お題

#自由律俳句

文字数や季語などの定型に縛られずに自由に作られる俳句、自由律俳句。気持ちのおもむくままにことばを紡いでみませんか?

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夕ぐれ馴染む口笛の 音が憂いに感じても 〈一行詩集〉

言葉は短く人生は長く 私の思いは一行で事足りる やがて死ぬだろう蝶があなたを訪ねに 愛はカーテンの後ろから覗いていた

¥300

台風で人生に乗れない 〈ミニ写真集〉

台風が近づく中、兵庫県六甲山にある六甲ガーデンテラスを訪れた 理由はただ1つ 「パワーワード展」で言葉に触れる為 自分の詩句に力を付けたい 電子で紙で展示で文字を指でなぞる ノートに書き写す 衰えない脳と手とこの感性があれば 私はいつだって詩人俳人になれる 早く着きすぎたので無料エリアでお散歩を では参ろう

¥250

いらない子 《詩》

産まれる前から いらない子 産まれてからも いらない子 スカート裾が解れても 母さん一緒に居て欲しい 鉛筆いっぽん使い切り 盗んだクレヨン宝物 集めた文字を 捨てられて 色がバラバラ 捨てられて それでも母さん居て欲しい にじいろお空を 描くから

《詩》 この星から月を探しています 六月の雨 月波 和風月明 三日月の影 湖に映る水面 あなたの腕 脈の乱れ 脆い余 胸の育み 膣 膜 皆既月食 海月の死骸 月月と日日の数と これからも貴方を想っています

過激ではありますが 《詩》

半年後に殺して下さいが聞こえます そう言っているのは私です 何もかも手放す、 いや放り投げられるので、 半年後に死んでくれませんか そう言われているようで 嘘の塊を見るような目で見られても 私の嘘は晴らせない ごめんね より ごめんなさいが似合う 死んでも痛いだろう おまえは私と同じになる

わたしには何も無いから言葉をあげる〈自由律俳句集〉

館内で気品溢れる女性が黄色いメダカのエサの容器を持って現れた 私からの距離は約10m スタッフがその女性に話しかける ゆったりと話す声に上品さと明るさを感じた スタッフも畏まり過ぎてはいなかった 私の視線を感じたその女性は私に微笑む 私も微笑み返す 数分後、退席される時に私と同時に笑顔を向けた あたたかい眼差し、惹き付ける笑顔、声の張り、生命力溢れる佇まい 家に帰ってから調べたら、やはりミュージアムの代表者だった 数年前は一筆箋のクラウドファンディングも募集されていたよ

¥400
割引あり

人は愚かなものです《お猿より》

8月某日モンキーパークを訪れた お猿の気持ちになれるまで数週間かかった 二匹三匹 増えていく 代わりがきく恋心 コロコロ

雰囲気のいい言葉を並べたいのに私は失笑を招く《フレーズ》

母が米騒動と言うと江戸時代を思い出す 父が米騒動と言うと米泥棒を思い出す 目を開けてシャンプーする君は 決まって目に染み入るって言うの あなたの作ったおにぎりはギョウザのような形 町内会放送で知らせるラジオ体操中止を鼻で笑う女 トイレの換気扇から電車の音がするの あたしは腐りたくない あんな奴みたいに意地悪なんかしたくない しょーもない人がしょーもないこと言うてます だから気にしなくていいんです しょーもない人はしょーもない人と慰め合います これ以上言えば我もしょ

死にたひが愛されたひに聞こえます❮短詩集❯

悩ましげな女の顔が一番美しい もう注目などされたくも無い ちょっと目立っているあの人も 馬鹿にされて傷付いているんだって 心の中で叫んでたんだと思うよ 本当に叫んでも心通じる人がいなかった 優しい私でいるためにどこかで狂わなきゃ 花束が欲しいのならあげればいい 凄まじい私の中のもう一人 切子さん薬指の蝶々結び上手くなったじゃない

