マガジンのカバー画像

能登2011〜24

13
大地震に襲われた奥能登。地震前の能登の魅力と被災状況と再生の道のりを追います
運営しているクリエイター

記事一覧

能登2011-24 先端のムラ、在来大豆で元気に(珠洲市・横山)

 能登半島の北端ではかつて「大浜大豆」という在来種の大豆が栽培されていた。冬場には豆乳を…

藤井満
4日前
11

能登2011-24 水仙の咲く桃源郷・大西山(輪島市)

 雪がところどころに残る田の畦で、水仙の葉が頭をもたげ、つぼみをふくらませている。人口わ…

藤井満
8日前
7

能登2011-24 日本史をかきかえた網野善彦の原点「時国家」(輪島市町野町)

 輪島市街から20キロ、能登半島の先端にむかった輪島市町野町の曽々木海岸は、板状の岩に直…

藤井満
3週間前
11

能登2011~24⑪里山の生業づくり ケロンの小さな村 孫とともに復興

先生がつくった小さな里山 能登町斉和地区  世界農業遺産(GIAHS)で評価された「里山…

藤井満
1か月前
1

能登2011~24⑩里山の生業づくり ブルーベリーと夢一輪館

無農薬ブルーベリー「町の顔」に  夏、能登半島内陸部の旧柳田村(能登町)を走ると、あちこ…

藤井満
1か月前
1

能登2011~24⑨避難所で生きた漁師の知恵

 2024年元日の能登半島地震で、半島の外浦(日本海側)は最大約4メートルも隆起した。海…

藤井満
1か月前
13

能登2011~24⑧ため池で団結 「総掛かり」の村おこし 輪島市・金蔵

 輪島市町野町の山あいにある金蔵集落は「限界集落のトップランナー」と評されている。64世帯156人(2011年)の里に、歴史や民俗の研究者やボランティアの学生らが頻繁に出入りする。地元の米でつくった酒を、埋蔵金伝説にちなんで「米蔵金」と名づけ、パッケージをデザインしたのは外部の若者だった。  その活動の中心になっているのが、NPO法人「やすらぎの里 金蔵学校」だ。「あなたが先生、私が生徒」「私が先生、あなたが生徒」をスローガンに、住民が知恵をだしあい、さまざまな活動を展開して

能登2011〜24⑦盆灯とかぶらずしで復活した穴水・曽良

地蔵祭りも寒修行も消え、寺は無住に  鏡のように新緑の木々をうつす富山湾の、ひときわ深く…

藤井満
1か月前
4

能登2011〜24⑥珠洲原発とたたかった床屋さん

反原発の闘士、ミュージシャンに  珠洲原発計画への反対運動にとりくんだ理容店主・橋本弘明…

藤井満
1か月前
9

能登2011~24⑤珠洲 祭りがつなぐ伝統の知恵

海中を乱舞する七夕キリコ  珠洲市宝立町の見附島はその形状から「軍艦島」とよばれる。その…

藤井満
1か月前
4

能登2011~24③焼け野原の輪島朝市

行きつけの漆器店も食堂も焼失  2月11日、車で輪島市河井町の中心街にはいると7階建ての…

藤井満
2か月前
7

能登2011~24② 2013年の朝市

 輪島市の中心街は、日本海にむかって南北にながれる河原田川の東側が河井町という中心街で、…

藤井満
2か月前
4

能登2011〜24①集落ぐるみで脱出(輪島市門前町深見)

 2024年1月1日、能登半島を震度7の地震がおそった。私は被災した輪島市に、朝日新聞輪…

藤井満
2か月前
6