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「中国人彼女、日本人彼氏」のある日常の断片

昨夜久しぶりに、アメリカに来てから初めて飲みに行きました。川沿いの小さなバーで、「death of common sense」というカクテルを註文しました。
常識の死です。
日本語には「非常識」という言葉があります。
一見、似たような二つの表現ですが、「反抗心」と「礼儀を尊重しないこと」を真逆な意味をします。
後者は、明らかに日本的な非難です。
私も、その両者を引きずっている状態です。
伝統的な価値観の教育システムと自分の反骨です。
フェミニストの本をたくさん読んできた恋愛至上主義者、とよく自嘲気味に言っていました。
滑稽な衝突です。

昨晩はバーで様々な人種と一緒に踊りました。
汗びっしょりになって、
「これからも、こうやって思い切り踊って、精いっぱい愛して、死ぬまで生きていこう」と自分に言い聞かせました。

ところが先程まで、短い眠りの中で、果てしない悪夢に目を覚ました。
一人で波に流されて無人島に着いた夢です。
なぜか、涙を流しながらEメールを開けて、私はただ日夜一通の返事を待ち望んでいました。

一人で忙しくても、手紙を書く時間がないなんて、そんなことはないでしょう。

悪夢を見たとlineしました。
「大丈夫?」と返事しました。
そして、跡形もなく消えてしまいました。

彼は忙しいに違いない忙しいに違いないと自分に言い聞かせました。

友達は「彼はサンのことを大切にしていません」と言いましたけど。

それが真実かもしれません。
昨日、このページを彼に送りましたが、この日記を見ても、彼は眉をひそめるだけかもしれないと思いました。
喧嘩をしている時に、「どんどん嫌いになった」と言っているようなものだ。

民族の違いによる恋愛の仕方の違いなのかどうかはわかりませんが、彼は私に悲しみや弱さを打ち明けてくれません。
日本語の「仮面」には、日本人の忍耐力もある程度反映されているのかもしれません。
しかし、私の考えでは、最も親密な関係というのは、お互いの最も内密な部分に触れあって、たとえ抱き合って泣いたとしても、二人で無理矢理笑っているよりは、ずっとすっきりするものではないでしょうか。

My little airport が新曲を出しました

「離開他等於同時
離開了歡笑與煩惱
一邊想去無人的島
根本沒有這張地圖」

朝の悪夢の中では、無人の島に追放されていました。
喉にひっかかったのは、本当に私のことを愛していますか?

なぜそんな無意味で色消しな仮説を立てたがるのか、私のプライドはどこに行ってしまったのでしょうか。

それでも、多くの疑問は、答えを信じていないからに過ぎません。

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