¥500

腹癒せ《ストレス発散系》

石が意志を持つ あの男を殴り殺せと語りかけてくる 我は優しい 極めて常識的な常識人 そこに石があろうとそんな事はしない 恨みを石にし落とす エッヂの効いたゴツン 燻っていたプレートテクトニクス作動! 今宵も呑むぞ!今宵は呑まずにいつに呑む 父は妹の方にばかり笑顔で時々哀れそうに私を見る 今日も明日も同じこと 長く続く演劇 わたしは涙を落とすのに あなたは拾うどころか何も落とさない 忙しいふりをしてイマイチな顔 顔が萎んでもハツラツとしていたい 切

フリ 《詩》

財布から飛び出しそうな運転免許証 写真の貴方と目が合った こんな風に見つめるのは何年ぶりか 心が苦しくなって泣きそうよ 辛いのは罪深き私よりも貴方の方だった 張り裂けてしまったのは貴方 私のずっと向こうの辛さにいる あと少ししか過ごせない時を気付かないフリをしてやり過ごす 思い出の洋楽が流れても私たちは聴き流すフリをしている

綺麗になりすぎてしまったから

景色の良い市役所食堂だと半年ぐらい前にテレビで放送されていた その時に明石市民じゃなくても行ける事を知った 元明石市長が現役だった頃度々投稿されていた 今も懐かしんでおられます 閉店を知ったのは4日前 慌てて予定を組んだ 明石市から見る海をご紹介です 花火大会歩道橋事故や陥没事故は共に2001年 ここから1km程東側になります 今は警備員の方が季節を問わず見回りをしているのを行く度に見かけます 西側にある望海浜公園はウミガメの産卵でも有名です 建て替えが決まって

ノニオイ 《詩》

海外の方が写真を撮りましょうかと声を掛けて来た 新婚なのか夫らしき人が私のスマホを構える最中も妻らしき人がほっぺにキスを何度もする だから私が苦笑いをしている写真も2枚撮れていた 愛情表現が豊かなのは良い事だが、他者を不快にさせてはいけないを美徳とする日本人には出来ない行為だ 一瞬にして人生の脇役になってしまった気分だ でもこの女性がpoemやhaikuを作ったらどんな感じになるのかな?と考えていた poem 海外haiku(3行) 空の上の方でオレンジ色の光

竜舌蘭 26年目で花が咲き 《詩》

日本では30〜50年に1度しか咲かない この夏各地で相次ぎ開花している 今年は気温の上昇期間が長いからではないかと言われている 実は重点対策外来種です 増えたら大変だ 生きている時にしておきたい事はありますか? 生きている時にして欲しい事はありますか? して欲しかった事があったでしょうに それをしてあげられなかった 最後は温かい言葉をかけませんか 最後は温かい言葉を覚えておきたい 暑いからって季節が過ぎるのをひたすらに待って、適当に過ごすのはやめましょ あ

還る 《5行詩》

私は知りませんでした 夢錦の存在を こちらにある物以外も試飲しました 無料で15杯程 1年ぶりのお酒でしたが体に合うのかほろ酔いですみました😊 その中で夢錦を使用し白ワインの味に近いこちらを購入 フランスオリンピックが開催されているので特別に逆輸入されていてこの店で今だけしか購入出来ないそうです まだ開封しない予定です☺️ 今度兵庫北錦を試飲出来る機会があるかもしれないので紹介出来たら紹介しますね😳 前回訪れた時に購入した甘酒 見えにくいですがラベルに「俳句の季

全力 《詩》

町を歩けば 赤ちゃんが赤ちゃんしてて おじさんも赤ちゃんしてて おうちではママがパパもしてて パパは知らないところでパパしてて ぼくはぼくになれなくて 弟は弟をしてて ママは人間にさえなれなくて おいしいごはんを食べて欲しくて 笑顔が見たくて 全力で笑わせる こちらは世界最古の蓮「大賀蓮」 2000年以上前の古代蓮が千葉市で発掘され発芽・開花 国内外で250ヶ所に分根されている

空ちゃん 《詩》

空ちゃんの好きな場所は お空が見える場所 水浴びをしているようで 水を飲んでいるだけだった 一緒にいたいな ずっと一緒にいたいな どうしたらいいの 長生きしてね小鳥の空ちゃん

