タカオ

法学部→SE/20代/カメラ、読書、芸術鑑賞、適度な運動/文章力向上を目指して執筆中/…

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法学部→SE/20代/カメラ、読書、芸術鑑賞、適度な運動/文章力向上を目指して執筆中/趣味関係、映画や本の感想、IT小ネタを投稿していく予定です。

最近の記事

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IT介護 -ITを扱えない人たちの介護-

覚える気がない人の相手をする。それは教えるというものではなく、人の仕事を補助するという介護である。これが『IT介護』という言葉の由来です。(本文の最後より) 今日は最近思っていたことを投稿。 「何もしてないのにパソコンが壊れました」、「添付メールってどうやってやるの?」、「気になったWebサイトを開いたら変なのがインストールされました」etc. noteにアクセスするような人だとこのような質問をされたことを一度は経験したことがあるのではないでしょうか。 パソコンやスマ

    • 読書録『アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法』

      『アート思考 ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法』 著者 秋元 雄史 東京駅の丸の内北口を出てすぐのところにある丸善本店。言わずと知れた国内随一の本が置かれているその書店の1階にあるビジネス書コーナー、ではなく3階の美術・文化コーナーのところで発掘したビジネス書になります。 真っ赤な表紙のこの本は、アート思考を中心に、現代アーティストたちがどのような考えで作品に挑んでいるのか、そして美術作品を取り巻くのビジネスについて紹介されています。 アート思考とはこの本は「アー

      • 読書録『共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界』

        本日は最近読んだ本をご紹介します。 『共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界』 著者 宮田 裕章 著者はヘルスケア分野におけるデータサイエンス・科学方法論の教授で、最近ではコロナ感染症対策で厚生労働省によるLINEを使ったアンケート調査とその分析の実施で中心的に活動された方です。 また、NHKの「クローズアップ現代+」等の番組でコメンテーターとしても出演されている方です。 手に取ったきっかけ私の最近の関心事の一つとして、データの利活用が社会にどのような影響を

        • マカオでスマホを失くした話

          久しぶりの投稿になります。今回は思い出話を一つ書きたいと思います。 香港とマカオ3年ぐらい前の夏に1週間の休暇を使い、香港とマカオへ一人旅をしました。 香港とマカオはこれが初めての滞在でした。 当時の私は、帰りの電車の中でいつも「深夜特急」という小説を読んで空想の旅行に浸っていました。そのため休暇の旅行先としては真っ先に活気ある香港が候補に挙がり、初めての滞在にもかかわらずこれらの地を一人旅の地として選びました。 1週間の滞在はほとんどを香港で過ごすことを予定しており、

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        IT介護 -ITを扱えない人たちの介護-

          『データ駆動型社会』

          IoTやビックデータ解析、そしてAIという言葉が広く使われるようになって、長い年月が経ちました。 今ではApple Watchのようなウェアラブル端末と呼ばれるIoT機器が一般的に利用されるようになり、それらから派生するデータを使ってビックデータ解析やAIという技術がビジネスで使われるようになりました。 これらの技術は少しずつ幅広い分野で使われ始めていますが、これらの技術が浸透することによって社会にはどのような変化が生まれると考えられているのでしょうか。また、日本政府とし

          『データ駆動型社会』

          SNSと表現の自由の制約

          インターネットは本質的に自由な空間であるという共通認識があります。そしてそれを表現・言論の自由という形で体現できるアーキテクチャ(構築された環境)として、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)があります。 TwitterやFacebook、Instagram、TikTok等が主なSNSとして知られています。 しかしフェイクニュース等への対策として、SNSのサービス提供者によって、ユーザーの表現の自由が制約されるという可能性が明らかになってきました。そしてそれに反

          SNSと表現の自由の制約

          2021年の抱負

          皆様、新年あけましておめでとうございます。 昨年、自分が触れたこと、読んだもの、詳しく知りたいと思ったこと等、自分の心の中にあるもの様々なことを少しでも文章にしてみたいという思いでこのnoteを始めました。 まだまだ稚拙な文章ながら、おかげさまで想定以上のアクセス数をいただき、いろいろな方に読まれていることを実感いたしました。 本年も引き続き、noteで表現していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。 さて、今年は次のことに挑戦したいと考えております。

