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最後の投稿かもしれない
かすかな意識が残ったので
0327|晴れた鴨川、とベールをかぶった満月
うつ病ではなく躁鬱病ではないかと思っていました。
中国ではうつという病名がついていましたが、日本に来てからもずっとそれで薬を飲んでいました。
最初に疑ったのは私の哲学専攻の元カレで、私も先日、医師に確認を重ねましたが、やはり同じ診断(うつ)をされました。
しかし、私の激しいアップダウンは、その疑問を払拭することができませんでした。
今日会った女の子は、躁鬱病だったと言っていました。
「躁病にな
0322|Lygia Clark|シンガポールの思い出
Lygia Clarkの「Diálogo Óculos」は、先月シンガポール国立美術館で見た熱帯展の作品です。
このゴーグルを2人で装着することで、レンズを回転させ、相手の目と自分の顔の下半分を見ることができます。
2つの身体の物理的な距離と互いのエネルギーによって、そのたびに異なる体験が現れるのです。
その日Dくんと、あのがらんとした展示室の中を行ったり来たりしながら、二人が同時に互いの視野を
0319|恋愛相談をやめよう
私は昔から恋愛に関しては友達のアドバイスを頼りにしています。
ところが最近ふと気がつくと、世の中には恋に落ちて手も足も出ない人が多いようです。
フェミニストの本をたくさん読んできて、結局、平等な関係なんて、あり得ないということに気がつきました。性別は関係ありません。
先日、ある社会学者の講演を家で聞きました。彼女は研究の結果、すべての愛は錯覚だとわかったと言っていました。
錯覚であっても、幻覚であ
Frida Kahlo|フリーダ・カーロの手紙
Providenceの最終日、散歩の途中で図書館を通りかかりました。
棚と棚の間を歩いていたら、私の愛してるFrida Kahloの手紙集が目に入りました。
手を伸ばすと、静かな土曜日の午後の空気の中に細かい埃が舞い上がっていました。
それで二階の廊下の空いているソファを探して、最初から最後まで読んでみると、暗くなった古いドームの下に座って涙を流していました。
おそらく、彼女の愛があまりにも重
「中国人彼女、日本人彼氏」のある日常の断片
昨夜久しぶりに、アメリカに来てから初めて飲みに行きました。川沿いの小さなバーで、「death of common sense」というカクテルを註文しました。
常識の死です。
日本語には「非常識」という言葉があります。
一見、似たような二つの表現ですが、「反抗心」と「礼儀を尊重しないこと」を真逆な意味をします。
後者は、明らかに日本的な非難です。
私も、その両者を引きずっている状態です。
伝統的な価
爆発前に抱きしめてください
アメリカ時間では中国の新年、大晦日です。
CCは料理を作り、REはケーキを作ります。
YHと座って食事を待っていて、私たちが実存主義の話をしていると、CCがソファーの後ろから、「魚は油で揚げるのか、蒸したものにするのか」とたずねてきました。
私とYHは笑いました。彼女はこう言いました:これが人生です!
そして今、リビングルームにいる五人のうち、四人が精神科の病者です。
私たちの話題の一つは:様々な
時差と電話の間の夢遊病
昨日はアメリカに来てから一番旅行らしい日でした。
CCと一緒に海に行って、The breakersを観光しました。
バスの後部座席は揺れていましたが、道は広くまっすぐでした。
曲がりくねった日本に比べて、欧米の道路はいつまでも道に残っているような錯覚に陥ることがあります。
CCは、成績が優秀だった上に先天的な難聴があり、いじめの対象になった子ども時代のことを話してくれました。
精神的孤立から身