ふくろう神社ふうりん祭りを『あ行』から 《言葉遊び》

たくさん写真を撮ってしまったので47音で言葉遊びをしてみました☺️ だいたい1つの行で1つの文になっています 私は『な行』がお気に入り🥰 🎐🫧🦉ʚ🦉ɞ🎐𓂃𓈒𓂂 あずきバー いつもありがとう うちの 永遠 大人の夏休み カルディ〜 キンチョ〜ル クールな君が話すと何故か「ー」が「〜」に聞こえる 検索してもそんな人他には居なかった 個性ね さてと 白々しいけれど 巣穴に戻るね 先祖代々から決まっているから それでは 足りないって思った事もある

空中給油シテイマス《詩》

花花花花花花花 火 人人人人人人人人人𓂃 犬、人 1582年10月ユリウス暦からゴレゴリオ暦へ 今夜遠くへ逃げてくれ ホウキ草 草 だんだん小さくなってきた アンタレス さそり座が出てきたら夏 自己愛が強いから君に依存しなくて済んだんだ 食もままならず数学に勤しむ もう振り返らない 助手よ、扇風機の風を後ろから当ててくれ 頭が高い アンガーマネジメント 苦しんでいる ロケット発射 火星を住みかと考えた愚かな男 鬱屈した宇宙理論

神戸 大阪 姫路 それぞれの港で

手荷物検査 飲料を持参していた場合1口飲み込むチェックが追加されていた イージス護衛艦世界一保有国 アメリカ🇺🇸 80隻以上2位 日本🇯🇵 8隻 12隻保有を目指しているヘリコプター搭載型護衛艦 日本保有 4隻 まやを二日間見学し写真が重複していますが、曇り空と晴天との見え方の違いを感じて下さいね また、姫路港では大きく見えました では神戸港阪神基地から参りましょう ここで見学を見切り湾岸線で20分程の大阪港天保山にあるいずもを目指します まや、3日後に姫路港

あんた八連発《詩》

あんたの首に手を添える 星が瞬いている あんたの所まで遠い あんたと歩く影を踏む 哀しむ為だけにあんたは存在するのか 何のために生きているのか あんたは誰に添うて生きている いきなりあんたを放り投げられても 諦めの悪いあんたが 懐かしい唄を引き連れて来た あんたとわたし 慰め合って生きましょ それから希望を持つことが出来ればいい

どうり 《詩》

どうせ 人並みの幸せなど望んでしまっても どうり 普通の幸せなどを望んでしまって 純愛は 時に人生を狂わせ 純愛は 時と場所を選ぶのではなく... どうせ 幸せになることなど諦めてしまっても どうり 幸せだったなどと諦めてしまって 思い出はわたしのなかだけでいいから あなたはあの歌を口ずさんでいて

今日からラジオ体操を始めます《詩》

筋肉に聞いてみよう 打倒小島 あと木村も 蚊に噛まれてしまうなんて いつまでも元カレを引き摺るお婆さんて聞いた事ある? 美味しいお菓子を君と半分こ だらしない腹を二段三段と積み重ね たこ焼きって一体いつ焼かれているの 蒸されているのでは 温泉卵が自分の重力で潰れてゆく あなたを許しませんからね 陰ながらの応援なんかいらないから見えるところで応援して 引き摺り下ろすのではなく高め合う関係でなくてはならない 個数が足りないお土産 湿度100%って水の中では

百円満点、バーガーシティは今や1店舗

関西を中心に400店舗まで拡大したバーガーシティは1998年に倒産した 補償金の返金もなくフランチャイズの加盟店からは「夜逃げ同然だ」と非難された その後個人経営の2店舗が営業 その内の1店舗大阪府堺市の白鷺駅前店が2018年に閉店 現在は、兵庫県豊岡市にあるサンロード店のみとなっている 私は食べた事があるのか無いのか記憶なし 「生き残った1店舗」という見出しの記事を見かけて興味を持ちました だってメニューが豊富なんです キャッチコピーは 百円満点、バーガーシティ

光合成をすれば《詩》

自分の意識の邪魔にならないものがいい 凝った物なんかいらない さよならと振った手でまた誰かと握手する まだ不幸の中にいる 踊ればいいじゃないか 胡散臭い褒め言葉 紐が解き放たれる時が来た 我の存在は無かったことにしてくれ

