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お気に入り記事(他者さん):橘エリー

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橘エリーの橘エリーによる「他者さんが書いた」記事
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#精神疾患

本当の「うつ」から抜け出すと、全然違うよ。

本当の「うつ」から抜け出すと、全然違うよ。

「元気!!もう治ったんだ!!」って思う時。それは良くあって、その次の週、なんなら次の日とかには激鬱だ。だからいつしか私は「元気だ…ということはこれからまた鬱が来るんだ…」と思うようになった。
全部、今考えたら症状だ。でもその頃の私に、何も悪いことはなくて、むしろ「激鬱を耐え抜いてくれてありがとう」と褒めたい。

本当の「うつ」を抜け出すのは、このような「もう元気!治った!!」というような状態ではな

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鬱に戻らないためならなんでもやる。

鬱に戻らないためならなんでもやる。

鬱が良くなってから約半年が過ぎた。
私は鬱が完治したと思っていたのだが、
先生曰く、双極性障害Ⅱ型の躁状態になっているだけ、とのことだ。
治ってなくても、なんでもいいが、
あの苦しい鬱に戻るのだけは絶対に嫌だ。

なので、鬱に戻らないためなら、なんでもうやる覚悟でいる。
鬱にならないなら太っても構わない。

とにかく自分が「楽しい」という感覚を保てるように、
また、ストレスを感じることからは極力逃

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複数の精神疾患持ちは症状が連鎖する

複数の精神疾患持ちは症状が連鎖する

これは個人的な体験に基づいた意見です。
専門家ではないのでご参考までに。

自分は複数の精神疾患を持っている。

とある職場にトラウマがある。

その事を相談窓口に話をしに行った出来事。

まぁ書類の書き方だけだし、大丈夫だろう。

と思っていた。

しかし、職場環境の事を聞かれ思い出して伝えた。
胸がドキドキしていた。動悸がしていたのだ。

相談が終わった後、

歩くたびに動悸がして立ちくらみが

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くもりのちはれ、躁のち鬱

くもりのちはれ、躁のち鬱

長く続いた鬱が終わった。
わたしは春のはじまりである3月〜4月は体調を崩しやすく、例年通り今年もひどい鬱状態に陥った。自分はこの時期に落ち込みやすいということもちゃんと自覚していたし、それなりに心構えもしていたつもりだったけれど、それでもだめだった。
希死念慮にすべてのエネルギーを吸い取られ、一日中横たわっていることしかできない毎日。起きている間は「死んでしまえ」「なんで生きているんだ」「早く死ぬ

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【鬱】生きるのは辛い、死ぬのは怖い。

【鬱】生きるのは辛い、死ぬのは怖い。

現状から逃れたいという思いが根底にあって、
その手っ取り早い手段として“飛び降り”を考える。

それでも、生死に関する別の感情が同時発生する。

「もう消えてしまおう」と思っても、すぐ、
「迷惑かかるかな」「まだやれるかな」と思う。

「もう終わりだお先真っ暗、生きてても辛いだけ」
と絶望の感情からくる言葉を吐いてすぐに、
「もしかしたら今後は良くなるかも」という
未来に対する一縷の望みが芽生えて

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死にたがらない自分に慣れてない

考えすぎて苦しくなること
バイトや学校に死ぬ程行きたくないこと
止めたくても止まらない涙
眠れずに迎えた早朝に見る朝日
震える手で持ったカッターで自分の身体を一心不乱なフリをして切りつけること
「いっぱい飲んだら治るかなと思って」とか馬鹿みたいな言い訳しようって思いながらODすること
自分含め全員が敵だと思ってしまうこと
文字を打つ指が追いつかない程とめどなく溢れ巡る毒性の思考
分かってもらいたい

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双極性障害Ⅱ型になるまで歩んできた道 その3

双極性障害Ⅱ型になるまで歩んできた道 その3

どうも!モドリッチ@UPPERです!
今回で双極症になるまで歩んできた道シリーズは最後になります。
この記事の最後の方には自分がこのシリーズを通じて皆様に伝えたいことが書いてあるので、是非最後まで読んでください。
むしろ最後の方を読んでください!!笑
では最後までお付き合いお願いします!

