こりさ

音楽、漫画、小説、演劇、ゲームすきの社会人。 湿やかな日々のことなど書きます。

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声優への転職に失敗した話。夢は叶わなくても良い。

子どもの頃から、色んな声を出すのがすきだった。 『千と千尋の神隠し』が大ヒットした頃、青蛙の声真似をしていた。隣の部屋にいた兄弟がみんな「ビデオつけてるのかと思った」と言うので、したり顔で他のキャラクターのものまねも極めた。 ピカチュウと光彦が同じ人の声だとお母さんに教えられると、わたしは声優を夢見るようになった。 そうだ、養成所行こうとはいえ、我が家の正義はサラリーマンだったので、声優の専門学校には興味無い振りをして大学に行った。猫被りで内向的なので、極力目立たないモブ

    • 放浪癖と文字とコーヒー

      用事が済んだので、帰りたい。電車は安いけど歩く距離が増えるからバスがいいな。歩くのは寒いしな。でもバス、高いしなぁ。 …なんて考えてたらお昼だ。美味しいお肉を一人で入りやすいお店で焼いてくれないかな。ないか。 じゃあ帰るか。でも、家に帰って解凍した肉を焼く。それは日常の象徴…。嫌だ!まだ一人で外にいたい。今週あったことを整理したいんや。でも、でも、平日のことは考えたくない…… 頭の中で押し問答を繰り広げながら、うだうだ歩く。これがわたしの主な休日の過ごし方になってしまった

      • キラキラネームだって呼ばれたい!

        生後一ヶ月の赤ちゃん。彼らは産まれてきて一ヶ月の間には、一生を共にする名前をもらう。 仕事柄乳児に関わるのだが、今時、単純な音読み訓読みに当てはまらない子が思った以上に多く、びっくりする。 キラキラネーム。戸籍法改正で、あまりに社会通念にそぐわない読み方が来年度から規制されるというが、親心は待ったなしのようだ。 何を隠そう。わたしの名前は、平成初期のマイルドなキラキラネームだ。それだけでなく、苗字も難読。姓名組み合わせると、なかなか奇想天外な字面になる。 自分の名前を漢

        • 時間が吸われるゲーム『Vampire Survivors』

          リアルの友達とみんなで楽しくゲームするのって実は難しい。 実力差のある同士でやると、一人は死にまくり、一人はヌルゲーで眠くなってしまう。対戦だと、ガチガチに計算高いパーティに対して運ゲー脳筋パーティだと、熱い展開は望みにくく、友情に亀裂が入る恐れがある。なんということだ! ちなみにわたしはアクションゲームは死にまくり勢で、ポケモンだけややガチ勢。自分では、どちらの気持ちもよくわかると思っている…。 ちょうど良いゲームを探し求めていたところ、どんなメンバーでも楽しく無限にや

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        声優への転職に失敗した話。夢は叶わなくても良い。

          五年前から届けた手紙

          後輩に呼び出され着いていくと、彼女は泣き出してしまった。OJTの先輩といるのが辛いという。同年代の同僚もおらず、まだ歳の近いわたしに打ち明けてくれたみたいだった。 彼女自身も今時の若者といった感じで、問題はある。だが、わたしも似たような辛い思いをしたことがあるので、放っておけなかった。 ただ、歳が近いと言ったものの、わたしももうアラサー。新卒の頃の悩みなど、正直、とうの昔に忘れてしまっている。 うーん、困った…。 困ったときは、スマホのメモ帳を見てみる。 すると、ビン

          五年前から届けた手紙

          盆に帰る

          友達が地元に帰ってくるのは、なんだか嬉しい。 お盆はそんな嬉しさが積もる。 いつも連絡をくれる友達。 何十年振り!?というくらい突然に連絡が来たかと思えば、不躾にも今から会えないかと呼び出してくる友達。笑 今年もたくさんの友達に会えた。どんなに久しぶりでも、会えば会話は弾んで楽しかった。 最近は、アラサーなりに友達が減ってしまって悲しいなぁと思うことも多い。先輩にぼやいて「そんなもんだよ」と諭されたところ。 関係が切れてしまうことは寂しいし、できるだけ誠実に繋いでいたい

          盆に帰る

          Netflixドラマ『離婚しようよ』を観て結婚を肯定する

          面白くて、仕事終わりの2日間で見切ってしまったー。人生で観たドラマは片手で足りるほどの本数の人間なんですが。ちなみに片手の内容は大体ラブコメばっかりで、今回もラブコメ。 あまちゃんみたいな人気ドラマ女優が妻で、親との合計十四光の世襲国会議員が夫で、そのお互いが離婚したいって話。 全9話の結末は攻めてるというか、今らしいというか。 わたしは少女マンガ脳なので、すきなキャラ同士が好きあってるのなら二人で幸せになってほしいと思いながら観ていた。 二人の生い立ちや周りの環境、政

          Netflixドラマ『離婚しようよ』を観て結婚を肯定する

          実録!錆びついた頭にオイル差す瞬間

          書きたい気持ちが膨らんだり萎んだりを繰り返して、今日はまたその気持ちが膨らんできた。 変化した生活も穏やかに馴染んできた今。 何があったわけではない。 何もないときこそ、何かあって欲しくて自分の心の内を文字にしたいと思う。 …のだが、そこで問題が発生する。 書きたいことはあるが、言葉にならない!!! ら〜ら〜ら〜 らら〜ら〜! 言葉に、できない。 わかってる、わかってる。歌ってる間は大概なんも考えてない。 こんなことでは時が贅沢に過ぎて行くだけなので、書きながら強引