我の息は短い〈自由律俳句集〉

シャラシャラシャラ 落ちにけり あんたへと続く 生き地獄 咲いたその日のうちに落ちてしまう花、沙羅 1年前にもこちらを訪れました 名勝應聖寺(おうしょうじ)庭園は兵庫県重要指定文化財 こちらの記事もどうぞご覧下さい😊 今回初めて知った事は 涅槃仏の寝ている周りに日本全国の山と川の石108個を置き、四方に沙羅の木を植え、立体曼荼羅図を作っているという事です 今年はよく光が差し影も活躍してくれました 1年前と今の言葉力、撮影力の違いをも感じて貰えたら嬉しいです

¥500

🌰秋っぽい俳句🍁

夕刻の 空に架かりし 秋の虹 ゆうこくの|そらにかかりし|あきのにじ 思い出の 色なき風に 靡く髪 おもいでの|いろなきかぜに|なびくかみ 沈黙の 二人に注ぐ 流れ星 ちんもくの|ふたりにそそぐ|ながれぼし 口唇に 千秋楽の センチメンタル くちびるに|せんしゅうらくの|せんちめんたる 見上げれば 空を象る 鰯雲 みあげれば|そらをかたどる|いわしぐも 長月に 終わりの始め 近づきて ながつきに|おわりのはじめ|ちかづきて 捨てられて 拾う神なし 秋の

コズミックの呼吸 《詩》

君と二人宇宙船に乗って 宇宙地図眺め口笛吹いて 君と二人宇宙の果てから 地球を眺め語り合いたい

タイムリミットがあるからこそ

何を言われても自分に残されている時間は変わらないので自分だけに集中したいです 命は必ず尽きるのですから 悪い言葉や行動に関われば病になり残された時間が縮むかもしれませんし 勿体無い精神で 言葉を残すのは私が生きた証になるから

がらんどう 〈一行詩集〉

序章 いやさき 笑ひましょ 笑ひましょ とりあえず 笑ひましょ 笑いを知っている人間だけがまた哀しい顔もする オンザロック 色んなタイプを見てきたけど男も詩も素朴が1番ね 微笑むあなたはきっと私を狙ってる 嗚呼 ここはあなたに堕ちた場所

¥300

[詩]夜間飛行

ポラロイドに映る世界は 目に映る世界とはどこか違う 幻を追いかけるような どこか虚しくて切ないと感じる フェアンヴェー?ゼーンズフト? 僕は彷徨う ヴァンダールスト 僕を掻き立てるのさ 夜空を滑る飛行機の中で 見える景色は星の中を泳ぐよう ああ、まるで僕は夜光虫 あなたはこの夜景のどこ光だろう 想いを爆ぜる夜間飛行 「戸惑いの言葉よりも今は トワイライトに溶け行った方が 心がざわつかないのかもね」 皓々とした光に見惚れている フィリグラン?コップフキーノ? 僕は描けな

好きなものもないし好きなこともないし好きな人もいないし《詩》

わたしと出会ったことはハズレだったとして そんなことを言われても 私の時代は終わったと微笑めばいい 娘と呼ばれたその時期をあなたに捧げたかった いつの間にか歳をとり わたしの青春をすべて捧げたかった わたしのことだから きっと 幸せにはなれないでしょう 負の感情が勝ってしまう 罪は罪でしかない 相性が良いと思われたが 紅茶に入れる花びらを 誰もくれないから ちぎる 腐っている金平糖をくれないから 盗む 気づけば焦燥だけ 人生50年だったんだからと言う人

あゝ、あゝ、あゝ《詩》

一度わたしの町を見て欲しい 彼女の爪が可愛いとかどうでもいいのだ あの子の声は気にせずに今すぐラジオのボリューム上げて 赤い線から助けてが聞こえる 救えなかった検査薬 この紙に貴方の名以外を書くことは出来ない 嫌味なんてお飾りよ あと嫉妬も 話し合いが両方の暴言で終了 ひとりで 乗った エレベーター キラキラ光る物を発見 不謹慎ではありますが、 不健康でも傍に居てくれさえすればいい 愛がなくなったってそれは恋だったのでは? あなたを手にする事と この手に

