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わたしの不妊治療記録

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不妊症の記事まとめ。治療経過というより、感情の記録箱です。不定期更新。
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記事一覧

不妊症#21 仕事との両立って?誰のため?

不妊症#21 仕事との両立って?誰のため?

不妊治療。一年近く続けると、もう影のよう。離れなくなってしまった。



本格的に通院しながら働いた上半期も終わり。
人事考課の季節。

面談で、上司らは良い感じの人参をぶら下げてきた。産休希望だから無責任に取れない、とかは思わなくていいよと話してくれた。
こんな半端者にも頑張る環境をくれるんだな、居ていいんだなと、安心感をもらった。

女上司、不妊治療の解像度激低のド正論で責めてきたときは、ど

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不妊症#20 アイドリングストップ

不妊症#20 アイドリングストップ

不妊にまつわる日記、書こうとして途中の記事が増えている。完成させて投稿したい気持ちもあるのだけど。今、妊活に対するモチベーションが、完全にどこかに隠れてしまった。

休憩、大好きなんですよ。

思えば、センター試験直前の年末が最初の記憶。『SLAM DUNK』を姉が全巻借りてきて、年明けに返すと言うもんだから、正月休み返上で読み切った。
本命の試験前日には、姉の本棚にあった有川浩『キケン』を何とな

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小説『あなたのご希望の条件は』問われた30代

小説『あなたのご希望の条件は』問われた30代

閉館5分前の図書館で、ジャケットだけで選んだ一冊。久しぶりに読み切れて、直感が当たって嬉しい。

会社員のお話が好き。ファンタジーやサスペンスみたいに激しい起承転結はないが、友だちの話を聞かせてもらう感覚で読めるから。

主人公は、転職エージェントとして働くバツイチ40代女性、千葉香澄。仕事ができるのだが、周りから「もっと自信を持って」と言われている。

もし香澄にキャリア相談に乗ってもらって「あ

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不妊症#19 休憩も立派な仕事

不妊症#19 休憩も立派な仕事

最初の記事が2ヶ月前と、note的にはだいぶ駆け足で進捗しました。
実際あなた今どの段階なのよ?となると思うのですが、9月末現在リアルタイムで、凍結胚移植に備えて1周期、卵巣を休めているところです。



休憩しながら人工授精もありですよと言われて、正直かなり迷ってる間に、夫が「いや、休みます」と決断を下した。わたしは元々休息旅行したいとか言っていたくらいだし、今月は夫が忙しかったから、それで良

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不妊症#18 勝った胚盤胞と、笑った者が強いのだ。

不妊症#18 勝った胚盤胞と、笑った者が強いのだ。

以前有名人の方が、独身で卵子凍結済みと発言され、通院先のホームページにもある、社会的卵子凍結。
だけど、卵子だけを凍結することにいかほどの意味があるのか?自分たちの胚培養の結果を聞いたら、たいそう疑問に思ってしまった。
卵子がいっぱいあるかと、受精、胚盤胞まで育って、着床、無事に出産まで至るかは、別問題みたいだ。

その日病院へは夫と二人で。胚培養の結果と、今後の胚移植のスケジュールを聞いて終わり

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不妊症#17 初めての採卵、おーわり!

不妊症#17 初めての採卵、おーわり!

採卵日まで、スケジュールはもちろん、あれこれ出てくる不安を薙ぎ払うのにも忙しかった。

直前の再検査で明らかになったAMHの低下。
採卵2日前になって、張りが減った気がするお腹。
そして、協力と心配はしてくれるけど、いまいち他人事な夫。

どうしようもないことは、事実として受け止める。痛くないのは慣れただけ。自分に言い聞かせる。
夫が他人事なのは勘違いで、むしろ投薬中の不細工な姿を見られたくないだ

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不妊症#16 台風と医師と、採卵直前の漫画オタの讃歌

不妊症#16 台風と医師と、採卵直前の漫画オタの讃歌

忘れもしない、台風10号サンサン。台風も偏西風とかに翻弄されて生きてる側なんだと、人生30年で初めて知った。

台風と採卵

小学生のとき『夢幻伝説 タカマガハラ』という冒険少女漫画が大好きだった。勾玉を拾ってホル・アクティになりたかったし、須佐之男命の運命に泣いて、太陽を見ては天照大神ありがとうと思ったものだ。
だから、これまで散々、神うるさいとか言ってきたが、天気はさすがに神に祈るしかないと思

