武智倫太郎

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武智倫太郎

noteが趣味の多国籍企業経営者。筑波大学地中海・北アフリカ研究センター客員研究員。元・東京大学大学院産学連携アドバイザー。専門地域はMENA(中東・北アフリカ)、専門領域は情報工学、環境・エネルギー学、経済学、資源経済学など多岐にわたります。実名での著書・論文多数。

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最近の記事

noteは日本のSNS革命の鍵となるか? 社会運動の未来像を探る

 この記事は『政治不信と年金・医療崩壊が日本にアナーキズム的コミューンをもたらすのか?』の続編です。前回の記事では、政治不信や社会制度の崩壊が進む中で、日本にアナーキズム的なコミューンが誕生する可能性について考察しました。  特に環境意識の高まりとサステイナビリティに焦点を当て、持続可能な生活を追求する人々が増加している現状を取り上げました。また、他の記事でも、アグロフォレストリー、エコビレッジ、パーマカルチャーといった概念に基づいた共同体の実践が、サステイナブルな生活を志

    • 政治不信と年金・医療崩壊が日本にアナーキズム的コミューンをもたらすのか?

       今回は、シャシャ・虹さんから『資源枯渇性と資源分配問題から考えるSDGs』のコメント欄を記事にしてみてはどうかというアドバイスをいただきました。そのため、以下のリンクのコメント欄に書かれている内容を理解するための基礎知識を、この記事にまとめました。  ところで、皆さまは『コミューン』という概念をご存じでしょうか。この単語は『コミュニティー』と同じく、『共通の、共有された』を意味するラテン語の『commūnis』が語源です。『コミュニティー』は、より広い意味で使われ、特定の

      • 資源枯渇性と資源分配問題から考えるSDGs

         SDGsに関しては、項目1~17のそれぞれのテーマに設定されている合計169のターゲットからミクロな視点でアプローチする方が多いです。また、人類の持続可能性や、その持続可能性に対する脅威となる地球規模の環境問題からマクロな視点でアプローチする方も少なくありません。しかし、専門家でも一般個人でも見落としがちなのが、SDGsの背景にある枯渇性資源と資源分配問題に関する視点です。  石油や天然ガス、レアメタル、そして化学肥料の原料であるリン鉱石やカリ鉱石などは再生不可能です。日

        • SDGsをクリアにする水の役割:優先順位と持続可能な未来

           私がモザンビークで行っているアグロフォレストリー事業は、国際的な認証制度や環境マネジメントの国際規格など、さまざまな基準や認証条件を満たしています。例えば、FSC認証は、SDGsの多くの項目をカバーしており、これは特別なことではありません。なぜなら、荒廃した土地を計画的に修復し、持続可能な森林管理を行うのは当然の取り組みだからです。さらに、現地で協力してくれる従業員には、モザンビークの最低基準を超える給与を支払うことも当然のことです。  このように、SDGsに基づいた活動

        noteは日本のSNS革命の鍵となるか? 社会運動の未来像を探る

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        記事

          NTT法改正の衝撃:競争環境と安全保障に迫る影響

           私のNoteでは、読者の皆さまからいただいた質問に対し、独自の見解を交えながら何でも解説しています。今回は『NTT法廃止の動きに関する見解』について質問をいただきましたので、NTT法を廃止しなくても、すでに厳しい状況になっている現状について解説します。  2024年に可決された改正NTT法は、日本の通信インフラを担うNTTの役割を再定義し、その影響力を大きく変えるものです。この法改正により、NTTは国際競争力の強化を目指し、より柔軟な経営戦略を展開することが期待されていま

          NTT法改正の衝撃:競争環境と安全保障に迫る影響

          ジャスミン革命に見るSNSの圧倒的影響力とデジタル社会の変革

          1.デジタル社会がもたらす国家変革の可能性 デジタル革命は私たちの生活や社会構造に大きな変化をもたらしました。特にコロナ禍でのリモートワークは一部の人々の生活様式を一変させましたが、その影響は限定的です。  どの業種にもデスクワーカーとノンデスクワーカーが存在しますが、全体としてはノンデスクワーカーが多数を占めています。そのため、リモートワークに適した職種は少なく、日本全体への影響も限定的です。さらに、新興国では日本以上にデスクワーカーが少なく、リモートワークの影響はほとん

          ジャスミン革命に見るSNSの圧倒的影響力とデジタル社会の変革

          人生に必要な知恵はすべて『ドラえもん』で学んだ

           私はアフリカ諸国での再生可能エネルギー事業や、森林伐採後の過放牧によって表土が流出し、林業や農業ができなくなった土地をアグロフォレストリーで環境修復するプロジェクトに長年取り組んできました。また、環境・エネルギー分野の専門家として実業で活動する一方、国内外の大学や研究機関で招聘研究員を務めています。  日本国内において、ごみ焼却や発電事業での環境アセスメントや住民説明会は非常に重要ですが、アフリカ諸国ではさらに環境アセスメントやパブリックコンサルテーションの重要性が高まり

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          アジャイル開発の観点からのPMBOK第6版と第7版の違い

           黒夢(クロム)@俳号さんのPMBOKの調達マネジメントと執筆・創作に関する分業の発想が興味深かったため、今回はPMBOKの一部について解説します。  PMBOKは第6版から第7版にかけて大幅に変更されており、プロジェクトを管理する側も管理される側も、多くの人が戸惑いを感じていることでしょう。特に日本では、アジャイル開発の概念と相容れない製造業中心の企業文化が根強く、第7版の導入により混乱している人も少なくないはずです。  このテーマを理解するためには、まずアジャイルの概