言葉に会いに来た

クチコミの画像を見た時は石か土で出来ているかと思ったが木でした 400年前に築かれた石垣を表しています クチコミでこの画像が良く見えず訪れてみましたが私も上手く撮れず 気になってこの言葉たちに会いに来た お気が付きですか? 恐らく各々の言葉を1人の人が4行迄に纏めたのだと思います 少し癖がありますよね☺️ 私にとったらとても魅力的な言葉なのです 「石垣茶を植えてます。手間かかるけどやめられへん。」 こちらが多分石垣茶 まぁお茶でも飲んでゆっくり自然を感じて下

人を呪わば穴二つ《詩》

今日がその日だ 人の事を批判している時 同時に自分の事も批判している たった2時間過ごしただけの人に惹かれた 2時間だからだ 休日も仕事の事を考えてしまう 貧乏とはそういう事かしら 何もない所から何とか生み出すのか 何かを思うから何かに出来るのか 金魚の絵だけを見て飼っているつもりに 悪い事をしてごめんなさいの一言で許して貰えると思っているの 私はいつも幾つもの言葉を連ねて許しを乞うのに 考えすぎなのではないか 水の音風の音自分の声を聞いた カラスにやられる

一《詩》

電卓にエラー表示 使い切ったリップクリーム スカスカサボテン ゼリージェリー 私だけの言葉で詰まった脳は最高の遊び場 まんまる元気なおナスさん ペコペコピーマンとは 絡みませんでした こんな日はミネストローネを煮込むの グズグズグズグズ煮込んで マカロニサウルス あなたに少し近づきたいのです 皮ごと食べられる葡萄を持って参りました 嗚呼そうです 獣のやうな匂ひです 一昨日に愛する人が死にました 一日一度 唱えます 嗚呼 貴方の一部になりたかった 一夜一花

私の心 《詩》

白い風 青い風 赤い風 黒い風 ふわり ひゅるるる どりゅりゅりゅりゅ どだっ 私の心を殺した日 先を歩いているから風を取り込んでしまう 忘れはしない私の心を殺した奴

詩的なツバメ

東京タワーの先端部にボールを落としたカラス ご馳走様でしたとコンビニのイートインで Hey!マダムって呼ばれて背筋を伸ばす エレベーターの鏡では美しく見える私 ココアを煎って牛乳で練る JRを小文字で書くタイプ 明石海峡大橋を見ていると あ、ここ神戸市やからって言ってくる人 お空に出目金 二ポラジン第二世代 私はエコな人間だと思う 10時間の暇つぶし 恋と愛を履き違えちゃいけないぜ これが本能だと言うのなら 愛なんて無くても生きてゆける カッコイイ

私が沸いた真っ赤な嘘だ《詩》

先人の言葉を熱くなった私で体感している 写真の中は愛嬌ばかりで どうにかして私から離れる理由を考えるのよ それでも離れられないって素敵よね わたしの罪は 泡立って 浮遊する 貴方の感情が私の胸に届いたということは ふだんから心の動きを読んでいるからであって 今更、今さら、いまさら、 何を今更 「まさかあなたが私のドナーになるなんて分からなかった そんなに大切に思われていたなんて」 分かるよ分かる。 そんなに私の事を思っていたの?って驚く事ってあるよね。

❤︎ 生きたいわたしは自傷する ❤︎

生きたかった。左腕の痛みも、うねる視界も、作業の嘔吐も、息をするためだった。忘れたかった。あの時のこと。あの頃のこと。昨日のこと。2時間前のこと。今のこと。なかったことにしたかった。記憶ごと全部グチャグチャになって、冷や汗で起きる日を減らしたかった。1錠1錠がわたしの命綱で、苦い錠剤がまるでわたしの記憶みたいで、割らないように溢れないように飲み込んだ。冷たい水で飲んでいるのに喉が熱かった。ジンジンと焼けるように流れる苦い記憶。ジンジンと腕が痛む度にほっぺたに流れるたすけて。た

閉じた後の日記がいちばん輝く〈短詩集〉

兵庫県丹波市に藤の花でも有名な白毫寺(びゃくごうじ)があります この藤まつりの時期は駐車場に入る迄に2時間は覚悟との事 お寺の前にある第一駐車場まで3.5km 2時50分から3時半迄の1時間40分をノロノロと動きながら待ちました 到着 人間界と仏界を結ぶとされる太鼓橋があります お隣の無料開放されている近藤フジ園でも色々な花を観賞し縁側で暮れ待ち ライトアップの時間を待ちました 120mの九尺藤棚からほのかに自然な花の香りがする その上品さにうっとりとしながら暮れ