          実録!錆びついた頭にオイル差す瞬間

          『あの花』に感じる、どうしようもない夏

          今年の夏は何が足りないんだ? とずっと思っていた。 マスクで人を遮断する社会で。 こんな狂い倒れるような酷暑の中で。 自由が足りないのか。好きなことが自由に、華やいだ気持ちでできないからだと思っていた。イベントも何もない。変化の少なくなってしまった世の中で、もやもやした気持ちの中過ごすから。 どうしようもないことなんだと思っていた。 でも、少し違った。 春は、別れと出会い。 夏は、春の芽吹きが育ち新緑が萌える。 秋は、文化やスポーツが実る。 冬は、乗り越えれば

          『あの花』に感じる、どうしようもない夏

          伝える、伝わるって難しい。

          爺ちゃんが病気したとき。孫であるわたしたちに病状をLINEで伝えるのがお母さんの役割だった。 わたしのお母さんは看護師だ。 説明にバチバチに専門用語を使ってくる。 それを我慢しきれず、咎めたことがあった。 義理とはいえ親が病気なんだ、色々余裕がないんだろう。悪いな…なんて思いながら。 しかし、その時返ってきた言葉は 「それが一番伝わりやすいと思って…」だった。 本人はわかりやすいと思って話していたのだから、尚更もやっとしたのを覚えている。 確かに同じ看護師の姉には、す

          伝える、伝わるって難しい。

          LINEスタンプ分配額の謎からお金に思い馳せる

          わたしが売っているスタンプは二種類。 4-5年マーケットの片隅に置いてもらって、やっと「デパ地下チョコで自分にご褒美♡」くらいの売り上げ額になった。 あわよくば副業になればいいな〜なんて思っていたが、商売というのはそう簡単に夢を見せてはくれない。しかも、いざ送金申請したとしたら500円程度の手数料が取られるという。手数料のコストはせめて1割くらいに抑えたいので、手元に届く頃にはわたしはきっとお婆ちゃんになっているだろう。 こんな状況だが、営利主義ではないので、 自己満足で

          LINEスタンプ分配額の謎からお金に思い馳せる

          インプットなくしてアウトプットなし

          タイトル、軽快さを求めて「インプットしか勝たん」ってしようと思ったけど、この言い方はやっぱ性に合わなかった。 流れてくるものをそのまま受け入れた結果最近の話。仕事は先輩との分担がうまく行かずモヤモヤ、趣味もスランプで楽しくないし、おまけに長かった梅雨とコロナでこの閉塞感だ。 自由に出歩くのも気が引ける。 勤め先の関係で、周りと判断がズレていっている感覚もある。自分の価値観を絶対とした言葉を浴びせてくる人が辛くなる一方で正論に感じたり、似た判断をする人に安心したり、優しい心

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          ジャンプ、なかよしポケモン。主人公ソングを歌うことの効能

          気持ちが晴れないときは、一人でカラオケに行く。好きな曲を1時間も歌い散らかすと、どんなに悶々とした日でもすっきりした気分で帰ることができる。 履歴からは、選曲とそれが続く曲数とで、なんとなく前がどんな客層だったのかがわかる。 推理されたとてなんの害もないのだが、時にはアニソン→演歌→アニソン→演歌のようにわざと交互に別のジャンルを歌ってみる。さて、前の客が一人だったことがお前にわかるか!?と、後続の仮想敵に対する挑戦状だ。 しかし、その日は本当に気が滅入っていて、一曲を

          ジャンプ、なかよしポケモン。主人公ソングを歌うことの効能

          noteを始めて。無意識を意識化したら気づいたこと。

          内向的で自分の世界があると言われるので、ならば存分に書いてやろう!という反骨心もあり始めたnote。これぞまさにオープンワールド。noteはポエムって良いってどっかのまとめサイトが言ってたもん。 というわけで。 ちまちま書くようになって思う。 長い文章を作り続ける人ってすごい。思ったまま、感じたことを言えばいい短文の世界とはこうも違うとは。 ツイッターだと140字しか書けないし、何かあればリプライしてくれるという前提があるから、気持ちの部分だけ書けば良い。(不思議ちゃん

          noteを始めて。無意識を意識化したら気づいたこと。

          カリンさんは好きなポケモンで勝てるように頑張れって言うけどさ

          我が青春、ポケモン。 わたしのゲーポケは初代版の小学館公式攻略本から始まる。幼すぎてゲームを買ってもらえなかったので、姉のプレイを横から眺めつつ、適宜攻略本を読み上げガイドする役割だった。あと旅の合間のレベル上げ。今思うとひどい舎弟扱いだ。 自分はプレイ出来ないのに穴が開くほどマップや図鑑を見つめ、妄想し、若かりし記憶力を無駄遣いしていた。 小2の頃にやっとお古のピカチュウ版を譲ってもらうと、もう嬉しくて仕方なかった。メモ帳にちまちま151匹のチェックリストを作って、覚

          カリンさんは好きなポケモンで勝てるように頑張れって言うけどさ

          読みたいものを書き溜める場所

          しばしばネットサーフィンをしてしまう。 どうも、「すき!」と思った本や漫画、映画や音楽…あらゆるものに出会ってしまったときこそしてしまうようだ。 大流行しているものより、どちらかというと知名度が低いものとか、マイノリティ気質なものを好きになってしまうたちだ。 同じ感想を書いたブログなんかに行き当たることを期待して、 「そう、それそれ!」と言いたいがために、自分の感想が間違ってないか確認したいがために、言いたいことを代弁してくれる記事を延々と探すのだ。 でも、言いたい

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