国際カップルの京都暮らし|久しぶりのツーショット
木曜日の朝、彼の試験に付き合うため、郊外へ向かうことになった。こんなに早く起きるのは本当に久しぶりだ。京阪電車の中で慌ただしく動く人々を眺めながら、なんとなく自分がまだ恵まれているように感じた。寝不足で目が重いけれど、駅近くのカフェでのんびりと朝食をとることができるからだ。
時間はまだ9時40分。カフェの開店は10時。店の前で待っていると、炎天下の中、青空と白い雲の下を電車が次々と駆け抜けていく。その光景に少し目眩がしながらも、またあの疑問が胸に湧き上がってきた。「人として