¥500

俳句と写真

ときどき俳句を詠む。 いや、「詠む」というのはやや格好をつけた言い方で、「俳句を作る」と言った方が実態に合っているのではないか。 歳時記をあちこちめくっては収まりのよい季語を探し、言葉の順序を何度も並べ替え、別の言葉に置き換え、どうにかして五七五の心揺さぶる韻律を作り出そうと悪戦苦闘する。 「では、ここで一句」 は、事前に懐に忍ばせてでもいない限り、現実には難しかろうと思う。少なくとも、ぼく程度のレベルでは。 俳句は、短いから好きだ。 小説も、詩も、短歌も、ぼくにとってはだ

近所の花は美しい《詩》

5月30日(木) とりあえず陽気な声でニンニン あなたが向こう側に居る 空気が澱めばあの人も私も同じ空気を欲しがる 振り返らぬ 追いかけなさんな 離れていった者を 消滅してゆく細胞を見届けて 6月6日(木) 右のボタンを押したら左も押したくなった 道に迷い 愛し合うどころかすれ違い 嘘をつかれたときはザワザワするの 夫と寝ている事を責めないあなた 人形(ひとがた)を我が子に与えた このお守りが見せつけになったのなら大成功 憎しみあった兄弟をそばに置

夏っぽい俳句・短歌

⛱️俳句の部🏖️彼残し泳ぎ疲れて緩む紐 かれのこし|およぎつかれて|ゆるむひも 破局して誰も気づかぬ日焼け跡 はきょくして|だれもきづかぬ|ひやけあと 遊泳も風呂と変わらぬ温暖化 ゆうえいも|ふろとかわらぬ|おんだんか 「待て」のあと締め付けられて落ちる夏 まてのあと|しめつけられて|おちるなつ (柔道の話) 昨日見た柔道の試合での出来事。 選手より審判の判定に疑問をもった。 ブンブンと蚊も飛べぬ熱耐える夏 ぶんぶんと|かもとべぬねつ|たえるなつ 抱負な

白雨に打たれて〜夜の写真と自由律俳句

とつぜんの白雨に打たれ うら恋し

クグろうオヨごうユメみよう《詩》

七色のリボンを君の手首に付けたら僕の人になって 誰かと過ごした時間をワープする 乾いた人魚の髪にウェーブが戻った

大麦の乱 小麦のランチ 《詩》

放課後駆け抜けた あの時から私たちは走り続けている 立ち止まる理由は幾度となくあったのに

天国に近い場所 【川柳/俳句】

人間の一線を超え西瓜割る 天国に近いところで韻を踏む 秋の夜は断頭台にあこがれる 秋の風あいつは地頭こいつも地頭 天性の尼といわれて雲に入る 自転車の車輪が路地で狂い出す マウンテンバイクでつるむ千の風 棒になった男を稲に干しておく あたらしい擬音になったこだま号 手の長いフォークが育つレストラン 僧侶らの心の中で飼うウナギ つくられた記憶でパパと呼ぶ少女 どうぶつの森から帰って来るなコール カステラの明かりで今日は眠れない 物憂くてものほし竿にぶ

なんでもないわ

花が美しいのは知っている この通り美しいわ 酔いそうよ こんなにも美しいものが周りにあったら 目移りしそうね たったひとつだけを選べないのかしら 蝶よ蜜蜂よ 人間よ 選べないのかしら 私はもう選ばれている

一ノ谷の戦い 序章

私は「一ノ谷 戦の濱碑(源平合戦)」を真下に見下ろす位置にいた ここから 山陽電車 碑 2号線 JR 砂浜 海 砂浜から距離にして約450mでこの景色なので急な坂を上がって来た事は想像つくだろう 見上げれば逆落としとされている場所があります 西には須磨浦公園そこには松尾芭蕉と正岡子規高浜虚子の句碑がある(須磨浦公園は何度かある) たまたまこの付近に用事があったので急遽ここを訪れてみた この一の谷(ひらがな表記)公園には安徳宮(安徳帝内裏跡伝説地)がある 安徳天皇は