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読書録『アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法』
『アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法』
著者 秋元 雄史
東京駅の丸の内北口を出てすぐのところにある丸善本店。言わずと知れた国内随一の本が置かれているその書店の1階にあるビジネス書コーナー、ではなく3階の美術・文化コーナーのところで発掘したビジネス書になります。
真っ赤な表紙のこの本は、アート思考を中心に、現代アーティストたちがどのような考えで作品に挑んでいるのか、そして美術作
読書録『共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界』
本日は最近読んだ本をご紹介します。
『共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界』
著者 宮田 裕章
著者はヘルスケア分野におけるデータサイエンス・科学方法論の教授で、最近ではコロナ感染症対策で厚生労働省によるLINEを使ったアンケート調査とその分析の実施で中心的に活動された方です。
また、NHKの「クローズアップ現代+」等の番組でコメンテーターとしても出演されている方です。
手に取
『データ駆動型社会』
IoTやビックデータ解析、そしてAIという言葉が広く使われるようになって、長い年月が経ちました。
今ではApple Watchのようなウェアラブル端末と呼ばれるIoT機器が一般的に利用されるようになり、それらから派生するデータを使ってビックデータ解析やAIという技術がビジネスで使われるようになりました。
これらの技術は少しずつ幅広い分野で使われ始めていますが、これらの技術が浸透することによって
SNSと表現の自由の制約
インターネットは本質的に自由な空間であるという共通認識があります。そしてそれを表現・言論の自由という形で体現できるアーキテクチャ(構築された環境)として、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)があります。
TwitterやFacebook、Instagram、TikTok等が主なSNSとして知られています。
しかしフェイクニュース等への対策として、SNSのサービス提供者によって、ユー
IT介護 -ITを扱えない人たちの介護-(旧版)
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※こちらの投稿は、2020/12/27の大規模な改版にともなう旧版の保存記事になります。最新は↓
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【書評】『科学技術の現代史-システム、リスク、イノベーション』
みなさん、こんにちは。GW中に早速もう一冊読みましたので、ご紹介させていただきます。
『科学技術の現代史 システム、リスク、イノベーション』
著者 佐藤 靖
本書は1950年代から現在までの科学技術の発展の背景、その構造の変化について論じられた本になります。
この本の特徴としては、ほとんどの記述の対象をアメリカに絞り込んでいることです。1950年代からソ連崩壊までの冷戦期、そしてその後のポスト