          2021年の抱負

          クリスマス東京

          クリスマス東京

          【書評】『一九八四年』

          今回ご紹介する本はこちら。 『一九八四年』 著者:ジョージ・オーウェル 本投稿の構成としては、本書を取り上げた理由を記載した後、本書の要約を記載しています。 この作品の何に惹かれるのかこの作品はディストピア小説と呼ばれる分類にあり、全体を通してとても雰囲気が暗いものになっています。退廃的な世界の中で、人々との生活には、憂鬱感が満ちており、ウィンストンとジュリアの恋愛模様でさえも絶望感と儚さが漂っています。 しかしながら、1948年の出版当初からイギリスやアメリカで爆発的

          【書評】『一九八四年』

          IT介護 -ITを扱えない人たちの介護-(旧版)

          ------------------------------------------------------------------------------------- ※こちらの投稿は、2020/12/27の大規模な改版にともなう旧版の保存記事になります。最新は↓ ------------------------------------------------------------------------------------- 今日は最近思っていたことを投稿。

          IT介護 -ITを扱えない人たちの介護-(旧版)

          スパムメールの由来

          スパム(spam)。 この言葉、アメリカのHormel Foodsという食品会社が出している缶詰のハムの商品名として世界的に知られた言葉であります。 しかし、ITの世界になると別の意味でも使われます。それはスパムメール。日本では迷惑メールとも呼びますね。受信者にはお構いなしに大量のメールが送られ、メールに返信したり添付のURLをクリックしたものならあとで大変後悔することになるほんとに迷惑なメールです。 さて、今回はこの「スパムメール」は「スパム」が語源になったというお話

          スパムメールの由来

          名作『スイミー』の読み方

          みなさん、こんにちは。 部屋の整理中に見つけた懐かしの絵本について、今日は投稿したいと思います。 『スイミー ちいさな かしこい さかなの はなし』 作者 レオ=レオニ 多くの方が小学生の頃に読んだことがあるのではないでしょうか。 スイミーの物語は赤い魚の群れの中で、唯一黒い魚が、赤い魚の群れがマグロに飲み込まれたことをきっかけに、一人で旅にでます。海ではいろいろな魅力的なものに出会ったスイミーは、マグロを恐れ、岩陰に潜む自分がかつていたような赤い魚の群れに出会います。

          名作『スイミー』の読み方

          【書評】『AIの時代と法』

          本日は最近読んだ本をご紹介します。 『AIの時代と法』 著者 小塚 壮一郎 手に取ったきっかけ知財、技術経営、科学技術政策について学ぶ中で、技術の発展に対して法律が追いついていないのではないかという疑問がありました。特に自分と関わりのある情報通信の分野において、急速な技術の発展がある中で、法がどのように変化していくのか、その全体像を知りたいと思ったので本書を手に取りました。 本書の概要本書では、「法が技術に追いつけていない」という指摘を「法が社会の変革に追いつけていない

          【書評】『AIの時代と法』

          【書評】『科学技術の現代史-システム、リスク、イノベーション』

          みなさん、こんにちは。GW中に早速もう一冊読みましたので、ご紹介させていただきます。 『科学技術の現代史 システム、リスク、イノベーション』 著者 佐藤 靖 本書は1950年代から現在までの科学技術の発展の背景、その構造の変化について論じられた本になります。 この本の特徴としては、ほとんどの記述の対象をアメリカに絞り込んでいることです。1950年代からソ連崩壊までの冷戦期、そしてその後のポスト冷戦期において、アメリカだけでなく、日本、西欧、そしてソ連も当然、科学技術の発展

          【書評】『科学技術の現代史-システム、リスク、イノベーション』

          【書評】『競争力が持続する戦略 技術、イノベーション、知財、そして会計』

          本日は最近読んだ本をご紹介します。 『競争力が持続する戦略 技術、イノベーション、知財、そして会計』 著者 安彦 元 『会計』、『技術』、『イノベーション』、『知財』を一気通貫した本はこの本以外はなかなかないと思います。また、マトリックス型のフレームワークを使い、それぞれの戦略を連結させて解説しているところもこの本の特徴です。 本全体の構成としては、会計の知識等についても触れられていますが、ここでは本書の中核をなしている技術経営(本書第2章)、イノベーション経営(本書第

          【書評】『競争力が持続する戦略 技術、イノベーション、知財、そして会計』