東洋哲学

バカにしていたものと自分が同じだと知る

和田稠という、僧侶がいた。昭和を生きた真宗大谷派の僧侶である。靖国問題などにも積極的に発言した方である。

和田先生の本を読んでいたら次のような言葉があった。

「「私は無宗教だ」と言っている人も、人間である限り願わずにおれないものがある。適当な言葉がないので私はこれを「いのちの渇望」と言っています。深い深い、本人でさえそれが何か見当がつかないほど深い願いです。

最近少し関心があって読んだんです

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ありがとうございます!

人生相談によく寄せられる質問

4月から実家の富山に戻ってきて、比較的時間があるのでインターネットでの悩み相談を受けている。そのサイトは回答者として仏教僧侶だけが登録している。悩んでいる人からメールで相談を受けて、その相談に対し何らかの応答をするというサイトだ。

今までおおよそ130人位の方の相談に答えさせてもらった。

そこから見えてきたことがある。

その事について先日書いたメモを以下に示す

1 相談の多くが「他人から好

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はげみになります!
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「哲学書」を手放して、DIYで哲学しよう!

「哲学って、ムズカシイよね……」
そう言われるたびに、私が心の底からほれ込んでいる「哲学する」習慣について伝えられない自分が、もどかしく思っていました。

哲学が難しいと思ってしまっている人の多くは、「偉い誰かの哲学の説や本」に出会ってしまっている確率が高いです。

それは「誰かが哲学したこと」。
仕上がっている状態。

私がオススメしたいのは、あなた自身でつくっていく「My哲学」。
不格好でも不

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ありがとうございます!うれしいです!!
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【書評】 理解不能な東洋哲学の入門書



【タイトル】
史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

【著者】
飲茶

【まとめ】

東洋哲学は「ゴール(真理)を目指す」のではなく、「ゴールした」ところからスタートするのである。
(本書引用 位置No.160)

「ゴールした人=悟りを開いた人」を頂点として、
その人の言葉や考え方を後世の人たちが学問としてまとめたものになっている。

流れとしては、下記3部構成で

第一章:インド哲学 悟りの

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内なる権威主義

昨日、哲学者の千葉雅也さんの新刊『ツイッター哲学: 別のしかたで』を読んだ。千葉さんのツイッターの発言をまとめた本である。

いくつも響く言葉があった。何かこの本全体を通して一つのことが分かったとか学べたというよりも、折に触れて思い出されるであろう印象深い言葉が沢山あった。

一つだけ今の自分に特に刺さった言葉を挙げると

「徳」の修練

どんなクラスタに軸足を置くにしても、重要なのは他とのハイブ

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『世界に一つだけの花』に感じる若干の違和感

SMAPの『世界に一つだけの花』という歌がある。2003年に発売されて、大ヒットした、今も学校の合唱などでよく歌われる曲だ。

この歌に何か違和感があった。とはいえ、基本的にはすごく良い歌だと思うのだ。「世界に一つだけの花、一人一人違う種をもつ、小さい花や大きな花一つとして同じものはないから No.1にならなくてもいい もともと特別なonly one」すごく良いことを言っている。No.1にならなき

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はげみになります!
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執着と愛のはざまで、夢を観る世界に

哀しみの中に
心が謳う空の世界が在る
君が君の夜に
涙の喝采を浴びるなら
私は私の影の僕に
夜明けを待つ小鳥になる

愛の中で君が謳うならば
私の涙は
一生分の衣服と
海になる、雨の虜になる

心を待つ君の笑窪に
私の眼網が張り付いて
太陽に染みつかれ
私の心臓も雨に溶化する

仲間を想う君の宴が
海の深水に心赦し
君の涙が
空を割く
天の定めとなるまで

君の仲間を想う心が
私の心臓に染みつき

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