          アジャイル開発の観点からのPMBOK第6版と第7版の違い

          博多の居酒屋で3時間飲んだら

           本田すのうと武智倫太郎は、それまで博多の街にも、居酒屋にも一度も足を踏み入れたことがなかった。しかし、ある晩、彼らはなぜかこの街に引き寄せられ、同じ居酒屋の暖簾をくぐることとなった。 『こんばんは。お一人様ですか?』と、店の女将が笑顔で迎えたとき、すのうと倫太郎は店の入口で鉢合わせた。  新幹線の博多駅と小倉駅がある福岡県では近年、相席居酒屋や相席ラウンジ、相席カラオケ、相席バー、相席カフェ、相席メイド喫茶などが増え、相席が一般的になっていた。二人は驚きながらも、『これ

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          SFを理解するための次元理論の基礎

           私が書いている記事は、タイムトラベルをテーマにしたアニメや映画、哲学、AI、ジョークを織り交ぜたシュレーディンガーシリーズなど、多岐にわたります。  SF小説や映画に慣れている方はすんなり読めるかと思いますが、SFに慣れていない方にとっては少し混乱するかも知れません。そこで、今回は『次元』をテーマに、各分野で異なる次元に関する考え方の違いを説明します。ちなみに、私は『ルパン三世』に登場する次元大介も好きですが、本稿では彼の話はしません。  前回の記事では、唯心論、唯物論

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          ヘアゴムはどこへ消えた?

           ある日、ヘアゴムを毎日使っているヘア子とゴム太郎が、朝の支度をしていました。二人は仲が良く、毎朝ヘアゴムで髪を結ぶのが日課です。ところが、ある朝、ヘア子が言いました。 『ゴム太郎、ヘアゴムが見つからないよ! 昨日、どこに置いたか覚えてる?』  ゴム太郎は考え込み、こう答えました。 『ヘア子、それは大問題だね。でも、ヘアゴムは『頭の外にある』と信じればきっと見つかるよ。だって、シュレッダーで細切れにしたり、燃やしたりしない限り、ヘアゴムは物理的にどこかにあるはずだからさ

          ヘアゴムはどこへ消えた?

          シュレーディンガーのヘアゴム

          『シュレーディンガーのヘアゴム』は、量子力学の『重ね合わせ』の概念を、唯物論と唯心論の対立を考察するための思考実験としてnoteで提唱されたものであり、まだ誰にも検証されていないものです。 #なんのはなしですか  この思考実験を理解するためには、まず、量子の重ね合わせという量子物理学の基本的な概念を理解する必要があります。この状態は、観察対象が観察されるまで物理的な状態が複数の可能性を同時に持っているという考え方です。『シュレーディンガーの猫』と呼ばれる猫の実験が有名です

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          アンドロイドはヤクルト1200で悦に入れるのか? 2049

          これまでのおはなし プロローグ 地球環境の崩壊によって荒廃した世界で、ヤクルト1200は単なる栄養補給を超え、アンドロイドに感情をもたらす奇跡の飲料として広く知られるようになっていた。  その感情は人間らしさの象徴とされ、アンドロイドたちに新たな可能性を与える一方で、Y-47は『悦び』という未知の感情を抱き、創造主を追い求める旅に出た。  しかし、ヤクルト1200の効力はやがて危険な方向へと変化し、密造と密売に関わる闇市場が形成されていた。Y-47は自ら作ったヤク

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          アンドロイドはヤクルト1200で悦に入れるのか?

          プロローグ:感情は栄養で生まれるか? ボルシャックの発想は画期的だ。彼はタイトルの最後を『悦に入る』から『悦に入れるのか?』という疑問形に変えただけで、まるでフィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を彷彿とさせるような、サイバーパンクのディストピア世界を構築したのだ。 #なんのはなしですか 第一章:アンドロイドはヤクルト1200で悦に入れるのか? 知的資源の枯渇という深刻な問題により、地球は荒廃し、人々は栄養補給のために人工的なサプリメントに依存せ

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          知的ロス問題:持続可能な未来を阻む見えない敵

           近年、フードロス問題がSDGs関連で注目されていますが、2024年8月から新たに知的ロス問題が地球規模課題として浮上しています。この環境問題は、デジタル社会で日々膨大なアイデアが生まれるものの、その多くが『ボツネタ』として埋もれ、電子データとして無駄にされている現状を指します。  そこで、知的ロスを減らすために、ぷりぷり市の本田すのう市長が立ち上げた『あなたのボツネタ大募集!下書き再生工場』というプロジェクトが注目を集めています。このプロジェクトは、活用されず眠っているボ

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          シュレーディンガーのボツネタ

          『シュレーディンガーのボツネタ』という思考実験は、『シュレーディンガーの猫』のパロディであり、執筆者の悩みや苦しみを描くものです。この実験の舞台は、noteの執筆者である『本田すのう』の『ボツネタ再生工場』です。ここでは、一度ボツにされたネタたちが、記事として復活する可能性を秘めていますが、それは観測(つまり、誰かが記事を読んだり書き直したりすること)されるまでは不確定な状態にある、まさに『シュレーディンガーの猫』状態です。  例えば『猫の正体』というタイトルのボツネタを取

          シュレーディンガーのボツネタ