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不妊症#15 採卵周期のストレスコントロール

不妊症#15 採卵周期のストレスコントロール

採卵周期に入り、通院頻度が増えたのと同時に、所要時間も明らかに伸びてしまった。

んで、まーたこの日も缶詰になってしまった。
3時間半…。いっけなーい、遅刻遅刻!午後から仕事なのに、明らかに間に合わない時間だ。
卵巣過剰刺激症候群予防のため運動しないようにと言われても、走らずにはいられないわ…。

腹が減っては戦ができぬ。
コンビニのパンを引っ掴んで、ポイント付与の権利もかなぐり捨てて会計し、駅の

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不妊症#14 にわか雨の上司と、決着の夏

不妊症#14 にわか雨の上司と、決着の夏

蝉がミンミンと鳴きわめく某日。
5回目の人工授精となった。今回、日取りは自分的にかなりうまく行った。あわよくば精神がじわじわ育っていたが、無視するように、うまく行かなかった記憶をnoteに書き上げては更新した。2週間はあっという間に過ぎた。

結局は、判定前日の昼から、おりものの色が変わり、夜には血が着き始め、もうダメなことがわかってしまった。

翌朝。病院は休診で、今回は自宅で判定。
検査して5

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不妊症#13 理解し合えない夫と進むのだ

不妊症#13 理解し合えない夫と進むのだ

夫が帰ってきた。大きな手で頭をわしゃわしゃしながら、「大丈夫だよ」と何度も言ってくれた。

男女の温度差

夫は切り替えが早い。ひとしきり慰めたら、もう「次だね!頑張るぞ!」と言い出した。

明るく居てくれるのは、ありがたい。悲しみ合っても仕方がないし。ジェンダー的な男らしさで、強がってる部分もあるのだとも思う。
わかるのだが、自分の落ち込み具合とのギャップに、またひとつ悲しくなる。
これ以上、頑

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不妊症#12 じゃない方夫婦になった日

不妊症#12 じゃない方夫婦になった日

FT術後に授かる夫婦の大半は、4回目までに上手くいくという。期待は、ひときわ強くなった。とはいえ、仕事も今日いきなりバンバン休めない。
んもー空気読んでよ、卵巣ぉ。今回も陽性となった翌日に病院へ。処置は少し痛くて、しばらく出血が続いた。それ以外は、前の繰り返し。

判定は平日だったので、一人で病院へ行った。
気合いを入れて臨んだが、
やはり全くの真っ白の空間が広がっていた。

いつもLHサージ陽性

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不妊症#11 費用や制度に思うことと、仕事の話

不妊症#11 費用や制度に思うことと、仕事の話

今は恵まれた時代だなと、つくづく思う。
クリニックには、仲間だろう患者が多くいる。
しかし、仕事や社会に戻れば、治療経験者や、身近にいた人は、まだまだ少数派なんだろう。

手術費用のこと

保険適応の子宮卵管造影とFT手術が、またまた同月だったのは、地味にラッキーだった。実質負担のトータルは10万円いかなかった(※年収を逆算してはいけません)。
通い始めは特に自費の検査も多く、費用がかさんでいたの

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不妊症#10 「お腹に、おるんか?」 家族との付き合い方

不妊症#10 「お腹に、おるんか?」 家族との付き合い方

いつも稚拙なnoteを読んでくださり、ありがとうございます。もう少し書いて現在に追いついたら、一旦通常のnoteに戻って、オタクの話や、ぼやぼやした話がしたいと思っていますので、お気をつけください!

最後のお見舞いは突然に

生理が来て、今週期の妊活スケジュールが出た。通院の合間にアイドルちゃんの遠方ツアー参戦すっぞ!!!!!現地には色々親戚が住んでいるから、ちょうど泊まれるし。
ということで、

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不妊症⑨線が見たい一心で

不妊症⑨線が見たい一心で

妊娠検査薬に出るといわれている、一本の線。排卵時はバチボコに染まるのに、"妊娠"に検査名称が変わった途端に身をお潜めなさる。かれこれ2年近く拝めたことがない。その、短い小さな一本の線が見たいのだ。

この荒野を抜けるための、ただ一つの光明。

人工授精、2回目。

仕事の都合で、陽性となった当日には通院できず、翌日の午前休で向かった。人工授精自体は難なく終了。待ち時間がすごくて、受診から処方受け取

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