蓮の実と根も
仙桃の味をするだっと良いな

My Love is always eastern and she lives and

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