1社目退職後の自分

前回、1社目の退職まで書きましたが、その続きです。
9月に退職してからは、ひたすら寝て

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死にたい←じゃあ死ねば?について

死にたい←じゃあ死ねば?について

死にたい。

そう言うと、じゃあ死ねば?
早く死ねば?と言う人がいる。

面と向かって言ってくる人はなかなかいないかもしれないが、主にSNSでの話だ。

確かにそれはそうだ。
早く死んでしまえれば、この鬱々とした状況から解放される。

伊達や酔狂で言ってるわけじゃない。
本気で死にたいと思っている。

…が、そう簡単には死ねないのだ。
死にたくても死ねないから歯痒い気持ちになるのだ。

死ぬのが簡

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「親を許せば楽になる」とかいう人へ【毒親】

「親を許せば楽になる」とかいう人へ【毒親】

今日は、「親を許す」ということについて、今現在の考えを綴っていこうと思う。

まず、私の親は「毒親」である。父や妹と会話をすると「お前は悪影響だから」と怒られた。祖父の存在を無視して生活しなければ、殴られた。39度の熱があっても学校に行かされた。小学校で作った「母の日の手紙」を目の前で破られた。閉鎖病棟に入院するまで追い詰められた私に、母は怒ってこう言った。
「あんたが死んだら、誰が私の老後の世話

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大好きなものを嫌になる時があってもいい

大好きなものを嫌になる時があってもいい

どうやら友達が鬱っぽい。
多動だったり常に考え事をしていたりで、ADHDやらHSPやらどうだのこうだのと悩んでいるらしい友達。
明日からまた一緒に伝統技術を学ぶ旅に出かける予定だったのですが、不調だそうで、「伝統技術、疲れたかも…」とラインが来ました。

好きなことに興味が持てなくなる。意欲が低下する。

友達も私と同じく波があるタイプっぽいので(他府県の子で仲良くなったばかりだからまだよく分から

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この世界の端っこの鍵のついた部屋のお話。

この世界の端っこの鍵のついた部屋のお話。

誰にでも「嫌いな音」というものは、あると思う。特にトラウマや精神疾患を持っている人は、怒鳴り声や人混みの中のざわざわなど、様々な「できれば避けたい音」があるのではないだろうか。私にも、ある。ある日までは、1番嫌いな音は、「母が自室に近づいてくるスリッパの音」だった。子どもの頃から、夜寝ている時もその音を聞き分け、「何をされるのだろう」と震えていた。

そんな私が今1番嫌いな音は、閉鎖病棟で隔離され

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私が「生きている」理由

私が「生きている」理由

※はじめに言っておくと、この記事は自分を励ますためのものだ。「生きる」ことを推奨するものでも、反対のことを推奨するものでもない。

私が初めて人生に終止符を打とうとしたのは、中学2年生の夏休みの終わり頃のことだ。学校のことや家族関係でボロボロだった私は、毎晩「明日がきませんように」と祈っていた。実行するのは、怖くもなんともなかった。ただ、「あぁ、自分はここまで病んでしまったんだな」と思った。

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生まれてきたことにもう耐えられない

生まれてきたことにもう耐えられない

「どうしてそんなに優しい頑張り屋のあなたはいつも自信無さ気に影に隠れてしまうの?」

「どうしてそんなに人の足を引っ張って傷つけながら利用してでも自分をよく見せようとするの?」

相反するものたちがこの世を這っている

入院中、承認欲求や自信について考えることが多かった。退院した今もだ。

強気な人々に淘汰されて居場所を失う人を見ていると悲しくて耐えられない。

そういった人のことをよく見ていると

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うつ状態のときに言い聞かせたいこと

うつ状態のときに言い聞かせたいこと

みなさん、うつ状態はどのくらいの程度でしょうか。
人によって感じ方・症状はそれぞれで、
なかには記憶にない方もいるのではないでしょうか。
そんな私も断片的にしか記憶はありません・・・。

一方で躁はなんでもできそうな気持ちになりませんか?
私の躁状態は周りからみても
テンション高いな
よく仕事してるな
家事やりすぎ
みたいです。
入院するほどではないですし、当の本人は何も気にしていません。

躁が

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