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#京都大学ボヘミアン物語 結成40周年記念集会③女人禁制解除
翌日はいったん自宅に車をおきにかえり、13時ごろ出町柳のデルタへ。
ブルーシートをしいてすでに30人ほどで酒盛りがはじまっている。12時すぎに到着した9人はすでに雀荘に消えていた。
そのうち、ボヘハウスにでかけていったヤツが現役ボヘミアン3人をつれてきた。
昨夜ののこりの酒をのませながら、現在の活動について尋問した。
まずは新歓。
「鶏殺〜る」は、新入生のごったがえすなかで鶏を殺して鍋
#京都大学ボヘミアン物語 結成40周年記念集会②家庭崩壊の危機
ボヘミアン40周年記念集会の初日。昼間からビールをあおっていると、ヤマハラが深刻な表情をつくって近づいてきた。
「ねえ、フジャー、ひとつ大事なたのみがあるんだけど……」
どうせたいした話ではない。
「本のことでだれかにバカにされたんか?」と言うと、
じつは……と口ごもったあと、ヤフーニュースにボヘの本の紹介記事があったのを娘が見て……と、話しはじめた。娘はいきなりヤマハラにたずねた。
「
ボヘミアン結成40周年記念集会①
ボヘミアン40周年記念大集会が9月14、15日、近江八幡の国民休暇村でひらかれた。
正午に到着してカヌーをこいでいたらじょじょに集まってきた。
セージ一家が「バーベキューハウス」を開店し、年長グループがはやくも飲んだくれている。
今回最大の功労者は事務局長をつとめた4期生のミズコと事務局次長としてミズコにこきつかわれたオクムラだ。
「フジャーは、カヌーをやりたいやつをのせてやってくれ」
「うんこと死体の復権」
アマゾンの探検家で医師の関野吉晴が監督。
常識をくつがえし、汚いもの、みたくないものを徹底的につきつけられる。なのに見終わったあとは、ある種のさわやかさをかんじる。
伊沢正名は40年以上野糞をつづけ、だれもが野糞をできるように山を購入した。写真家だったが、今は「糞土師」を名のる。うんこをすると、棒に日付と名前を記して目印にして、定期的に変化を観察する。だした直後にハエがたかり、卵をうみつける
指先切断で知った21世紀の傷治療法
鳥取旅行中の7月26日金曜に人差し指の先5ミリほどをバッサリ切断して、医者に電話したら「血が止まっていて腫れていないなら週明けでも大丈夫」と言われた。そのまま旅行を楽しんで帰宅し、3日後にクリニックへ。
「スパッと切れましたねぇ。鋸なんかでギザギザに切れるよりはましですね」
治療は化膿止めをぬって薄いフィルムをまいて、包帯をぐるぐる巻きにして保護するだけ。切断した部分の肉がふくらんでくるのを待
ボヘミアンの夏休み③幻のイワナ「ゴギ」
ボヘミアンの釣り名人ミズコと隊長セージの今回の最大の目的はイワナ釣りだ。なかでもゴギという種類のイワナは、中国地方のみに生息し、背面の白点が頭部にまであるのが特徴という。
岡田先生によると、イワナがいるところにはハンザキはいない。イワナがハンザキの卵を食べてしまうからだ。逆にハンザキのいない川にはイワナがいる。
2日目の夕方と3日目の朝は、ハンザキのいない谷を攻めた。ぼくは左手をつかえない
ボヘミアンの夏休み①オオサンショウウオ
今年はボヘミアン結成40周年。秋の記念大会のプレイベントとして、シマモトが鳥取県日南町でいとなむ「体験民泊 やげ屋」を、セージ(隊長)、ミズコ(釣り名人)、オータ(ねずみ男)の4人で急襲した。
シマモトは学生時代、頭まで筋肉でできているといわれていたが、木こりをしたり、アウトドアの教室をひらいたり、村おこしに参加したり……と、元ボヘミアンでもっともボヘミアン的な人生をおくっている。
「やげ」
問題意識型と地域描写型 能登半島地震で見た記者の2類型
■問題意識型と地域描写型 記者の2類型
能登半島地震がおきて、輪島の友人から尻をたたかれて2月から取材をはじめた。
そのなかで、記者には2種類いると実感した。
問題意識で切る記者か、「地域描写」をめざす記者か。
前者のほうが一般に優秀であることが多い。
珠洲原発計画のあった高屋地区と寺家地区を取材するというのは、ちょっと原発に興味がある記者ならば思いつく(はずなのに朝日と読売は書いて
能登2011-24山が崩れ9人犠牲に 珠洲・仁江を再訪
海藻の取材をした珠洲市仁江町は、能登半島地震で山が崩落し、直下にあった民家で正月をすごしていた9人が亡くなった。
2024年2月、海沿いの国道249号は寸断されているから、山のなかの小道をたどって日本海側にでた。「道の駅すず塩田村」にも、国の重要無形民俗文化財に指定された角花家の塩田にも人影がない。地震による隆起で海岸線は100メートルちかく後退している。これでは塩田に海水をくみあげるのは大変