能登2011~24⑧ため池で団結 「総掛かり」の村おこし 輪島市・金蔵
輪島市町野町の山あいにある金蔵集落は「限界集落のトップランナー」と評されている。64世帯156人(2011年)の里に、歴史や民俗の研究者やボランティアの学生らが頻繁に出入りする。地元の米でつくった酒を、埋蔵金伝説にちなんで「米蔵金」と名づけ、パッケージをデザインしたのは外部の若者だった。
その活動の中心になっているのが、NPO法人「やすらぎの里 金蔵学校」だ。「あなたが先生、私が生徒」「私が先生、あなたが生徒」をスローガンに、住民が知恵をだしあい、さまざまな活動を展開して