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うつの一番恐ろしいところは自分がおかしくなっている自覚が出来ない事

症状が酷い時の思考回路まとめ。

当事者の方や身近に当事者がいらっしゃる方のご参考までに。
私がこうだったという話なので全員に当てはまるわけではありません。




何をすれば良いか分からない

息抜き(休憩)をした方が良いけれど、ぼーっとしていても段々苦しくなってくるのでとりあえずyoutubeを開いて動画を見ようとする。

でもサムネもタイトルも目を滑り、頭に入ってこない。
視界には映っているけれど、何を見ているのか分からない。
何を見ればいいのか分からない。

結局サムネを眺めただけで終わる。
要するに全く何にも集中できない。

好きな漫画を読むことも小説を読むことも億劫。
何なら日常生活も億劫。
食事も入浴もしたくないと思った。
家事って思ったより考える事多いんだなと思った。


自分がこの世で一番価値が無いと思う

脳が勝手に何でもかんでも何かしらの理由を付けて、自分の存在を貶めようとする。
生きる価値が無いと感じる。

気力が落ちることで体力も落ちるので一日生きているだけで夕方には疲れ果てることが拍車をかける。
こんなことすら出来ないのか、と。
自分は生存に向いていないと思う。


周りで起きていることが全部自分のせいだと思う

呼吸をしているだけで罪を犯しているような気さえしてくる。
何もかもが自分のせいに思えてくる。
自分が周りを不愉快にしているのだと。
親にも、作る子ども間違えさせてしまったなと。全然そんなこと言われていないのに。

これは今でもそんなに治っていないかも。
いうて本当に色々と自分のせいだしな、と考えている。
でも、流石に考えすぎか? と思える時もあるから、ちょっとマシ。


鬱病の三大妄想(罪業妄想・心気妄想・貧困妄想)というのがあるらしいですが、これは罪業妄想に当てはまるんでしょうか。

尚、私は罪業妄想(自分が罪を犯したと思い込む)以外に心気妄想(自分は病気だと思い込む)の症状も明確にありました。


自分が糖尿病だと思い込む

上記の続き的な感じになりますが、本気で自分が糖尿病にかかったと思い込み、内科まで行きました。因みに普通に帰されました。そりゃそう。

当然これにはろくな根拠がありません。妄想なので。
動悸や眠気、逆に夜寝付けない事等、全部糖尿病になったからだと思いました。

なんで糖尿病だったのかは分かりません。
大学卒論のためになまじ勉強してしまい、各ある病気の中でも特に恐れていたからかもしれません。


自分の思考回路が極端になっている自覚が無い

本題。
上記の思考回路、客観視すると大概だなと思えるけれど、渦中にいる時はこれが病的だと思うことが出来ない。
マジで。

周りに指摘されて「私はおかしくなってなんかいない!」と逆ギレしたこともあった。
最低すぎる。恥にもほどがある。




私が一番鬱病の症状が酷かったのは休職していた時期、それから今年の1月末~2月頃でしたが。
この時期は結構な勢いで思考回路狂ってたなと思います。今なら思えます。

こういう時期は下手に他人と関わらない方が良いと思われます。
人間関係を壊しかねないし、仕事も失いかねません。

でも「自覚できない」が本当に厄介で、このせいで手遅れになったりもするんですよね。


周りに精神疾患の知り合いがいらっしゃって且つどうすればいいか困っている方は、病院に相談してください。
もしくは多少距離を置くことも自身を守るために大切かもしれません。

共倒れだけはしないでください。



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